ダイの大冒険のポップの名シーンを画像付きで紹介!その魅力は成長?

ジャンプの名作漫画として名前の挙がる事の多い『DRAGON QUEST ダイの大冒険』ですが、今回はその中でも物語初期から登場して根強い人気を誇るポップについて、取り上げます。ダイの大冒険のストーリー上でのポップの活躍を画像と共に紹介しながら、現在でも人気の高いポップの成長に注目して、紹介していきます。当時読んでいた方はもちろん、コミック未読の方に向けても解説してきます。

ダイの大冒険のポップの名シーンを画像付きで紹介!その魅力は成長?のイメージ

目次

  1. 『DRAGON QUEST ダイの大冒険』とは?
  2. ダイの大冒険の魔法使いポップの初登場
  3. ダイの大冒険のポップの最初の活躍
  4. ダイの大冒険のポップのマァムへの想い
  5. ダイの大冒険のポップは命をかける
  6. ダイの大冒険のポップの修行
  7. ダイの大冒険の大魔導士ポップの頭脳戦
  8. ダイの大冒険のハドラーでさえ心を動かしたポップ
  9. ダイの大冒険のバーンとの最終決戦
  10. ダイの大冒険のポップの最大の魅力は「成長」だった!

『DRAGON QUEST ダイの大冒険』とは?

DRAGON QUESTの世界観・設定を元にしたジャンプの漫画

1989年から1996年までの7年間、週刊少年ジャンプで連載していた作品です。DRAGON QUESTシリーズのモンスターや呪文が多く登場しますが、ストーリーはオリジナルです。コミックスは全37巻で、アニメ化もされました。

主人公たちが成長しながら強大な魔王軍に戦いを挑むという王道ストーリーで、DRAGON QUESTの要素がふんだんに盛り込まれていますが、漫画オリジナルの呪文や必殺技も数多く存在します。

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たくさんのキャラクターが登場しますが、今回取り上げるのは主人公・ダイの最初の仲間であり、作品の中でも屈指の人気を誇るポップです。画像と共に名シーンを挙げながら、彼の魅力を紹介していきます。

ダイの大冒険の魔法使いポップの初登場

ポップの初登場はアバン先生とデルムリン島を訪れた時で、ダイの大冒険連載の初期です。魔王の復活を知ったアバンはダイを勇者として鍛えます。ポップは登場当初から強力な呪文を使えますが、詰めが甘く、度々失敗するシーンも登場します。

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元は小さな村の武器屋の息子でしたが、偶然村を訪れたアバン先生の強さに感激して家出同然で弟子になりました。ですが、なかなか修行に本腰を入れず、ちょっと厳しい課題を与えるとすぐに諦めてしまいます。

ポップの名前の由来は「大衆」を意味する「pop」と言われています。一般人の代表であり、読者により近い存在と言えます。ですが、単なる一般人では終わらず、魅力的なキャラクターへと成長を遂げます。

ダイの大冒険初期のポップは情けなかった

ダイの大冒険当初のポップは、決して人気の出そうな魅力的なキャラクターではありませんでした。火炎呪文は得意で、メラゾーマを使えるほどの力はありましたが、自分より弱い相手には堂々と立ち向かえますが、相手の方が強いと悟ると逃げ出す臆病な性格でした。

ダイの大冒険で最初の魔王軍六団長の1人であるクロコダイン戦では、力の差を目の当たりにして、ダイを置き去りにして1人で逃げ出しました。言い訳で元々魔王軍と戦う気のなかった、とポップは言っています。

ダイの大冒険のポップの最初の活躍

2度目のクロコダイン戦

ロモス王国にクロコダインが攻めてきた時、ダイは真っ先に城へ向かいます。ダイのピンチにもポップは腰が引けて逃げようとします。仲間になったマァムに殴られ「二度と顔も見たくない」とまで言われます。

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しかし、火事場泥棒をしていたニセ勇者一行の魔法使いの画像の言葉によって、ポップは涙を浮かべながら城へと向かいます。こうした人との出会いや言葉によって、ポップは少しずつ成長していく、というのも魅力です。最初から完璧ではなかったのです。

