【鬼滅の刃】日輪刀が色変わりする理由は？登場キャラの刀の色や赫刀についても紹介

日輪刀は、「鬼滅の刃」に登場する武器です。鬼を倒す条件は、太陽の光、あるいは日輪刀で首を落とすのみになります。持ち主によって色変わりが起こり、色によって隊士に適性のある全集中の呼吸がわかります。一年中太陽の光があたるという陽光山で採取される猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石から作られています。「惡鬼滅殺」という文字は、柱が持つ日輪刀にのみ刻まれています。

「鬼滅の刃」は、集英社が刊行する漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で2016年11号から2020年24号にかけて連載されていた作品です。コミックスは全23巻あり、現時点で累計発行部数は1億5000万部を記録しています。作者は、「文殊史郎兄弟」でデビューした吾峠呼世晴です。テレビアニメ第1期は2019年4月6日から9月28日にかけて放送され、第2期の制作・放送も決定しています。

アニメーション制作や脚本は、ufotableが担当しました。アニメの放送時期に合わせて、主人公・炭治郎役の声優・花江夏樹と善逸役の声優・下野紘がパーソナリティを務めるWebラジオも配信されました。第1期に続く物語である映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、2020年10月16日に公開され日本歴代興行収入第1位を記録しました。

炭焼きの家系の長男である主人公・炭治郎は、優しい母親と大勢の兄妹たちと共に幸せに暮らしていました。ある冬の日、1人で街に炭を売りに出かけます。帰りが遅くなったため、知り合いの男性宅に泊めてもらいます。家に戻ると、家族は外部から侵入した鬼に殺されていました。唯一息があった妹の禰󠄀豆子は、傷口から鬼の血液が混入したことで鬼となります。炭治郎は復讐を果たし、禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探すため旅にでます。

日輪刀とは、鬼殺隊の隊士たちが使う刀です。鬼を倒す条件は、太陽の光に当てるか日輪刀で首を斬るかの2つです。日輪刀の素材は、猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石です。この鉱物は、標高が高く一年中太陽の光があたるという陽光山で採取することができます。日輪刀を作るのは、刀鍛冶の里に住む職人たちであり、それぞれの隊士には担当がいます。

隊士たちの特技や身体能力に合わせデザインされています。隊士たちが鬼を倒す時に使う全集中の呼吸は、炎の呼吸、水の呼吸、風の呼吸、岩の呼吸、雷の呼吸という基本の五系統があり、その他の呼吸法はこの五系統から派生したものです。持ち主が鞘から刀を抜いた際、色変わりが起こります。色変わりによって、持ち主が何の呼吸法に適しているか見極めることができます。

日輪刀は、持ち主が鞘から抜く時に色変わりを起こします。こうした特性を持つことから、色変わりの刀とも呼ばれていました。変化した色によって、持ち主が何の呼吸法に適性があるか知ることができます。鬼殺隊の隊士は、全集中の呼吸を使って鬼を退治します。基本とされるのは、炎・雷水・風・岩の5つになります。炎の呼吸は赤色、雷の呼吸は黄色、水の呼吸は青色、風の呼吸は緑色、岩の呼吸は灰色に色変わりを起こします。

日輪刀は、最初の持ち主が鞘から抜いた時に色変わりを起こします。主人公・炭治郎の日輪刀は、黒に色変わりしました。しかし、最終選別でまだ自身の日輪刀を持っていなかった炭治郎は、師匠の鱗滝から刀を借りています。鱗滝は水の呼吸法が一番適しているため、刃の色は青でした。このことから、一度色変わりを起こした刀は、持ち主が変わっても変わらないことがわかります。

日輪刀が黒への色変わりする場合は、日の呼吸に適性があることを示しています。日の呼吸とは、全集中の呼吸を最初に生み出した継国縁壱が使う呼吸法です。こうした理由から、始まりの呼吸とも呼ばれています。鬼舞辻無惨は日の呼吸を恐れ、部下たちに命じて日の呼吸に関する文献や知識のある者を滅しました。理由は、日の呼吸の使い手である継国縁壱に殺されかけたからでした。

そのため、日輪刀が黒色の隊士はどの呼吸法を極めればいいかわからず、力を発揮できないことから出世も難しいとされてきました。全ての色を混ぜてできる色は黒です。あらゆる呼吸の始まりであり、ここからたくさんの呼吸法が派生しました。こうした理由から、日の呼吸は黒色なのではないかと推測する声が多くあります。

