【鬼滅の刃】不死川実弥の身長・体重などプロフィールを紹介！能力や風の呼吸の技は？

不死川実弥は、風柱を務める鬼殺隊の隊士です。血走った大きな目、白髪で顔や身体にたくさんの切り傷がある強面のキャラクターです。短気ですが、規律を重じており協調性もあります。炭治郎の同期・玄弥の実兄にあたりますが、兄弟仲はギスギスしたものでした。兄弟や戦友を鬼に殺された過去があり、鬼に対しては人一倍憎悪があり、当初は鬼の禰豆子の存在を認めようとはしませんでした。

能力は風の呼吸の使い手であるのに加え、栄養価の高い稀血の中でもさらに珍しい稀血の持ち主でした。この稀血の能力は、匂いをかいだ鬼を酔わせて動きを鈍らせることができるものでした。身体が傷だらけなのは、この能力を使っているからではないかともいわれています。鬼殺隊の隊服は前のボタンを大きく開けており、羽織りは丈の短いシンプルなものでした。

長らく身長・体重などの公式プロフィールは不明であり、ファンの間では様々な憶測が飛び交いました。「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」にて、主要キャラクターや柱たちの身長・体重などのプロフィールが明かされました。

「鬼滅の刃」は、2016年11号から2020年24号まで集英社の人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた作品です。作者は、「文殊史郎兄弟」でデビューした福岡県出身の漫画家・吾峠呼世晴です。コミックスは全部で23巻あり、話数は全205話になります。現時点で、コミックスの累計発行部数は1億2000万部を記録しています。テレビアニメ第1期は、2019年4月から9月の2クールにかけて放送されました。

テレビアニメの放送に合わせて、炭治郎役の声優・花江夏樹と善逸役の声優・下野紘がパーソナリティを務めるWebラジオも配信されました。テレビアニメ第1期の続編となるアニメーション映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、2020年10月16日に公開されました。第38回ゴールデングロス賞最優秀金賞、第45回報知映画賞アニメ作品賞などの受賞歴があります。

炭焼きの家系の長男に生まれた長男の炭治郎は、貧しいながらも優しい家族に囲まれ幸せに暮らしていました。ある日、住んでいた山を下りて炭を売りに町へと出かけます。仕事を終えて帰路につくと、同じ山に住む男性に、鬼が出て危ないから泊まっていくように勧められます。言葉通りに一泊して家に帰ると、家族は外部から侵入した鬼に斬殺されていました。

「鬼滅の刃」に登場する不死川実弥は、鬼殺隊で風柱を務める隊士です。年齢は21歳であり、水柱・冨岡義勇と蛇柱・伊黒小芭内と同い年になります。血走った目、白髪であり、顔や身体中に切り傷がある強面のキャラクターです。短気ですが、規律を重じており、隊士のことを大切に考えている当主の産屋敷耀哉のことは尊敬していました。協調性があり、組織の調和を乱す言動が多い水柱・冨岡義勇のことを嫌っていました。

誕生日は、いい肉の日、議会開設記念日などに定められている11月29日生まれです。同じ誕生日のキャラクターに「双星の陰陽師」天若清弦、「山田くんと7人の魔女」滝川ノアなどがいます。出身地は東京府京橋區、現在でいう東京都中央区京橋にあたります。

趣味には、カブトムシの飼育をあげていました。好物はおはぎですが、周囲に知られるのは恥ずかしいと思っているらしく、炭治郎に指摘された時は照れ隠しから殴っていました。スピンオフ作品の「中高一貫!! キメツ学園物語」では、数学教師という設定になっていました。

不死川実弥ら主要キャラクターたちは、2019年7月4日に発売された「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」にて身長・体重が発表されました。それまで身長・体重などのプロフィールは不明であり、ファンの間では様々な予想が飛び交いました。

大正時代の男性の平均身長は、160㎝前後であるとされています。不死川実弥は、隠の人たちと比べ、明らかに高身長でした。このことから、170cm以上はあるのではないかといった予想が多くありました。一方体重の方は、筋肉質であることからそれなりにあるのではないかといった意見が多くありました。

「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」に記載されていた不死川実弥の身長は、179cmでした。大正時代の男性の平均身長が160㎝前後であることから、かなりの高身長であることがわかります。比較として、ほかの柱の身長も紹介していきます。岩柱・悲鳴嶼行冥の身長は220cmとダントツでした。その次が宇髄天元であり、身長は198cmになります。不死川実弥は、3番目の高身長でした。

続いて炎柱・煉獄杏寿郎の身長が177cm、水柱・冨岡義勇の身長が176cm、恋柱・甘露寺蜜璃の身長がが167cm、蛇柱・伊黒小芭内の身長が162cm、霞柱・時透無一郎の身長が160cm、蟲柱・胡蝶しのぶの身長が151cmでした。

長らく不死川実弥の身長・体重は不明でした。しかし、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」にてようやく身長・体重が発表されました。「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」に記載されていた不死川実弥の身長は179cm、体重は75kgです。BMIは23.41であり、この値だけだと普通体型に分類されます。しかし、見ての通り不死川実弥はかなり筋肉質のため、体脂肪率は低いものと考えられます。

