2021年03月29日公開
2022年11月10日更新
【約束のネバーランド】アニメにはユウゴが登場しない?原作漫画との違いを考察
「約束のネバーランド」のアニメ2期には、ユウゴが出てこないと炎上しています。今回はそんな約束のネバーランドのアニメ2期について、原作漫画との違いや、ユウゴ不在による影響などをまとめて紹介しています。オリジナルのエピソードがあまりにもひどいと炎上しているアニメですが、どれほど違うのかを知っていけばその理由を理解することができるはずです。ネット上の感想や評価についてもまとめています。
目次
約束のネバーランドのユウゴとは?
感動のフィナーレを迎えた約束のネバーランドですが、テレビアニメの2期がひどいと炎上しているようです。今回は、約束のネバーランドに登場する人気キャラクターの一人であるユウゴについて、原作漫画とアニメの違いについてを紹介します。ファンにとってはかなり落胆する展開となったテレビアニメですが、果たしてどれだけ内容に違いがあったのでしょうか?ひどいといわれる詳細についてもまとめています。
約束のネバーランドの作品情報
約束のネバーランドは、2016年から2020年まで週刊少年ジャンプにて連載されていたダーク・ファンタジー作品です。原作を担当しているのは白井カイウ先生、作画を担当しているのは出水ぽすか先生です。
約束のネバーランドの概要
コミックは全20巻が刊行されており、担当編集者も20巻以内に終わる作品という構想のもとに連載されていました。実写映画化や海外ドラマも制作されているなど、幅広いメディア展開を見せている大人気作品です。
約束のネバーランドのあらすじ
グレイス=フィールドハウスでは、「ママ」と呼ばれる院のシスターと孤児たちが平和な生活を送っていました。子供たちは特殊な勉強とテストを受けながら育てられ、6歳から12歳までの間に養子に出されることとなります。ある日、エマとノーマンは里親が決まったコニーの忘れ物に気がつきます。禁じられた「門」へ向かった二人は、そこで食肉として出荷されていくコニーの死体を目にしたのです。
ユウゴのプロフィール
ユウゴは28歳の男性で、エマたちがシェルターで出会った人物です。始めは名前を名乗ることをしようとせず、「オジサン」と呼ばれていました。認識番号は「ETR3M8」で、落ち着いているように見えて子供相手にムキになるような一面も見せています。ストーリーの中でもかなり重要な役割を担う人物でもあり、狙撃の名手であることも判明しています。彼がアニメに登場しないことで、あまりの違いにひどいと炎上してしまいます。
約束のネバーランドのユウゴはアニメに出てこない?炎上した?
約束のネバーランドのアニメ2期がなぜ炎上してしまったのか、原作を知らないファンは気になったはずです。続いては、ユウゴは本当にアニメに出てこないのか、登場の可能性に関する伏線などについてを順番に紹介します。人気が高いキャラクターというだけではなく、エピソードもファンの間では人気がありました。
ユウゴはアニメ2期に登場しない?原作漫画との違いは?
約束のネバーランドの原作では、エマたちがシェルターに入ったところで、謎のオジサンと出会うシーンが登場します。しかし、アニメではシェルターの中には人の姿は見当たりませんでした。この時点で不安を覚えたファンも少なくなかったようです。原作に比較的忠実に描かれていた1期とは異なり、2期はこの時点で大きく違いが出てきています。
ユウゴがアニメ2期に登場する可能性のある伏線
原作と違いがあるとはいえ、今後登場する可能性はゼロではないと予想した人もいたはずです。ストーリーの流れに違いはあるものの、重要なキャラクターの一人が出てこないはずがないと思われていました。続いては、約束のネバーランドのアニメ2期にユウゴが登場する可能性について、シェルターに残されていたいくつかの伏線と共に考察していきます。
シェルターにあったクッキー
前述の通り、エマたちがシェルターにやってきた時点で、彼の姿はどこにも見当たりませんでした。しかし、本来ユウゴがいたとされる部屋のテーブルの上には、クッキーの入った缶とコーヒーカップが残されていたのです。もしもアニメに出てこないのであれば、わざわざ描写する必要はないものと考えられます。もしくは、別のキャラクターがいた設定で、大きく違いのあるエピソードになる可能性もありそうです。
壁に刻まれたHELPの文字
シェルターの壁にHELPの文字が刻まれているのは、原作と同じ要素です。ただし、大きく「HELP」と書かれた箇所には、原作では「Poachers」と書かれています。これは密猟者を意味しており、エピソードとしても重要な言葉です。これが変更となったのは、大きな意味を持ちそうです。
約束のネバーランドのユウゴがアニメに登場しないとどうなる?
