【封神演義】宝貝(パオペエ)とは?スーパー宝貝の持ち主と効果・威力一覧

90年代後半に週刊少年ジャンプから連載された漫画『封神演義』。本作は漫画家・藤崎竜氏によるSFファンタジー漫画で、今でも根強いファンが多く存在する作品となっています。仙道側の衣装や施設など独創的なデザインや、超古代文明を世界設定のベースにしているなどの要素が魅力的です。中でも本作を盛り上げている要素が「宝貝(パオペエ)」と言えるでしょう。当記事では、宝貝(パオペエ)とは何か?という疑問に答えつつ、スーパー宝貝を扱う最強の持ち主と効果・威力を一覧で紹介しています。

【封神演義】宝貝(パオペエ)とは?スーパー宝貝の持ち主と効果・威力一覧のイメージ

目次

  1. 宝貝(パオペエ)が話題の封神演義とは?
  2. 宝貝(パオペエ)・スーパー宝貝とは?
  3. スーパー宝貝の最強持ち主と効果・威力一覧
  4. スーパー宝貝の正体や目的
  5. パオペエに関する感想や評価
  6. パオペエまとめ

宝貝(パオペエ)が話題の封神演義とは?

中国古典小説を原作としたことで、より壮大な世界観を演出している漫画『封神演義』。本作では仙人が登場しており、彼らは武器である「宝貝(パオペエ)」を使って戦います。そんな彼らのバトルシーンは見逃せない要素の1つですが、バトルを盛り上げている宝貝(パオペエ)にも注目するとより一層作品を楽しめるはずです。そこで、ここからは宝貝(パオペエ)とは何か?詳細を解説していきます。それではまず『封神演義』の作品情報をご覧ください。

封神演義の概要

『封神演義(ほうしんえんぎ)』は漫画家、イラストレーターの藤崎竜によるSFファンタジー漫画およびテレビアニメ作品です。1996年から2000年にかけて『週刊少年ジャンプ』にて連載され、1999年からは全26話で構成されたテレビアニメの放送がスタートしました。本作は中国の古典怪奇小説『封神演義』を原作としていますが、作中では原典にはないコメディ要素が多く盛り込められています。

封神演義のあらすじ

ここでは『封神演義』の簡単なあらすじを見ていきましょう。時は3000年前の殷の王朝時代。殷の第30代皇帝紂王は文武共に卓越した才能を持つ名君でした。しかし、紂王が邪心を持つ妲己を皇后に迎え入れたことで、かつての賢君は見る影も無くなり抜け殻となってしまいます。

彼女の怪しい術に惑わされたのです。こうして、善政を保っていた殷は乱れに乱れることになります。そこで、仙人界崑崙山の教主である元始天尊は、悪の仙道を神界に封じ込める「封神計画」を弟子の太公望に実行させることにしました…

TVアニメ「覇穹 封神演義」公式サイト

宝貝(パオペエ)・スーパー宝貝とは?

宝貝(パオペエ)とは?

『封神演義』に登場する宝貝(パオペエ)とは、仙人と道士だけが扱える武器・道具です。仙人骨が無い人間は扱うことができず、もし人間が宝貝(パオペエ)を手にすれば精気を吸収されて衰弱死してしまいます。そのため、いかに道士と言えど天然道士も持つことも使うこともできません。作中では、多種多様な宝貝(パオペエ)が登場していました。

スーパー宝貝とは?

スーパー宝貝とは、宝貝の中でも桁違いの能力を有する武器・道具です。通常の宝貝であれば仙人・道士でも扱うことができていましたが、この道具の場合は並の仙人・道士では扱うことができません。

使うどころか持つだけで精気を吸収されて数分単位で衰弱死してしまいます。そのため、スーパー宝貝を扱っている仙人・道士は作中屈指の最強キャラです。仙人界では世界に7つ存在しているとされています。ただ、この情報は仙人界だけで確認されている数です。

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スーパー宝貝の最強持ち主と効果・威力一覧

雷公鞭

スーパー宝貝(パオペエ)の持ち主と効果・威力の一覧、1つ目は雷を操る宝貝「雷公鞭(らいこうべん)」です。雷公鞭は最強の道士である申公豹(しんこうひょう)が所有しています。道化師のような申公豹のスタイルと相性が良く、先が3つに分かれた鞭で相手を翻弄していました。全てのパオペエの中でも最強と言われるほどの力を持っており、その威力は数キロに離れた山でさえも一つ丸ごと消滅させてしまうほどの高さを誇ります。

