2021年02月17日公開
2021年02月17日更新
【シティーハンター】冴羽獠の車はミニクーパーだけじゃない?登場した愛車一覧
1985年から1991年にかけて、週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画『シティーハンター』。主人公・冴羽獠がボディーガードや探偵などを請け負い、社会のさまざまな揉め事を解決していく物語が描かれています。そして冴羽獠が活躍する上で欠かせないのが、真っ赤な色をした車・ミニクーパーです。実は、冴羽獠の愛車はミニクーパーだけでなく、フィアットなどの車も存在しています。そこで当記事では冴羽獠の愛車を、ナンバーを交えながら一覧形式で紹介していきます。
冴羽獠とは?
『シティーハンター』の物語の舞台は東京の新宿です。新宿を拠点に、ボディーガードや探偵、殺しなどを請け負っているのが主人公・冴羽獠でした。そして冴羽獠が仕事をしていく上で欠かせないのが真っ赤な色をしたミニクーパーですが、実は彼の愛車はミニクーパーだけではありません。そこで、ここからは冴羽獠の愛車を一覧形式で紹介していきます。ここではまず『シティーハンター』の作品情報と冴羽獠のプロフィールをご覧ください。
シティーハンターの作品情報
シティーハンターの原作者
『シティーハンター(CITY HUNTER)』は東京の新宿でボディガード・探偵・殺しを請け負う、スイーパー「シティーハンター」の異名を持った冴羽 獠(さえば りょう)の活躍を描いたアクション漫画です。
原作者は漫画家・実業家として活動する北条司(ほうじょうつかさ)で、株式会社コアミックスの設立者であり、関連会社ノース・スターズ・ピクチャーズの取締役を務めています。1980年に漫画『俺は男だ!』で漫画家デビューを果たし、翌1981年には漫画『キャッツ♥アイ』で連載デビューを果たしました。
シティーハンターのアニメ化と挿入歌
- 1987年4月6日-1989年3月28日:シティーハンター
- 1988年4月2日 - 1989年7月1日:シティーハンター2
- 1989年10月15日 - 1990年1月21日:シティーハンター3
- 1991年4月28日 - 10月10日:シティーハンター'91
- 1996年1月5日~:シティーハンター ザ・シークレット・サービス
- 1997年4月25日~:シティーハンター グッド・バイ・マイ・スイート・ハート
- 1999年4月23日~:シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期
漫画『シティーハンター』は、1987年からよみうりテレビ・日本テレビ系列にてテレビアニメが放送されました。『シティーハンター』の主題歌は小比類巻かおるの「City Hunter ~愛よ消えないで~」、エンディングテーマにはT.M.ネットワークの「GET WILD」が起用されています。なお、テレビアニメシリーズは上記の通りです。
シティーハンターのあらすじ
『シティーハンター』の主人公は、「シティーハンター」の異名で呼ばれる凄腕のスイーパー・冴羽獠です。彼はボディーガードや探偵、殺しなど警察では解決できない依頼を請け負い、東京の新宿にある古びたマンションを拠点にして活動しています。
ただ、彼の場合は常軌を逸した女好きであるため、美人からの依頼しか引き受けません。物語はそんな獠を中心にして、海坊主、ファルコン、野上冴子がさまざまな社会の揉め事を解決していきます…
冴羽獠の年齢や身長などのプロフィール
- 生育地:南米の小国
- 生年月日:不明(香から1959年3月26日という誕生日を与えられている)
- 身長:186㎝
- 体重:72㎏
- 職業:マンション管理人(表向き)、スイーパー(ボディーガード、探偵)、冴羽商事代表取締役社長
- 現住所:東京都新宿区にあるビル
主人公・冴羽獠は自称二十歳の青年(実年齢は不明)。裏の世界でNo.1と呼ばれるほどの腕を持ち、「スイーパー(始末屋)」の異名で呼ばれています。新宿を拠点にして、美女あるいは「心が震えた時」の依頼を引き受けるのですが、その依頼は新宿駅東口にある伝言板に「XYZ」の暗語を書き記すことで成り立ちます。
出生時の名前や生年月日、国籍も不明ですが、髪の色や肌の色、瞳の色から日系人の可能性が高いとされているようです。獠本人もそれらの情報を知らないようですが、日本人であることを確信しています。そして香と初めて出会った3月26日を「誕生日」と設定しており、年齢は30歳としました。ただ、本人は依頼主への自己紹介の際に20歳と強調しています。
冴羽獠の車はミニクーパーだけじゃない?愛車とナンバー一覧
愛車とナンバー一覧①モーリス・ミニクーパー1275S
