【ダイの大冒険】ミストバーンの正体と強さを考察！バーンとの関係や本当の姿とは？

今回は「ダイの大冒険」のミストバーンについて、その正体や強さ・必殺技を紹介し、かっこいい魅力や活躍についてネタバレでみていきます。さらに、1991年版アニメと2020年版アニメでそれぞれミストバーンの声優を務めた難波圭一さんと子安武人さんについても紹介していきます。まず、ここでは「ダイの大冒険」の作品情報をみていきます。

「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」は1989年〜1996年に週刊少年ジャンプで連載されていたファンタジー・バトル漫画です。テレビアニメは「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は1991年に第1作目が放送され、第2作目として2020年に再アニメ化を果たしました。

かつての魔王ハドラーが勇者アバンに倒されてから十数年後、魔王が再び世界の平和を脅かしていました。主人公のダイは怪物たちのいる島に暮らす少年でしたが、あるとき怪物たちが凶暴化し、ダイに襲いかかります。そこをアバンと弟子のポップに救われたダイはアバンの弟子となり、才能を開花させていきます。その後、アバンが死亡し、見習い勇者ダイと魔法使いポップはアバンの意志を継ぎ、旅立つのでした。

「ダイの大冒険」のミストバーンは、魔王軍に所属する古参の参謀で大魔王バーンに絶対的な忠誠を誓う敵キャラです。ミストバーンは常に黒の衣を纏っており、その正体や本当の姿は終盤まで明かされませんでした。

さらに、ミストバーンは冷静かつ無口で無愛想な性格として知られており、人物評価も大魔王バーンを除けば敵味方関係なく公平に行います。次に、そんなミストバーンの正体や本当の姿について考察し、その必殺技や強さをみていきます。

ミストバーンの正体は、他者に寄生してその体を操るガス生命体と幽霊の間のような存在です。彼は魔界で強い生命体に次々と寄生して強くなり、若さを維持したい大魔王バーンが自身の若い肉体を分離し、数百年もの間ミストバーンに預けていたのです。彼の正体は最終決戦で明らかとなり、正体を明かしたのと同時に初めてガス状の本当の姿も晒しました。

「ダイの大冒険」のミストバーンはいつも黒い衣をまとっていますが、それを脱いだ状態ではポップの最強魔法であるメドローアを弾き、ラーハルトとヒムの連携技も一切効かないほどの強さを発揮します。ここでは、ミストバーンの必殺技を一覧で紹介し、その強さを考察していきます。

「ダイの大冒険」のミストバーンの必殺技・強さ、1つ目のビュートデストリンガーは、高速で伸ばした鋭い爪で貫いた相手を絡め取る技で、爪を切られたとしてもすぐに伸びてきます。また、その鋭い爪は伝説の防具さえも貫くことが可能で、相手を拘束したり、引きちぎることもできます。

「ダイの大冒険」のミストバーンの必殺技・強さ、2つ目のデストリンガー・ブレードは、揃えた爪を剣のように伸ばし、相手を切り刻む技です。ロン・ベルクの顔を傷つけたのもこの技となっています。

「ダイの大冒険」のミストバーンの必殺技・強さ、3つ目の闘魔傀儡掌は糸状の暗黒闘気を掌から放ち、操り人形のように相手を操る技です。相手を痛めつける強力な技としても使用できます。

「ダイの大冒険」のミストバーンの必殺技・強さ、4つ目の闘魔滅砕陣は蜘蛛の巣のように暗黒闘気の意図を足元から張り巡らせ、周囲の者を一気に縛り上げる、使用頻度の高い技です。ダイたちは何度もこの技でピンチに陥りました。

「ダイの大冒険」のミストバーンの必殺技・強さ、5つ目の闘魔最終掌は、全暗黒闘気を集中させた掌で敵を握りつぶすミストバーンの最終奥義です。その威力は超金属であっても防御できないほど凄まじいものとなっています。

他者の肉体に寄生するミストバーンは強い肉体を手に入れれば、簡単に強くなれますが、決して自分自身を鍛え上げることはできません。そのため、ミストバーンは「強靭な肉体と精神」に劣等感を持っており、それを持つ者に対して純粋な気持ちで敬意を抱いています。

実際には劣等感に対してひがみやねたみを抱くことが多くありますが、ミストバーンは自身の劣等感としっかり向き合い、素直にそれに敬意を払えるのです。そんなところがミストバーンのかっこいい魅力の1つと見なされています。

ミストバーンは一点の曇りもなく、大魔王バーンに絶対的な忠誠心を持っています。彼の信条は「大魔王様のお言葉は全てに優先する」であり、それを守るためなら特別に敬意を払っているハドラーとも敵対することもできるのです。そんな一貫した忠誠心を持っているところも彼のかっこいい魅力と評価されています。

