【鬼滅の刃】炭治郎の日輪刀が黒い理由は？日の呼吸との関係や特性を考察

『鬼滅の刃』に登場するキャラたちは日輪刀を持っています。この日輪刀には様々な特性が隠されているようですが、一体どのようなものなのでしょうか？まずは、『鬼滅の刃』の作品情報と日輪刀の各色の特性についてチェックしてみましょう。

『鬼滅の刃』は、2016年11号から2020年24号まで週刊少年ジャンプにて連載された吾峠呼世晴による漫画です。そんな『鬼滅の刃』は第70回（2013年4月期）JUMPトレジャー新人漫画賞（審査員：篠原健太）の佳作を受賞した『過狩り狩り』をベースとした作品で『週刊少年ジャンプ』2016年11号から2020年24号まで連載されました。

舞台は大正時代。主人公・竈門炭治郎は、亡き父親の跡を継ぎ、炭焼きをして家族の暮らしを支えていました。しかし、ある日、家族が鬼に惨殺されてしまい唯一生き残った妹・竈門禰󠄀豆子も鬼にされてしまいます。炭治郎は、そんな家族を殺した『鬼』と呼ばれる敵や、鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦います。

『鬼滅の刃』・日輪刀の各色の特性1つめは、『炎の呼吸』の特性についてです。『炎の呼吸』の使い手は、煉獄杏寿郎と煉獄槇寿郎です。『炎の呼吸』は、多数の流派がある全集中の呼吸法の中でも基本となる五大流派の一つであり、その中でも『水の呼吸』と並んで最も歴史の古い呼吸とされ、いつの時代にも柱がいたとされています。

そんな『炎の呼吸』は脚を止めての強力な斬撃が多く、地面をしっかり踏みしめて放つ技が主軸となっており、『水の呼吸』とは対照的です。また、技を高めるには熱く「心を燃やす」事も重要とされています。日輪刀が表す『炎の呼吸』の色は、赤色です。

『鬼滅の刃』・日輪刀の各色の特性2つめは、『水の呼吸』の特性についてです。『水の呼吸』は、竈門炭治郎・鱗滝左近次・冨岡義勇・錆兎・真菰・村田・神崎アオイと、使い手が多い呼吸です。『水の呼吸』は『炎の呼吸』と並ぶ、基本となる五大流派の一つです。

そんな『水の呼吸』はどんな形にもなれる水のように変幻自在な歩法が特徴であり、それによって如何なる敵にも対応できる受けの型ですから、応用技も多くできるのが特徴です。また、各流派の中で唯一鬼に苦痛を与えず死なせる技が存在しているのも大きな特徴とされています。日輪刀が表す『水の呼吸』の色は、青色です。

『鬼滅の刃』・日輪刀の各色の特性3つめは、『雷の呼吸』の特性についてです。『雷の呼吸』の使い手は、桑島慈悟郎・獪岳・我妻善逸です。『雷の呼吸』は、多くの流派の中でもその全ての基礎となっている五大流派の一つです。

呼吸による力を脚に集中させ、踏み込みから雷光の如き速さの斬撃を繰り出す神速の型で、脚に力を集中して強力な斬撃をするという点では『炎の呼吸』に近い呼吸法とされています。『雷の呼吸』基本型は全部で六つありますが、他の流派に比べ習得難易度が高いようです。また、五大流派の中では唯一現役の柱が存在しています。日輪刀が表す『雷の呼吸』の色は、黄色です。

『鬼滅の刃』・日輪刀の各色の特性4つめは、『風の呼吸』の特性についてです。『風の呼吸』の使い手は、不死川実弥と粂野匡近（故人）です。『風の呼吸』は、その名の通り、暴風のように荒々しい動きから鎌鼬のように斬り刻む攻撃特化の型です。

『炎の呼吸』と同じく、攻めの呼吸ではあるものの、『風の呼吸』はどちらかというと範囲と速度により優れています。苛烈な連撃と軽快な身のこなしが特徴であり、突風が発生せんとするほどの素早い振りには柔軟な体幹に加え、連撃に耐える持久力が求められます。日輪刀が表す『風の呼吸』の色は、緑色です。

『鬼滅の刃』・日輪刀の各色の特性5つめは、『岩の呼吸』の特性についてです。『岩の呼吸』の使い手は、悲鳴嶼行冥です。『岩の呼吸』はその名の通り、岩のような堅い防御と筋力に物を言わせた荒々しい戦闘法が特徴の攻めと守りの両方に特化した型です。他の呼吸法と異なり、足さばきや体さばきで技を強化するのではなく、シンプルに筋力で強さを表す呼吸です。

しかし、前提として使い手には圧倒的な筋力が求められる為、五大流派の中でも使い手の数は最も少ないのが現状です。『岩の呼吸』の極意として、筋力の向上もしくは正しい呼吸と『反復動作』をあわせ爆発的な力を引きだすことが肝心とされています。日輪刀が表す『岩の呼吸』の色は、灰色です。

