【ダイの大冒険】ゴメちゃんの正体とは？活躍シーンや最後の悲しい別れも紹介

ゴメちゃんとは、週刊少年ジャンプで連載された人気漫画作品「ダイの大冒険」に登場したキャラクターです。主人公ダイの友達として、一緒に冒険してきたゴメちゃん。ここでは、ダイの大冒険のゴメちゃんの正体や最後を紹介していきます。

ダイの大冒険の作品概要を紹介していきます。ダイの大冒険は、1989～1996年の間週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品です。世界的な大ヒットゲーム「ドラゴンクエスト」を原案とした漫画作品ですが、ストーリーやキャラクターはオリジナル設定となっています。ダイの大冒険は1991年にテレビアニメも放送されており、2020年もアニメ新作が放送されています。

ダイの大冒険のあらすじを紹介していきます。ダイの大冒険の主人公・ダイは、デルムリン島というモンスターしかいない島で、平和に暮らしていた少年です。ある時、魔王が復活した影響で、島のモンスターが皆凶暴になってしまいます。ダイは勇者アバンに助けられ、冒険の旅に出ていく事となります。

ダイの大冒険に登場し、可愛いマスコットキャラクターのような存在として人気を集めていたゴメちゃん。ゴメちゃんはダイの冒険に当初から同行しており、ダイの可愛い友達としてデルムリン島から一緒にいた存在でした。ダイの大冒険では、初めのころはゴメちゃんの正体は謎に包まれていました。ゴメちゃんの正体は、「ゴールデンメタルスライム」という、ただの珍しいスライムでモンスターだと考えられていたのです。

ゴールデンメタルスライムだと思われていたゴメちゃんですが、ゴールデンメタルスライムだとしても、世界に一人しかいない珍獣と言ったレアな存在として扱われていました。生きている宝石とも評されていたゴメちゃんでしたが、ゴメちゃんがあまりに珍しいので狙われてしまう事もありました。ダイの大冒険に登場したニセ勇者一行はゴメちゃんを王様に献上するために誘拐していました。

はじめは正体不明の存在だったゴメちゃんですが、度々不思議が現象を起こす事があり、「何か特別な力がある」事は示唆されていました。そんなゴメちゃんなのですが、正体が明かされるまでは、ほとんど戦闘能力が無いために、マスコット的なキャラクターとして扱われてきました。同じくダイのパーティーに最初のころから参加しているチウに、獣王遊撃隊にスカウトされていたゴメちゃん。

チウとゴメちゃんは共にコメディリリーフなキャラクターとして、ギャグシーンでも活躍していたキャラクターです。よく一緒にいたチウとゴメちゃん。ゴメちゃんはいつでもチウの命を守るという条件で、獣王遊撃隊に入っていました。

ダイの大冒険に登場するゴメちゃんの正体や能力を詳しく紹介していきます。実は、ゴメちゃんの正体は、「神の涙」というアイテムだったのです。ゴメちゃんの正体はモンスターどころか生物でも無く、神が地上に落した「神の涙」という特別なアイテムでした。ゴメちゃんには何か特別な力があると思われていましたが、神の涙というアイテムだったのです。

ゴメちゃんの正体が神の涙だという真相は、大魔王バーンにより明かされていました。大魔王バーンですら、驚愕していたゴメちゃんの正体。大魔王バーンは「竜の子」であるダイと、「神の涙」であるゴメちゃんが揃っていた事で、魔王軍が人間相手に苦戦していたのだと理解していました。それほど、ゴメちゃんは重要な存在だったのです。

大魔王バーンによれば、神の涙であるゴメちゃんには、非常に強大な能力が秘められています。かつて、神の涙であるゴメちゃんの能力によって、天地魔界のバランスが何回も崩されてきたのだと話していました。ゴメちゃんは望みを叶え奇跡を起こす能力を持っているのです。今までゴメちゃんが活躍し、不思議な力を発揮してきたシーンでは、ゴメちゃんは神の涙の能力を発揮していたという訳です。