クロコダインと対峙したポップは震えながら、勇気を振り絞って画像のように叫びます。今まで情けなかったポップが初めて輝いた瞬間です。しかしポップのメラゾーマもクロコダインには効かないうえに、ブラスも操られています。

ブラスさえ無事ならダイは思いっ切り戦えると、逃げるために使っていた頭脳を現状打破のために使います。杖を砕き、やられたフリをしながらマホカトールによってブラスを救い出します。「ダイのために命を捨てる覚悟だったのか」とクロコダインに問われて言葉を返したのが、画像のシーンです。

敵であったクロコダインもポップに「男の誇りの尊さ」を教えられたと言い、以降味方として行動を共にします。ポップの最初の名シーンと言える場面です。しかし、まだまだポップは成長途中であり、未熟な部分も多く残っています。

ダイの大冒険のポップのマァムへの想い

ダイの大冒険における恋愛要素

徐々にマァムの事が気になりつつも、なかなかその先へ踏み出せません。その距離感にヤキモキします。後に仲間となるヒュンケルが気になっている様子のマァムを慰めたりと優しい面も見せますが、他の女性にすぐ鼻の下を伸ばしたりと、スケベな所も健在です。

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しかしマァムが傷付けられそうになった時の表情は真剣そのものです。マァムにはなかなか気づいてもらえません。画像の後もヒュンケルに良い所を取られてしまいます。

マァムとの別れとポップの告白?

フレイザードを撃破した後、マァムはパーティを離れます。彼女はポップの成長を見て、追い付こうと武闘家になろうとしていました。その際、ポップは「おれは…おまえを…す…」と言いかけて止めます。

ですが、ポップは告白せず、涙と鼻水を流しながら画像のように「すばらしい仲間」と言ってマァムと別れます。マァムが思っているほど自分は強くない、もっともっと強くならなければ、と心に決めます。かっこ悪い表情ながらもポップの想いの強さが分かる名シーンで、非常に魅力的です。

ダイの大冒険のポップは命をかける

アバンの使途最大の危機

ダイの父親であり、六団長でも最強の竜の騎士バランによって、ダイは記憶を消されてしまいます。ダイを牢屋に入れて隠しますが、最強の軍団をダイ抜きで戦わざるを得なくなりました。ここで、ポップはある決断をします。

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突然「もう打つ手なし」と言い、1人逃げようとします。竜の騎士であるダイを「人間じゃない」とまで言い放ちます。画像でもレオナに「あなたのような人の力は借りない」と言われ、ポップはその場を去ります。

しかし、昔の臆病なポップはもういません。わざと嫌われる言い方をして、たった1人で竜騎衆に戦いを挑みます。たとえ刺し違えてでも食い止めるつもりでした。ダイやみんなを守るために、覚悟を決めます。

ポップのメガンテ

竜魔人となったバランは強く、ヒュンケルもクロコダインもやられました。ポップの魔法力もゼロ、武器も道具もなければ、ダイを連れて逃げる事もできません。その時、ひらめきました。記憶をなくして怯えるダイに「すぐに終わらせてやる」と言います。

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今打てるたった1つの手、それはメガンテを放つ事でした。蘇生できないかもしれませんが、ダイのため、仲間のために、ポップは命をかけます。

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心配そうにダイを見ると、ポップは画像のように泣きじゃくりながら、別れの言葉を告げます。こんなにみっともない表情なのに、前後のストーリーを知るとポップらしいとても魅力的な場面に見えてきます。

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「おれの冒険はここまでだぜ…!!」と、呪文発動の直前にダイとの冒険の記憶が蘇ります。そして、メガンテを唱えます。しかし、直前にバランに振り切られ、バランを倒す事はできませんでした。ですがポップの死の衝撃は、失われたダイの記憶を呼び起こしました。

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ダイがバランに追い詰められた時、ポップが呪文を唱えました。メガンテで死亡していながらも、ダイを想う気持ちが奇跡を起こしました。ダイの大冒険におけるバラン戦もポップの気持ちの強さが伝わる名シーンです。