主要キャラクターたちの日輪刀を紹介していきます。炭治郎の刀は、刃の色が黒であり鍔の形は円形です。担当の刀鍛冶は、気難しい性格の鋼鐵塚でした。那田蜘蛛山で、十二鬼月の累と戦った時に最初に刀を折っています。無限列車戦では、逃げる猗窩座に刀を投げつけ紛失しました。

さらに、遊郭に潜入して上弦の陸と戦った時は、刃こぼれを起こします。破損・紛失・刃こぼれを起こし、何度も日輪刀を打ち直してもらっています。最後の刀は、継国縁壱がかつて使用していたサビだらけの刀を研ぎ澄ましたものでした。継国縁壱の刀は、炭治郎の刀以上に黒が濃く出ていました。

「鬼滅の刃」登場キャラ・我妻善逸の日輪刀は、鍔に三角模様が入っており、鞘の色はホワイト、刃は雷の呼吸が適していることがわかる黄色です。黄色の刃には、稲妻のような模様が全体に入っていました。作中では、赫刀の発動はありませんでした。

「鬼滅の刃」登場キャラ・嘴平伊之助の日輪刀は、ギザギザした刃が特徴であり、二刀流であることから2本あります。鍔はなく、柄の部分には白い布のようなものが巻かれていました。那田蜘蛛山で父蜘蛛と戦った時、一度刀を折っています。担当の刀鍛冶は、鉄穴森鋼蔵です。作中では、赫刀の発動はありませんでした。

「鬼滅の刃」登場キャラ・栗花落カナヲの日輪刀は、刃がピンク色であり、柄はホワイト、鞘はブラック、鍔は円形で花の模様が入っています。彼女が使う花の呼吸は、水の呼吸から派生した呼吸法になります。作中では、赫刀の発動はありませんでした。

「鬼滅の刃」登場キャラ・冨岡義勇の日輪刀は、刃の色が青に近い水色、鞘の色は黒、鍔は周囲が赤い六角形でした。刃には、惡鬼滅殺という文字が刻まれています。無惨との戦いにおいて赫刀を発動させました。

「鬼滅の刃」登場キャラ・煉獄杏寿郎の日輪刀は、炎の形をした鍔、ホワイトの柄と鞘、赤い刃が特徴です。刃には、惡鬼滅殺という文字が刻まれています。鍔は後に、新しい炭治郎の日輪刀に施されました。

「鬼滅の刃」登場キャラ・時透無一郎の日輪刀は、白い刃、黒の鞘が特徴です。無一郎が使う霞の呼吸は、風の呼吸から派生したものになります。刃には、惡鬼滅殺という文字が刻まれています。無一郎は、上弦の壱との戦いにおいて赫刀を発動させました。

「鬼滅の刃」登場キャラ・不死川実弥の日輪刀は、鍔は菱形が円形に連なった傘ぐるまのような形をしており、刃の色は緑、鞘は傷のようなあとがついています。刃には、惡鬼滅殺という文字が刻まれています。無惨との戦いにおいて赫刀を発動させました。

「鬼滅の刃」登場キャラ・宇髄天元の日輪刀は、巨大な2本の刀で柄の部分が鎖で繋がっています。天元が使用する全集中の呼吸の種類は、音の呼吸です。音の呼吸は、雷の呼吸から派生したものになります。派生した種類であるためか、刃の色が橙色でした。刃には、惡鬼滅殺という文字が刻まれています。

「鬼滅の刃」登場キャラ・甘露寺蜜璃の日輪刀は、色がピンクであり、新体操のリボンを思わせるしなやかな刃が特徴です。非常に特殊で扱いが難しいという理由から、彼女にしか使いこなせない日輪刀であるといわれています。

蜜璃が使い全集中の呼吸の種類は恋の呼吸であり、炎の呼吸から派生したものになります。日輪刀の制作者は、刀鍛冶の里の長・鉄地河原鉄珍です。鍔の形は、ハートを4つにつなげたカタバミのようなデザインとなっています。刃には、惡鬼滅殺という文字が刻まれています。

「鬼滅の刃」登場キャラ・悲鳴嶼行冥の日輪刀は、モーニングスターと斧が鎖で繋がった特殊な種類になります。柄の部分に、惡鬼滅殺という文字が刻まれています。力の強い行冥ならではのデザインとなっていました。