もしもユウゴが本当に出てこないことが決定した場合、アニメはどうなってしまうのでしょうか?続いては、アニメ2期にユウゴが出てこない場合の約束のネバーランドについて、順番に考察していきます。重要なキャラクターとされているだけあって、その後の展開に大きく関わってくる人物です。彼の不在で、どれほどの違いが出てきてしまうのでしょうか?
考察①ルーカスは?
約束のネバーランドにユウゴが出てこないことが決定した場合、ルーカスの登場も無くなる可能性がかなり高いと考えられます。オリジナルのエピソードになってルーカスのみが登場する、という展開も不可能ではないはずです。しかし、そうなれば二人の感動の再会シーンもカットされることとなります。作中の大きな見せ場のひとつともいえるエピソードを、削る理由はないはずです。
さらに、ルーカスとエマが出会うことによって、人間の世界に通じるエレベーターを発見するというエピソードも登場します。物語のラストに関係してくるような、重要な鬼の存在もあるのです。ユウゴとルーカス、どちらか単体のみで登場するとは考えにくいのではないかと予想されています。
考察②ゴールディ・ポンドは?
もしもユウゴが出てこないとなれば、ゴールディ・ポンド編自体が全編カットされてしまう可能性も出てきます。そもそも、ゴールディ・ポンドという場所までの案内役となっているのが、ユウゴ自身なのです。彼の仲間に関連したエピソードにも深く関わってくる場所であり、そこで出会う新たな仲間たちも登場します。知性のある鬼と、エマたちが直接対決をする重要なシーンも含まれているエピソードでもあります。
ゴールディ・ポンド編では、食用児たちが外の世界でどれほど過酷な環境で生活をしているのか、実際に感じ取れるエピソードでもあります。このエピソードをカットすることによって、エマたちの戦う世界が一気に狭くなってしまうようにも感じられます。鬼の脅威や必死に生き延びようとする食用児たちの姿を描いたゴールディ・ポンド編をカットするのであれば、ひどいと炎上してしまっても仕方がないことなのかもしれません。
考察③GFハウス以外の農園情報は?
ゴールディ・ポンド編がカットされる場合、エマたちが脱獄をしてきたグレイス=フィールドハウス以外の農園に関する情報が、得られないことになってしまいます。原作を読んでいる人であればわかるポイントでも、アニメしか視聴していない人も多いはずです。そうした人たちにとって、あの世界の中にある農園はグレイス=フィールドハウスだけということになってしまうのです。
グレイス=フィールドハウスから人間の世界へ行くという物語では、約束のネバーランドという作品が一気に小さな世界の出来事のように見えてしまいます。そうならないためにも、ゴールディ・ポンド編はもちろん、ユウゴの存在は物語にとって欠かすことのできないものだとわかるはずです。
考察④鬼の世界に潜入しながら探りを入れていたシーンは?
約束のネバーランドの原作漫画では、鬼の世界に潜入をして情報を探るというシーンも見られました。しかし、これらのシーンもカットされてしまう可能性が浮上しています。ここで得た謎が、後に新たな約束を交わす場面で必要となってくるのです。けれど、潜入シーンも出てこない場合には、新たな約束を交わすということ自体が無かったことにされてしまう可能性も高くなってくるのかもしれません。
考察⑤ノーマンのいたラムダのシーンもカット?
カットされるのではないかと予想されるシーンが多く、あまりの違いがひどいと炎上するのも頷ける約束のネバーランドのアニメ2期です。カットされるのはそれらのシーンだけではなく、ノーマンがいたとされるラムダでのエピソードもカットされる可能性があります。ゴールディ・ポンド編で出会うアダムというキャラクターがいますが、GP編がカットされる場合、アダムの存在も無かったことにされてしまうかもしれません。
ノーマンたちが苦しんでいる副作用に関して、解決策を見出せるのがこのアダムの存在でした。しかし、アダムが登場しないのであればこれらの問題を解決する策を別に用意する必要があります。もしもこれらのシーンがすべてカットされ、原作とはまったく違うストーリーが展開していくのであれば、ひどいと炎上してしまうのも理解できるはずです。
約束のネバーランドのユウゴは死亡した?
