ジョジョ4部の支倉未起隆の正体は本当に宇宙人？能力やスタンド・声優情報まとめ

大人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」は荒木飛呂彦さん原作の漫画です。1986年から『週刊少年ジャンプ』、2005年から『ウルトラジャンプ』で連載されている長編ストーリーで、アクション・アドベンチャー、ホラーサスペンスに分類されるストーリーとなっています。現在、累計発行部数が国内外で1億部を超える大人気漫画となりました。

『ジョジョの奇妙な冒険』は100巻を超えており、その中でもパートごとにストーリーが分かれているのが特徴です。現在第8部「ジョジョリオン」が『ウルトラジャンプ』連載されています。今回紹介する支倉未起隆（ミキタカ）は「ジョジョの奇妙な冒険」のその第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクターになります。支倉未起隆（ミキタカ）は、ジョジョの中でも不思議で不気味な雰囲気が特徴的なキャラクターです。

第4部「ダイヤモンドは砕けない」は2016年にアニメ化され、2017年には山﨑賢人さん主演で実写映画化もされ話題になりました。また、「ジョジョの奇妙な冒険」は外伝作品も多く刊行され、その中でも第4部のキャラクター岸辺露伴が主人公の『岸辺露伴は動かない』や『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、『岸部露伴 グッチへ行く』などは人気の外伝となっています。

「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、原作漫画の29巻～47巻に収録されています。第4部の連載時は「第4部 東方仗助」でしたが、単行本刊行時に「ダイヤモンドは砕けない」という副題に変わりました。また、第3部の主人公承太郎に変わり、第4部ではジョセフの隠し子であり承太郎の甥に当たる東方仗助（ひがしかたじょうすけ）が主人公になります。

「ダイヤモンドは砕けない」は、承太郎がDIOを倒したエジプト遠征から10年ほどのがたった1999年の日本が舞台になります。M県S市にある杜王町に住む男子高校生・広瀬康一視点でストーリーは始まります。その頃、祖父であるジョセフ・ジョースターの遺産分配の調査をしていた承太郎は、ジョセフの隠し子がいることが判明します。その隠し子とは、S市杜王町に住む男子高校生・東方仗助でした。

承太郎は、仗助を訪ねますが既に仗助の母方の祖父が何者かによって殺害された後でした。悔しさに溢れる仗助は、承太郎からジョセフのことや杜王町には邪悪なスタンド使いが蠢いていること、意図的にスタンド使いを増やしている何者かがいることを知らされます。仗助は、杜王町に蔓延る邪悪なスタンド使いを始末しようとスタンド能力を目覚めさせるという「弓と矢」を探し奔走します。

では、支倉未起隆（ミキタカ）とは一体どんな人物でいつ登場するのでしょうか？まず初めに支倉未起隆（ミキタカ）の正体・人物像から紹介していきます。

支倉未起隆（ミキタカ）は、マゼラン星雲からやってきた宇宙人だと名乗る謎の青年です。本名はヌ・ミキタカゾ・ンシ、職業は宇宙船のパイロットと自称しています。また、年齢は216歳らしいです。趣味は、動物を飼うことで実際にバックの中でハツカネズミを飼っています。正体が宇宙人ということで濃いキャラクターとして登場します。常識に囚われない天然キャラの彼ですが、温厚で礼儀正しい好青年として描かれました。

ですが、どこかズレた感覚をしており仗助と臆泰をドン引きさせました。また、消防車のサイレンにアレルギーを持っているという特殊な人物で、消防車のサイレンを聞くと叫びながら全身に蕁麻疹ができてしまうのです。

支倉未起隆（ミキタカ）の見た目は色素の薄い長髪に前髪はオールバックに学ランを着ています。着ている学ランには、なぜか宇宙モチーフのアクセサリーが付いています。耳には鼻に繋がったチェーンをしており、顔は彫りが深くエルフの耳をしています。

支倉未起隆（ミキタカ）は自称マゼラン星雲からやってきた宇宙人であり、ヌ・ミキタカゾ・ンシという本名があると言っています。エルフのような耳をしており、見た目も普通の人間とは思えないのですが、まさか宇宙人がいるわけないと仗助や臆泰も軽く流していました。

ミキタカは、ミステリーサークルの中心で倒れていたところを仗助と臆泰に発見されました。なぜミステリーサークルの中心で倒れていたかというと、ミキタカがブドウヶ丘の畑道を歩いていたところを、例の吉良吉廣の「弓矢」に目を付けらえれ矢を向かれたからです。ですが、矢を弾くという異常現象を見せたミキタカは、矢に射抜かれずに済みました。射抜かれませんでしたが首に軽傷を負い、意識を失ってしまったのです。

支倉未起隆（ミキタカ）は自称宇宙人であり、職業を「宇宙船のパイロット」だと名乗ります。ですが、気を失っていたミステリーサークル周辺などには肝心の宇宙船は登場しません。

ミステリーサークルの中心で倒れていた支倉未起隆（ミキタカ）は、吉良吉影が仗助への刺客として送り込むために目を付けられた人物でしたが、その矢を弾き返してしまうという今までにない現象を見せました。それはなぜなのでしょうか？公式では明かされていませんが、読者やファンからの推測では、支倉未起隆（ミキタカ）のスタンドに眠るまだ明かされていない能力のせいではないかと言われています。

また、支倉未起隆（ミキタカ）は常軌を逸した行動によって仗助や臆泰をドン引きさせていました。ポケットティッシュを丸飲みし「おいしかったです」と感想を述べたり、サイレンによるアレルギー症状では蕁麻疹あが現れたり、奇声を発し嘔吐をしたりと異常な行動を見せます。他には、サイレンの音から逃げるためにスタンドを使い仗助のスニーカーに変身したり、サイコロに変身するなどをし見事に2人からの信用を勝ち取りました。

