【ダイの大冒険】ノヴァの技や強さは？ロン・ベルクとの関係と刀鍛冶になった理由は？

今回は「ダイの大冒険」に登場する北の勇者ノヴァについて、その能力・技を一覧で紹介し、その強さに迫っていきます。さらに、ノヴァとロン・ベルクとの関係や最終的に刀鍛冶に転身した理由を紹介し、ノヴァが「ダイの大冒険」作中で発した名言・名セリフやダイとの関係の変化についてもみていきます。まず、ここでは「ダイの大冒険」の作品情報をみていきます。

漫画「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」は堀井雄二先生監修、三条陸先生原作、稲田浩司先生作画担当によるバトルファンタジー作品で、集英社の週刊少年ジャンプで連載されていました。さらに「ダイの大冒険」は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」というタイトルで2度、テレビアニメ化されており、アニメ「ダイの大冒険」第1作目は1991年10月〜1992年9月の期間にTBS系列で全46話が放送されました。

さらに、アニメ「ダイの大冒険」第2作目はテレビ東京系列で2020年10月から再アニメ化され、この他に「ダイの大冒険」はスピンオフやゲーム化作品も発表されています。

かつて勇者アバンが魔王ハドラーを倒し、世界は平和を取り戻します。それから十数年後、魔王の復活により世界中にモンスターが解き放たれます。通称・怪物島に住む少年ダイは島のモンスターが凶暴化したところをアバンや弟子のポップに助けられ、それがきっかけでアバンの弟子となります。その後、ダイは勇者見習いとして未熟な魔法使いポップと共に、仲間を増やしながら大魔王バーンを倒す旅に出ることになります。

「ダイの大冒険」に登場するノヴァは、リンガイア戦士団の団長で、同国の将軍バウスンの1人息子でもあります。そして、故郷で「北の勇者」と呼ばれ、人々の尊敬を集めていた初登場時のノヴァは、自分に対して絶対的な自信を持っていました。さらに、ノヴァは自己中心的な性格で単独行動も多く、ダイたちともよく衝突していました。

しかし、ハドラー親衛騎団に負けてからは自らの未熟さを痛感し、謙虚になります。そして、後衛として大魔王バーンを倒すことを目標とするダイたちのサポートをするようになりました。

「ダイの大冒険」に登場するノヴァは挫折知らずな性格をしていました。加えて、一度リンガイア王国が魔王軍に滅ぼされた際、ノヴァは全滅寸前のオーザムを救うため遠征している最中でした。そのため、ノヴァは魔王軍の強さを目の当たりにしたことがなく、自分さえいればリンガイア王国を守れたのに、と勝手に思い込んでいたのです。

このように、ノヴァは挫折を知らないため、自分に対して絶対的な自信を持っており、リンガイア王国の将軍であり父親のバウスンにさえも耳を貸さなくなっていました。しかし、実際はリンガイア王国を襲撃したのは、魔王軍最強とされる軍団長バランだったため、ノヴァがいても結末は同じだったはずだとされています。

「ダイの大冒険」のノヴァの能力や技・強さ一覧、1つ目は「マヒャド」です。「マヒャド」はノヴァの得意な攻撃呪文ですが、「ダイの大冒険」作中ではあまり使われていません。そして、シグマに対して使用した際は見事に跳ね返され、自らが凍りつく結果となりました。

そもそも「ダイの大冒険」の作中では、上級の攻撃呪文を使いこなせる人間キャラが少なく、他にはポップとその師匠のマトリフくらいとなっています。そのため、本来なら呪術が得意なノヴァは素質が高いことが分かります。

「ダイの大冒険」のノヴァの能力や技・強さ一覧、2つ目は「闘気剣（オーラブレード）」です。「闘気剣（オーラブレード）」は闘気を武器に纏わせる必殺技です。この技は非常に威力が高いことで知られており、伝説の武器を使っているわけでもないのに、非常に強度の高い金属「オリハルコン」にさえも傷をつけることが可能なほどです。

また、闘気を武器に込め、放り投げて攻撃することも可能で、ノヴァの闘気の扱いと器用さはヒュンケルにも匹敵すると言われています。そんなノヴァの実力をダイも認めており、最適な新技特訓の相手としてノヴァを選びました。そして、訓練なのでダイも全力ではないとは言え、ノヴァは特訓の最中にダイの必殺技「アバンストラッシュX（クロス）」を凌ぎ、その実力をみせつけました。