不死川実弥の能力・全集中の呼吸は、風の呼吸です。彼が使う日輪刀は、刃や絵、鍔の部分まで緑色のデザインのものです。鍔の形は、菱形が円形に連なっている形になっていました。日輪刀は、所有者が適する呼吸法に合わせて色が変化します。緑色は、風の呼吸法が適していることを示しています。

稀血とは、その名の通り非常に珍しく栄養価の高い血液のことを指します。不死川実弥は、その稀血の中でもさらに珍しい稀血の持ち主です。彼が持つ稀血の能力は、匂いをかぐだけで鬼が酔って動きが鈍くなるほどの効力を持っていました。不死川実弥は、鬼になった母親と夜明けまで戦いました。戦いの中で血を流した時に母親の動きが鈍くなり、自分の血は特別であると気がつきます。

不死川実弥は、上弦の壱の鬼・黒死牟との戦いで身体に痣が出現しました。出現したのは右頬のあたりであり、羽が4つある笠ぐるまのような形で、左右に点が2つある痣でした。カラー版での色味は深い緑色であり、風の呼吸の使い手らしいデザインのものとなっています。

不死川実弥が使う能力・全集中の呼吸は、風の呼吸というものです。カラー版では、軌道が緑色になっていました。「鬼滅の刃」作中では、風の呼吸は9つの型が登場しました。壱ノ型塵旋風・削ぎの能力は、地面の巨大な螺旋を描くように対象者を攻撃する技でした。柱をなぎ倒し、地面を削るほどの威力を持ちます。

弐ノ型爪々・科戸風の能力は、前方に体重をかけ、複数の斬撃を前にいるターゲットに向けて放つ技です。近距離から中距離程度の技のようでした。不死川実弥は、この技を黒死牟との戦いで使っていました。

参ノ型晴嵐風樹の能力は、前方に体重をかけ、自分の周辺に螺旋状の斬撃を作り出す技でした。不死川実弥は、この技を黒死牟の攻撃を防ぐのに使用していました。近距離から中距離にいる相手に効果的な技になります。

肆ノ型昇上砂塵嵐の能力は、たくさんの斬撃を無造作に繰り出す荒々しい技でした。この技は、黒死牟との戦いで玄弥を助ける時に使いました。近距離から中距離程度の技であり、上方への攻撃もカバーできます。

伍ノ型木枯らし颪の能力は、ジャンプして下方にいる相手に螺旋状の軌道の斬撃を繰り出す技でした。水柱・冨岡義勇との手合わせの時に使った技でした。軌道の範囲は広範囲であり、近距離から中距離程度までカバーできます。

陸ノ型黒風烟嵐の能力は、前方に体重をかけて飛び、ターゲットに向かって下から上に向かって刀を振り上げる技です。刀の軌道からは、螺旋状の斬撃が取り巻いており、近距離型に見えて広範囲をカバーできる技となっています。

漆ノ型勁風・天狗風の能力は、回転してジャンプし螺旋状の斬撃をいくつも繰り出す技でした。不死川実弥は、黒死牟との戦いで悲鳴嶼の技をサポートする形で使用していました。このサポートにより、より攻撃に威力が増します。

捌ノ型初烈風斬りの能力は、ターゲットに向かって走り込み、すれちがう時に円形の強力な斬撃を繰り出す技でした。不死川実弥は、黒死牟との戦いの終盤でこの技を使いました。素早い近距離型であるのに加え、攻撃の威力も相当なものであるようです。

玖ノ型韋駄天台風の能力は、空中へ飛び上がり、下にいるターゲットに向かって斬撃を与える技でした。刀の軌道には、細かな斬撃がつき、広範囲をカバーできます。名前にある韋駄天とは、仏教の神のことを指します。

不死川実弥と玄弥は、両親とたくさんの兄弟に囲まれて育ちました。父親は、横暴な性格で家庭内暴力がひどく、どこかで恨みを買って刺されて亡くなりました。母親は優しくてしっかりしており、夫の暴力から子供を庇ったり、朝から晩まで休みなく働いていたといいます。ある夜、子供たちはなかなか帰ってこない母親を心配していました。そんな時に外から物音がし、母親だと思って下の子が扉を開けてしまいます。

開いた扉の隙間から、鬼になった母親が侵入し、子供たちを次々と殺していきます。不死川実弥は、鬼になった母親を掴んで外にでます。朝まで取っ組み合いの戦いをし、夜明けが訪れます。玄弥は、不死川実弥の足元で血だらけになって横たわる母親を目にします。

母親は、日の光とともに少しずつ消滅していきます。兄弟、母親と続けて亡くした玄弥はすぐに状況を把握することができず、母親を抱きながら不死川実弥のことを人殺しと罵ります。

鬼になった母親を殺した不死川実弥は、大量の刃物を装備し、鬼を見つけては捕まえて日の光に当てて退治していきます。独自のやり方で鬼退治を続ける中、鬼殺隊の隊士・粂野匡近と出会います。粂野匡近は、鬼殺隊の存在を不死川実弥に教え、育手も紹介しました。鬼殺隊に入って下弦の壱の鬼を倒しますが、一緒に戦った粂野匡近は戦死してしまいます。