ダイの大冒険のポップの修行

ダイの大冒険・オリジナルの呪文習得へ

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今までの呪文が通用しない敵が出てきました。ポップは師匠のマトリフから最強の呪文を伝授されます。画像は修行風景の1シーンです。マトリフが編み出したオリジナルの呪文で、修行の方法も同じ呪文をぶつけて相殺する、というものです。

ダイの大冒険最強の呪文「メドローア」

そして、ついに会得しました。メラ系とヒャド系のエネルギーを合わせて矢のように飛ばして対消滅を起こす極大消滅呪文「メドローア」です。命中すれば敵を消滅させる事ができる最強の呪文で、当時のDRAGON QUESTシリーズにはなかったオリジナルの技です。

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オリハルコンのチェスの駒から生まれたハドラー親衛隊に向かってメドローアを放ちます。あまりの威力に敵どころか地形ごと消滅させてしまうほどです。この技の魅力は何といってもその絶大な威力です。まさに必殺技と呼ぶにふさわしい呪文です。

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以降、メドローアはポップ最強の呪文として登場していきます。ちなみにこのメドローア、ダイの大冒険の技の人気投票で1位を獲得するほど、人気と威力を兼ね備えた呪文です。

ポップのアバンのしるしが光らない

バーンパレスに乗り込むために、大破邪呪文・ミナカトールを唱えなければなりません。唱えるためには、アバンの使徒5人の力が必要になります。しかし、ポップのアバンのしるしが光りません。どんなに魔法力を全開にしても光りません。他のアバンの使徒は心に想っただけで光るのに自分だけ思い通りにいきません。

ダイのように竜の騎士でも、レオナのように王女でも、マァムのように両親がアバンの戦友でも、ヒュンケルのように善悪の指導を受けている戦闘のプロでもありません。「おれだけは違う」とポップは苦悩し、マァムにもつらく当たってしまいます。

ぶっつけ本番でやってみても、やはり光りませんでした。自分のせいでミナカトールが完成させる事ができず、ポップはその場から逃げ出します。その時、妖魔士団の軍団長・ザボエラの攻撃がポップを襲います。気付いたメルルがポップを庇い、守ります。

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メルルがポップに想いを寄せていました。しかし、言えば今の関係が壊れてしまいそうで打ち明けられませんでしたが、死期が近い事を悟り、ポップに想いを伝えます。ですが、ポップはマァムが好きである事を告白します。画像はその名シーンのコマです。

その時、ポップのアバンのしるしが光りました。ポップの魂の力こそ「勇気」でした。彼もメルルと同じく、怖くてマァムに打ち明けられませんでした。こういった弱い部分を乗り越えていく姿も魅力です。

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ですが、腕の中でメルルの命は今にも尽きそうになっています。メルルを救いたい、その強い思いがポップに更なる力を与えます。メルルの傷がみるみる治っていきます。回復呪文を使えないはずの魔法使いのポップが賢者となった事で、瀕死のメルルを救いました。

ダイの大冒険の大魔導士ポップの頭脳戦

「ただの人間さ…」

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敵はナイトの駒から生まれたシグマです。あらゆる呪文を跳ね返す「シャハルの鏡」を持っていて、ポップとは相性の悪い強敵です。シグマは何度やられても起き上がるポップに疑問を持ちます。「ゾンビか何かでないとその不死身は説明がつかない」と言うシグマにポップは言います。

僧侶と魔法使いの呪文が使えるポップはDRAGON QUESTの世界観において「賢者」と呼ばれる存在になっていますが、師匠・マトリフと同じく、自分の事を大魔道士と名乗ります。メドローアでなくては倒せない敵ですが、呪文は跳ね返されてしまいます。シグマとポップの頭脳戦の結果、メドローアに似せたベギラマを放ち、本命のメドローアでシグマを倒します。

ポップは実力はもちろん、頭の回転の速さを見せつけてくれるようになり、ますます頼もしく魅力的になってきました。もはやダイの大冒険にはなくてはならない存在です。シグマ戦は名勝負とも言える名シーンです。