さらに、力が及ぶ範囲は中国全土の空を覆い尽くすことからかなり広いことが分かります。ただ、それでもまだ全力を発揮していないようです。そしてこのパオペエは高い破壊力だけでなく、スタンガンのように使用することもできるのでオールマイティに何でもこなせる武器・道具と言えるでしょう。

傾世元禳

スーパー宝貝(パオペエ)の持ち主と効果・威力の一覧、2つ目は周囲の生物を誘惑して操ることができる宝貝「傾世元禳(けいせいげんじょう)」です。傾世元禳は本作の自称ヒロインであり、殷を混乱に貶めた仙女・妲己が所有しています。妲己は魂魄体だけで移動することができるため、他人の肉体を乗っ取って周囲の人間を裏から操作してきました。

妲己自身の戦闘能力は最強と言えるほどの高さを誇りますが、周囲の人間をたぶらかすのが好きなのかパオペエの効果を使って、自ら戦地に赴かずに裏から策略を巡らせています。そのため、このパオペエが威力を発揮するシーンはあまり描かれていません。ただ、戦闘では所有者を守るバリアとして使うことができるようです。

禁鞭

スーパー宝貝(パオペエ)の持ち主と効果・威力の一覧、3つ目は最も気位が高いとされている鞭状の宝貝「禁鞭(きんべん)」です。禁鞭は序盤から終盤の長きに渡って強敵として君臨していた軍師・聞仲が所有しています。今では金鰲三強と呼ばれる最強の人物ですが、元々は仙人骨を持たないただの人間でした。しかし、とてつもない修行を重ねたことで仙人骨が生まれ、仙人の力を得るに至っています。

それゆえに激情的な一面があり、殷の利益にはならないと判断したら仙人を全て滅ぼそうとするなど「殷の守護者」として描かれていました。そして仙人界全体を巻き込んだ大規模な仙界戦争で「禁鞭」を扱っています。その時にたった1人で仙人界をほぼ壊滅状態へと追い込むなどかなりの実力を見せつけていました。

その戦闘シーンで禁鞭の効果が、直径数キロ範囲内の敵を一瞬にして打ち据えるような超攻撃型であることが分かっています。シンプルゆえに高い威力を誇るパオペエですが、未熟な者が扱うと暴走したり、使用者の周りにいる人間を打ち据えてしまうなど厄介な所があるようです。

太極図

スーパー宝貝(パオペエ)の持ち主と効果・威力の一覧、4つ目は他のパオペエの力を吸収して戦う力に変換する宝貝「太極図(たいきょくず)」です。太極図は三大仙人の1人であり申公豹の師匠でもある太上老君が所有しています。太上老君は物語序盤から多くの人に最強と噂される人物でしたが、彼が姿を現したのは終盤に差し掛かった頃でした。

そんな太上老君が使う太極図の効果については、当初パオペエによって引き起こされる現象を無効化すると考えられていたのですが、実際は前述した通り他のパオペエの力を吸収する武器であることが判明しています。そのため、他の仙人・道士の力をパオペエを通じて集束することで所有者に莫大な力を与えることができます。使いようによっては最も弱い宝貝(パオペエ)と言えるかもしれません。

六魂幡

スーパー宝貝(パオペエ)の持ち主と効果・威力の一覧、5つ目は巨大化・分散して対象を包み込む宝貝「六魂幡(りんこんはん)」です。六魂幡は妖怪仙人ばかりが住む金鰲島の教主・通天が所有しています。通天教主は妖怪仙人の頂点に立つ存在ですが、崑崙山と友好関係を築くなど穏健派です。

しかし、彼が扱う六魂幡自体は残酷で恐ろしい宝貝(パオペエ)と言えるでしょう。このパオぺエは発動すると巨大化し、相手を包み込んだ後に圧縮します。ただ、圧縮された後は神へと魂魄を送る「封神」という行為をされることが無いため、包まれた対象は完全に存在が消失してしまうのです。

金蛟剪

スーパー宝貝(パオペエ)の持ち主と効果・威力の一覧、6つ目は発動することで対象を食らい尽くす龍を出す宝貝「金蛟剪(きんこうせん)」です。金蛟剪は雷公鞭に次いで仙人界第2位の破壊力を持つ宝貝で、巨大な花が原型の妖怪仙人・趙公明が所有しています。趙公明は花の化身であるゆえに明るい性格をしており、派手なリアクションで周囲をドン引きさせる人物です。