冴羽獠の愛車とナンバー一覧、1つ目は「モーリス・ミニクーパー1275S」です。冴羽獠のミニクーパーのナンバープレートは漫画版が「歌舞伎町69 あっ 19-19」、アニメ版が「32-98」となっていました。冴羽獠の愛車と言えば、真っ先に思い浮かべるのがクラシック・ミニですが、この車は漫画とアニメのシリーズ全体を通して登場しています。
そして冴羽獠のクラシック・ミニは、モーリス・ミニクーパー1275Sと設定されているようです。1959年から67年にかけて生産された初期型のミニクーパーをベースに、搭載された1,071cc直4OHVエンジンのボア・ピッチをずらし、1,275ccまで排気量を拡大したモデルとなっています。
1971年に生産が終了するまでに、4万台以上のモーリス・ミニクーパー1275Sが生産されました。作中では敵の攻撃を受けたことで損傷を受けることが多かったミニクーパーですが、それでも最終回までへこたれることなく活躍しています。
愛車とナンバー一覧②フィアット・ウーノターボi.e
冴羽獠の愛車とナンバー一覧、2つ目は「フィアット・ウーノターボi.e」です。フィアット・ウーノは冴羽獠のセカンドカーとして登場しており、イタリアの鬼才ジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたモデルとなっています。
1983年に発売を開始した大衆小型車であり、スペース効率の高い真四角のボディが特徴的です。冴羽獠が乗っていたフィアットは前期型の3ドアで、ボンネットのエアスクープを備えていました。外見は明るいグリーンを基調としたボディカラーとなっており、フロントグリルの内側はイタリアの国旗である緑・白・赤でペイントされています。
愛車とナンバー一覧③アウトビアンキA112アバルト
冴羽獠の愛車とナンバー一覧、3つ目は「アウトビアンキA112アバルト」です。冴羽獠のセカンドカーであるウーノに代わって愛車となったのがアウトビアンキA112アバルトで、1971年に発売された最終型「スポーツグレードのA112アバルト」が冴羽獠の愛車となっています。ボディカラーはレッドとブラックのツートンカラーです。
1969年に発表されたこの車は、「フィアット」の量産予定をしていた「127」に先駆け、「ジアコーザ式FF駆動方式」を普及させるために発売されたモデルです。なお、この車を発売するアウトビアンキ社は、自転車メーカーのビアンキ社を母体とした自動車メーカーであり、フィアット傘下に入ってからはパイロット・ブランドとしての性格を強くしていきました。
愛車とナンバー一覧④ホンダ・バラードCR-X(初代)
冴羽獠の愛車とナンバー一覧、4つ目は「ホンダ・バラードCR-X(初代)」です。ホンダ・バラードCR-Xは漫画版『シティーハンター』で、冴羽獠の愛車として登場していました。当時のホンダはこの車のコンセプトを「FFライトウェイトスポーツ」としており、シビックの姉妹車であるバラードから派生したクーペとなっています。
当時としては極めてスタイリッシュなデザインとなっており、ホンダらしい高回転かつ高出力なエンジンが搭載されているため、若年層を中心に人気を博したようです。搭載されているエンジンはPGM-FI仕様のEV型1.3L直4SOHCとEW型1.5L直4SOHC。そして発売された1983年から1年後の1984年には1.6L直4DOHCが追加されました。どうやら、作中では冴羽獠よりも香が運転している姿が多かったため、彼女の愛車だったという説もあるようです。
愛車とナンバー一覧⑤初代フィアット・パンダ
冴羽獠の愛車とナンバー一覧、5つ目は「初代フィアット・パンダ」です。初代フィアット・パンダはミニクーパーと同様に大活躍していた車で、主にアニメシリーズで冴羽獠が乗っている姿を見ることができます。ジョルジェット・ジウジアーロのデザイン案をそのまま受け継ぎ、FF駆動方式を採用したのが初代フィアットの大きな特徴で、限られた全長の中で最大の「キャビン」と「ラゲッジスペース」が確保されています。
そのため、徹底したインテリアとエクステリアが簡素化されたコンパクトカーとして有名です。ちなみに、冴羽獠と同じく香も初代フィアットを運転している機会も多かったことから、彼女の愛車として紹介されていることもあります。
冴羽獠の車のデザインを手がけたのは?
メカニカルデザインの明貴美加
冴羽獠の車のメカニカルデザインを手がけたのは、『機動戦士ガンダムZZ』でモビルスーツのデザインを手掛けたことで知られるイラストレーターの明貴美加です。明貴は元々、アマチュアイラストレーター・モデラーだった縁もあり、模型雑誌『モデルグラフィックス』で「MS少女」のイラストを手掛けていました。これが後にブレイクし、仕事の方向性に大きな影響を与えているようです。
明貴美加のヘルプとして演出の青木悠三が手掛けた?
