【凪のあすから】評価・感想まとめ！2クール目からが面白い？あらすじと見所は？

「凪のあすから」は、2013年10月3日から2014年4月3日の2クールにかけて放送されたP.A.WORKSオリジナルアニメです。キャラクターデザインは、ブリキと石井百合子が担当しています。海底に住む少年少女4人の主人公を中心に、切ない恋愛ドラマが描かれます。漫画版は、「月刊コミック電撃大王」にて2013年6月号から2016年5月号にかけて連載され、コミックスは全部で6巻あります。

海底にある村・汐鹿生で生まれ育った光、まなか、ちさき、要の4人は、学校が廃校になったことから陸上の学校に通うことになります。初登校日に、まなかは漁業を手伝っていた少年・紡と運命的な出会いをしました。光の姉・あかりは、陸の住人である潮留至と結婚することが決まります。2人の結婚を祝して、かつて海と陸が共同で行っていた神事・おふねひきが執り行われる事になりますが途中で渦潮が発生し…。

おふねひきが行われた日に汐鹿生の住民は冬眠に入り、5年もの年月が経過していました。地上に取り残されたちさきは、紡の家でお世話になっており、みんなが目覚める時を心待ちにしていました。そんな中、5年前と同じ姿で光、続いて要も目を覚まします。しかし、なぜかまなかだけは行方不明のままでした。海へ潜って捜索する中、おじょしさまの墓場で眠るまなかが発見されます。

あらすじネタバレになりますが、「凪のあすから」には、海の住人と陸の住人の2つの人間が登場します。海の住人は、海中での生活を可能としてくれる「エナ」と呼ばれる特殊な皮膚を生まれつき持っています。かつて陸の住人も海で暮らしていましたが、陸に憧れエナを脱ぎ捨てて去っていったといいます。

海の住人と陸の住人との間に生まれた子も、このエナが現れません。このことから、海の住人は陸の住人と結ばれることを反対しています。キャラクターたちの恋愛にも影響がある独特の世界観も見所となっています。

「凪のあすから」の主人公は、海底にある村・汐鹿生に住む先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要の4人です。あらすじネタバレになりますが、光は明るく、4人の中心的な人物です。まなかは幼く純粋な性格です。ちさきは大人っぽくおっとりしており、要は頭がよく俯瞰して周囲を見ています。それぞれ性格も異なり、片思いの切なさや心情の変化などが繊細に描かれています。

「凪のあすから」1クール目は、あらすじネタバレで紹介した通り、海底の村・汐鹿生に住む先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要の4人が陸の学校に通い、陸の人々と交流していく様子が描かれます。あらすじネタバレになりますが、1クール目の終盤で、汐鹿生の人々は長い冬眠に入り、ちさきのみが陸上に取り残されてしまいます。

あらすじネタバレになりますが、2クール目は1クール目から5年経過した物語が描かれ、主人公も4人から至とあかりの娘・美海に代わります。海神様とおじょしさまの秘密、冬眠から戻ってこないまなかの行方など、物語はさらにシリアスな展開となります。2クール目から神回になって一気に見たといった感想・評価も目立ちます。

あらすじネタバレになりますが、光はまなかに、ちさきは光に、要はちさきにそれぞれ片思いをしていました。まなかは、運命的な出会いをした陸の住人である紡が気になる様子を見せます。第2部の中心的な人物である美海は光を、美海の親友のさゆは要を5年が経過してもなお思い続けていました。複雑に絡み合う恋愛模様も、本作の見所となっています。

「凪のあすから」は、あらすじネタバレで紹介した通り、海底にある村・汐鹿生と陸上が舞台となっています。汐鹿生は、ギリシャのサントリーニ島がモデルなのではないかといわれています。街並みの中で魚も自由に泳ぎ回り、独特で美しい情景が広がっています。作画の美しさも評価されているポイントの一つとなっています。

「凪のあすから」先島光役を演じた花江夏樹でした。先島光は、「凪のあすから」の主人公の一人であり、明るく面倒見の良い性格でした。花江夏樹は、神奈川県出身1991年6月26日生まれ、声優事務所・アクロス エンタテインメントに所属しています。デビュー作は、「ゴールデン☆キッズ」俊太役でした。P.A.WORKSのオリジナルアニメ「TARI TARI」で主要キャラクターのウィーン役に抜擢されます。