ポップの告白

シグマ戦の後、ようやく面と向かってマァムに想いを伝える事ができました。ここもダイの大冒険における名シーンの1つで、今後の2人の恋愛の行方が気になります。

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画像でも分かる通り、初対面の時とはまるで違う顔つきです。しかし、時々見せる表情、特にマァムの返事の内容が気にする表情などは、ここまで急成長したポップを身近に感じられるコマかもしれません。

ダイの大冒険のハドラーでさえ心を動かしたポップ

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ダイとハドラーの一騎打ちの後、死神・キルバーンの罠に陥ります。ダイは脱出できましたが、ポップは脱出に失敗し、体力も魔法力も尽きました。どうしてもハドラーを見捨てていく事ができませんでした。アバンの仇でもあるハドラーに対して、見とれてしまったと言います。誇りをかけて仲間たちと力を合わせて正々堂々と戦うハドラーを自分たちと同じ言い放ちます。

かつての魔王であったハドラーでさえ、ポップを救ってほしいと神に祈るほど、彼に魅せられていきます。大魔道士としてはもちろん、人間的にもとても大きく成長しているのが分かる名シーンです。

ダイの大冒険のバーンとの最終決戦

バーン戦のポップの活躍

ダイの大冒険もいよいよクライマックスです。ここでもポップの頭脳は冴え渡ります。バーンの必殺奥義「天地魔闘の構え」の弱点を看破したり、バーンのメラゾーマである「カイザーフェニックス」を打ち消し、バーンを戦慄させます。

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しかしバーンは今までの敵よりもはるかに強く、仲間は傷付き倒れていきます。ですが、ポップは最後の瞬間まで諦めませんでした。そしてバーンに「人間の一生なんて一瞬の花火みたいなもの」と語り出します。幼い頃に「死」について考えたポップは両親に「人はどうして死ぬのか。どうしてずっと生きられないのか」と泣き出しました。

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ポップの母は泣きじゃくる息子を抱きしめて「人間は誰でもいつかは死ぬ。だから…みんな一生懸命生きるのよ」と言いました。勝てなくても諦めず、もがいて閃光のようにまぶしく燃えて生き抜く…大魔王相手に人間の生き方を説き、威勢よく啖呵を切ります。

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そんなポップの魂の言葉が、傷付き倒れたダイに再び力を与えます。そしてバーンとの決着をつけるため、最後の戦いに挑みます。ダイとの友情や絆が感じられる名セリフにして名シーンです。

ダイの大冒険のポップの最大の魅力は「成長」だった!

『DRAGON QUEST ダイの大冒険』のもう1人の主人公・ポップ

「一般人代表」だったポップの魅力は、何といってもその成長にあります。冒険を重ねるごとに魔法使いとしての能力はみるみる上がっていき、序盤は魔王軍にまったく相手にもされないくらい低く見られていましたが、後半においては「成長度だけならダイ以上」と敵からも評価され「アバンの使徒の中で最も恐ろしい男」と魔王軍を恐れされました。

また人間としても大きく成長していきます。知略を駆使して活路を開く、パーティになくてはならない存在となりました。最強の魔法力と最高の知性を身に付けていく過程を読みながら体験する事ができます。感情移入もしやすく、見せ場となる名シーンも多くあり、もう1人の主人公と言える存在です。

ダイの大冒険のDRAGON QUESTシリーズへの影響

ダイの大冒険自体はゲーム化されていませんが、後のDRAGON QUESTシリーズにも逆輸入された要素も多く、ポップのメドローアはナンバリング作品のDRAGON QUESTⅪのれんけい技にも登場しています。ダイの大冒険は、後のゲーム制作にも影響を与えています。

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原作コミックはもちろん、ゲームでもダイの大冒険を楽しむ事ができます。ダイの大冒険はDRAGON QUESTファンの方にも楽しんでいただける名作です。たくさんの名シーンがあり、ダイの大冒険未読の方にもおすすめですが、過去に読んでいた方もぜひ読み直していただき、感動を味わっていただきたい作品です。

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