しかし、単純に戦闘が好きという戦闘狂で、実力は金鰲三強の名にふさわしく最強と言えるでしょう。そんな趙公明が扱う金蛟剪は大型のハサミのような形状をしています。発動することで生み出した龍は標的を食らい尽くすまで追い続け、さらに所有者の能力次第では龍が変化するようです。ただ、使いこなせない場合は出現させる龍が減ってしまうため、このパオペエの強さは所有者の能力に依存しています。

盤古幡

スーパー宝貝(パオペエ)の持ち主と効果・威力の一覧、7つ目は周囲の重力を操作する宝貝「盤古幡(ばんこはん)」です。盤古幡は崑崙山の教主であり三大仙人の1人でもある元始天尊が所有しています。元始天尊は主人公太公望に封神計画を立案・遂行させた張本人で、弟子である太公望に劣らず策略家です。

歴史を操る敵を消滅させるためにあらゆる策を練っています。そんな元始天尊が扱う盤古幡の重力は最大出力が1000倍もあります。その重力下においては空間に歪みが生じるほどで、もし内部にいた場合はただそこにいるだけで骨が骨折するほどの威力を誇ります。

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スーパー宝貝の正体や目的

オリジナル宝貝はスーパー宝貝のみ

これまでにスーパー宝貝の効果・威力や所有者を紹介してきました。では、そもそもスーパー宝貝はどうやって生まれたのでしょうか?スーパー宝貝の起源について解説する前に、お伝えしておくべきことが一つあります。それは宝貝というのは全てスーパー宝貝を模して造られた模造品であり、オリジナル宝貝がスーパー宝貝であるということです。

スーパー宝貝の本来の目的

それではここでスーパー宝貝がどのようにして生まれたのか、またその存在意義や目的について解説していきます。スーパー宝貝と深い繋がりのある存在が「女媧」です。女媧は、かつて地球に飛来してきた「最初の人」であり、あらゆる世界を滅ぼしては新に一から作り上げてきた絶大な力を持つ存在でした。

しかし、そんな女媧に対抗しようとする者達もまた「最初の人」です。そして彼らが女媧に対抗する手段として作り出したのがスーパー宝貝でした。つまり、スーパー宝貝は強大な力を持つ女媧を倒すために作られた武器であり、そんな強大な存在に対抗でき得るほどの強力な力を持った最強の武器というわけです。

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パオペエに関する感想や評価

こちらの感想では『封神演義』が高く評価されつつ宝貝(パオペエ)が欲しくなると言われています。どうやら、宝貝が欲しくなる理由が戦闘描写に迫力があるからのようです。宝貝を使った迫力ある戦闘シーンだけでなく作品自体も高く評価されているので、興味のある方はぜひ単行本1巻から読んでみると良いでしょう。

こちらは『封神演義』のスーパー宝貝に関する感想です。どうやらスーパー宝貝「金蛟剪」に関して感想が述べられているようで、持ち主に戻っていたのかどうかについて考察されています。金蛟剪の所有者は巨大な花が原型の妖怪仙人・趙公明でした。そして感想で挙がっている哪吒は、崑崙山の道士で宝貝人間です。最終的には金蛟剪を内蔵しているので、2人の関係性を調査してみるのも良いかもしれません。

こちらでは『封神演義』の20話を観た感想があがっています。7つの感想が上がっていますが、その中から宝貝に関する感想を見てみると「何かとオリジナル機能とオプションが付く」と言われています。当記事ではスーパー宝貝の効果と所有者を紹介してきましたが、確かにオリジナル機能が多くついていました。これを機にどんな機能の変化が起きたのかをチェックしてみると面白い発見があるかもしれません。

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パオペエまとめ

『封神演義』のスーパー宝貝の持ち主と効果・威力を一覧化しつつ、宝貝(パオペエ)とは何かを紹介してきましたがいかがでしたか?宝貝(パオペエ)とは、仙人・道士だけが扱える武器・道具です。そして、スーパー宝貝というのが宝貝の能力をさらにパワーアップさせたものであることが分かりました。

当記事では『封神演義』のスーパー宝貝の持ち主と効果・威力までを紹介していますが、スーパー宝貝にはさまざまな特性があると同時に、使用者の能力や性格と相性が良いものが多いと思った方は多いのではないでしょうか?スーパー宝貝は使い方と使用者次第ではかなり効果と威力が弱まってしまいます。

そのため、宝貝は使用者と相性が良いからこそ仙人・道士達にとっての最強の力となっているのです。今回のまとめで宝貝とは何かが分かったので、これを機に宝貝(パオペエ)の所有者をチェックしてみると良いでしょう。

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