「ダイの大冒険」のノヴァの能力や技・強さ一覧、3つ目は「ノーザン・グランブレード」です。「ノーザン・グランブレード」は闘気剣（オーラブレード）の出力を全開にした状態で、高くジャンプして敵を切り裂く必殺技です。その威力は当時その技を目撃したポップが「ライデインストラッシュ（ダイの必殺技）も真っ青だ」だと評したほどで、豪快なノヴァの攻撃技となっています。

しかし、防御力に特化したヒムにとっては、ノヴァの「ノーザン・グランブレード」も「柱の角に頭をぶつけた」程度の威力しかなく、まったく通用しませんでした。

「ダイの大冒険」のノヴァの能力や技・強さ一覧、4つ目は「生命の剣」です。「生命の剣」とは闘気の代わりに剣に自らの生命力を込める必殺技です。ハドラーの生命の剣と同様に、命がある限り絶対に折れることはありませんが、計り知れないほどの生命力を消耗してしまうため、短時間の使用でも血色が悪くなり、頬のコケたゾンビのような容姿に変わってしまいます。

そのため、ノヴァが生命の剣に全生命力をかけたとき、もしロン・ベルクに止められていなければ、確実に命を落としていただろうと考えられています。また、結局ロン・ベルクに言われて、使用するのを止めたため、その威力は不明となっています。ただ、ノヴァが最終手段として使用しようとしたことからも、ノーザングランブレードを最大出力で使用したときよりも、その威力は上だろうとも予想されています。

「ダイの大冒険」で大破邪呪文防衛線でノヴァは、超魔ゾンビとなったザボエラを倒すため、自分の全生命力をかけて生命の剣を使おうとします。そこで、ロン・ベルクがノヴァの命が危険に晒されるとして制止しますが、ノヴァは上の画像のセリフを言ってノヴァの心を打ちました。当初のノヴァはロン・ベルクのことを価値観や種族の違いから嫌悪していました。

しかし、大破邪呪文防衛線でロン・ベルクとノヴァは互いを心から尊敬するようになったノヴァは、ロン・ベルクの後継者として彼の意思を継ぎ、刀鍛冶としての道を歩むようになります。

超魔ゾンビとなったザボエラを倒すため、ノヴァは生命の剣を使用しようとしますが、ロン・ベルクに止められてしまいます。そして、ロン・ベルクはノヴァを死なせないように、未完成の星皇剣を使用し、両腕に大怪我を負いました。

ロン・ベルクの心を知ったノヴァは、命を救ってくれたロン・ベルクへの恩返しのために星皇剣は自分が必ず完成させると宣言。そのために自分の手を使ってほしいと申し出ます。ロン・ベルクは彼の弟子入りを認め、ノヴァは刀鍛冶としての道を歩んでいくことになりました。

「ダイの大冒険」のノヴァは魔王軍との最後の決戦に際し、全世界の戦士がカール王国に集まることになります。そして、ダイ一行がカール王国に到着した頃、ハドラー親衛騎団によって、船の建造を行っていたサババが襲撃されます。ハドラー親衛騎団の強さを前に、サババにいた戦士たちが次々に敗れ、それを知ったダイ一行もサババに駆けつけようとします。

しかし、すでにカール王国に到着していたノヴァはダイ一行を引き止め、自分が1人でサババを助けに行くと主張します。ノヴァは勇者と呼ばれるダイに対して対抗心を抱いており、さらにダイ一向に対して勇者は自分1人で十分だと言い張ります。ノヴァの言葉に怒りを覚えたポップは彼に殴りかかろうとしますが、ダイは一緒に戦おうとノヴァの説得を試みます。

しかし、ノヴァの決意は変わらず、父バウスンの制止も聞かずにサババに駆け出して行きました。サババに到着したノヴァは闘気の剣で、ハドラー親衛騎団の1人であるヒムに向かっていきますが、超金属の硬い身体をしているヒムには、ノヴァの必殺技「ノーザン・グランブレード」が全く効きません。

さらに、親衛騎団のメンバーは皆、天才的な戦闘スキルを有しており、ノヴァは女王アルビナスの必殺技「ニードルサウザンド」でダメージを受けます。それでも、ノヴァは諦めることなく、ポップが親衛騎団に対して最強の魔法「極大消滅呪文（メドローア）」を放とうとしているとき、割り込んでマヒャドを放ちます。しかし、その技もシグマのシャハルの鏡に跳ね返され、ノヴァの自尊心は徹底的に砕かれることとなりました。