約束のネバーランドのアニメ2期には出てこないと炎上してしまったユウゴの存在ですが、原作では死亡したと話題になっています。続いては、原作漫画の約束のネバーランドについて、彼は本当に死亡してしまったのかという情報を紹介します。人気の高いキャラクターでもあったので、本当に死亡したのであれば悲しむファンは多かったはずです。エマの見た彼の夢についても併せて紹介します。
考察①エマが見たユウゴの夢
敵の襲撃によって仲間が2人も死亡してしまい、シェルターに残したユウゴとルーカスを心配するエマは、判断を間違えたのではないかと悔いていました。そこに、突然ユウゴが姿を現します。エマは喜びますが、彼は「自分の判断を信じて前へ進め」と言いました。一緒に世界を変えるのではないのかと問うエマに、彼は謝罪します。その瞬間、エマは今目の前にいる人物は本物ではなく、夢なのだと理解しました。
考察②ユウゴは死亡した?
エマたちを逃がすために、ルーカスと共にユウゴはシェルターに残って戦っていました。過去の回想を挟みながら、二人のいるシェルターは爆発してしまったのです。死亡したユウゴの前には、かつて鬼によって殺されてしまった仲間たちの姿がありました。爆発によって死亡した彼は、仲間たちの待つ世界へと旅立つことができたのです。
約束のネバーランドの2期はひどい?感想や評価を紹介
原作とは違いが大きすぎてあまりにもひどいと炎上している、約束のネバーランドのアニメ2期です。続いては、実際にアニメを視聴したという人の、感想や評価についても少しだけ紹介します。原作を知る人はもちろん、アニメのみを視聴していた人も違和感を覚えるような内容になっていました。
約束を結び直すための代償がエマの記憶じゃなくて2期の完成度だったんだよきっと#約ネバ
— mow (@mooooo_122) March 25, 2021
原作では、1000年前に交わされた約束を結び直すための代償として、エマの記憶が奪われてしまいました。しかし、アニメの完成度があまりにもひどいものであったことから、そちらが代償とされたのではないかとの意見もありました。それほどまでに、ひどい違いのある内容だったようです。
『約ネバ』アニメ2期最終回。
— テネラニ (@romanella0001) March 25, 2021
まさか"約束"や"王と五摂家"という何話分にもなる題材をチラ見せで終わらすとは。
結局イザベラの感動も薄っぺらくなっちゃったし、
ここまで原作軽視してアニオリでいくなら、しっかりとしたアニオリで最後までまとめてほしかった。
エピソードの大幅なカットや改変が多すぎたために、原作を軽視していると感じたファンも少なくなかったようです。ゴールディ・ポンド編のキャラクターが登場することを楽しみにしていた人も多かったはずですし、炎上してしまうのにはそれなりの理由があるということを理解できそうです。
原作勢を舐めてるな、汗
— はるちゃん (@snoman_luv) March 25, 2021
GPとかもっともっと色んなことがあったから最後の最後に涙で終われる作品なのに、ダイジェストで終わらせるだと????
アニメ勢の皆さん。原作を読んでください。本当は最初の1巻からがオススメだけど、2期からでいいです、どうか原作を。。#約束のネバーランド #約ネバ
ゴールディ・ポンド編などが大幅にカットされただけではなく、エマが約束を結び直すシーンなど、ダイジェスト形式であったことに不満を感じたファンも多かったようです。特にラストは駆け足であっただけに、構成がひどいと感じた人も少なくなかったのかもしれません。
#約束のネバーランド 2期総括
— くりきんデカ (@Founderscolor) March 26, 2021
原作を改変しスケールダウン感がありましたが、個人的には楽しめました!
皆が救われた幸せな世界線の #約ネバ
でも…もしも!リメイクで原作準拠の約ネバが見られるならとても嬉しい!
何年も待ってます!
何はともあれ制作陣の方々お疲れ様でした! pic.twitter.com/LcFQBQsdcV
原作の展開とは異なり、救われたキャラクターもいたために、原作とは別のものとして楽しめたという意見もありました。しかし、それでも原作に準拠したストーリーを見たいと感じてしまったようです。原作準拠でリメイクされるのであれば、視聴したいと思うファンは多いのではないでしょうか?
約束のネバーランドのユウゴがアニメに登場しない?まとめ
ユウゴが出てこないことで、違いがひどいと炎上した約束のネバーランドのアニメ2期についてを紹介しました。比較的原作通りに1期が進行していたことによって、余計に不満を抱えた人も多い結果となったのかもしれません。その違いがどれほどのものであったかは、原作ファンからの炎上の度合いを見れば明らかです。
オリジナルのエピソードとして、3期が制作される期待はかなり薄いと考えられます。炎上してしまうほどひどい内容であったことは残念ではありますが、今後ゴールディ・ポンド編を劇場版として制作するといった可能性もゼロではないかもしれません。これまでアニメしか視聴していなかったという人は、この機会に原作の約束のネバーランドを読んでみてはいかがでしょうか?