【ノラガミ】藤崎先輩の正体は父様？ひより・夜トとの関係や目的を考察

『ノラガミ』の登場人物・藤崎浩人は、突如学校に編入されてきた男子生徒でした。当初はひよりに近づく不思議な先輩といった印象を受ける人物でしたが、次第に彼の周りで不穏な空気と共に妖が見られるようになります。一体彼の正体は何者なのでしょうか？そこで、ここからは藤崎の正体をネタバレ考察していきます。それではまず、事前知識として『ノラガミ』の概要とあらすじ、藤崎のプロフィールから見ていきましょう。

『ノラガミ』は漫画家・あだちとかによるバトルファンタジー漫画です。2011年から『月刊少年マガジン(講談社)』にて連載され、作中では“野良神”である無名の武神・夜トと彼の周囲の人々を巡る戦いが描かれています。累計発行部数が630万部を記録する人気作品となっており、2014年と2015年にはテレビアニメ化が発表されました。

ここでは『ノラガミ』の簡単なあらすじを見ていきましょう。主人公は祀る杜を持たない無名の武神・夜ト(やと・やぼく)です。彼はコンビニのアルバイトや水道管修理などの依頼を、たった5円で引き受けるデリバリーゴッドでした。

しかしある日、彼は依頼の遂行中に中学生の少女・壱岐ひよりを交通事故に遭わせ、一命を取り留めたものの幽体離脱しやすい体質にしてしまいました。こうして物語は、体質改善のために夜トとひよりの日常を巡る戦いが展開されていきます…

『ノラガミ』に登場する藤崎浩人(ふじさき こうと)は、ひよりの学校に突然編入されてきた男子生徒です。飄々としながらも頼み事を断れない性格をしているのですが、クラスでは「変わったやつ」と思われています。また運動神経かつ頭脳明晰さゆえに、ひよりのような正義感の強い女性には興味を持つようです。ひよりに関わる理由として、藤崎曰く「困らせたくなるタイプ」とのことでした。

それでは早速、『ノラガミ』に登場する藤崎の正体についてネタバレしながら考察していきます。ここからは夜トとの関係や藤崎の目的に焦点を当てて考察していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

高校3年時に突如編入されてきた藤崎浩人ですが、元々は田舎に住んでいました。彼の姉が子供を連れて田舎の実家に帰ってきたことで実家に居づらくなったため、単身赴任中の父親の元に身を寄せる形で学校に編入されています。そして編入当初はどこか影のある少年だったのですが、後にその正体が父様(ととさま)であることが明らかになります。父様とは、天の討伐隊が追っていた真の術師であり、強い願いから夜トを生み出した存在でした。

藤崎浩人の正体が、夜トを生み出した父様と呼ばれる存在であることが分かりました。藤崎と夜トは具体的にどのような関係なのでしょうか？ここからは、2人の関係をネタバレしながら考察していきます。まず、夜トは藤崎のたった1つの願いから生まれた神です。

そして父様である藤崎は人間ですが、他者に取り憑いて生きてきたため何百年も生き続けています。藤崎の姿も父様が取り憑いただけの仮の姿であるため、夜トですら本当の顔を知りません。さらに、夜トは父様の顔を知らないだけでなく彼の目的も知らない状態でした。

藤崎はかつて黄泉に行って「言の葉」を手に入れています。言の葉とは、妖を生み出す筆の形状をした道具です。目の模様を白面に記して、名前を呼ぶことで使役が可能。そして生み出した妖を人間に憑依させることによってその相手を自由自在に操ることができるようになります。元々はイザナミが対話する相手を得るために2本作っているのですが、現在は父様が全て持ち去ったため2本とも父様が所持している状態です。

そんな言の葉を所持する藤崎と、恵比寿はとあるエピソードから深い関わりを持つようになります。恵比寿は緋を使って夜トを拘束し、人斬りを重ねさせた後に黄泉へと足を踏み入れました。そこで、夜トはひよりと雪音の元に戻るために父様の命令で黄泉へと向かいます。そこでの死闘の末、遂に恵比寿を無事奪還することに成功。

しかし、父様の思惑は夜トに恵比寿をサポートさせるのではなく、「新しい言の葉」を手に入れることだったのです。そして、自分の代わりに天に恵比寿を討伐させ、恵比寿が持ち去った言の葉を奪い去ります。その後、新しい言の葉で使役した妖を人間に次々と憑依させては操り、遊び心のままに自殺行為と自暴自棄行為を繰り返します。

一方、恵比寿を手助けするために黄泉から出した夜トは、知らなかったとはいえ父様の策略によって天に恵比寿を討伐させてしまったため、責任を感じてしまいます。そこで代替わりした恵比寿と生前に約束していた食堂に赴き、恵比寿に何か覚えていないのかと問いかけますが、それでも記憶を取り戻すことはありませんでした…

新しい言の葉を手に入れるために恵比寿と夜トを嵌めた藤崎。登場初期の彼は、誰かに頼れると断れない性格で優しく、頭脳明晰かつ運動神経抜群といったまさに完璧な少年でした。しかし、この性格は「藤崎浩人」として生きるための表面上のものであり、本性は冷酷非道な人物。そんな藤崎は、夜トの祝の器である雪音を狙っており、「いずれはパパのものにする」と宣言していました。

雪音の神器としての形状は鍔も柄もない白銀の刀ですが、夜トからは「斬れすぎる」と評されるほどの凄まじい切れ味を誇ります。さらに、柄に巻かれている布も自分の一部であるため、自在に操ることができるなど応用にも使えます。父様の持つ螭は、触れると神の秘め事を思い出してしまうため、神器としての機能を失ってしまいます。しかし、雪音の場合は触れても何か起きる様子ではなかったため残念そうにしている藤崎の姿がありました。

