【セーラームーン】地場衛（ちばまもる）はタキシード仮面！原作との違いや声優は？

今回は「美少女戦士セーラームーン」シリーズに登場する、タキシード仮面こと地場衛（ちばまもる）について、原作とアニメ版との違いやそのかっこいい魅力に迫っていきます。さらに、アニメ声優を務めた古谷徹さんと野島健児さんのプロフィールや主な出演作品を紹介し、地場衛のかっこいい名言・名セリフについてもみていきます。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズで1992年〜1997年の期間に講談社の少女漫画雑誌である「なかよし」で連載されていたバトル系魔法少女漫画です。そして、テレビ朝日系列で「美少女戦士セーラームーン」の旧テレビアニメシリーズの「無印」全46話が1992年3月7日〜1993年2月27日に放送され、続編の「R」全43話が1993年3月6日〜1994年3月12日に放送。

さらにその続編にあたる「S」全38話が1994年3月19日〜1995年2月25日に放送され、その続編の「SuperS」全39話が1995年3月4日〜1996年3月2日に放送。さらにその続編の「セーラースターズ」全34話が1996年3月9日〜1997年2月8日に放送となりました。

また、劇場版アニメ「美少女戦士セーラームーンR」と同時上映として「メイクアップ！セーラー戦士」が1993年12月5日に公開となり、1995年12月4日には「美少女戦士セーラームーンS」が、1995年12月23日には「美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結!」と同時上映として、セーラーマーキュリーこと水野亜美を主役にしたスピンオフの短編映画が公開されました。

さらに、新作アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」全26話が2014年7月5日〜2015年7月18日にWeb上で配信スタートとなり、2021年1月8日と2月11日には劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」の前編と後編がそれぞれ公開されます。この他に「美少女戦士セーラームーン」はミュージカル化や実写ドラマ化、ゲーム化やアイスショー化などもされている大人気作品です。

主人公の月野うさぎはドジで泣き虫な中学2年生でしたが、不思議な黒猫ルナとの出会いにより、美少女戦士セーラームーンに変身。次々と仲間になるセーラー戦士や彼女のピンチに必ず現れるタキシード仮面と一緒に、街の平和を脅かす妖魔たちを倒していきます。そんな中、セーラームーンたちはルナから指示を受け、妖魔倒しと並行して幻の銀水晶と月のプリンセスを探すことになります。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズに登場する地場衛（ちばまもる）は作中に登場する数少ない男性キャラです。その誕生日は8月3日、星座はしし座、身長は180cm、血液型はA型です。長身で黒髪の好青年で主人公・月野うさぎの恋人です。当初はクールかつ少し意地悪な性格をしており、うさぎと会う度に軽口を叩いていましたが、次第に前世の記憶を取り戻し、うさぎと恋人同士になりました。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズに登場する地場衛（ちばまもる）の正体は、セーラームーンのピンチにいつも駆けつけ、その危機を救う「タキシード仮面」です。6歳の誕生日当日に両親を事故で亡くし、そのショックで記憶喪失となった地場衛は、その頃から謎の女性（プリンセス・セレニティ）が「幻の銀水晶を、お願い…」と訴えかけてくる夢を見るようになります。

その夢がきっかけで地場衛は「幻の銀水晶」を求め、夜の街をタキシードを着て徘徊するようになり、これがタキシード仮面誕生秘話となっています。また、タキシード仮面はテレビアニメ放送当時、多くの少女の初恋を奪ったことから、ファンの間では初恋ブレイカーと呼ばれています。ただ、タキシード仮面のときの地場衛はキザなセリフを連発し、少しテンションがおかしいとの指摘もあります。

そして、タキシード仮面のそんなキザなセリフは、時にセーラー戦士たちから「はい？」と聞き返されたり、訳のわからないセリフで視聴者を唖然とさせたりしています。そのため、ネット上ではタキシード仮面のキザなセリフをネタにした怪文書（そのキャラになりきり、少しやりすぎな文章を作成すること）が多数出回るようになったそうです。