強靭な肉体と精神を持つ者に対して敬意を払うミストバーンですが、ハドラーに対しては特別な敬意を払っていると言われています。ハドラーが大魔王バーンに歯向かったときも、怒るどころか一瞬自分の立場を忘れて魅入っていました。さらに、ザボエラがハドラーを侮辱したときも、ヒムがハドラーの生まれ変わりと聞かされたときも、普段冷静な彼には珍しく激怒していました。

その理由について、大魔王バーンが初めて彼の能力を認めてくれた人物ならば、ハドラーは初めて彼の「熱い魂」を認めてくれた人物です。劣等感を持つミストバーンにとって、他者から認められることは特別なことであり、容姿とかではなく目に見えない自分の部分を認められたことが嬉しかったからだろうと考えられています。このように、人間味溢れるキャラクターもミストバーンのかっこいい魅力だと言われています。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、1つ目は初登場シーンです。ミストバーンは魔王軍団長が集結するときに無言で現れ、大魔王バーンの決断に不平を言うフレイザードに「大王様のお言葉はすべてに優先する」と発言しました。無愛想で無口な男として知られ、一度口を閉ざせば、数十年開かないと言われていた彼のいきなりの開口に周囲は驚きを隠せませんでした。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、2つ目はバジル島です。ミストバーンはバジル島での魔王軍総攻撃のときに姿を見せますが、大した活躍もせずいつの間にか姿を消していました。ミストバーンが姿を消した理由はハドラーがヒュンケルに負け、死亡したためです。実はハドラーの肉体は大魔王バーンまたはミストバーンの暗黒闘気により、何度でも蘇ることができます。

そのため、ミストバーンはハドラーを蘇らせに向かい、一度戦場から消えますが、その後、戦場に戻ってからは劣勢だったフレイザードを救い、彼に最強の鎧を授けました。しかし、結局フレイザードはダイの必殺技にやられてしまい、もう一度チャンスを、と懇願するもミストバーンに踏みつけられ、とどめを刺されました。ミストバーンはダイの力量を測るため、フレイザードを捨て駒として利用したのです。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、3つ目はハドラーとの対峙です。大魔王バーンから与えられた最後のチャンスを活かせなかったハドラーが逃げ出し、ミストバーンはハドラー粛清のために動き出します。しかし、ミストバーンに見つかったハドラーは強くなるため、魔族の身体を捨てて超魔生物になることを決心します。ここで、ミストバーンが初めて動揺した姿を見せました。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、4つ目は鬼岩城での襲撃です。ミストバーンは鬼岩城を操作し、レオナ姫や世界の指導者が集結するパプリカを進行します。このとき、ミストバーンは世界の要人に向け、下のセリフを発します。その後、かつてのミストバーンの弟子で魔王軍を裏切ったヒュンケルが現れたため、ミストバーンは鬼岩城から出てきます。

ミストバーンの初の本格的な戦闘となり、ミストバーンはヒュンケルに不意を疲れ、隠していた顔の一部を見られてしまいます。このことで、普段は冷静なミストバーンは激怒。さらに、ダイが鬼岩城を全壊させたことで、ミストバーンの怒りは極限に達します。怒りに任せ、自らの黒の衣（これを脱ぐと本来の力を発揮できる）を脱ごうとするミストバーンでしたが、寸前でキルバーンに止められ、冷静さを取り戻していました。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、5つ目はバーンの元へ戻ったシーンです。超魔生物となったハドラーとダイの闘いを見届けたミストバーンは、ハドラーを伴ってバーンの元へ戻ります。このとき、ハドラーは下のセリフのように初めてミストバーンに感謝の言葉を述べ、ミストバーンの仮面の下に隠された熱い魂を感じると告げます。

ミストバーンは内心、ハドラーが大魔王バーンに粛清されるのではないかと心配していました。そんな心情を察したキルバーンは「心配ないよ」とミストバーンを安心させていましたが、このことからキルバーンはハドラーに対し、ミストバーンが特別な敬意を抱いていることを見抜いていることが分かります。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、6つ目はダイとバランとの戦いです。ミストバーンは大魔王バーンと共に、ハドラーが1人でダイとバランと戦うのを見守ります。しかし、ミストバーンは超魔生物となったとはいえハドラーがこの2人と戦うのは無謀だと考えていました。しかし、彼の読みは間違っていました。

実はハドラーの体内には強烈な爆弾「黒のコア」が大魔王バーンによって仕掛けられており、負けたときにはそれが発動されてしまうのです。それを知って驚くミストバーンでしたが、その後、ハドラーの負けが濃厚となったことでハドラーの前に現れます。

ハドラーは自分は駒に過ぎなかったのかと、ミストバーンに問いますが、彼は「大魔王様のお言葉はすべてを優先する！」と返します。そして、ここで初めて黒の衣を脱いでそれまで隠してきた姿を現し、黒のコアを発動させました。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、7つ目は生き残ったハドラーです。黒のコアがミストバーンによって発動されるも、ダイを守りたいバランが全生命力と引き換えにその力を抑え込んだことで、ハドラーは生き残りました。

