【レベルE】バカ王子の正体とは？モデルがいた？面白い名言やエピソードを紹介

「レベルE」の主人公・バカ王子は、山形の高校に通うため東京から引っ越してきた筒井雪隆の家に居座っていた宇宙人です。金髪のロングウェーブの髪が特徴であり、整った容姿をしています。近場に墜落した宇宙船に乗っていた宇宙人であり、墜落時のショックで記憶を失っていました。

後に正体がドグラ星の第1王子だったことが判明します。いかに民衆からの支持を下げずに周囲を苦しめるかということばかりに天才的な頭脳を使っています。モデルとなったキャラクターや人物ははっきりとしたことは不明ですが、いくつかの説が浮上しています。

「レベルE」は、集英社の人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載されていたSFマンガです。ジャンプ・コミックスは全3巻、コミック文庫は上巻下巻の全2巻あります。作者は、「幽☆遊☆白書」や「HUNTER×HUNTER」といった人気作を手がけたことでも知られる漫画家・冨樫義博です。テレビアニメ「レベルE」は、2011年1月10日から4月4日に1クール全13話が放送されました。

数百種類もの宇宙人が飛来し、人間に化けて生活している現代。筒井雪隆は、東京から山形にある野球の強豪校へと進学し、一人暮らしをすることになります。新居となる部屋に行くと、そこには見ず知らずの男性が居座っていました。男性は、近くの山に墜落した宇宙船に乗っていた宇宙人だというのです。自由奔放でわがままな男性に振り回され少しの間だけ家に泊めてあげることにした雪隆でしたが、後に大事件に巻き込まれていきます。

実家から離れた野球の強豪校へ進学した筒井雪隆は、一人暮らしをすることになります。しかし、新居になぜか居座っていたのがバカ王子でした。バカ王子は近くの山に墜落した宇宙船に乗っていた宇宙人でした。しかし、墜落したショックで記憶喪失を引き起こしていました。彼の正体は、ドグラ星第1王子であり、フルネームはバカ=キ=エル・ドグラでした。

長いウェーブの金髪で、整った顔立ちをしています。周囲を困らせたり苦しめることが大好きな性格で、悪巧みばかりに天才的な頭脳を使っていました。こうしたことから、「悪魔」と評されることもあります。髪の毛が探知機になるなど、特殊な能力も有していました。

クラフト隊長、サド隊員、コリン隊員といった護衛部隊がおり、特にクラフト隊長には集中的に嫌がらせをしていました。真面目で実直という正反対の性格の弟・モハン＝キ＝エト・ドグラがいます。保守的なタイプを苦手としており、モハンとルナ王女がこれに該当します。擬態能力を持つ宇宙生命体のペット、クライブを飼っています。

「レベルE」の作者・冨樫義博は、「パタリロ!」のファンであるといいます。そのため、「レベルE」バカ王子のモデルとなったキャラクターは、「パタリロ!」の主人公・パタリロ・ド・マリネール8世（通称・殿下）の成長後ではないかと噂されています。画像だと左側の人物にあたります。さらに2人とも自由奔放で天才的な頭脳を持つなど、共通点が多くあります。

「レベルE」バカ王子の婚約者は、マグラ星のルナ王女です。物腰柔らかく、筒井雪隆も見惚れるほどの美女でした。当初、バカ王子は保守的で苦手なタイプと評していました。王位や結婚に縛られるのが嫌なためかバカ王子は、成人するまでに結婚しなければ王位継承権は次の者に移行するという法案を可決させていました。

国同士の平穏を築くためという政略結婚でしたが、ルナ王女はバカ王子との結婚を絶対的な幸せと思い込んでいました。生まれた時から月に一度、2人は映像を通して会話をしていました。王子に近づきたい一心から、幼い頃から難しい問題を解いたり、王子が好きな日本語を勉強したりなどしてきました。

王子の悪評は耳に入っていたようですが、そういう性格の方が一緒にいて飽きないだろうと受け入れていました。「レベルE」作中で王子との頭脳戦に勝利するなど、非常に頭が良いことがうかがえます。