ここでは「美少女戦士セーラームーン」シリーズに登場するタキシード仮面こと地場衛（ちばまもる）の年齢設定や性格に関して、原作やアニメなどとの違いについてみていきます。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズに登場する地場衛の年齢設定は、メディアによって異なっています。原作での地場衛は初登場の時点で、私立元麻布高校というかなりのエリート校に通う高校2年生という設定でした。そして、第4部からはKO大学医学部に入学して大学生となり、その後ハーバード大学に留学。見た目がかっこいいだけでなく、学力も高いキャラとして描かれています。

また、原作の地場衛は生まれつき超能力（サイコメトリー）や透視能力を持っており、本人は無自覚ながら前世のプリンス・エンディミオンの能力を引き継いでいる設定となっています。その一方で、旧テレビアニメシリーズでは、地場衛は比較的時間に余裕のある大学生という設定で、通っている大学もKO大学医学部ではなく、麻布工業大学です。

そして、旧テレビアニメシリーズの地場衛は大学生とは思えないほどの高級車を乗り回す御曹司ながら、アルバイトもしており、好感度の高い好青年として描かれています。ただ、地場衛は中学２年生（初登場時）の月野うさぎと交際することになります。そのため、ファンの間では大学生でありながら中学生（第5部からは高校生）と付き合っている地場衛のことをロリコン扱いして、ネタにすることも多々あるようです。

また、旧テレビアニメシリーズの地場衛も、原作と同様にハーバード大学に留学する設定を引き継いでおり、偏差値の高いイケメンという設定は原作とあまり変わらないようです。

年齢設定が原作と旧テレビアニメシリーズでは異なることもあり、その両者では地場衛の性格も少し違っています。原作の地場衛はキザでスマートながら、高校生という設定のためか、やや子供っぽく意地悪なところがあります。

その一方で、旧テレビアニメシリーズでの地場衛は大学生ということもあり大人っぽく包容力があり、温厚でシャイな性格をしています。そして、真面目でクールなイメージの地場衛ですが、少し天然ボケなところがあり、そんなところも彼の魅力とされています。さらに、彼のバイト代の大半はうさぎとのデート代に使われているようで、支払いはすべて彼氏である自分持ちという男らしい姿も描かれています。

また、新作アニメ「Crystal」では原作の設定を反映しているためか、うさぎに意地悪する姿も描かれており、好きな子はついついいじめてしまうという、少年特有のかわいらしさが残っているようです。

次に「美少女戦士セーラームーン」シリーズの旧テレビアニメシリーズでタキシード仮面こと地場衛の声優を務めた古谷徹さんと、新作アニメ「Crystal」でタキシード仮面こと地場衛の声優を務める野島健児さんのプロフィールや主な出演作品をそれぞれみていきます。

「美少女戦士セーラームーン」の旧アニメシリーズで、タキシード仮面こと地場衛の声優を務めた古谷徹さんは、1953年7月31日生まれ、神奈川県横浜市磯子区出身、身長は162cm、血液型はA型、年齢は67歳（2021年1月現在）です。さらに、所属事務所は青二プロダクション、1958年から俳優や声優、ナレーターとして活動しています。

古谷徹さんの主な出演作品をみていくと「名探偵コナン」安室透（降谷零）/バーボン役、「機動戦士ガンダム」アムロ・レイ役、「巨人の星」星飛雄馬役、「ドラゴンボール」飲茶役、「ONE PIECE」サボ役、「聖闘士星矢」ペガサス星矢役、「きまぐれオレンジ☆ロード」春日恭介役などがあります。

他に「機動戦士ガンダム00」リボンズ・アルマーク役、ナレーション、「宇宙戦艦ヤマト」徳川太助役、「ドクタースランプ」スッパマン役、「闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜」ナレーション、「キャシャーン Sins」キャシャーン役などの声優も務めています。

