【ジョジョ】セッコのスタンドはオアシス！スティッキィ・フィンガーズより強い？

ジョジョ5部に登場するセッコは、少し知能が低いもののかなり高い攻撃能力を持ち、さらに聴力など高い基礎能力を誇るキャラクターでした。そんなセッコのスタンド「オアシス」も基礎能力が高く応用技も使えるなどかなりの強さを誇ります。そこで、ここからはセッコのスタンド「オアシス」に焦点を当てて紹介していきます。それではまず、ジョジョ5部の作品情報を振り返っていきましょう。

『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』は荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のPart5(第5部)です。舞台がイタリアとなっているため、本部のみ「Parte5」と表記されています。DIOの息子であるジョルノ・ジョバーナが憧れのギャングスターへと上りつめていく姿が描かれた漫画となっており、ジャンプ・コミックスの単行本47巻から63巻に収録されていました。

ジョジョ5部の主人公はイタリアのネアポリスに住むジョルノ・ジョバーナです。彼はジョースター家の宿敵であるDIOの血を継ぐ息子だったため、周囲から迫害を受けて育ってきました。

そんなある日、ギャングの男に出会ったことでギャングスターへの憧れを抱くようになります。そして物語は西暦2001年、15歳に成長したジョルノがイタリアのギャング組織「パッショーネ」とトラブルに遭ったことを機に、パッショーネへと入団することになりました…

ジョジョ5部に登場するセッコは、ギャング組織「パッショーネ」のボス・ディアボロの切り札の1人です。ディアボロ曰く「考えの読めない男」で、チョコラータの元患者という情報以外に彼の素性は分かっていません。テレビアニメ版のジョジョ5部ではシルエットだけ先行登場しており、チョコラータがソルベの体を輪切りに切り刻んでいく様子をカメラで撮影していました。ちなみに、漫画版ではブチャラティチームの前に現れています。

セッコのスタンドは「オアシス」です。全身タイツのようなものがスタンド「オアシス」となっているため、拳と足による打撃攻撃をメインにしています。パワーに特化した近距離型のスタンドです。では、スタンド「オアシス」にはどのような能力があるのでしょうか？ここからは、セッコのスタンド能力を見ていきましょう。

セッコのスタンド「オアシス」には、触れるものを泥化する能力があります。スタンドビジョンがないタイプの能力顕現型のスタンドで、装着型のスタンドではなく、競泳用の全身水着となっています。スタンド能力においては、周囲に存在するものに触れることで泥のようにドロドロの状態にすることができ、さらにセッコ自身はその中を泳ぐことができます。

そして泥化に至るまでの時間もかなり短く、ほんの一瞬で泥化させることができるようです。セッコがヘリから飛び降りた際、そのまま地中に飛び込めていたシーンから分かります。オアシスの泥化の強度においては、セッコ自身が自由に変更でき、その応用として液化するだけでなく粘度を与えることによって弾性力を物質に与えています。

そして能力の泥化はセッコの体内から常に放射されている状態で、能力の射程外まで吹き出した場合、泥が落ちてくる頃には固く鋭い石に成形されているため、その状態で敵にダメージを与えることが可能。このように遠距離範囲攻撃も可能ですが、これ以外にもスタンドエネルギーを集めた応用技もあります。泥化の能力の衝撃弾を投げつけ、それに当たった標的は体ごとドロドロにしてしまうのです。

また、セッコ自身が泥の中を進む際は、野生の本能で周囲の音などを聞き分けることができるため、泥の中で目が見えない状態でも対象を追跡・攻撃が可能です。これはセッコの特殊能力というわけではなく、もともと聴力が高かったことが影響しています。さらにセッコ自身の身体能力と格闘能力もずば抜けているため、作中では身体にスタンドエネルギーを纏いつつ、スティッキィ・フィンガーズと戦っていました。

セッコが使うスタンド「オアシス」の本質は、セッコの体液内に潜む揮発性のスタンドです。スタンドはセッコの体液内に常に存在しているため、グリーン・ディのカビも常に溶かして無効化しています。さらにスタンドは揮発性であるため、セッコが着ているスーツが汗を吸い出して周囲へと発散し、セッコの周囲数メートルでは常に泥化状態が維持されていました。