「レベルE」の主人公・バカ王子のグッズも販売されており、人気があります。画像は、「レベルE」バカ王子のねんどろいどです。ノーマルの表情の他、真剣な表情とふざけた表情のパーツも付属しています。「レベルE」のキーともなった猫を抱っこする腕パーツや本を開く腕パーツなどもあります。

「レベルE」バカ王子の名言1つ目は、筒井雪隆に対して口にしたこちらの名言です。東京から山形にある野球の強豪校に進学した雪隆は、一人暮らしをすることになります。しかし、新居には宇宙船墜落のショックで記憶を失ったというバカ王子が居座っていました。雪隆に宇宙人である証拠を見せろと言われたバカ王子は、持っていた宇宙船のコントローラーを渡します。

雪隆がコントローラーのボタンを適当に押すと、宇宙船墜落現場から爆発音が鳴り響きます。死傷者がたくさんでたかもしれないと悩む中、隣の部屋に住む江戸川美歩が挨拶にやってきます。美歩の可愛さに見惚れ、コントローラーの件を忘れて今後の生活に胸を踊らせます。そんな雪隆の行動をバカ王子はパペットで再現し、「レベルE」作中でこの名言を口にしました。

「レベルE」バカ王子の名言2つ目に紹介するのは、原作漫画15話に登場したこちらの名言です。バカ王子には、マグラ星のルナ王女という許婚がいました。王位につきたくないがため、候補者が成人するまでに結婚しなければ継承権を失うという法案を可決させていました。バカ王子が成人するまで、残り1ヶ月と期限が迫っていました。焦った弟のモハン王子とルナ王女は、バカ王子が居座っている筒井雪隆の家まで宇宙船でやってきます。

「レベルE」ルナ王女は、バカ王子の目の前で一度つければ外せなくなる王家の指輪をはめます。2人から逃走する中で、バカ王子は自分の目の前に現れたモハン王子とルナ王女は偽物であり、正体は革命家であると推理しました。王家の指輪は、革命家の手にあります。バカ王子は、自身も王家の指輪をはめこの名言を口にします。しかし、バカ王子のこの推理には間違いがあったことが判明し、衝撃のラストを迎えます。

「レベルE」バカ王子の名言3つめは、最終回に登場したこちらの名言です。バカ王子は、金銭目的の誘拐犯に捕まります。周囲を困らせ振り回す悪魔のような性格で、優れた頭脳も全てそのために利用してきました。自分の命がかかっているとはいえ、バカ王子が誘拐犯の要求を飲むことはありませんでした。こちらはそんなバカ王子のモットーが現れた名言でした。

「レベルE」バカ王子の名言4つ目に紹介するのは、筒井雪隆に対して口にしたこちらの名言です。バカ王子は、地球に宇宙船が不時着し、居場所がないということで雪隆の家に居座ります。宇宙人である証拠を見せろという雪隆に、宇宙船のコントローラを渡しました。

適当にコントローラーのボタンを押したところ、宇宙船の墜落現場で爆破事故が発生します。爆破スイッチを押して死傷者を出してしまったかもしれないことに、雪隆は焦りを感じます。ことあるごとにおちょくってくる王子を追い出そうとしますが、弱みを言いふらされそうになります。今日だけは泊まってもいいという雪隆に対し、「レベルE」のバカ王子はこの名言を口にしました。

「レベルE」バカ王子の名言5つ目は、原色戦隊カラーレンジャー編に登場したこちらの名言です。バカ王子は、小学生5人を宇宙船に誘拐し、ヒーローに変身できるブレスレットをはめます。5人は、教室に集まることで惑星カルバリにワープしてしまう仕掛けとなっていました。惑星は、バカ王子が制作したRPGの世界でした。ゲームを進める中で5人は、ラスボスの魔王に遭遇しますが話し合いによって和解します。

5人を苦しめるためにゲームを制作した王子は、この流れに反対し、計画をベラベラと語り出します。本心を知った5人は、必殺技の出し方を聞き出して王子に制裁を加えます。こちらは、その時に説明した王子のセリフになります。テレビアニメ「レベルE」では、「原色戦隊カラーレンジャーのうた」も流れ話題となりました。