ストーリーの要となる秘密があるのでは？と思われていましたが、支倉未起隆（ミキタカ）の母親だという人物が「息子が『自分は宇宙人だ』と言って転校する先々の学校を混乱させて困る」と話しますが、当の本人支倉未起隆（ミキタカ）は「母親役を演じさせるために洗脳している」と話、結局どちらの言い分が正しいのかは不明です。また、作者である荒木さんも、宇宙人か人間なのか正体は決めていないと語っています。

その他にも、初対面の時に仗助が咄嗟にクレイジー・ダイヤモンドをした際、支倉未起隆（ミキタカ）はスタンドが見えていないシーンもあり、その正体はスタンド使いではないのではないかという憶測も流れています。

支倉未起隆（ミキタカ）のスタンド能力には、身体の一部、または全身を変身させる能力があります。また、変身するものは人間以外の物でも可能で、実際には仗助のスニーカーやサイコロに変身しています。ですが、個人的理由で他人の姿に変身することは出来ず、構造が複雑な物やミキタカ以上の能力の持ち主も変身することは出来ないと言います。また、このスタンド能力を宇宙人であるからできる特殊能力だと語ります。

そんな支倉未起隆（ミキタカ）のスタンド名は、アース・ウインド・アンド・ファイヤーです。この「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」は、アメリカのバンド「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」が由来となっています。能力は上記したようなもので、他人を直接攻撃する能力ではなく自身が何かに変身できるといったものになります。

このことから、特殊能力の正体がスタンド能力であるのかは不明とされます。また、「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部に登場するジャイロ・ツェペリの復刻技「ボール・ブレイカー」と良く似た能力であることからもスタンド能力とは疑わしい部分があります。

そんな支倉未起隆（ミキタカ）の能力が発揮されたのは、仗助が岸部露伴からイカサマを働きお金を巻き上げようと画策した際、支倉未起隆（ミキタカ）をサイコロに変えた時です。サイコロに変わった支倉未起隆（ミキタカ）は仗助に貢献しようと頑張りました。

支倉未起隆（ミキタカ）の声優を担当したのは、声優の加瀬康之さんです。加瀬さんは、基本的には海外作品の吹き替え声優を主に活動していますが、アニメにも出演することがあります。海外作品では、ポール・ベタニーの吹き替え声優の担当です。

声優の加瀬康之さんは、1971年3月14日に東京都に誕生しました。声優の他にナレーターとしても活動しています。現在は大沢事務所に所属しています。東京アナウンス学院放送声優科を卒業後、江崎プロダクション付属養成所に入所し、声優として活動を始めました。

声優・加瀬康之さんの主な出演作は、テレビアニメ「NARUTO -ナルト-」、「うえきの法則」、「今日からマ王!」、「金色のガッシュベル!!」、「コードギアス 反逆のルルーシュ」、「D.Gray-man」、「イナズマイレブン」、「たまごっち!」、「FAIRY TAIL」、「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」、「デュラララ!!×2」、「ナノ・インベーダーズ」、「進撃の巨人」などがあります。

仗助と臆泰がミキタカをミステリーサークルで発見した際に「自称マゼラン星雲からやって来た宇宙人」であることと、自身の名前を名乗りました。年齢216歳というのには笑ったという方が多くいらっしゃいました。

消防車などのサイレン音を聞くと、蕁麻疹ができたり嘔吐したりと発狂してしまう時のセリフです。支倉未起隆（ミキタカ）の謎が更に深まるアレルギーであり、また支倉未起隆（ミキタカ）が面白くなるシーンでもあります。

不甲斐ない自分を少しでもいいから仗助に信頼してほしい、認めてほしいという一心で、杜王町郊外にある廃鉄塔で自給自足の生活を3年している鋼田一豊大という仗助の敵に躊躇うこともせず自ら囮となります。

自分の正体が宇宙人であることを堂々と公言してしまうことや、真偽が疑わしい宇宙人であるという事実を認めてしまう支倉未起隆（ミキタカ）の名言はまだまだあります。

正体が宇宙人であること自体が驚くべき真実であるのにも関わらず、職業が宇宙船のパイロットであること、また、趣味が「動物」を飼うことというぶっ飛んだセリフは読者や視聴者からは人気があります。

「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するキャラクターの中でも支倉未起隆（ミキタカ）は以外にも人気のあるキャラクターでした。仗助や臆泰がドン引きするくらいの濃いキャラクターですので、視聴者や読者の印象も強かったのでしょうか？果たして宇宙人なのか、普通の人間なのか、最初から最後まで謎のキャラクターとして描かれた支倉未起隆（ミキタカ）をもっと知りたという方が多く見られました。

支倉未起隆（ミキタカ）は、見た目は色素の薄い長髪オールバックという2次元的ないで立ちで一見イケメンであるということから人気もあるキャラクターです。ですが、支倉未起隆（ミキタカ）の中身や天然な性格を知ってしまうと癖になってしまい、見た目だけでなく「可愛い」という感想が多くみられ、第4部「ダイヤモンドは砕けない」の中でも意外な人気キャラクターとなりました。

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部31話では、普段の支倉未起隆（ミキタカ）とは違う一面が見られたことで視聴者からは高評価でした。鋼田一は、廃鉄塔に3年もの間自給自足でくらしているというこちらも独特なキャラクターではありました。ですが、そんな独特なキャラクターも薄くなるくらい支倉未起隆（ミキタカ）が濃いキャラクターであることが分かる回だったでしょう。

以上、「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する自称宇宙人支倉未起隆（ミキタカ）の正体や生態についてまとめてきました。サイト内には、「ジョジョの奇妙な冒険」に関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。