2021年02月09日公開
2021年02月18日更新
【ジョジョ】アース・ウインド・アンド・ファイヤーを考察!支倉未起隆の能力はスタンド?
ジョジョ4部に登場する支倉未起隆ことヌ・ミキタカゾ・ンシをご存じでしょうか?支倉未起隆は、「マゼラン星雲からやってきた『宇宙人』」で、職業は「宇宙船のパイロット」と自称する青年です。ジョジョ4部最大の謎と言われるキャラであり、肉体を物体に変身させる能力「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」を使います。実はこのアース・ウインド・アンド・ファイヤーはスタンドなのか、特殊能力なのか明らかになっていません。そこで、当記事ではアース・ウインド・アンド・ファイヤーがどのような能力なのかを考察していきます。
目次
ジョジョのアース・ウインド・アンド・ファイヤーを使う支倉未起隆とは?
自称216歳の宇宙人・支倉未起隆ことヌ・ミキタカゾ・ンシ。ジョジョ4部最大の謎キャラとして、彼の正体についてさまざまな考察がなされているのですが、彼が使う変身能力「アース・ウィンド・アンド・ファイヤー」もスタンドなのか、宇宙人の特殊能力なのかが明らかになっていません。そこで、ここからはジョジョ4部の作品情報に触れながらアース・ウィンド・アンド・ファイヤーについて考察していきます。
ジョジョ4部の作品情報
ジョジョ4部の概要
出典: https://ciatr.jp
『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』は人の心の弱さをテーマにしたサスペンス・ホラー漫画です。荒木飛呂彦による漫画作品で、物語は単行本29巻から47巻までに収録されています。そして、2015年10月からはテレビアニメ化が決定が発表され、2016年4月からテレビアニメの放送がスタートしました。
ジョジョ4部のあらすじ
ここではジョジョ4部のあらすじを簡単に紹介していきます。主人公は日本のM県S市の杜王町(もりおうちょう)に住む高校生・東方仗助(ひがしかたじょうすけ)です。彼は海洋冒険家・承太郎の遺産分配による調査で判明したジョセフ・ジョースターの隠し子でした。そして承太郎は隠し子である仗助が杜王町に住んでいることを知り、ジョセフのスタンドで得た邪悪なスタンド使いの情報を仗助へと伝えるために杜王町を訪れます…
支倉未起隆(ヌ・ミキタカゾ・ンシ)のプロフィール
ジョジョ4部に登場する支倉未起隆(はぜくらみきたか)は、主人公である東方仗助の高校に転校してきた人物です。本名はヌ・ミキタカゾ・ンシ。「マゼラン星雲からやってきた『宇宙人』」で、年齢が216歳、職業は「宇宙船のパイロット」と自称する青年でした。
吉良吉廣の矢で首の右側に軽傷を負わされたことで意識を失い、目覚めた時に仗助と億泰に出会っています。つかみ所の無い性格をしており、ポケットティッシュを丸飲みする描写からは一般常識に欠けているのがうかがえます。ただ、仗助からは悪人ではないと判断されたため、常軌を逸した行動には悪意がないようです。
ジョジョのアース・ウインド・アンド・ファイヤーの能力や元ネタを考察
アース・ウインド・アンド・ファイヤーの変身能力や強さ
支倉未起隆ことヌ・ミキタカゾ・ンシは、吉良吉廣が放ったスタンドの矢をはじき返していますが、そもそもこのようなことはジョジョシリーズの中でも彼にしか起きたことのない現象です。
当初はスタンドが見えていない様子が描かれていましたが、後に公開された単行本44巻の相関図では「スタンドは見えるらしい」との記述がありました。実際にスーパーフライ戦では、クレイジー・ダイヤモンドが見えているかのような発言をしているため、スタンドが見えていると捉えても良いでしょう。
そして初登場時は仗助が支倉未起隆をサイコロに変身させて、イカサマ博打を画策していますが、この時の変身する行為には支倉未起隆のスタンドが関係しています。そのスタンドというのが「アース・ウインド・アンド・ファイヤ」です。アース・ウインド・アンド・ファイヤには人間や複雑な機械などに変身する能力があります。そして複数に分裂することも可能です。
アース・ウインド・アンド・ファイヤーはスタンド?