本作「凪のあすから」で初主演を果たしました。その後、「東京喰種トーキョーグール」金木研役、「四月は君の嘘」有馬公生役など、人気作品の主人公役を次々と務め注目を集めます。その他の代表作に、「アウトブレイク・カンパニー」加納慎一役、「アルスラーン戦記」エラム役、「ヘヴィーオブジェクト」クウェンサー＝バーボタージュ役、「鬼滅の刃」竈門炭治郎役、「ハッピーシュガーライフ」三星太陽役などがあります。

向井戸まなかは、「凪のあすから」の主人公の一人です。少し頼りないですが、素直で優しい少女でした。「凪のあすから」向井戸まなか役を演じた声優は、花澤香菜でした。花澤香菜は、東京都出身1989年2月25日生まれ、声優事務所・大沢事務所に所属しています。夫は、同じく声優として活動する小野賢章です。デビュー作は、GONZO制作のアニメ「LAST EXILE」ホリー・マドセイン役でした。

その後、ロボットアニメ「ゼーガペイン」でヒロインのカミナギ・リョーコ役に抜擢され注目を集めます。歌手としても活動しており2012年4月25日にはファーストシングル「星空☆ディスティネーション」をリリースしています。声優としての代表的な出演作に、「こばと。」花戸小鳩役、「海月姫」倉下月海役、「STEINS;GATE」椎名まゆり役、「絶園のテンペスト」不破愛花役、「新世界より」秋月真理亜役などがあります。

比良平ちさきは、「凪のあすから」の主人公の一人です。大人っぽくて落ち着きがある穏やかな人物でした。比良平ちさきアニメ「凪のあすから」で比良平ちさき役を演じた声優は、茅野愛衣でした。茅野愛衣は、東京都出身1987年9月13日生まれ、大沢事務所に所属しています。プロ・フィット声優養成所を卒業しており、声優としてのデビュー作は、「怪物王女」紗和々役でした。

「とある魔術の禁書目録II」にて主要キャラクターの五和役を演じ、その後A-1 Pictures制作の人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でヒロインの本間芽衣子役に抜擢され注目を集めます。代表作に、「神様のメモ帳」篠崎彩夏役、「アクエリオンEVOL」ミコノ・スズシロ役、「ゴールデンタイム」林田奈々役、「がっこうぐらし!」佐倉慈役、「四月は君の嘘」相座凪役、「斉木楠雄のΨ難」照橋心美役などがあります。

伊佐木要は、「凪のあすから」の主人公の一人です。クールで頭がよく周囲を俯瞰して見ていました。「凪のあすから」伊佐木要役を演じた声優は、逢坂良太でした。逢坂良太は、徳島県出身1986年8月2日生まれ、声優事務所・EARLY WINGに所属しています。妻は、同じく声優として活動する沼倉愛美です。2010年から声優として活動しており、アニメ「つり球」で初めて主人公役に抜擢されます。

代表作に、「となりの怪物くん」佐々原宗平役、「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」季堂鋭太役、「進撃の巨人」マルコ・ボット役、「ストライク・ザ・ブラッド」矢瀬基樹役、「ブラッドラッド」ブラッド・チャーリー・スタズ役、「赤髪の白雪姫」ゼン・ウィスタリア・クラリネス役、「蒼の彼方のフォーリズム」日向晶也役、「ようこそ実力至上主義の教室へ 」平田洋介役、「甲鉄城のカバネリ」巣刈役などがあります。

木原紡は、汐鹿生の近くの鴛大師で漁師の祖父と暮らす少年です。クールで感情はわかりづらいですが優しく、海人たちにも偏見なく親切に接していました。アニメ「凪のあすから」木原紡役を演じた声優は、石川界人でした。石川界人は、東京都出身1993年10月13日生まれ、声優事務所プロ・フィットに所属しています。ラブコメディアニメ「あの夏で待ってる」にて、アニメ声優デビューを果たしました。

