【呪術廻戦】陀艮(だごん)の術式・領域展開は?強さや死亡シーンも紹介

呪術師たちの暗闘が描かれた、芥見下々による漫画作品「呪術廻戦」。本記事で取り上げるのは、海を恐れる人の心が生んだ特級呪霊・陀艮(だごん)です。SNSを中心に、そのタコのような容姿が「かわいい!」と評判になっています。これから、陀艮の繰り出す術式や領域展開の特徴について解説、また幾多の戦闘を通して技の強さの検証や死亡シーンの紹介をしていきます。さらには、現在放送中のアニメでの登場予測や担当声優の話題まで盛りだくさんです。この機会にぜひご覧ください!

【呪術廻戦】陀艮(だごん)の術式・領域展開は?強さや死亡シーンも紹介のイメージ

目次

  1. 陀艮(だごん)とは?
  2. 陀艮の術式と領域展開・技
  3. 陀艮の強さや戦績
  4. 陀艮の目的と死亡シーン
  5. 陀艮はアニメで登場する?声優は?
  6. 陀艮に関する感想や評価
  7. 陀艮まとめ

陀艮(だごん)とは?

呪術廻戦の作品情報

本記事の主役である陀艮の話題に入る前に、呪術廻戦の作品情報をお届けします。まずは作品の概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

呪術廻戦の概要

「週刊少年ジャンプ」2018年14号より連載中の芥見下々による漫画作品「呪術廻戦」。呪霊のお祓いをする呪術師の暗闘が描かれていきます。

概要のイメージ

本作・呪術廻戦は、週刊少年ジャンプの増刊号・ジャンプGIGAにて2017年vol.1~4で連載された「東京都立呪術高等専門学校」の後日譚として書かれています。(後に東京都立呪術高等専門学校は、呪術廻戦のコミックス0巻として発売されました)。

コミックスは、2018年7月に第1巻が発売されるとすぐさま重版が決定されるなど大人気となりました。2021年1月現在14巻まで発行され、累計発行部数は2000万部を超えています。その人気ぶりは、「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」で1位、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」では大賞に輝いたことでも証明済です。

呪術廻戦のあらすじ

あらすじのイメージ

特級呪物・両面宿儺の指を拾った高校1年生・虎杖悠仁。その後、宿儺の指を手にして封印の護符を剝がした生徒に「呪い」が襲いかかりました。この生徒を助けるため、虎杖は猛毒の宿儺の指を飲み込むことに。普通ならすぐさま死亡してしまうところでしたが、特殊な体質を持つ虎杖は「宿儺の器」となり呪いを退けます。

一方、宿儺の器となったことで呪術師たちの標的となり捕まってしまう虎杖。彼には死刑判決が下されます。そんな時、最強の呪術師で呪術高専教師・五条悟が助け舟を出します。「宿儺の指全て集め食してから処刑」と提案し虎杖に猶予を与えたのです。

陀艮は海を恐れる心が生んだ呪霊

本記事で特集する陀艮(だごん)とは、タコのような容姿をした呪術廻戦のキャラクターで、海を恐れる人の心が生んだ特級呪霊です。

頭にはフードを被り、言葉をしゃべることはあまりなく「ぶふぅー」と鳴きます。同じ特級呪霊に属する漏瑚や花御とともに物語の初期から登場していました。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

陀艮の術式と領域展開・技

一級術師の禪院直毘人に右手を封じられていた陀艮。領域展開を発動する際、通常であれば手で印を結ぶのですが、それができない陀艮は大黒天が持つ宝の入った袋を表す呪印をお腹に描くことで発動を行っていました。

陀艮の水を扱う術式

圧倒的な筋力に物を言わせて敵を撃破する陀艮。敵が数人がかりで襲いかかっても陀艮にダメージを与える事すらできません。そんな力強さを誇る陀艮の放つ術式ですが、名称は開示されておらずただ水を扱う術式であることが判明しています。呪力により水の防壁を作り出したり、大量の水を具現化して攻撃に使います。

最初の「水の防壁」は、防御専門の技になります。大勢の敵を一度に相手にする時に威力を発揮しますが、他の大技を同時にかけることができないのが難点と言えます。

次の「大量の水の具現化」は、圧縮した水を勢いよく放出する技になります。同じ系統の技に伏黒恵が使役している象の式神「満象」の水技がありますが、同じ水技でも陀艮の術式は水量が桁違いに多いです。例えば駅構内で発動した時には、そこが広大な敷地にもかかわらず2mの高さまで水が押し寄せました。もし密閉された空間でこの術式が使われたら、敵は逃げる事すら不可能となるでしょう。

陀艮の死累累湧軍

陀艮の死累累湧軍(しるるゆうぐん)とは、魚など海洋生物の式神を大量に生成し敵に攻撃を加える技となります。命中するまで式神が姿を現さないので、その攻撃を防御することは至難の業。それに加えて無尽蔵に式神が現れ出てくるため、その攻撃に耐えることも極めて困難と言えます。