『鬼滅の刃』の主人公・炭治郎の日輪刀の色は黒です。黒刀はとても珍しいようですが、炭治郎の日輪刀が黒い理由は一体何なのでしょうか？お次は、『鬼滅の刃』・炭治郎の日輪刀が黒い理由や日の呼吸との関係を考察してみましょう。

『鬼滅の刃』・炭治郎の日輪刀が黒い理由や日の呼吸との関係を考察1つめは、『黒い日輪刀の特性』です。黒い日輪刀はかなりのパワーを誇り、炭治郎も時に肉体がついていかないことがあります。また、すべての呼吸は、『日の呼吸』から派生したものです。このことから、『日の呼吸』の特性を持つ色が黒だったのではないかと考えられています。

『鬼滅の刃』・炭治郎の日輪刀が黒い理由や日の呼吸との関係を考察2つめは、『全ての能力の集合体？』です。黒という色は、全ての色を混ぜた色です。日輪刀は使い手の呼吸の属性によって色が変化することを考えると、全ての色を混ぜた色である黒の日輪刀は全ての能力の集合体ではないかと考えられます。

『鬼滅の刃』・炭治郎の日輪刀が黒い理由や日の呼吸との関係を考察3つめは、『日の呼吸からの派生』です。全ての呼吸は日の呼吸から派生したものだと言われています。となれば、刀の色も全てを混ぜた黒色からそれぞれの色に派生していったと考えると、辻褄が合います。

『鬼滅の刃』・炭治郎の日輪刀は珍しい黒です。しかし、一部では「日輪刀が黒いと出世が難しい」と言われているようです。お次は、日輪刀が黒いと出世が厳しいと言われている理由について詳しく考察してみましょう。

『鬼滅の刃』の日輪刀が黒いと出世が難しい？考察1つめは、『黒刀になる剣士は少ない』です。日輪刀が黒いと出世が難しいと言われる理由の一つに、そもそも黒刀になる剣士が少ないことが関係しています。これには根拠があるというよりは、母体が少ないから出世できる人数も少ないことから出世が難しいと言われていると考えられます。

『鬼滅の刃』の日輪刀が黒いと出世が難しい？考察2つめは、『鬼舞辻無惨や黒死牟に狙われる？』です。国縁壱と炭治郎の共通点から、黒刀になる剣士は『日の呼吸』の適正でないかと考えられています。この法則を、鬼舞辻無惨や黒死牟も気づいていたのではないかと言われています。

というのも、黒死牟が「鬼舞辻無惨と共に日の呼吸の型を知る剣士を徹底して消した」と語っていたためです。このことから黒刀だと鬼舞辻無惨や黒死牟に優先的に消される可能性が高いと考えられます。黒刀の剣士が少ないことは、出世する前に鬼舞辻無惨や黒死牟に消されたという線も考えられます。

『鬼滅の刃』の日輪刀が黒いと出世が難しい？考察3つめは、『適正の呼吸がわからない』です。日輪刀は変化する色によって適正の呼吸が分かるとされているのですが黒色に関しては、どの呼吸を使っていいかも分からないため、適正の呼吸がわかりません。そのことから剣技を極めることが困難とされ、出世が難しいと言われています。

『鬼滅の刃』の日輪刀が黒いと出世が難しい？考察4つめは、『日の呼吸の育手が存在しない』です。仮に黒刀が『日の呼吸』適正の色だとしても、そもそも『日の呼吸』の型を教える育手や柱が鬼殺隊にはいません。育手がいないと強くなることも、出世することも困難なのは当然です。

『鬼滅の刃』の日輪刀が黒いと出世が難しい？考察5つめは、『炭治郎の場合は出世できた？』です。物語の中で「日輪刀が黒いと出世できない」ということが明かされていました。これは、黒い刃になる人物が少なすぎて詳細がわからないということから、出世できない剣士は黒い刃だと言われるようになったようです。

このことから炭治郎も出世できないのではないかと心配する読者も多いようですが、炭治郎の階級は『丙（ひのえ）』といって、10段階の上から3番目の位にいるようです。そのため、黒い刃とはいえ、炭治郎はしっかり出世しているようでした。

これまでご紹介してきた内容をチェックしていただくとわかるように、『鬼滅の刃』には色変わりの刀と言われる日輪刀の中でも珍しい黒色の刀を持っているのが継国縁壱と炭治郎だけです。継国縁壱と炭治郎の共通点は『日の呼吸』の使い手ということです。

そんな黒色の日輪刀は『赫刀（かくとう）』になりやすいのでないかという声が挙がっているようですが、実際のところはどうなのでしょうか？お次は、『鬼滅の刃』で継国縁壱と炭治郎のみが使っていた黒色の日輪刀が赫刀になりやすいと言われる理由について考察してみましょう！