このようになんでも願いを叶える能力を有しているゴメちゃんですが、神はゴメちゃんに心を与えています。アイテムである神の涙に心を持たせたのは、欲望に溺れてしまう弱い人間に悪用されるのを防ぐ為でした。神の涙には願いを叶える奇跡の能力が宿っていますが、神の涙の判断で叶えられない事もあるのです。ゴメちゃんが最初にデルムリン島に落とされたのも、心の汚れた人間がいない島だったからです。

ダイの大冒険の最初の頃は、可愛いマスコットというような存在で、戦闘面でもあまり活躍がなかったゴメちゃん。しかし、クロコダイン戦後は、様々な局面でしっかりと活躍するようになっていきます。ダイが竜の騎士として目覚めることが出来たのも、ゴメちゃんの涙のおかげでした。また、マァムが連れ去られてしまった時も、服の中に潜り込んで後に脱出の手伝いをしていました。

ゴメちゃん自身には戦闘能力はほとんどありませんが、本気を出せばかなり早く飛べるようで、オリハルコンの戦士であるフェンブレンの身体にダメージを与える事も出来ていました。

ダイの大冒険作中で、主人公ダイと仲良しだったゴメちゃん。実は神の涙という奇跡のアイテムだった事が明かされています。そんなゴメちゃんの悲しい最後のシーンを紹介していきます。ゴメちゃんの最後は、大魔王バーンとの戦いで、ゴメちゃんの力を恐れたバーンによって砕かれてしまうというものでした。大魔王バーンに砕かれたゴメちゃんの元に駆け寄ってきたダイは、いつの間にかデルムリン島にいました。

ゴメちゃんは砕かれてしまい最後の時を迎えていましたが、この最後の刹那の時間にダイと本当の対話を果たします。今までは鳴くことしかできなかったゴメちゃんでしたが、最後にダイにしっかりと語りかけます。

ゴメちゃんが砕かれてしまう前に、大魔王バーンによってゴメちゃんの正体が明かされました。ゴメちゃんの正体が神の涙というアイテムだと聞いていたダイでしたが、ずっと友達として暮らしてきたゴメちゃんの正体がアイテムだった事を信じられない気持ちでいました。最後に、ゴメちゃんからも真相が話されていきます。

神の涙であるゴメちゃんは、神が地上に落した一粒の涙であると明かされます。神々は地上の弱い人間達の悲しみや苦しみを嘆き、涙を落したのです。その為、この神の涙を手に入れれば、弱い者でも奇跡を起こす事が出来るのでした。そして、その能力では天地魔界のバランスを破壊してしまう程の奇跡が起こせるのでした。

ゴメちゃんが始めの落とされた島は、デルムリン島でした。ダイが幼少期暮らしていた島です。デルムリン島には、ダイ以外の人間はおらず、周りはモンスターだけでした。ゴメちゃんはまだ幼いダイの前に落とされています。ダイはゴメちゃんを発見した時、「友達になってよ」と語りかけたのです。この願いを叶えた事で、神の涙はゴメちゃんに姿を変えたのでした。

ゴメちゃんは10年近くの間、ダイの「友達になってほしい」という願いを叶え続けていたのでした。ずっと友達として冒険をしてきたダイとゴメちゃんでしたが、ゴメちゃんは大魔王バーンに砕かれてしまったので、最後のお別れが近づいていました。

大魔王バーンに砕かれてしまったゴメちゃんは、アイテムなので死んでしまうことはありません。しかし、ダイとはしばらくの間お別れとなってしまいます。神の涙としてゴメちゃんが復活する為には、願い事を叶えた年数分、時間が必要となります。つまり、ダイの友達として願いを叶えていた10年間必要と言う事になります。10年もゴメちゃんとお別れになってしまうダイは、悲しくて泣いていました。