また、死累累湧軍を発動しながら、同時に陀艮が敵に攻撃を加えることができるのもこの技のアドバンテージとなっています。この技を受けた呪術界御三家の禪院直毘人は秘伝「落花の情」で身を守りましたが、同時に繰り出された陀艮の攻撃はかわせませんでした。

陀艮の領域展開「蕩蘊平線」

陀艮は「蕩蘊平線(たううんへいせん)」と呼ばれる領域を有していました。これを領域展開すると、南国の美しい海とヤシの木の茂った海岸線や砂浜が眼前に現れます。海を管理する陀艮ならではの領域展開と言えるでしょう。

攻撃面でのメリットとしては、蕩蘊平線を展開すると陀艮の術式が必中になることが挙げられます。蕩蘊平線展開中に死累累湧軍を発動することで、無尽蔵に現れる式神を必中させる事が可能、鬼に金棒となります。

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陀艮の強さや戦績

ここからは陀艮の強さや戦績について解説していきます。膨大な呪力に支えられ止めどなく式神を生み出し続けることができること。陀艮の強さはこれに尽きると言ってもよいでしょう。前述の死累累湧軍も、こうした下地があって初めて可能となる技です。

本作で陀艮の呪霊の強さは、最強レベルの「特級」に分類されています。ただし同じ特級に属する漏瑚や真人、花御の中では最下位に位置づけられているようです。漏瑚は陀艮が死亡した後に現れた呪霊ですが、禪院直毘人や七海建人が陀艮よりも格段に強いと語っています。

考察①禪院直毘人・七海建人・禪院真希との戦い

それでは、次に陀艮の対戦を振り返りながら、陀艮の強さについて検証していくことにしましょう。

井の頭線渋谷駅アベニュー口にて、陀艮は禪院直毘人・七海建人・禪院真希と相まみえることになりました。その場で禪院直毘人から速攻の洗礼を受ける陀艮。特級呪霊同士の対戦でしたが、力量の差は歴然。実は、この時、陀艮はまだ呪胎だったのです。その後、花御の最期を思い出したことでテンションが上がり、陀艮は変態を遂げます。体の表面が赤く染まり、触腕と大きな翼が現れました。

変態後は見違える強さを見せる陀艮。速攻の禪院直毘人に術式の発動を妨げられるものの、腹の上に呪印を描いて領域展開に成功します。窮地に立たされた陀艮は蕩蘊平線の展開で形勢を逆転させたのでした。

考察②禪院直毘人・七海建人・禪院真希・伏黒恵との戦い

ここで伏黒恵が参戦してきます。陀艮の領域に巻き込まれた直毘人ら3人を助けるため領域を展開する伏黒。彼の領域展開により陀艮の術式必中が崩れ去りました。七海は伏黒を援護射撃、禪院直毘人と禪院真希が陀艮に応戦します。

戦闘は猶も続き両者とも決定打にかける中、伏黒の体力は限界に近づいていました。伏黒にとって残された勝機は、全員で陀艮の領域から脱出することのみでした。

一旦領域内に入ってしまうと外界と接する縁の位置を特定できず結界を壊すことができなくなるのですが、伏黒は違いました。領域に引き込まれる際に、縁に触れて位置をつかんでいたのです。以心伝心で領域からの脱出作戦を悟った直毘人と真希は、陀艮と戦う七海と伏黒の元へと向かいました。

考察③禪院甚爾との戦い

陀艮が展開した領域からの脱出を試みる伏黒は、結界の縁に手をかけて穴を開けます。ところが、その穴から現れたのは思いもよらぬ御仁。それは、オガミ婆の降霊術によって復活した伏黒恵の実父・禪院甚爾でした。

甚爾の術式は制御不能状態となり暴走、殺戮マシンと化します。本能の赴くままひたすら強い相手に向かう甚爾は、最強の敵として陀艮を認識し襲いかかります。圧倒的なパワーに加えて真希から奪った特級呪具・游雲(ゆううん)を取り込んだ甚爾の攻撃にあっては、さすがの陀艮もひとたまりもありません。大きなダメージを負ってしまいます。

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陀艮の目的と死亡シーン

陀艮の目的

花御の死亡を思い出して激昂し変態を遂げたことからも推察できるように、陀艮は花御に私淑していたと考えられます。自然を愛し地球を守ることを第一義とした花御。人間と自然は共存できないので人間を滅亡させねばならないとの結論に達しました。

陀艮も花御のこの思想を受け継いでいたようです。陀艮は、人間を滅ぼすことで呪霊が人間に取って代わり頂点に上り詰めることを目的としていました。

陀艮は偽夏油と協力し五条封印へ

人間を滅ぼし代わりに呪霊を頂点に立たせるためには、五条悟の封印は必須。その上で両面宿儺(虎杖悠仁)を仲間に引っ張りこむ必要があると考えた陀艮。夏油傑の姿をした偽夏油と協力して五条封印を進めることを決心します。

陀艮の最後と死亡シーン

渋谷事変で禪院甚爾に追い込まれた陀艮。伏黒の領域から逃れ、自らの術式の必中効果を回復するため空中へ舞い上がろうとします。ところが、この試みは直毘人により阻まれ、甚爾の游雲による攻撃をまともに受け遂に死亡。この瞬間に陀艮の領域は消え去りました。

死亡した陀艮は、浄土で花御や漏瑚と再会します。そして、今後もさらなる成長が期待できる真人に後事を託した上で消滅しました。

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陀艮はアニメで登場する?声優は?