藤崎とひよりの関係性については簡単にネタバレしていますが、藤崎はひよりに夜トが憑依していた時に見せた高校デビューの様子を目撃してから、彼女の強い正義感に興味を抱き始めています。そして、カピパーランドでトリプルデートをした際に、藤崎がひよりに対して強引にキスしました。それ以降はひよりから避けられるようになりますが、それでも積極的に関わろうとしています。

藤崎は運動神経抜群で頭脳明晰な優しい「藤崎浩人」を演じていましたが、本性は冷酷非道な人物でした。では、なぜそんな彼がひよりに執着するのでしょうか？彼がひよりに対してちょっかいを出すのは「困らせたいから」とのことですが、本当にそれだけなのか明確な目的は分かっていません。ただ、夜トと関わりを持つ人間のひよりを嫌っているのは確かです。

藤崎はひよりに夜トが奪う側の神であるため、厄災をもたらすと忠告したのですが、ひよりはその忠告を無視しました。そして藤崎の邪魔をしたため、彼はその腹いせにひよりの父親が経営する病院を襲撃しています。凄まじい数の妖を引き連れて病院を崩壊させていきました。

ひよりはその光景を見て恐怖を抱き、妖になりかけようとするのですが、夜トにそれを阻止されたため事なきを得ます。ちなみに、人間であるひよりの事を嫌っている藤崎ですが、彼は夜ト以外の神の存在も「神ごとき」と蔑んで嫌っているようです。並々ならぬ憎悪を抱いているのですが、なぜ嫌っているのかは未だ謎に包まれています。

• 名前：石川 界人(いしかわ かいと)
• 愛称：石川プロ、かいじん
• 出生地：東京都文京区
• 生年月日：1993年10月13日
• 職業：声優
• 所属事務所：プロ・フィット

『ノラガミ』の藤崎浩人役を演じたアニメ声優は、声優事務所「プロ・フィット」で活動する石川 界人です。声優としては、主にアニメやゲーム、吹き替えを中心に活動しています。2010年に声優活動をスタートさせ、PlayStation Portable用のゲームソフト『AKIBA'S TRIP』でデビューを果たしました。声優を志すきっかけとなった作品がテレビアニメ『ゼロの使い魔』と『涼宮ハルヒの憂鬱』とのことです。

そしてプロ・フィット声優事務所に入所し、2012年には『あの夏で待ってる』でアニメデビューを果たしています。翌2013年にはテレビアニメ『翠星のガルガンティア』のレド役で初主演を飾り、第8回声優アワード新人男優賞や第14回声優アワードで助演男優賞を受賞するなどこれからの活躍に期待されている声優です。

• 2013年～：RDG レッドデータガール(宗田真夏 役)
• 2013年～：イナズマイレブンGO ギャラクシー(瞬木隼人 役)
• 2013年～：ゴールデンタイム(柳澤光央 役)
• 2013年～：翠星のガルガンティア(レド 役)
• 2013年～：Super Seisyun Brothers -超青春姉弟s-(斉藤マオ 役)
• 2014年～：真 ストレンジ・プラス(管野 役)
• 2014年～：エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(ロジックス・フィクサリオ 役)
• 2014年～：テラフォーマーズ(ルコス・エリングラッド・ガルシア 役)
• 2015年～：コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜(人吉爾朗 役)
• 2018年～：銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅(ダスティ・アッテンボロー 役)

こちらは『ノラガミ』に登場する藤崎浩人の髪型に関する感想です。感想では「藤崎先輩が好き」と言われています。どうやら、藤崎のセンター分けの髪型が好きな理由となっているようですが、この方の他にもセンター分けの髪型が好みと言っている方がいました。ネタバレ考察では運動神経抜群で頭脳明晰な人物だとお伝えしましたが、見た目も高く評価されているのでもはや完璧としか言いようがありません。

こちらは『ノラガミ』に登場する藤崎先輩が「初回からオーラがやばかった」と言われています。投稿されている画像だけを見ると、誠実で優しそうな雰囲気をしているのが伝わってくるのではないでしょうか？この方は藤崎の顔や表情に魅力を感じているようです。興味を持った方はぜひアニメ『ノラガミ』でこのシーンをご覧になってみてください。

こちらでは『ノラガミ』に登場する藤崎先輩と石川界人に関する感想があがっています。どうやら藤崎がかなりの重要人物であることから、それを演じる石川界人がしっかりと演じきれるのかを心配しているようです。

他の感想では石川界人が藤崎を演じるということで、喜んでいる方がいらっしゃいました。石川界人は2010年から声優活動をスタートさせた若手声優ですが、確かな実績を持っているので問題ないはず。これを機に石川界人についてもチェックしてみると良いでしょう。

『ノラガミ』に登場する藤崎先輩の正体が父様？ということで、ネタバレしながらひより・夜トとの関係や目的を考察してきましたがいかがでしたか？藤崎についてネタバレしながら正体に迫ったことで、彼が夜トの父様であり藤崎に憑依している存在であることが分かりました。

父様が藤崎に憑依していることがネタバレしましたが、果たして憑依されている藤崎はどうなったのでしょうか？意思がない状態なのか、それとももう戻ってくることがないのか？かなり気になるところです。さらに言えば、憑依された藤崎とはどのような関係だったのか？

藤崎との関係性についてネタバレ考察すれば父様がどんな目的で人間に憑依して生き続けているのか、なぜ妖を引き連れているかなどの疑問が明らかになるかもしれません。今回のネタバレ考察で藤崎の正体について気になった方は、ぜひネタバレ考察を参考にしながら『ノラガミ』の藤崎の動向に注目してみてください。