「美少女戦士セーラームーン」の新作アニメシリーズで、タキシード仮面こと地場衛の声優を務める野島健児さんは、1976年3月16日生まれ、相性は「のじのじ」「ノジケン」などで、東京都杉並区出身、身長は163cm、血液型はA型、年齢は44歳（2021年1月現在）です。さらに、所属事務所は青二プロダクション、1996年から声優や歌手、ナレーターとして活動しています。

野島健児さんの主な出演作品をみていくと「ONE PIECE」ペル役、「キン肉マンⅡ世」ジェイド役、「スパイラル -推理の絆-」カノン・ヒルベルト役、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」バート・ハイム、ユウナ・ロマ・セイラン役、「ロードス島戦記-英雄騎士伝-」スパーク役、「PSYCHO-PASS サイコパス」宜野座伸元役、「ハイスクールD×D」木場祐斗役、「弱虫ペダル」黒田雪成役などがあります。

他に「干物妹！うまるちゃん」土間タイヘイ役、「クズの本懐」鐘井鳴海役、「BANANA FISH」奥村英二役、「Free!-Dive to the Future-」桐嶋夏也役、「あんさんぶるスターズ!」逆先夏目役、「文豪とアルケミスト 〜審判ノ歯車〜」萩原朔太郎役、「劇場版 CLANNAD -クラナド-」岡崎朋也役、「輪廻のラグランジェ」ラクス・レストリネ・ハ・キリウス役、「灼眼のシャナ」佐藤啓作役などの声優を務めています。

次に「美少女戦士セーラームーン」シリーズに登場するタキシード仮面こと地場衛の前世や主人公・月野うさぎとの関係など、そのかっこいい魅力に迫っていきます。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズのタキシード仮面こと地場衛のかっこいい魅力、1つ目は前世はエンディミオンだったことです。現世ではタキシード仮面として、セーラームーンたちと共に活躍している地場衛。その前世はプリンス・エンディミオンという名の、地球国「ゴールデン・キングダム」で生きる第一王子でした。

当時から、彼は同じ地球で暮らしていたクイン・ベリルを虜にするほどの容姿端麗なイケメンで、現世で暗躍するダーク・キングダムの四天王、ジェダイトやネフライト、クンツァイト、ゾイサイトはかつて四守護戦士として、プリンス・エンディミオンに仕えていました。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズのタキシード仮面こと地場衛のかっこいい魅力、2つ目は主人公のセーラームーンこと月野うさぎとの関係です。地場衛の前世であるプリンス・エンディミオンは、プリンセス・セレニティという名の、月の王国「シルバー・ミレニアム」の王女と愛し合っていました。しかし、地球の者と月の者は結ばれないという掟が存在しており、2人は禁断の恋に身を投じていくことになります。

そんな2人に嫉妬の炎を燃やしていたのが、プリンス・エンディミオンに恋心を抱いていたクイン・ベリルです。彼女の嫉妬心はクイン・メタリアに利用され、とうとう地球と月同士の戦争にまで発展してしまいました。プリンス・エンディミオンはなんとか戦争を回避しようと頑張りますが、その奮闘虚しく戦争が勃発。最終的にはプリンセス・セレニティを庇って戦死してしまいました。

そして、最愛の人の死にショックを受けたプリンセス・セレニティも彼の後を追い、自ら命を絶ちました。彼女の母親であるクイーン・セレニティは、娘の死を悲しみ、プリンセス・セレニティを地球に転生させることにします。このプリンセス・セレニティの生まれ変わりが現世でセーラームーンとして活躍する月野うさぎです。共に地球に転生し、現世で出会った地場衛と月野うさぎは恋人同士となり、最終的には結婚します。