「ダイの大冒険」のノヴァはハドラー親衛騎団との戦いで自尊心が徹底的に砕かれ、自分の間違いに気づきます。そして、大魔王バーンとの決戦に向け、ダイの修行を手助けするようになり、ダイと手合わせをしたときに改めて、自分とダイとの実力の差を実感するのでした。

ノヴァは初対面時にダイに迷惑をかけたことを謝り、本物の勇者のダイに嫉妬していたことを素直に認めます。しかし、ダイはそんなノヴァに対して「1番強いやつ1人だけが本物の勇者なんて間違ってる」と発言。故郷で「北の勇者」と呼ばれ、人々を救っているノヴァも「立派な勇者」であると言って、ノヴァを励ますのでした。

「ダイの大冒険」のノヴァの名言・名セリフ、1つ目は「噂には聞いていたが…」です。プライドの高いノヴァは当初、完全にダイのことを見下しており、このセリフを言い放って単身で魔王軍との戦いに赴きました。

「ダイの大冒険」のノヴァの名言・名セリフ、2つ目は「まったくキミは凄いヤツだ…」です。大魔王バーンとの戦いに向けて、ノヴァはダイと特訓することになります。このとき、ダイは短期間で新しい必殺技を思いつき、ノヴァに向けて試してみます。その必殺技の威力は凄まじく、ノヴァは危うく命を落とすところでした。

それでもダイは気休め程度の技だと言ってのけます。そこで、ノヴァはこのセリフを発し、ダイの凄さを認めつつ、かつてそんなダイと勇者の座を争うとしていた自身の無謀さを改めて痛感するのでした。

「ダイの大冒険」のノヴァの名言・名セリフ、3つ目は「ボクのこの手を使って下さい…」です。ロン・ベルクが作り上げた究極の兵器「星皇剣」は未完成の武器であり、驚異的な威力を誇る反面、使用者の腕も粉砕してしまう諸刃の剣でした。ノヴァや他の仲間たちを救うため、ロン・ベルクはザボエラの超魔ゾンビに対して、その武器を使用して必殺技を放ちます。

ロン・ベルクの必殺技は見事に決まりましたが、剣は砕け散り、ロン・ベルクの腕も今後70年は使用できない状態となりました。ロン・ベルクの唯一の心残りは、もうノヴァやダイたちに武器をつくってあげられないことでした。ノヴァはそんなロン・ベルクの気持ちを汲み、このセリフを言ってロン・ベルクの意思を継ぐ決意を固めました。

こちらは「ダイの大冒険」のノヴァに関するツイートです。ダイの練習相手になれるノヴァはそれなりに強いという感想で、ダイの必殺技に耐えられたことも評価されています。

こちらも「ダイの大冒険」のノヴァに関するツイートです。ノヴァの名セリフから「ダイの大冒険」という作品の凄さを実感できたそうです。

こちらも「ダイの大冒険」のノヴァに関するツイートです。ノヴァについて、主人公に喧嘩を売る形で「ダイの大冒険」作中に登場し、一気に敵にやられてしまうまでのスピードが早かったとしながらも、その敗北を経験したことで精神的に成長したという感想となっています。さらに、最終的には他の人に勇気を与えられる勇者となり、命がけで闘う姿が良かったと評価されています。

いかがでしたか？「ダイの大冒険」の北の勇者ノヴァについて、その能力や技を一覧で紹介し、その強さやノヴァが「ダイの大冒険」作中で発した名言・名セリフをみてきました。さらに、ノヴァとロン・ベルク、主人公ダイとの関係についてもそれぞれみてきました。そして、ノヴァは当初挫折知らずの自己中心的な性格でしたが、ハドラー親衛騎団との戦いで自尊心が砕かれたことが分かりました。

さらに、挫折を経験したことで謙虚になり、ダイへの対抗心も薄れ、彼の修行を手助けするようになったこと。また、当初はロン・ベルクのことを嫌悪していたノヴァでしたが、超魔ゾンビとなったザボエラとの戦いがきっかけで、自分の命を救ったロン・ベルクへの恩返しとして、彼の意志を継ぐ刀鍛冶になることを決意したことも分かりました。このように、魅力たっぷりなノヴァに皆さんもぜひ注目してみてください！