そしてスタンドの泥化は大元がセッコの体液であるため、汗をかき集めるだけで泥化する塊を投げることができます。さらに言うと、泥化・液状化と能力の関係性においては、泥化が物質の質感を変えずにスタンド能力の影響下から離れると、元の硬度に戻っていくため、スタンドが溶かしたり泥にしているわけではありません。物質の分子間の繋がりを緩くさせることで、一時的に液状のような振る舞いをする能力となっているのです。

セッコのスタンド「オアシス」がどれくらい強いのか？ここではセッコのスタンドと、作中でセッコと壮絶な戦いを繰り広げたブチャラティのスタンドを比較し、どれくらい強いのかを把握してみましょう。ブチャラティのスタンドは「スティッキィ・フィンガーズ」です。このスタンドは殴った物体にジッパーを取り付け、空いたジッパーの中に空間を作ったり、物体を切断したりすることができます。

実際にセッコのスタンドとスティッキィ・フィンガーズがぶつかり合った時は、セッコのスタンドの基本性能が高かったため、スピードとパワーでスティッキィ・フィンガーズの方が押し負けていました。

壁などを液状化させてからそこに腕を当てることで、バウンド攻撃をしているため、通常よりもパワーとスピードが格段に上昇していたのです。このエピソードから、スティッキィ・フィンガーズとオアシスがどちらが強いのかを考察すれば、オアシスの方が強いと言えるでしょう。

セッコのスタンド「オアシス」は液化だけでなく粘度を与えることで弾性力を触れた物質に与えたり、スタンドエネルギーをかき集めることで衝撃弾を投げつけたりするなど、応用技にも使えるよく考えられた能力となっていたのですが、果たしてスタンド「オアシス」の元ネタはあるのでしょうか？

ジョジョシリーズのスタンドは、その多くが洋楽バンドの名前や曲名などが元ネタになっていることで知られています。セッコのスタンド「オアシス」も例外ではなく、イギリスのロックバンド「オアシス(oasis)」が元ネタになっていました。興味のある方は「iTunes Store」で聴くことができるので是非チェックしてみてください。

それではここからセッコの作品での活躍と最期をチェックし、スタンド「オアシス」がどれくらい強いのかを確認していきましょう。セッコの活躍が見られるシーンでは、ローマのコロッセオが舞台となっていました。ボスを倒すためのヒントを得るために、コロッセオに向かったブチャラティ達の前に現れたのがセッコです。セッコはブチャラティたちがローマに上陸した後に攻撃を加えています。

初登場時は、チョコラータの能力をサポートする役割で登場しており、そこで見られたのが自分の位置を泥化で下げ、チョコラータのグリーン・ディで相手を攻撃するという手法でした。そこで、ブチャラティは地中に潜っているセッコを叩くために塀を落下し、壁から飛び出してきたセッコにラッシュを食らわせます。しかしその瞬間、ブチャラティはまんまと2人から逃げ果せました。

ブチャラティ一行にまんまと逃げ果せられてしまったセッコ。そこで彼はブチャラティ一行をヘリで追跡し、再びブチャラティ一行の前に姿を現します。そしてセッコVSブチャラティの構図となりました。しかし、ブチャラティはセッコを相手に地上で戦うことは不利だと悟ります。そこで考えた策がジッパーで地中を進みながらコロッセオに向かい、そこで決着をつけるというものでした。

その策に気付かず、ブチャラティを追いかけるセッコ。優れた聴力を大いに活用し、じわじわとブチャラティを追い詰めていきます。ブチャラティは少しでも動くとセッコに居場所がバレてしまうと考えたため、その場にジッとして様子をうかがうことにしました。

