2021年01月06日公開
2021年01月06日更新
【終物語】老倉育(おいくらそだち)のかわいい魅力は?声優や手紙の内容も紹介
老倉育(おいくらそだち)は、〈物語〉シリーズの「終物語」などに登場するツインテールのかわいいキャラクターです。主人公・阿良々木暦の同級生であり、1年生の時の学級会がきっかけで2年間不登校になっていました。この記事では、「終物語」などに登場する老倉育(おいくらそだち)のかわいい魅力や、作中に登場する名セリフ、アニメの声優、暦に私た手紙の内容などを紹介していきます。
目次
老倉育(おいくらそだち)がかわいい
老倉育(おいくらそだち)は、〈物語〉シリーズの「終物語」などに登場するヒロインの一人であり、主人公・阿良々木暦とは幼馴染です。灰色の髪をツインテールにした小柄な少女でした。ある出来事がきっかけで、暦のことを強く憎むようになります。そのため、作中に登場するセリフも、暦に対する嫌悪が感じられるものが多くありました。
終物語の作品情報
終物語の概要
「終物語」とは、「戯言シリーズ」や「伝説シリーズ」といった人気作を数多く手がけた西尾維新原作の作品です。〈物語〉シリーズの内の一つであり、2013年10月23日に上巻、2014年1月29日に中巻、2014年4月3日に下巻が発売されました。テレビアニメは、2015年10月から12月と2017年8月に放送されました。アニメーション制作はシャフト、総監督は新房昭之が担当しています。
終物語のあらすじ
三年生に進学した阿良々木暦は、神原駿河から転入生の美少女・忍野扇を紹介されます。学校の図面を見た忍野扇は、私立直江津高校の3階には隠し部屋があるのではないかといいます。暦は、扇と共に隠し部屋を見つけ出して中に入りますが、怪異現象が起こり部屋の中に閉じ込められました。そこで、1年生の時にクラスで起こった事件のことを思い出します。
老倉育(おいくらそだち)のプロフィール
老倉育(おいくらそだち)は、主人公・阿良々木暦の同級生であり、高校一年生の時は学級委員長をしていました。小柄な暦と比べても明らかに身長は低く、髪型はツインテールで髪色は灰色です。〈物語〉シリーズの「終物語(上)」から登場しました。過去の出来事から、暦のことを毛嫌いしています。
高校一年生の時、期末試験前日の放課後に、希望者のみで数学の勉強会が行われます。勉強会参加者と不参加の者との間には、約20点もの点数差がありました。老倉育(おいくらそだち)は、勉強会参加者が試験問題を職員室から盗み出したのではないかという仮説を立て、犯人探しをします。話がまとまらず、最終的に多数決で犯人を決めることにしますが、彼女の時にクラスメイトのほとんどが挙手をします。
この出来事で学校に行きづらくなった老倉育(おいくらそだち)は、2年もの間不登校になります。弱い人に対しては優しく、作中では病気で休みがちだったひたぎ、いじめを受けていると思い込んだ撫子に対しても親切にしていました。暦自身は、老倉育(おいくらそだち)からなぜ嫌われているのかわかっていませんでしたが、決して嫌いではありませんでした。数学が得意で、大学は数学科に進学したことが「撫物語」で明かされました。
老倉育(おいくらそだち)のかわいい魅力や過去
かわいい魅力①容姿
老倉育(おいくらそだち)は、長いストレートの灰色の髪を、白いシュシュでツインテールにしています。目つきは悪く、嫌いな阿良々木暦を睨みつける時は特に鋭いものになります。周囲と比べて小柄であり、戦場ヶ原に殴られた時は少し離れた場所まで飛ばされ気絶していました。
かわいい魅力②あだ名
老倉育(おいくらそだち)は、苗字の「おいくら」の響きから、英語にした「ハウマッチ」というあだ名で呼ばれていました。阿良々木暦は、他人を品評するかのように見る彼女にはふさわしいあだ名であると評していました。しかし、当の本人は尊敬する数学者の「オイラー」というあだ名で呼んで欲しかったといいます。
かわいい魅力③「続・終物語」で登場した理想のおいくらそだち
「続・終物語」では、阿良々木暦の理想の世界が描かれています。本作に登場する老倉育(おいくらそだち)は、暦に救われ、阿良々木の養女となって一緒に暮らしています。明るく友好的であり、暦とも仲良しで寝室も同じでした。髪型はショートヘアーであり、雰囲気はガラリと変わっていました。
老倉育(おいくらそだち)のアニメ声優
井上麻里奈のプロフィール
アニメ〈物語〉シリーズで老倉育(おいくらそだち)役を演じた声優は、シグマ・セブンに所属する井上麻里奈でした。井上麻里奈は、東京都出身1985年1月20日生まれです。趣味・特技には絵を描くことや料理、裁縫などをあげています。声優としてのデビュー作は、2004年に発売された「コゼットの肖像」ヒロインのコゼット・ドーヴェルニュ役でした。
