【呪術廻戦】獄門彊（ごくもんきょう）とは？元ネタや五条悟封印の条件も解説

今回のまとめでは、大人気漫画・アニメ『呪術廻戦』に登場した「獄門彊（ごくもんきょう）」とは一体どのようなものなのかについてまとめていきます。「獄門彊（ごくもんきょう）」の元ネタやグッズ、五条悟が封印された経緯などについてもまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてください。それでは、「獄門彊（ごくもんきょう）」についてまとめる前に、『呪術廻戦』の概要やあらすじについて見ていきましょう。

『呪術廻戦』は、2018年より『週刊少年ジャンプ』にて2021年1月現在も連載されている芥見下々さんが描く呪術バトル漫画です。コミックは現在14巻まで刊行されています。漫画のほか、本編の前日譚を描いた『呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校』及びスピンオフ小説が2冊ほど刊行されました。2020年10月よりテレビアニメも放送されていますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

主人公の虎杖悠仁は、仙台市にある高校に通う男子高生として日々を送っていましたが、ある日、入院していた祖父が亡くなってしまいます。その夜、所属しているオカルト研究会の先輩たちが開けてはいけない”特級呪物”を開封してしまい、呪霊が発生してしまいました。そこに駆けつけた呪術高専の伏黒恵は、特級呪物・両面宿儺の回収に走ります。ですが、予想外のハプニングが起こってしまい、虎杖を巻き込んでしまったのです。

それでは、「獄門彊（ごくもんきょう）」とは一体どのようなものなのかについて見ていきましょう。「獄門彊（ごくもんきょう）」は、『呪術廻戦』10巻から始まる「渋谷事変編」で夏油傑が持っていることが判明した特級呪物です。「獄門彊（ごくもんきょう）」は、生きた結界と言われており、どんな物質も1つだけ封印することができてしまう呪物です。人間も封印することができ、五条悟が現時点で封印されてしまっています。

何でも、誰でも封印することのできる結界呪物「獄門彊（ごくもんきょう）」の効果とは一体どのようなものなのでしょうか？「獄門彊（ごくもんきょう）」は、先述したように1度に1つ・1人だけを封印することができます。封印する期間は100年～1000年と言われていますが、封印対象者が「獄門彊（ごくもんきょう）」の中で自害してしまった場合はその封印は解かれることになってしまいます。

「獄門彊（ごくもんきょう）」の中に封印されてしまった対象者は、長い時間封印されても歳をとることはありません。また、これまで持っていた呪力や身体能力は失われ続けてしまいます。ですので、封印された対象者は「獄門彊（ごくもんきょう）」の中で動くことはおろか、攻撃することさえできなくなってしまうのです。実際、封印された五条悟も「物理的時間は流れていない」と言っていますが動くことはできていません。

そんな「獄門彊（ごくもんきょう）」の発動条件ですが、封印対象者を半径4m以内に1分間止まらせることです。1分以内と言っても、時間的な1分ではなく”脳内時間での1分”であることが重要なのです。そして、「獄門彊（ごくもんきょう）」から半径4m以内に1分間対象者が止まった後に「獄門彊閉門」と唱えれば、「獄門彊（ごくもんきょう）」への封印が完了します。

五条悟ほどの能力があれば、「獄門彊（ごくもんきょう）」に近づくことはないと考えられますが、偽夏油の登場により五条悟は動揺してしまい、夏油傑との高校時代の記憶を思い出してしまったことで、脳内時間1分間動くことができませんでした。

では、「獄門彊（ごくもんきょう）」のモデルや元ネタについて見ていきましょう。「獄門彊（ごくもんきょう）」のモデル・元ネタとなったのは、平安時代に『往生要集』という書物を書いた源信（げんしん）という浄土教の祖であり僧侶だと言われています。元ネタとなった源信は恵心僧都（えしんそうず）という敬称でも呼ばれており、極楽浄土や地獄についての概念を記し、浄土宗の基礎となる部分を示した人物です。

作中で、偽夏油や呪霊たちが麻雀をやりながら「獄門彊は生きた結界 源信のなれ果て」だと言っています。このことから、「獄門彊（ごくもんきょう）」は元は人間であり、源信であることが窺えます。そして、「獄門彊（ごくもんきょう）」は、江戸時代に庶民に課される6種類の処刑のうちの1つであった”獄門”であり、彊は”強制する”という意味を持つことから、「処刑・地獄を強制するもの」であることも窺えます。

ジャンプストアやAmazonでは、「獄門彊（ごくもんきょう）」のグッズを販売しています。「『呪術廻戦』五条悟が封じられた獄門彊ネックレス」として税込み￥3,300での完全受注生産として登場したのです。現在ジャンプストアでは予約終了となっていますが、Amazonでは予約受付をしています。今後も「獄門彊（ごくもんきょう）」のグッズが登場するかもしれませんので、グッズが欲しい方は情報を逐一チェックしてみてください。

五条悟が「獄門彊（ごくもんきょう）」に封印されてしまうのは、『呪術廻戦』11巻で描かれている渋谷事変でのことです。呪霊たちの結界を使った一般人を巻き込んでの荒らしが突如渋谷で始まります。呪術高専生や呪術師、五条悟が渋谷駅に駆けつけます。渋谷駅の地下では既に凄惨なバトルや呪霊たちによる暴動が始まっていました。渋谷駅の地下5階へ駆けつけた五条悟の前に、殺したはずの親友・夏油傑が現れたのです。

予想外の事態に五条悟は脳内時間1分、「獄門彊（ごくもんきょう）」から半径4mに止まってしまったのです。動揺してしまった五条悟ですが、彼は夏油傑が偽物であることに気が付きます。ですが、時すでに遅く、気が付いた時には「獄門彊（ごくもんきょう）」が開門していました。そして、五条悟は「獄門彊（ごくもんきょう）」に封印されることとなってしまったのです。