支倉未起隆がスタンド使いという前提でアース・ウインド・アンド・ファイヤーを解説してきましたが、実際は彼がスタンド使いなのかどうかすら不明です。「JOJO A-GO!GO!」にもアース・ウインド・アンド・ファイヤーがスタンドなのかどうか不明と記述されているため、作者自身も明確にするつもりがないのかもしれません。
支倉未起隆本人はアース・ウインド・アンド・ファイヤーについて、スタンド能力ではなく宇宙人としての特殊能力と語っています。作中でも矢に選ばれて射抜かれているのですが、その時はかすり傷を負った程度で弾かれてしまっているため、人間ではなく宇宙人だったからこそ矢が弾かれた可能性も考えられます。そうなると、アース・ウインド・アンド・ファイヤーの能力は本当に宇宙人としての特殊能力だったのかもしれません。
アース・ウインド・アンド・ファイヤーの名前の元ネタ
支倉未起隆の能力「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」の名前は、アフリカ系アメリカ人によるファンクミュージック・バンド「アース・ウインド・アンド・ファイアー」が由来となっています。このバンドはR&Bを初め、ファンクやソウル、ジャズなど、さまざまなジャンルの曲を融合させたポップミュージックの世界を開拓していました。
ジョジョのアース・ウインド・アンド・ファイヤーのリスクや悪用方法を考察
支倉未起隆が使うアース・ウインド・アンド・ファイヤーは、さまざまな物質に変身し、体積の変化や複数の物にもなれるということが分かりました。ただ、自分のパワー以上の出力を持つものや複雑な機構を持つものには変身できません。では、このような特徴を持つアース・ウインド・アンド・ファイヤーが現実に存在していたとしたら、どのようなリスクや活用方法があるのでしょうか?ここからは、リスクや悪用・活用方法などを考察していきます。
考察①リスクはある?
出典: https://frequ.jp
アース・ウインド・アンド・ファイヤーは物体への変身中にリスクが生じます。なぜなら、この能力は物体への変身中に破損したり、傷つけられたりするとその時に負ったダメージがそのまま自分のダメージになるからです。そのため、支倉未起隆が物体に変身していることを知らない人物が変身中の物体を乱暴に扱う場合は、自分の身に危険が及ぶ可能性が非常に高いと言えるでしょう。
考察②悪用方法
アース・ウインド・アンド・ファイヤーは、悪用しようと思えばさまざまな悪事に有効かもしれません。例えば、企業間で交わされる契約書に変身して取引情報を書き換えてしまえば、偽造契約書を作成することができるため、それを詐欺に活用することができます。また、日常における悪用方法では、馬券を購入して対象の馬の蹄鉄になることで脚力を補助することができるため、儲けに繋げることもできます。
考察③世界への影響はある?
アース・ウインド・アンド・ファイヤーの悪用方法について考察しました。もし、悪知恵を働かせることで生み出せるさまざまな悪事が、世界に影響を及ぼすのであればかなり厄介な能力になりそうです。では実際に世界への直接的な影響があるのかと言うと、影響はないと考えられます。変身しても環境や他人に対する悪影響がないため、比較的安全な能力と言えるのではないでしょうか?
考察④活用方法
それでは、アース・ウインド・アンド・ファイヤーの有効な活用方法を考察していきましょう。この能力は物体に変身できるため、非常に汎用性が高いと言えます。特にパワーの補助効果が見込める物体に変身したらさまざまな応用ができます。
例えば、理学療法士としてリハビリ中の患者の運動補助器具になると補助効果の増大が見込めるはずです。また、車椅子生活をしている人に対し、行動時間を設定して自分の足で歩く手伝いをするサービスを提供したら社会貢献になります。他にもさまざまな有効活用方法が見込めると考えられるため、誰かの役に立てるような方法を考察すると良いでしょう。
ジョジョのアース・ウインド・アンド・ファイヤーを使う支倉未起隆の活躍
支倉未起隆の活躍①初登場
支倉未起隆ことヌ・ミキタカゾ・ンシは、吉良吉廣がミキタカの首筋めがけてスタンドの矢を放ったことで登場する運びとなりました。ミキタカはスタンドの矢を弾き飛ばすという前代未聞の現象を見せ、一応かすり傷はついたもののすぐに体調不良をおこして寝込んでしまいます。その後、ミステリーサークルで半日以上気を失っていました。そして目が覚めたミキタカはたまたま居合わせた仗助と億泰に出会い、彼らに変身能力を披露。
そこで、仗助はクレイジー・ダイヤモンドを咄嗟に出現させますが、ミキタカは驚く素振りを見せませんでした。どうやらスタンドが見えていない様子。いきなり物騒な事態となったものの、ミキタカが恩返しをしたいと申し出たことで、仗助の変身能力を活かしたイカサマ博打計画が実行されることになります。しかし、イタズラ程度に考えられていたこのイカサマ博打がとんでもない事態に発展していくのでした…
支倉未起隆の活躍②再登場
支倉未起隆は鉄塔に住む謎の男を発見したことがきっかけで再登場を果たしていました。そこでミキタカは仗助と億泰を待ちながら、双眼鏡に変身して辺りの様子をうかがいます。後に謎の男の名前が鋼田一豊大であり、スタンド「スーパーフライ」を使うことが判明。