アニメグランプリ2007最優秀女性声優賞などの受賞歴があります。第64回NHK紅白歌合戦には、大ヒットした「進撃の巨人」の主題歌「紅蓮の弓矢」を歌うLinkedHorizonが出場しました。この時、アルミン・アルレルト役でナレーションを担当しました。老倉育(おいくらそだち)のような癖のあるヒロインの他、セクシーな女性キャラクターや無垢な少年キャラクターなど、幅広い役柄を演じています。
井上麻里奈の主な出演作品
井上麻里奈の主な出演作品は、「コップクラフト」キャメロン・エステファン役、「からくりサーカス」ヴィルマ・ソーン役、「ゆるキャン△」各務原桜役、「縁結びの妖狐ちゃん」清瞳役、「僕のヒーローアカデミア」八百万百役、「3月のライオン」幸田香子役、「銃皇無尽のファフニール」キーリ・スルト・ムスペルヘイム役、「ブレイク ブレイド」ナルヴィ・ストライズ役、「星刻の竜騎士」レベッカ・ランドール役などがあります。
老倉育(おいくらそだち)の過去や阿良々木暦への手紙の内容
おいくらそだちと阿良々木暦の過去
老倉育(おいくらそだち)は、主に父親から家庭内暴力を受けており、警察官をしている阿良々木暦の家庭に引き取られた過去がありました。その後、2人は中学で再会しますが、暦は彼女のことを覚えていませんでした。崩壊寸前だった家庭を助けてほしかった老倉育(おいくらそだち)は、外部に助けを求めることにします。そこで目をつけたのが、両親が警察官だった暦でした。
老倉育(おいくらそだち)は、数学が苦手だった暦の下駄箱に謎解きのメモを入れ、自分の家に招いて数学を教えます。老倉育(おいくらそだち)の家は、窓ガラスが割れ、暦が廃屋と勘違いするほど荒んでいました。自分から両親を告発することに罪悪感や報復の恐れがあったことから、自分のことは何も聞かないで欲しいと釘を刺し、数学を好きになってもらいたいから教えているだけと説明していました。
暦に自発的に自分の家庭環境を両親に報告してほしいと期待していましたが、暦は彼女が出したSOSに気がつくことはありませんでした。老倉育(おいくらそだち)の家庭は崩壊し、両親は離婚します。引っ越す際、いつも2人で勉強していた部屋のちゃぶ台の裏に空の封筒を残していきます。空の封筒は、空っぽで当てにならなかったという意味が込められていました。
おいくらそだちの母親に関する真実
老倉育(おいくらそだち)が中学生の頃、家庭が崩壊し両親は離婚します。老倉育(おいくらそだち)は、母親に引き取られました。離婚して心労が溜まっていた母親は、家に引きこもるようになります。老倉育(おいくらそだち)は母親の面倒を見ますが、ある日家に帰ると母親はいなくなっていたといいます。扉には鍵がかかっており、窓には板が打ち付けられていたため密室状態でした。
羽川翼と阿良々木暦は、老倉育(おいくらそだち)に頼まれ、母親の失踪事件を推理します。老倉育(おいくらそだち)の母親は、心労が重なってふさぎ込み、絶食によって餓死します。精神を病んでいた老倉育(おいくらそだち)は、母親の死体の面倒を見続けました。死体は時間と共に腐敗していき原型がわからなくなったところで老倉育(おいくらそだち)は、母親がいなくなったと判断したのでした。
おいくらそだちの阿良々木暦への手紙の内容
阿良々木暦は、老倉育(おいくらそだち)に母親失踪の真相を話にいきます。老倉育(おいくらそだち)は、暦が話した真相をすんなりと受け入れます。その後、補助金が減額されるため、別の場所に引っ越すことが決まりました。老倉育(おいくらそだち)は、暦の机の裏に手紙を貼り付けていました。中学の時に残した手紙とは違い、今回の手紙は中身もきちんと入っていました。
手紙には宛名や差出人も書かれていませんでしたが、暦は老倉育(おいくらそだち)からの手紙であると確信しました。手紙は複数枚入っており、それなりに長いものだったと推測されます。手紙を見た暦は、思わず笑ってしまったといいますが、どんな内容が書かれていたのかは明かされず、視聴者に判断を委ねる形で終わりました。
老倉育(おいくらそだち)のかわいいセリフや名言集
おいくらそだちの名言①「お前は何も覚えていないのよ…」
老倉育(おいくらそだち)のかわいいセリフや名言集を紹介していきます。老倉育(おいくらそだち)は、主に父親から家庭内暴力を受けていました。家庭環境は荒れており、中学の時に両親が警察官の暦に助けを求めます。自分の家に招いて数学を教え、自分の家庭環境を暦が両親に報告してくれることを期待していました。しかし、暦は彼女のSOSに気づくことはなく、その後老倉育(おいくらそだち)の両親は離婚します。