2013年4月から6月に放送されたアニメ「翠星のガルガンティア」レド役で、初めて主人公役を演じ注目を集めます。代表作に、「RDGレッドデータガール」宗田真夏役、「ゴールデンタイム」柳澤光央役、「天体のメソッド」水坂湊太役、「聖剣使いの禁呪詠唱」灰村諸葉役、「僕のヒーローアカデミア」飯田天哉役、「火ノ丸相撲」沙田美月役、「プランダラ」坂井時風役、「魔王城でおやすみ」あくましゅうどうし役などがあります。

潮留美海は、至とあかりの娘です。神回と評価されている第2クール目の主人公となるキャラクターです。5年間も冬眠していた光を変わらず思い続けていました。アニメ「凪のあすから」潮留美海役を演じた声優は、小松未可子でした。小松未可子は、三重県出身1988年11月11日生まれ、芸能事務所・ヒラタオフィスに所属しています。夫は、同じく声優として活動する前野智昭です。

声優としてのデビュー作は、スタン・リー原作のアニメ「HEROMAN」でした。歌手としても活動しており、2012年4月25日にファーストシングル「Black Holy」をリリースしました。声優としての代表作に、「プリティーリズム・レインボーライブ」涼野いと役、「アルドノア・ゼロ」網文韻子役、「ニセコイ」鶫誠士郎役、「魔弾の王と戦姫」アレクサンドラ＝アルシャーヴィン役、「幸腹グラフィティ」椎名役などがあります。

久沼さゆは、美海と親友の少女です。アニメ「凪のあすから」久沼さゆ役を演じた声優は、石原夏織でした。石原夏織は、千葉県出身1993年8月6日生まれ、芸能事務所・スタイルキューブに所属しています。以前は、小倉唯、松永真穂と共にStylipSのメンバーとして活動していましたが、2013年に卒業しています。歌手としても活動しており2018年3月21日にファーストシングル「Blooming Flower」をリリースしました。

声優としてのデビュー作は、2010年4月から9月にかけて放送されたアニメ「会長はメイド様!」鮎沢紗奈役でした。石原夏織の代表的な出演作に、「この中に1人、妹がいる!」鶴眞心乃枝役、「アイカツ!」音城セイラ役、「変態王子と笑わない猫。」小豆梓役、「小林さんちのメイドラゴン」真ヶ土翔太役、「スクールガールストライカーズAnimation Channel」美山椿芽役、「魔王様、リトライ!」ルナ・エレガント役などがあります。

先島あかりは、主人公・光の姉にあたる人物です。陸にあるサヤマートで働いており、美海の父親・至の恋人でもありました。アニメ「凪のあすから」先島あかり役を演じた声優は、名塚佳織でした。名塚佳織は、東京都出身1985年4月24日生まれ、フリーで活動しています。声優としてのデビュー作は、犬丸りん原作の「おじゃる丸」でした。「今、そこにいる僕」にてヒロインのララ・ルゥ役を演じ、注目を集めます。

名塚佳織の代表作に、「スウィート・ヴァレリアン」ケイト役、「いぬかみっ!」なでしこ役、「ゴーストハント」谷山麻衣役、「レ・ミゼラブル少女コゼット」コゼット役、「ティアーズ・トゥ・ティアラ」スィール役、「メタルファイト ベイブレード」天童遊役、「境界線上のホライゾン」ハイディ・オーゲザヴァラー役、「ガールフレンド（仮）」村上文緒役、「赤髪の白雪姫」木々・セイラン役、「18if」リリィ役などがあります。

「凪のあすから」第1クール目の第1話から第13話のOP楽曲は、2013年10月30日にリリースされたRayの「lull〜そして僕らは〜」でした。作詞は川田まみ、作曲は中沢伴行、編曲は中沢伴行と尾崎武士が担当しました。本楽曲は、通常盤の他に、特典DVDが付属した初回限定のアニメ盤と初回限定盤の3つが販売されました。カップリング曲は、「I'm MONSTERちゃん」がまとめて収録されています。

「凪のあすから」神回と評判の第2クール目の第14話から第24話に起用されたOP曲は、2014年2月5日にリリースされたRayの「ebb and flow」でした。「lull〜そして僕らは〜」と同じく、作詞は川田まみ、作曲は中沢伴行、編曲は中沢伴行と尾崎武士が担当しました。初回限定盤には、特典のDVDが付属しました。