ところが、セッコのアスファルトの針による攻撃や、地中を殴ることで広がる波紋攻撃を受けてしまいます。反動的に身を守るために動いてしまったことで居場所がバレ、さらなる接近を許してしまいました。遂に泥化がブチャラティの体を襲い始めたため、セッコは最後の攻撃を仕掛けようとします。そこで近くのものをブチャラティごと引き込みますが、実はこれこそがブチャラティの作戦だったのです。

そしてセッコは泥化した石畳に沈んだ自動車のタイヤを殴られ、その時の破裂の衝撃によって聴力を奪われてしまいます。さらにその後、セッコはジッパーで自らの喉と手を繋がれてしまいました。そこで、自分の喉を液状化させようとしますが、これによって自滅してしまいます。何とか能力を解除しようともがくのですが、不遇にもゴミ収集車へと転がりこんでしまい、そのままチョコラータと一緒に燃えるゴミとして運ばれていきました…

ゲーム版『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』に登場するセッコを演じた声優は、声優事務所「シグマ・セブン」で声優、ナレーターとして活動中のうすいたかやすです。1990年代から活動を開始した声優。

1994年に放送されたテレビアニメ『マクロス7』のコスギとプリシコビッチでデビューを果たし、その後『ガラクタ通りのステイン』のステイン役、『BORUTO-ボルト-』のコクリ役、『宇宙海賊ミトの大冒険』のナンダブ、ジュウサー役などを演じていました。

ゲーム版『オールスターバトル』と『アイズオブヘブン』に登場するセッコを演じた声優は、芸能事務所「アイムエンタープライズ」で声優、歌手、ナレーターとして活動中の下野紘です。声優としては、主にアニメやゲーム、ラジオ、吹き替えを中心に活動しています。

2001年にゲーム『リリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士3〜』で声優デビューを果たしており、その後『ラーゼフォン』の神名綾人役、『CLUSTER EDGE』のアゲート・フローライト役、『SoltyRei』のユート・K・スティール役などを演じていました。

アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』に登場するセッコを演じた声優は、声優事務所「Zynchro」で声優、俳優、歌手として活動中のKENNです。声優としては、主にアニメやゲーム、吹き替えを中心に活動しています。代表作には『宇宙兄弟』の南波日々人役、『逆転裁判4』の王泥喜法介役、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の遊城十代役、『ミュージカル テニスの王子様』の不二裕太役がありました。

こちらはジョジョ5部に登場するセッコのスタンドに関する感想です。感想では「セッコもスタンドも欲しい」と言われています。どうやらセッコのかわいい要素が好評の理由のようです。セッコのかわいい一面にも注目してみると良いかもしれません。

こちらはジョジョ5部に登場するセッコのスタンド「オアシス」の元ネタに関する感想です。スタンドの元ネタはイギリスのロックバンド「オアシス(oasis)」でした。感想で言われている通り、ロックバンドのメンバーの2人はかなり仲が悪いことで有名です。わざわざ犬猿の仲である2人組みをセットに、セッコとチョコラータのスタンドが元ネタとなっているので、気になる方はその理由を考察してみると面白いことに気付けるのかもしれません。

こちらはジョジョ5部に登場するセッコのスタンド「オアシス」に関する感想です。感想の通り、セッコのスタンド以外にもギアッチョのスタンドが装着型のスタンドとなっています。ギアッチョのスタンドについても追及すると、装着型スタンドへの理解が深まるはずです。

ジョジョ5部に登場するセッコのスタンド「オアシス」は、スティッキィ・フィンガーズより強いのか？ということで、スタンド能力の詳細や作中での活躍に焦点を当てて疑問に迫ってきました。登場初期のセッコはチョコラータの前でバカなフリをしていたため、前半部分にだまされた人は多いかもしれません。実際はかなり饒舌で、さらにスタンド能力も強いということからブチャラティもかなり苦戦させられることになります。

ただ、かなり強いキャラではあるものの最後はゴミ収集車に運ばれる残念な結果となってしまいました。なかなかゲスなキャラクターですが、残念なエピソードや本能で行動するような一面などかわいいところもあります。今回のまとめで興味を持たれた方は、ぜひセッコの魅力をチェックしてみてください。