「獄門彊（ごくもんきょう）」に封印されてしまった五条悟ですが、「獄門彊（ごくもんきょう）」が五条悟の呪力の処理をしきれずにその場から動かすことができなくなってしまったのです。五条悟は「獄門彊（ごくもんきょう）」から出られず、一方、偽夏油傑たちは「獄門彊（ごくもんきょう）」が動かせない状況となりました。では、五条悟が「獄門彊（ごくもんきょう）」から出る方法はあるのでしょうか？

現時点では「獄門彊（ごくもんきょう）」から自力で出ることは五条悟でさえも不可能とされていますが、唯一希望があるとすれば、伏黒恵の亡き父親である甚爾が持っていた特級呪具「天逆鉾（あまのさかほこ）」を使うことで脱出可能ではないか？と言われています。特級呪具「天逆鉾（あまのさかほこ）」は、発動している最中の術式を強制終了する力を持っているのです。

そんな希望を持つ特級呪具「天逆鉾（あまのさかほこ）」ですが、甚爾が亡き今、一体どこにあるのかが分かっていません。今後、特級呪具「天逆鉾（あまのさかほこ）」が登場するのか、五条悟は「獄門彊（ごくもんきょう）」から脱出することはできるのかに注目です。

では、「獄門彊（ごくもんきょう）」をなぜ偽夏油傑が持っていたのでしょうか？現時点で分かっていることから考察していきます。まず1つ目の考察は、「獄門彊（ごくもんきょう）」が簡単に入手できた可能性は限りなく低いということです。その理由としては、「獄門彊（ごくもんきょう）」が入手できたことを知った際、漏瑚がとても興奮していたことから、やっとの思いで手に入れることができたことが窺えるからです。

では、なぜ入手困難な「獄門彊（ごくもんきょう）」を偽夏油傑は手に入れることができたのでしょうか？手に入れた方法として考えられるのが2つほどあります。その1つ目が、裏梅が「獄門彊（ごくもんきょう）」にこれまで封印されていたというものです。

裏梅とは、偽夏油傑一派に同行している呪詛師であり、4巻から描かれた「京都姉妹校交流会」で襲撃を命令したり、10巻から始まる「渋谷事変」にて他の呪詛師たちに命令を下していた人物です。裏梅に関しては現時点で素性はおろか性別すらも分かっておらず、謎の多い人物として描かれています。見た目は子どもですが、白髪のおかっぱの裏梅は、宿儺を慕う様子も描かれています。

1000年以上も昔から存在する呪詛師の宿儺を知り慕っているということは、裏梅も1000年以上前に生きていたことが窺えます。そして、昔から宿儺とは面識があり、何らかの関係性であったことが窺えるのです。宿儺は計20本もの指の特級呪物として各地にち散り散りになってしまいましたが、裏梅は今のところどこにいたのか、何をしていたのかは不明です。

「獄門彊（ごくもんきょう）」を手に入れた方法として考えられる2つ目の考察は、偽夏油の正体となる人物が獄門彊に封印されていたということです。本物の夏油傑は、五条悟の手によって葬られました。ここで本物の夏油傑の命は終わっていますが、その後夏油傑の遺体は何者かに乗っ取られてしまったことによって、夏油傑は偽物が渋谷事変にて登場したということになります。ですが、五条悟は夏油傑が偽物だとすぐに気づきました。

遺体を乗っ取れるということは、偽夏油傑の正体は人間ではなく精神的、魂的な存在である可能性が高いことが考えられるのです。ですので、偽夏油傑が「獄門彊（ごくもんきょう）」を持っていたのは、以前自分が入っていた”器”が「獄門彊（ごくもんきょう）」であったからだと考えると偽夏油傑の存在や「獄門彊（ごくもんきょう）」を手にいれた方法に関しても納得できます。

また、偽夏油傑の正体が人間であったとしても、「獄門彊（ごくもんきょう）」の中で自死をした後に精神または魂だけが生きていたという仮説も立てられます。どちらにせよ、「獄門彊（ごくもんきょう）」を手に入れた方法としては、偽夏油傑または裏梅が以前に封印されていた可能性が高いことが考えられます。

続いては、「獄門彊（ごくもんきょう）」に関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目の感想や評価は、「獄門彊（ごくもんきょう）」の元ネタに関するツイートです。元ネタとなった源信と併せて、対象者を封印するということは仏教の”修行”に近いのでは？という意見もありました。仏教的意味を併せて考えるとますます深い考察となっていきます。

続いての感想や評価は、「獄門彊（ごくもんきょう）」の中に以前入っていたのが裏梅だったら今後の展開としてとても良いというものでした。以前の封印者が裏梅だった面白いと言っている方は多くおり、実際、裏梅が「獄門彊（ごくもんきょう）」を手に入れた何らかの鍵を握っている可能性が高いと見ていいのではないでしょうか？

続いての感想や評価は、五条悟を満を持して「獄門彊（ごくもんきょう）」に封印したものの、「獄門彊（ごくもんきょう）」自体が五条悟の処理に追いつかずにその場から動けなくなってしまった展開に焦っていた偽夏油傑に関してのものでした。五条悟の呪力の予想以上の大きさに動揺していた偽夏油一行でしたが、今後どんな手を打つのかにぜひ注目です。

以上、大人気漫画・アニメ『呪術廻戦』に登場する「獄門彊（ごくもんきょう）」の正体や元ネタに関するまとめでした。「獄門彊（ごくもんきょう）」に手に入れた偽夏油傑には謎が多く、また、「獄門彊（ごくもんきょう）」に封印されてしまった五条悟の今後にも注目が集まっています。サイト内には、『呪術廻戦』に関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。