冴羽獠が登場するアニメ『シティーハンター』には車や銃器などの実在するメカが多数登場しています。しかし、冴羽獠の車のメカニカルデザインを手掛けた明貴には、ガンダムのモビルスーツのデザインを作画した経験しか無かったため、明貴のヘルプとして演出の青木悠三がデザインを手掛けることも少なからずあったようです。青木悠三は主に、車や銃器などのデザインをアニメ向けに簡略化しています。
冴羽獠のアニメ声優
神谷明のプロフィール
『シティーハンター』に登場する冴羽獠役を担当したアニメ声優は、声優事務所「冴羽商事」で声優、俳優、歌手、ナレーターとして活動する神谷明です。声優としてのデビュー作は、1979年から放送されたテレビアニメ『魔法のマコちゃん』で、現在はアニメやゲーム、吹き替え、ナレーションを中心に声優活動をしています。
声質や声種は「明るく澄んだハイバリトン」で、高音から低音まで使い分けることで幅広い役どころを持っています。神谷によると、『シティーハンター』の冴羽獠役が声優としての「集大成」になったとのこと。悪役を演じる機会は少ないのですが、1977年から放送されたアニメ『超スーパーカー ガッタイガー』のエリック・ベルゲン役が初の悪役レギュラーとなっていました。
神谷明の主な出演作品
- 1974年~:宇宙戦艦ヤマト(加藤三郎、加藤四郎 役)
- 1976年~:ドカベン(里中智 役)
- 1979年~:円卓の騎士物語 燃えろアーサー(アーサー 役)
- 1982年~:うる星やつら(面堂終太郎 役)
- 1982年~:超時空要塞マクロス(ロイ・フォッカー 役)
- 1983年~:キン肉マン(キン肉マン 役)
- 1984年~:北斗の拳(ケンシロウ 役)
- 1987年~:シティーハンター(冴羽獠 役)
- 1996年~:名探偵コナン(毛利小五郎 役)
- 1984年~:超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(ロイ・フォッカー 役)
冴羽獠に関する感想や評価
劇場を背に
— ゆうくん (@youkun32) March 16, 2019
赤いMINIに乗り込んだ人です
(`・ω・´)キリッ pic.twitter.com/nwi3pOQblQ
こちらでは『シティーハンター』に登場する冴羽獠の愛車に関する感想があがっています。どうやらこの方は『シティーハンター』の劇場を背景に、冴羽獠の愛車であるミニクーパーに乗ったようです。画像を見るとかなりかっこよく映っているのが分かります。興味のある方は参考にしてみると良いでしょう。
ねんどろいど冴羽獠が届いたぁぁあ!!!
— つきまる(※人形垢) (@moonob2) September 26, 2019
一足先に納車された愛車もご用意しておきました!いらっしゃい!!
「俺を呼んだのは……ああっ!もっこりちゃんはっけーーーん💕💕」#ねんどろいど #goodsmile #冴羽獠 #槇村香 も待ってます! #Cityhunter #劇場版シティーハンター #シティーハンター pic.twitter.com/rU2ocFhdIa
こちらでは『シティーハンター』に登場する冴羽獠と愛車のフィギュアがセットで写されています。冴羽獠と愛車のフィギュアも販売されているようなので、この方のように冴羽獠と愛車を一緒に映したり、劇中の活躍シーンを参考にして写真を撮ってみたりするのも良いかもしれません。
#シティーハンター のブースは主人公・冴羽獠の愛車のミニクーパーに香の100tハンマーが…!
— KPF(北九州ポップカルチャーフェスティバル)公式アカウント (@ktqpopfes) November 10, 2018
2月の新作映画も楽しみですね!🌟#KPF2018 pic.twitter.com/dYZ3txpwDZ
こちらでは『シティーハンター』の映画に関する感想があがっています。投稿された画像を見ると、冴羽獠の愛車がハンマーで叩かれている状態で劇場版の告知がおこなわれているのが分かります。劇場版で冴羽獠の愛車はどうなってしまうのか?かなり気になる事でしょう。
冴羽獠の車まとめ
出典: https://ciatr.jp
『シティーハンター』に登場する冴羽獠の愛車がミニクーパーだけじゃない、ということで冴羽獠の愛車を一覧形式で紹介してきましたがいかがでしたか?冴羽獠の愛車といえば、真っ赤なミニクーパーの印象が強いかもしれません。
しかし、実際に冴羽獠の愛車について調査してみると多数の愛車が存在していたことが分かりました。冴羽獠の愛車に興味を持たれた方は、ぜひ『シティーハンター』での活躍シーンだけでなく、冴羽獠の愛車の情報についてもチェックしてみてください。