『鬼滅の刃』の黒い日輪刀は赫刀になりやすい？考察1つめは、『使い手のエネルギーを吸収する？』です。そもそも『赫刀』とは一体なんなのかというと、『赫刀』は『日の呼吸』の使い手である継国縁壱が使っていた日輪刀の事を指します。継国縁壱が使っていた日輪刀は、『日の呼吸』を使う際に赤く染まり、鬼の肉体の再生を阻害する効果があります。

さて、継国縁壱と炭治郎が使っていた黒い日輪刀が赫刀になりやすいという理由としてまずあげられるのが、使い手のエネルギーを吸収することです。もともと黒色は、光を吸収してエネルギーを溜めやすい性質があります。このことから、エネルギーを溜めやすい黒刀が使い手のエネルギーを溜め込むことで、刃を赤くし切れ味を増すのではないかと考えられています。
 

『鬼滅の刃』の黒い日輪刀は赫刀になりやすい？考察2つめは、『温度を上げる』です。前述したように、黒色は光を吸収してエネルギーを溜めやすい性質があります。しかし、反対に、放熱する力も働いています。車やモノなども、黒色のものは暑くなりやすいと言われています。その理由が、放熱する力が黒色にはあるからです。

つまり、黒い日輪刀にも温度を上げる力が働いているのではないかと考えられます。そうすると、使い手のエネルギーを吸収した黒い日輪刀が、放熱することによって赫刀になりやすいという可能性も高いとされています。また、濃い黒色になればなるほど、吸収も発熱の作用も大きくなるので、炭治郎が使っている黒い日輪刀は赫刀として反映しやすいと思われます。

いまだに謎が多く、とても珍しいとされている黒い日輪刀を使う炭治郎。そんな炭治郎は一体どのような呼吸を使っているのでしょうか？お次は、『鬼滅の刃』で黒い日輪刀を使う炭治郎の呼吸法について詳しくチェックしてみましょう。

『全集中の呼吸』の一つである『水の呼吸』。そんな『水の呼吸』はどんな形にもなれる水のように変幻自在な歩法です。また、応用技も多くできるため、冨岡義勇は独自の奥義である『捨壱ノ型』を編み出しているようです。

『ヒノカミ神楽の呼吸』は、竈門家に代々伝わる神楽舞であり、正確には全集中の呼吸に分類されるかどうかは不明です。しかし、性質としては殆ど全集中の呼吸と類似していることや戦闘での応用も利く為、全集中の呼吸と同列に扱われています。そんな『ヒノカミ神楽の呼吸』を煉獄愼寿郎は、全ての流派の源流とされる始まりの呼吸『日の呼吸』を原型としているのではないかと語っています。

『鬼滅の刃』を見る上で欠かせないアイテムといっても過言ではない日輪刀。そんな日輪刀に対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『鬼滅の刃』・日輪刀に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

こちらの方は『鬼滅の刃』の日輪刀に対して、「すごい今さらなんですけど、劇場版鬼滅の刃で、炭治郎が日輪刀を投擲するシーンのヒノカミエフェクトばりかっこよくなかったですか？」とツイートしています。映画で炭治郎が日輪刀を投擲するシーンは、視聴者たちの間でもかなり人気が高かった日輪刀のかっこいいシーンです。

こちらの方は『鬼滅の刃』の日輪刀に対して、「乗車しながら煉獄さんの日輪刀の美しさに魅入ってしまうんだけど、これ、アニメ2期がはじまったら、宇髄さんの日輪刀も出るんですか？でっか…しかも2本あるからお高そうだな～…どこに置けばいいんだ。背負うしかないのか。て思って…」とツイートしています。煉獄杏寿朗の日輪刀が美しすぎて見入ってしまうという声もありました。

こちらの方は『鬼滅の刃』の日輪刀に対して、獪岳を好きなポイントの一つが、鬼になってからもずっと日輪刀持ってたとこ。刀から気持ちが離れれば、技への執着が無くなれば血鬼術だけで戦う鬼になってたと思うんだけど親のいない子供が、多分生まれて初めて自分の価値を誰かに認めてもらえる手段だったんだと思う」とツイートしています。日輪刀は技を使うためだけでなく自分の価値を他者に認めてもらう手段でもあったようです。

『鬼滅の刃』の日輪刀の黒色まとめについてはいかがでしたか？炭治郎が使う日輪刀の色は黒で、非常に珍しいとされています。そんな黒い日輪刀は赫刀になりやすいとされていたり、鬼舞辻無惨や黒死牟に優先的に狙われたり出世しづらいと言われているようでした。しかし、炭治郎はそんな黒刀も使いこなし出世しているようです！黒い日輪刀を使う炭治郎がかっこいい、『鬼滅の刃』、ぜひチェックしてみてくださいね。

鬼滅の刃について深く考察をされているサイト『omoidouri.com』もオススメですのでチェックしてみましょう！