また、現世の地場衛は当初、うさぎのことを彼女の髪型から「おだんご頭」と呼んでいましたが、その後「うさこ」「うさぎ」「うさ」などと呼ぶようになります。一方、うさぎは初期の頃や両親にちばまもるのことを紹介したとき以外は、一貫して彼のことを「まもちゃん」と呼んでいます。ただ、互いにタキシード仮面とセーラームーンに変身しているときは、それぞれ「セーラームーン」「タキシード仮面様」と呼び合っています。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズのタキシード仮面こと地場衛のかっこいい魅力、3つ目は実は弱い疑惑です。セーラームーンのピンチの場面では必ず、1輪のバラを携えて颯爽と姿を表すタキシード仮面。旧テレビアニメシリーズではタキシード仮面自身が実際に戦っている姿はほとんど描かれていません。

敵の目を欺いたり、セーラームーンたちを励ましたりと、敵に必殺技を決めるセーラー戦士たちの力になっているのは確かですが、タキシード仮面はせいぜい時間稼ぎをしたり、セーラームーンたちを身を挺して庇ったりする役割をしているくらいで、必殺技などは描かれていません。そのため、ネット上ではタキシード仮面は「実は弱いのではないか」という疑惑も浮上しており、ネタにされています。

一方、原作でのタキシード仮面は生まれつき超能力（サイコメトリー）を持っており、原作ではタキシード仮面が自身の必殺技「タキシード・ラ・スモーキングボンバー」を決めるシーンも描かれています。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズのタキシード仮面こと地場衛のかっこいい魅力、4つ目は私服がダサいことです。地場衛といえば、頭が良くてイケメンで優しい、完璧にかっこいい青年というイメージですが、実は旧テレビアニメシリーズでの私服がダサいと話題になっています。

90年代のアニメという時代的なものもあるかも知れませんが、実は地場衛の私服に関して、海外のSNS上でも「地場衛のファッションで自分に自信を持てるようになった」などの皮肉が呟かれるなど、そのダサさが話題になっているそうです。

次に「美少女戦士セーラームーン」シリーズの作中で、特に読者・視聴者の印象に残っている、タキシード仮面こと地場衛のかっこいい名言・名セリフをいくつか紹介していきます。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズのタキシード仮面こと地場衛のかっこいい名言・名セリフ、1つ目は「太鼓は打楽器…」です。特にセリフ中の「音楽芸術の恥さらし」という言葉のチョイスが秀逸だと高く評価されています。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズのタキシード仮面こと地場衛のかっこいい名言・名セリフ、2つ目は「新鮮な草原野菜や…」です。「タキシード仮面は野菜や肉の気持ちまで代弁するのか！」と好評の名セリフ（迷セリフ）となっています。

「美少女戦士セーラームーン」シリーズのタキシード仮面こと地場衛のかっこいい名言・名セリフ、3つ目は「さらばだ」です。登場シーンや音楽だけでなく、このセリフもタキシード仮面こと地場衛を象徴するセリフとなっていると言われています。

こちらは「美少女戦士セーラームーン」のタキシード仮面こと地場衛に関するツイートです。地場衛がかっこよくて大好きだという感想で、特にうさぎに対して一途なところが素敵だと評価されています。

こちらも「美少女戦士セーラームーン」のタキシード仮面こと地場衛に関するツイートです。地場衛のかっこよくて優しくて、素朴な喋り方などが好きだという感想で、その髪型や声も評価されています。さらに、タキシード仮面のときの雰囲気も好きという感想となっています。

こちらも「美少女戦士セーラームーン」のタキシード仮面こと地場衛に関するツイートです。地場衛の私服が非常にダサいという感想で、それでもかっこいいと評価されています。

いかがでしたか？「美少女戦士セーラームーン」シリーズの地場衛について、原作とアニメとの違いやアニメ声優、さらにそのかっこいい魅力や名言・名セリフをみていきました。そして、原作と旧アニメシリーズでは地場衛の年齢設定や性格が異なっており、アニメ声優は古谷徹さんと野島健児さんが務めていることが分かりました。

さらに、タキシード仮面でのキザなセリフや戦闘シーンがほとんどないことから実は弱い説、私服がダサいことなどがネタにされていることが分かりました。皆さんもぜひ魅力たっぷりな地場衛に注目してみてください！