「凪のあすから」第1クール目の第1話から第13話に起用されたED曲は、2013年11月20日にリリースされたやなぎなぎの「アクアテラリウム」でした。作詞はやなぎなぎ、作曲は石川智晶、編曲はMATERIAL WORLDが担当しています。通常盤の他に特典DVDが付属した初回限定盤があります。カップリング曲には、「mnemonic」、「You can count on me」がまとめて収録されています。

「凪のあすから」神回と評判の第2クール目第14話から第25話には、2014年2月19日にリリースされたやなぎなぎの「三つ葉の結びめ」が起用されました。作詞はやなぎなぎ、作曲と編曲は出羽良彰が担当しています。通常盤の他に特典DVDが付属した初回限定盤があります。カップリング曲には、「インテンション･プロペラント」と「unjour」がまとめて収録されています。

アニメ「凪のあすから」神回と評判の最終回のED曲に起用されたのは、Rayの「lull〜Earth color of a calm〜」でした。作詞は川田まみ、作曲は中沢伴行、編曲は中沢伴行と尾崎武士が担当しています。本楽曲は、2014年6月4日にリリースされたRayの2枚目のアルバム「Milky Ray」に収録されています。

「凪のあすから」は、P.A.WORKSが制作したオリジナルアニメです。コミックスはありますが、原作には該当しません。P.A.WORKSの判断次第で、続編が制作される可能性も十分あります。

2020年2月29日に、P.A.WORKS制作のヒット作「SHIROBAKO」の劇場版が公開されました。過去にヒットした作品は話題性があり、注目が集まります。こうした事から過去のヒット作品の続編を制作することなどは珍しくないため、P.A.WORKSが続編を制作する可能性は十分あります。

円盤の売り上げは、4,000枚を越えれば利益が出るとされています。全体的な円盤の売り上げは4,000枚前後のため、十分ヒット作とみて良い数字ではないかといわれています。円盤の売り上げからしても、続編が制作される可能性はあります。

円盤意外の収入源に、グッズ、ゲーム、パチンコ・パチスロなどがあります。「凪のあすから」は、パチンコ・パチスロに版権を提供しているため、ここからも十分な収益を得ているのではないかといわれています。こうした観点からみても、続編が制作される可能性に期待が高まっています。

「凪のあすから」は、P.A.WORKSが制作したオリジナルアニメでした。2013年10月3日から2014年4月3日にかけて放送され、2クール目から神回になったと評判でした。続編の制作を期待する感想も多くあります。

あらすじネタバレで紹介した通り、「凪のあすから」は、海底の村・汐鹿生と陸の世界・鴛大師が舞台の作品です。キャラクターの他、景色も美しいといった感想・評価も多くありました。

あらすじネタバレで紹介した通り、「凪のあすから」1クール目の終盤で汐鹿生の住人たちは長期の冬眠に入ります。2クール目から物語は大きな展開を見せます。2クール目から神回になったといった感想・評価も多くあります。

あらすじネタバレで紹介した通り、「凪のあすから」は、光はまなかに、ちさきは光に、要はちさきに、美海は光に、さゆは要に片思いをしていました。神回と評価されている2クール目から、恋愛関係にも変化があります。まとめかたもよかったという感想・評価もありました。

「凪のあすから」は、OPとED主題歌のまとめで紹介した通り、Rayの楽曲「lull〜そして僕らは〜」と「ebb and flow」、やなぎなぎの楽曲「アクアテラリウム」と「三つ葉の結びめ」などが起用されました。主題歌を高く評価する声も多くあります。

「凪のあすから」は、2クール目から神回になるといった感想・評価が多く見られる作品です。神回と評判の2クール目は、美海が主人公になり物語が進行します。神回と評判の2クール目に差し掛かってから一気にまとめて視聴したといった感想も多くありました。

「凪のあすから」は、1クール目は先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要の4人を中心に物語が進行します。2クール目は、光に片思いをする美海が中心になります。2クール目から神回になったといった感想・評価が多くあります。一方で、1クール目も2クール目も神回だった、よかったといった感想もありました。

「凪のあすから」の声優キャストのまとめ、あらすじネタバレ、OPとED主題歌のまとめ、視聴者の感想・評価のまとめ、続編が制作される可能性などをまとめて紹介してきました。2クール目は、海底の村・汐鹿生の住人が冬眠してから5年後の物語が描かれており、神回だったと評判でした。