アニメ「レベルE」でバカ王子役を演じた声優は、浪川大輔でした。浪川大輔は、東京都出身1976年4月2日生まれです。子役から活動しており、デビュー作はアメリカのテレビドラマ「白バイ野郎ジョン&パンチ」の吹き替えでした。その後、「E.T.」の主人公・エリオット役を演じ一躍注目を集めます。

第4回声優アワード助演男優賞などの受賞歴があります。デビュー当初は劇団こまどり、その後東京俳優生活協同組合、アクロスエンタテインメントといった事務所に所属していました。現在は、声優事務所・ステイラックの代表取締役を務めています。歌手としても活躍しており、2010年6月23日にミニアルバム「I.D.」をリリースしました。

浪川大輔の主な出演作品に、「BECK」コユキ役、「ツバサ・クロニクル」ファイ・D・フローライト役、「忍たま乱太郎」斉藤タカ丸役、「BLEACH」ウルキオラ・シファー役、「隠の王」雲平・帷・デュランダル役、「ルパン三世」石川五ェ門（三代目）役、「ハイキュー!!」及川徹役、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ギルベルト・ブーゲンビリア役、「体操ザムライ」荒垣城太郎役、「千銃士」ナポレオン役などがあります。

「レベルE」の主人公・バカ王子の正体は、ドグラ星第1王子でした。モデルとなったのは、「パタリロ!」の主人公・パタリロ・ド・マリネール8世（通称・殿下）という説があります。「パタリロ!」の殿下も、「レベルE」の王子と同じく悪戯が大好きで天才的な頭脳を持っていました。モデル説が浮上するだけあり、おちょくり方などが似ているという「レベルE」ファンの感想もありました。

「レベルE」の王子は、とある目的のために当初地球に不時着した記憶喪失の宇宙人を装っていました。民衆からの支持を下げずいかに嫌がらせをするかということばかりに高い知能を使います。作中では、部下の他に居候先の筒井雪隆、小学生なども被害にあっていました。王子のいたずらに目が離せなかったという「レベルE」ファンの感想もありました。

「レベルE」は、原作漫画、テレビアニメ共に作画の美しさに定評があります。「レベルE」の王子は、ウェーブかかったロングヘアーを持つイケメンの宇宙人です。原作、アニメ共に王子が美しかったという「レベルE」ファンの感想も多くありました。

「レベルE」の王子は、民衆からの評価を下げることなく人を苦しめるかということばかりに頭を使います。嫌な奴だけれど完全な悪人ではないから憎めないという「レベルE」ファンの感想もありました。

「レベルE」の王子は、人に嫌がらせすることが大好きな悪魔のような性格から、周囲からバカ王子と呼ばれていました。当初はドグラ星第1王子という正体しか明かされていませんでした。しかし、最終話にて、バカ＝キ＝エル・ドグラというフルネームが発覚します。本名だったことがわかって驚いたという「レベルE」ファンの感想もありました。

アニメ「レベルE」で主人公の王子役を演じた声優は、ステイラックの代表取締役を務める声優・浪川大輔でした。声優としての代表作に、アニメ「アルスラーン戦記」ナルサス役、アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」連坊小路サトミ役などがあります。王子役の浪川大輔の演技を称賛する感想もありました。

本記事では、「レベルE」王子のモデルは「パタリロ!」の主人公・パタリロ・ド・マリネール8世の成長後という説を紹介してきました。その他にも、モデルはL'Arc〜en〜Cielのボーカルを務めるhydeではないかという説もあります。「レベルE」の王子とhydeも似ているという感想もありました。

「レベルE」の主人公・バカ王子の正体やモデル、アニメ「レベルE」の声優、作中に登場した名言などを紹介してきました。「レベルE」の主人公・バカ王子の正体は、ドグラ星第1王子でした。モデルは、「パタリロ!」の主人公・パタリロ・ド・マリネール8世の成長後の姿といわれています。