そして鋼田一豊大とミキタカの戦闘が開始されます。その戦闘では変身能力を活かして活躍、さらに仗助と億泰を守るために自らを犠牲にして助けようとしていました。戦闘後、その時の覚悟を仗助と億泰に高く評価されています。
支倉未起隆の活躍③アニメの最終回
支倉未起隆は、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』の最終回にも登場しています。最終回では鋼田一とはすっかり打ち解けているようで、一緒に行動している様子が描かれていました。
ミキタカが鉄塔の高所に佇んでいると、鋼田一がミキタカに「そんなにしょっちゅう町を眺めていて楽しいですか?」と問いかけます。この問いに対して、ミキタカは「とても面白い」と答え、楽しそうに杜王町の様子を眺めていました。ちなみに、最終回でも彼がスタンド使いなのか宇宙人なのか判明していません。
ジョジョのアース・ウインド・アンド・ファイヤーに関する感想や評価
初めて読んだ話が4部のチンチロリンの話で、最初に見たスタンド能力が「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」です。4部ならではの面白い話って感じがあって良かった。そのすぐの話の、ハイウェイ・スター戦が面白すぎて、ジョジョにハマった。
— usubaorigeki (@usubaorigeki8) July 23, 2020
こちらでは、ヌ・ミキタカゾ・ンシが使う能力「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」が初めて見たスタンド能力だと言われています。
ジョジョシリーズに数多くのスタンドが登場している中で、いきなりアース・ウインド・アンド・ファイヤーのようなスタンドなのか特殊能力か分からない能力を見たというのは運が良いと言えるのでしょうか?ジョジョ4部ならではの面白さを感じれたと言われているため、ジョジョシリーズを見たことがない方でもジョジョ4部であれば楽しめるのかもしれません。
#この中に好きなキャラいたらRT
— 早無𓆏 (@Kaerutabeta) February 27, 2020
支倉未起隆
ヌ・ミキタカゾ・ンシ
Mikitaka Hazekura
スタンド名(?)「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」
「ぼくは宇宙人」で初登場したやつ
「鉄塔に住もう」でいつもの2人と一緒に戦ったやつ
サイコロに変身する
露伴にゲロ吐かされた奴の背高い方
4部最大の謎
こちらでは、能力「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」とそれを使うヌ・ミキタカゾ・ンシに関する感想があがっています。「この中に好きなキャラがいたら」ということで、ジョジョ4部に登場するさまざまな要素が挙げられているのですが、その要素全てがヌ・ミキタカゾ・ンシに関するもの。
特に気になるのが「ジョジョ4部最大の謎」です。全くその通りで、ヌ・ミキタカゾ・ンシとアース・ウインド・アンド・ファイヤーについては多く方に考察されています。
それも違うかもしれないのがこの宇宙人の怖い所なんですよ🤪
— 早無𓆏 (@Kaerutabeta) December 23, 2020
でも未起隆はミキタカな事には変わりない。未起隆はいい子だ。優しくてスタンドも面白い。愛嬌もあって見ていて飽きない。しかも生きてる。いい子なんだから何でもいいんだわ支倉未起隆最高‼‼‼‼‼‼‼万歳‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
こちらでも能力「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」と、それを使うヌ・ミキタカゾ・ンシに関する感想があがっています。どうやら、この方はヌ・ミキタカゾ・ンシの正体についてかなり調べたようです。
その結果、正体もアース・ウインド・アンド・ファイヤーがスタンドかどうかなども分からなかったため、彼の全てを評価する形になっているのが分かります。ヌ・ミキタカゾ・ンシの愛嬌や優しさ、アース・ウインド・アンド・ファイヤーのアイディアの面白さなど、さまざまな魅力があげられているので、深く考えずに良いところだけを見るというのも良いでしょう。
ジョジョのアース・ウインド・アンド・ファイヤーまとめ
ジョジョ4部で登場した支倉未起隆ことヌ・ミキタカゾ・ンシが使う能力「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」について考察してきましたいかがでしたか?支倉未起隆の正体について、結局宇宙人なのかスタンド使いなのか不明のままで、主人公側も敵側もミキタカの正体を掴み切れずに振り回されるという、なんとも珍妙なキャラクターとなっていました。
後に公開された単行本44巻の相関図では「スタンドは見えるらしい」と曖昧な注釈が添えられているため、作者自身もスタンド使いなのか、宇宙人なのか明確化していないのがうかがえます。結果的にはっきりしているのは、アース・ウインド・アンド・ファイヤーが自身の肉体を物質に変身させる能力を持っているということだけです。
アース・ウインド・アンド・ファイヤーの能力は自分よりも重たいものや自分の出せる力以上のものにはなれないという制限があるので、これを踏まえた上でどのように有効活用できるのかを考察してみるのも良いでしょう。