お前は何も覚えていないのよ、阿良々木。自分が何でできているかを知らないの
一方で暦は、老倉育(おいくらそだち)のおかげで数学が得意になり、希望の高校にも受かって充実した人生を送っていました。高校で老倉育(おいくらそだち)と同じクラスになりますが、彼女のことはさっぱり忘れていました。老倉育(おいくらそだち)は、そんな暦のことを嫌悪するようになります。こちらは、自分がなぜ幸せなのかも知らない暦に向けて発した名セリフでした。
おいくらそだちの名言②「よく来たわね…」
よく来たわね。その度胸だけは褒めてあげるわ
老倉育(おいくらそだち)のかわいいセリフや名言集2つめは、暦と羽川がお見舞いにやってきた時のこちらのセリフです。高校1年生の学級会の時から不登校になっていた老倉育(おいくらそだち)でしたが、原因となった教師が産休に入ったため、再び登校してきます。しかし、戦場ヶ原と喧嘩をし、頬を殴られてまた学校に来なくなりました。、老倉育(おいくらそだち)は、見舞いにやってきた暦に対しこちらの名セリフをいいます。
おいくらそだちの名言③「何ほっぺつついてくれてんのよ…」
老倉育(おいくらそだち)のかわいいセリフや名言集3つめに紹介するのは、頬を触った暦に対して言ったこちらのセリフです。老倉育(おいくらそだち)は、1年生の時から不登校でしたが、不登校になる原因となった教師が産休に入ったことで再び学校にやってきます。しかし、暦を巡って戦場ヶ原と喧嘩になります。老倉育(おいくらそだち)に頬を叩かれた戦場ヶ原は、仕返しに頬を殴り返します。
何ほっぺつついてくれてんのよ
頬がひどく腫れた老倉育(おいくらそだち)は、再び学校を休むようになり、暦と羽川が見舞いにやってきます。なかなか腫れが引かないことから、老倉育(おいくらそだち)は診断書をもらって戦場ヶ原を訴えようかといいます。暦は、自身の血を老倉育(おいくらそだち)の頬につけて腫れを治します。いきなり頬を触られた老倉育(おいくらそだち)は、戸惑いながらこのセリフを口にしました。
老倉育(おいくらそだち)に関する感想や評価
#1日1物語
— sin.@羽川さんマジ天使。 (@_sin_00) November 11, 2018
続・老倉さんかわいい pic.twitter.com/lLQKKapcdw
「続・終物語」は、鏡の世界の物語であり、老倉育(おいくらそだち)は暦の家の養女として引き取られています。「終物語」の老倉育(おいくらそだち)とは違い、髪はショートヘアーにしており、暦とも仲良しで寝室も一緒でした。「続・終物語」の老倉育(おいくらそだち)がかわいいといった感想もありました。
私はそんなに考察得意な訳じゃないんだけれど
— かれん (@waka_052) December 7, 2019
老倉さんは
阿良々木憎しでどうにか精神を保ってきた所はあるけども
手紙のくだり(内容は不明なので「こうかなー」って私の妄想入りです)とか
大学生編のを見てると
阿良々木には感謝してる所もやっぱりあって、
嫌いになりきれない、のだと私は思う。
老倉育(おいくらそだち)は、主に父親から虐待を受けて育ちます。中学生の時に、両親が警察官の暦に助けを求めます。しかし、SOSには気づいてもらえず、自分のことを忘れ幸せそうに過ごす暦を嫌悪するようになります。しかし、心底嫌いというわけではなく、暦を憎み嫌うことで精神状態を保ってきたのではないかという感想もありました。
終物語の老倉育役の井上麻里奈 さんの演技にぶるっと鳥肌が立った
— カルピスと見せかけて米の研ぎ汁 (@atagoatago) November 1, 2015
毎クールアニメ20本くらい見てるけど、この鳥肌はシュタゲの後藤さんの呻き声の演技以来だった
不憫な育ちゃんを優しい言葉で優しく抱きしめたいと思った
老倉育(おいくらそだち)は、DV家庭で育ち精神が不安定なキャラクターでした。しかし、弱い人には優しいという面も持っています。アニメ「終物語」で老倉育(おいくらそだち)役を演じた声優は、井上麻里奈でした。声優・井上麻里奈の演技を称賛する感想もありました。
老倉育(おいくらそだち)のかわいい魅力まとめ
「終物語」に登場する老倉育(おいくらそだち)のかわいい魅力やかわいいセリフ、暦に残した手紙、アニメの声優、声優の主な出演作品などを紹介してきました。主人公・暦のことを嫌っていますが、鏡の世界である「続・終物語」では全く異なった彼女を見ることができます。