陀艮はアニメで登場する?

呪術廻戦は前述の通りアニメ化され、2020年10月よりMBS毎日放送やTBS系列で放送されています。呪術廻戦公式サイトにアクセスするとキャラクター紹介欄が用意されており、陀艮については「水の呪霊」という名称で紹介されています。したがって陀艮のアニメでの登場は確実でしょう。

ただ、今回のアニメ化は全24話ということですので、原作漫画の第7巻54話「呪術甲子園」までになると考えられます。したがって今回のアニメ版では、陀艮の出番はごく限定的なものとなるでしょう。陀艮がメインキャラクターの一人として活躍するのは渋谷事変ですから、アニメ版では第2期以降になりそうです。

陀艮の声優は?

声優のイメージ

呪術廻戦公式サイトで紹介されていますから陀艮の登場は確実なのですが、今回はチョイ役での登場が濃厚のようです。陀艮の声を担当する声優については、未だ発表されていません。

SNSでは陀艮は「ぶふぅー」という鳴き声だけで声優無しなのでは?という憶測も流れているくらいです。いずれにしても、陀艮の声優の情報が発信されるのはもうしばらく先の事になるでしょう。

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陀艮に関する感想や評価

ここまで呪術廻戦の陀艮を特集してお届けしてきましたが、最後に陀艮に関する感想や評価をTwitterより紹介していきます。

最初に紹介する陀艮に関する感想や評価は、陀艮のキャラを評しているツイートからです。呪術廻戦における陀艮のキャラを「やばい人達の中にいる常識人寄りな後輩キャラ」としています。

具体的には記されていませんが、「やばい人達」とは、特級呪霊と結託して良からぬことを企んでいる偽夏油を念頭においているのでしょうか?また、「常識人寄り」とは、自然を愛し大切にする陀艮の姿勢を指しているのかも知れません。

続いて紹介する陀艮に関する感想や評価は、「呪術廻戦の陀艮くんが可愛い!」と言う方のツイートからです。

意外に思われるかも知れませんが、陀艮をかわいい!と表現される方は数多くいました。JAバンクのキャンペーンキャラクター「ちょきんぎょ」に似ているというのはユニークな見方ではないでしょうか?

次に紹介する陀艮に関する感想や評価は、渋谷事変での陀艮の戦い方について分析している方のツイートからです。

初めて脚光を浴びた闘いで命を奪われ死亡する陀艮。陀艮は未だ呪胎から成体になったばかりで経験不足は否めません。「くん」付けをしているところから、陀艮に感情移入をしていることが推察できる感想でした。
 

最期に紹介する陀艮に関する感想や評価は、靴を履くという人間ならではの行為に着目して陀艮ら特級呪霊を区分している方のツイートからです。

真人と漏瑚は靴を履いていますが、花御と陀艮は靴を履いていません。前者は人間から生まれていたり自分こそ純粋な人間だと断言していました。それに対して陀艮ら後者は、人間を滅ぼし自然を元に戻すことを目的に行動していました。とても興味深い着眼点ではないでしょうか?

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陀艮まとめ

まとめのイメージ

ここまで呪術廻戦の陀艮に焦点を当て、彼の術式と領域展開など強さについての分析や死亡シーンの解説、さらにはアニメ版での登場予測までお届けしてきました。いかがでしたでしょうか?

海を恐れる人の心が生んだ特級呪霊、陀艮。圧倒的な体力を武器に敵を撃破していきます。彼が放つ術式は、水の防壁を作り出したり大量の水を具現化するものでした。また、命中するまで式神が姿を現さないという敵にとっては防御困難な技、死累累湧軍を発動。この時、同時に蕩蘊平線を領域展開すると術式が必中になるという強力なものでした。

そんな陀艮にも最期の時がやって来ました。渋谷事変では、暴走する禪院甚爾に追い込まれてしまいます。直毘人により必中効果回復を阻まれ、甚爾の游雲による攻撃をまともに受け死亡、領域展開も消滅しました。

現在放送中のアニメ・呪術廻戦では、陀艮がメインストーリーに絡むエピソードは用意されていないと考えられています。陀艮ファンの方は、アニメ2期の制作・放送を期待して待つことにいたしましょう。

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