その後、ハドラーはダイ側につき、バーンの前に現れます。大魔王バーンはハドラーの処刑を指示しますが、ハドラーはそれを拒否し、大魔王バーンに刃を向けます。このとき、ミストバーンは一瞬、そんなハドラーの姿に魅入っていました。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、8つ目はミナカトール攻防戦です。ミストバーンはヒュンケルとクロコダインの公開処刑を見届けることとなり、何とかヒュンケルを再び闇の戦士にしようとします。しかし、逆にそれを彼のパワーアップに利用され、さらに、ミストバーンは隠している顔を彼に殴られたことで激昂。大魔王バーンの声で冷静さを取り戻しました。

そして、ダイたちに攻撃を仕掛けようとするミストバーンでしたが、同じ魔族で知り合いのロン・ベルクに止められます。実は2人には過去の因縁がありました。かつてロン・ベルクは大魔王バーンに勧誘され、断ったことがあり、逆上したミストバーンは彼の顔に傷をつけたのです。

「ダイの大冒険」のミストバーンの活躍ネタバレ、9つ目は最終決戦です。ミストバーンは大魔王バーンの命令でミナカトールの場を後にし、ダイたちのもとに戻ってきます。途中、ミストバーンの弱点である光の闘気を持つヒュンケルやヒムらも参戦します。ヒムに追い詰められたミストバーンは黒の衣を脱いで真の力を発揮する許可を大魔王バーンに求めますが、ダイとの戦いに夢中の大魔王バーンからの応答はありません。

そのまま戦い、ヒムの攻撃を受けたミストバーンの衣は吹き飛んでしまいました。衣を脱いだミストバーンは真の力を発揮。チート級のその強さには誰も敵いません。そして、ミストバーンと大魔王バーンの姿から、大魔王バーンが若さを維持するために自身の若い肉体を分離し、それをミストバーンに託していたことが明らかとなります。さらに、ミストバーンは大魔王バーンから若い肉体の返還を求められます。

このとき、ミストバーンのガス状の本当の姿が現れ、彼の正体が判明。大魔王バーンに若い肉体を返したミストバーンは、まずマァム、真の狙いであるヒュンケルと順番に寄生し、彼がヒュンケルを弟子にした理由が明かされます。ミストバーンはいつか大魔王バーンに若い肉体を返したときのため、寄生できる最高の肉体を一から育てようとヒュンケルを弟子にしたのです。

そのため、ミストバーンはいつか自分の道具となるはずのヒュンケルの粛清に消極的だったのです。しかし、ヒュンケルはミストバーンが必ず自分を寄生相手に選ぶと直感しており、前もって光の闘気を集中させていました。そして、ヒュンケルの精神世界の中でミストバーンは光の闘気を受けて消滅しました。

• 生年月日：1957年8月26日
• 出生地：島根県江津市
• 出身地：山口県岩国市
• 所属事務所：藤賀事務所
• 職業：声優・俳優・ナレーター
• 活動期間：1984年〜
• 主な出演作品：「キャプテン翼」カール・ハインツ・シュナイダー役、「機動戦士Ζガンダム」カツ・コバヤシ役、「タッチ」上杉和也役、「金田一少年の事件簿」佐木竜太役、「聖闘士星矢」魚座のアフロディーテ役、「きまぐれオレンジ☆ロード」小松整司役、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険（第1作）」ポップ役

• 生年月日：1967年5月5日
• 出身地：神奈川県横浜市南区
• 所属事務所：ティーズファクトリー（代表取締役）
• 職業：声優・ナレーター
• 活動期間：1988年〜
• 主な活動期間：「楽しいムーミン一家」スナフキン役、「ONE PIECE」青雉/クザン役、「ジョジョの奇妙な冒険」ディオ・ブランドー/ DIO役、「銀魂」高杉晋助、「進撃の巨人」獣の巨人/ジーク・イェーガー役、「鬼滅の刃」手鬼役など

こちらは「ダイの大冒険」のミストバーンに関するツイートです。ミストバーンがとても好きだという感想で、乗っ取る相手に対する敬意を忘れないところが評価されています。

こちらも「ダイの大冒険」のミストバーンに関するツイートです。ミストバーンが好きだという感想で、ザボエラを叱ったり、ハドラーに敬意を払うところが熱血漢だと評価されています。

こちらも「ダイの大冒険」のミストバーンに関するツイートです。ミストバーンの声優を子安武人さんが担当するのがとても嬉しい、そして、ミストバーンがたくさんしゃべるときが来るのが楽しみという感想です。

いかがでしたか？「ダイの大冒険」のミストバーンの正体や強さを考察し、彼の必殺技やかっこいい魅力、作中での活躍についてみてきました。そして、ミストバーンは強靭な肉体と精神に劣等感を持っており、それを持つ者に敬意を抱いていること、特にハドラーには特別な敬意を払っていること。

さらに、初登場から最終決戦まで一貫して大魔王バーンへの忠誠心を持ち続けていたことなどがかっこいい魅力と言われていることが分かりました。皆さんも敵キャラながらかっこいいと人気のミストバーンにぜひ注目してみてください！