別れを悲しむダイに、ゴメちゃんは最後のお願いを聞いてきます。夢の中で話を開いているダイとゴメちゃんでしたが、現実世界では大魔宮バーン・パレスから放たれた究極兵器を何とかしなければ、世界が滅亡してしまいます。全部で6つ落とされた兵器は、ヒャドを使って凍らせてしまわなければ止めることが出来ません。

仲間の魔法使いが各地に飛んでそれぞれ兵器を防いでいきますが、オーザム地方だけはまだ止めることが出来ていませんでした。ダイは最後の願いに、皆の心を一つにしてほしいと願いました。ゴメちゃんは、頑張ってみるよと、残っていた力を全て使い果たしました。その結果、ダイの声はオーザム地方にいたニセ勇者一行に届いたのです。ニセ勇者だったでろりん一行が、最後の究極兵器を止めてくれました。

ダイの大冒険で、主人公が暮らしていたデルムリン島。このデルムリン島には、ダイ以外には人間はおらず、温厚で優しいモンスター達が暮らしていました。そんな平和なデルムリン島でしたが、魔王が復活した影響で、モンスターが凶暴になってしまいます。ダイを育ててくれたブラスも、ギリギリまで理性を保っていたものの例外ではありませんでした。

ダイの暮らしていたデルムリン島にいたモンスターたちは、魔王の放つ邪悪なパワーを受けて、凶暴になってしまいます。絶体絶命のダイを救ったのは、伝説の勇者・アバンでした。アバンは破邪呪文「マホカトール」を唱え、デルムリン島全体を覆ってくれました。マホカトールでは、魔王のパワーを遮断することが出来たため、デルムリン島のモンスター達は正気を取り戻します。

一時は凶暴になってしまったデルムリン島のモンスター達ですが、アバンのマホカトールによって救われました。しかし、魔王が復活した状況に変わりはないため、マホカトールの範囲の外に出てしまうとまた凶暴になってしまいます。しかし、ゴメちゃんはダイと一緒にデルムリン島の外に出ていきましたが、凶暴になる事はありませんでした。

デルムリン島の外でもゴメちゃんが凶暴にならなかった事は、何か特別な力を持っているからではないかと考えられていました。しかし、後にゴメちゃんはモンスターではなく、アイテムだったことが明らかになっています。そもそもゴメちゃんはモンスターではなかったので、魔王の影響を受けなかった事は当然だったのです。

アニメダイの大冒険にて、ゴメちゃんの声を担当した声優情報を紹介していきます。1991年のテレビアニメでゴメちゃんの声を担当したのは、冬馬由美です。冬馬由美は、1966年12月20日生まれの日本の女性声優で、千葉県出身の人物です。青二プロダクションに所属した後、ALLURE&Y代表の代表を務めています。

2020年に放送された新アニメ版でゴメちゃんの声を担当したのは、降幡愛です。降幡愛は1994年2月19日生まれ、長野県出身の女性声優です。2014年に声優デビューを果たしています。Office-tbに所属しており、歌手としても活動しています。

ダイの大冒険のゴメちゃんに関しての感想や評価を紹介していきます。ゴメちゃんに関しての感想では、かわいいという声が多くなっていました。ゴメちゃんはダイの友達で、ダイの大冒険のマスコットキャラクター的な存在でした。

ゴメちゃんに関しての感想では、「神の涙」という衝撃的な正体に驚いたと言う感想も多くなっていました。ゴメちゃんは何でも願いを叶えるというレアアイテム・神の涙であり、数々の奇跡を起こしていました。ただのモンスターだと思われていたため、この正体は多くの人々に衝撃を与えました。

最後は悲しい別れが描かれたゴメちゃん。ゴメちゃんが最後にダイとしっかり会話をするシーンは、とても泣けるという感想も挙がっていました。ゴメちゃんとダイの友情が描かれた涙を誘うシーンとなっています。

ここでは、ダイの大冒険のゴメちゃんについて様々な情報をまとめています。実は神の涙というアイテムだったゴメちゃん。是非、ダイの大冒険をチェックして、可愛いゴメちゃんの活躍に注目して見て下さい。