「鬼滅の刃」登場キャラ・伊黒小芭内の日輪刀は、ゆらゆらと波打ったような形状の刃渡りが特徴です。担当の刀鍛冶は、鉄地河原鉄珍の息子である願鉄です。鞘は磁石で収めるタイプのものでした。小芭内が使う全集中の呼吸の種類は蛇の呼吸です。水の呼吸から派生した種類という理由のためか、刃の色は紫色です。無惨との戦いで、赫刀を発動させました。

赫刀とは、赤く染まって強さを増した日輪刀のことを指します。赫刀で斬られた鬼はひどい痛みを覚え、身体の再生も遅くなります。赫刀を発動させるためには、条件があります。禰豆子が血鬼術・爆血を日輪刀に施す方法、柄を強い力で握って発動させる方法の2つです。この条件に加え、赫刀は刀をぶつけ合うことで広めていくことも可能です。

日輪刀は、色変わりの刀とも呼ばれています。理由は、持ち主に適性がある呼吸法の種類によって色を変化させる特性からとされています。しかし、全集中の呼吸を最初に生み出して鬼殺隊に広め、さらに赫刀を最初に発動させたのも始まりの呼吸の剣士・継国縁壱でした。色変わりの刀と呼ばれるようになったのは、継国縁壱が赫刀を発動させて刀の色を変えたのが理由ではないかという見解もあります。

鬼を倒す条件は、太陽の光に当てる、あるいは日輪刀で首を斬るの2つがあります。日輪刀の素材は、陽光山で採取できる猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石です。陽光山は、標高が高く太陽の光が一年中あたる山です。採取できる場所の特徴から、素材は太陽のエネルギーをたっぷり蓄えていると推測されています。

鋼鐵塚蛍は、主人公・炭治郎担当の刀鍛冶であり、年齢は37歳です。度々日輪刀を破損させたり紛失する炭治郎に、包丁を持って追いかけるなど気性が荒い人物です。性格に難があることから隊士に嫌われ、よく担当を外されていたといいます。

鉄穴森鋼蔵は、嘴平伊之助と時透無一郎担当の刀鍛冶です。年齢は26歳であり、鉛という仲良しの妻がいます。鋼鐵塚とは対照的に落ち着きあり、常識的な人物でした。しかし、作ったばかりの日輪刀の刃を伊之助にボロボロにされた時は、怒りを露わにしていました。

小鉄は、刀鍛冶の里に住む少年です。他の刀鍛冶たちと同様ひょっとこのお面をつけていますが、素顔はお面とそっくりでした。先祖代々受け継がれてきた戦闘用絡繰人形・縁壱零式を管理しています。

鉄地河原鉄珍は、刀鍛冶の里の長であり、里一番の技術を持つ職人です。小柄な老人で、唇が長いひょっとこのお面をつけています。蟲柱の胡蝶しのぶ、恋柱の甘露寺蜜璃担当の刀鍛冶でした。

鉄井戸は、時透無一郎の担当だった刀鍛冶であり、刀鍛冶の里編ではすでに亡くなっていました。鉄井戸が亡くなった後、無一郎の担当は鉄穴森に引き継がれます。生前、血の滲むような努力をしている無一郎のことをずっと心配していました。

甘露寺蜜璃が使う日輪刀は、新体操のリボンを思わせるしなやかで特徴的な種類のものでした。特殊な種類であることから、彼女にしか使いこなせないとされています。甘露寺蜜璃の日輪刀の構造がどうなっているのか気になるという感想もありました。

赫刀を発動させるためには、条件があります。禰豆子が血鬼術・爆血を日輪刀に施す方法、柄を強い力で握って発動させる方法があります。この条件に加え、刀同士をぶつけることで広めていくことも可能です。胡蝶しのぶは、柱の中で最も力が弱く小柄でした。非力な彼女は、赫刀を発動させられたのだろうかという疑問の声もあります。

玄弥は、日輪刀に加え拳銃も装備しています。拳銃を使っている理由は、射撃の腕が良いからだといいます。拳銃に入っているのは、猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石から作られた銃弾です。銃弾に猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石を使っているため、コストがかかりすぎなのではないかという声もあります。

「鬼滅の刃」に登場する武器・日輪刀の種類や特徴、キャラが使用する種類・デザイン、赫刀発動の条件、色変わりが起きる理由などを紹介していきます。赫刀発動の条件は、禰豆子が血鬼術・爆血を日輪刀に施す方法、柄を強い力で握って発動させる方法の2つでした。この条件に加え、刀同士をぶつけ合うことで広めることもできます。