不死川実弥は、功績が求められ柱に昇格し、当主の産屋敷耀哉とはじめて顔を合わせます。はじめは自分の手を汚さず、安全な場所からただ指図をしているだけだと思っていた産屋敷耀哉のことを嫌っていました。しかし、当主としての心構えや、亡くなった隊士たちの名前を全て覚えていたことを知り、考えを改め心の底から尊敬するようになります。

那田蜘蛛山の戦いにて、炭治郎は鬼の妹・禰豆子を連れていたことがバレ、柱合会議にかけられることになります。鬼に対して不信感が強い柱たちは、炭治郎と禰豆子は処罰を下すべきであると口々にいいます。母親と兄弟、戦友を亡くした不死川実弥は、鬼に対して人一倍強い憎悪を抱えていました。不死川実弥は、禰豆子の箱に自身の刀を突き立てます。

会議にやってきた産屋敷耀哉は、炭治郎の師匠・鱗滝の手紙をみんなの前で読み上げます。そこには、禰豆子が人を襲った場合は、鱗滝、炭治郎、冨岡義勇が切腹して詫びると記されていました。不死川実弥は、禰豆子が入った箱を室内に持っていき、自身の腕を斬って目の前で血を見せます。禰豆子は顔を背け、不死川実弥に襲いかかることはありませんでした。人を襲わないことが証明され、禰豆子は鬼殺隊公認の存在となります。

不死川実弥と玄弥は、たくさんの兄弟と両親と共に暮らしていました。父親は、横暴で家族にもよく暴力を奮っていました。ある時、外で恨みを買い、刺されて亡くなったといいます。母親は優しくしっかりしており、夫の暴力から子供達を庇ったり、夫の代わりに朝から晩まで働いていました。ある日、母親は鬼となり、不死川実弥と玄弥以外の子供を殺してしまいます。

不死川実弥は、母親を外へ連れ出し夜明けまで戦います。駆けつけた玄弥は、不死川実弥の足元に横たわる母親を見て、ひどくショックを受けます。混乱の中、不死川実弥のことを人殺しと罵ってしまいます。しかし、後から鬼となった母親が自分たちを襲ったこと、不死川実弥は自分を守ってくれたことを知ります。謝りたいと後悔しますが、彼はすでに家を出て鬼殺隊に入っていました。

刀鍛冶の里での戦いの後、なぜか鬼の活動が大人しくなり、柱たちの手が空きます。そこで、柱が隊士たち直々に稽古をつける柱稽古が行われることになります。柱稽古は、隊士たちがそれぞれの柱の屋敷を周り、合格したら次の柱の元へいくというものでした。炭治郎は、不死川実弥の屋敷に行った時、不死川実弥と玄弥が話しているのを立ち聞きします。

玄弥は、鬼になった母親から自分を守ってくれた不死川実弥を人殺しと罵ってしまったことを謝りたかったがため、鬼殺隊に入りました。不死川実弥は玄弥の話に聞く耳を持たず、自分には弟はいないし玄弥には才能がないから鬼殺隊をやめるように言って去っていこうとします。去っていこうとする不死川実弥に玄弥は、鬼食いをしていることを告白します。

その言葉に怒った不死川実弥は、玄弥の目を潰そうとします。側から見ていた炭治郎は玄弥を助け、不死川実弥と殴り合いの喧嘩になります。上から怒られ、2人は接触禁止を言い渡されます。その後、炭治郎は水柱・冨岡義勇と不死川実弥が手合わせをしている場に居合わせます。喧嘩をしていると判断し、2人の間に割って入り、おはぎの取り合いで揉めているのかと聞きます。

柱稽古の時に不死川実弥の屋敷に行った炭治郎は、あたりに充満していた匂いから彼の好物がおはぎであると知っていました。好物がおはぎであることを知られるのが恥ずかしかった不死川実弥は、気持ちを知らずにおはぎのことを話続ける炭治郎を殴って去っていきます。不死川実弥と仲良くなりたかった義勇は、彼の気持ちを知らず今度おはぎをあげようと考えるのでした。

無限城決戦編は、上弦の鬼や無惨との最終決戦が描かれています。ある晩、産屋敷の邸宅を突き止めた無惨が襲撃にやってきます。襲撃の伝令を受けて鬼殺隊の隊士たちが駆けつけますが、無惨の住居である異空間無限城へと落とされます。無一郎、玄弥は、上弦の壱の鬼・黒死牟と遭遇しました。玄弥は胴体を斬り刻まれ、殺されそうになりますが、不死川実弥が颯爽と助けに現れます。

柱稽古の時に鼻が利く炭治郎は、不死川実弥は玄弥のことを決して嫌っているわけではないことに気づきました。その後、岩柱・悲鳴嶼の元で玄弥と再会した時、このことを玄弥に教えていました。不死川実弥は、玄弥には鬼とは関係のないところで幸せに暮らしてほしいと考え、辛辣な態度をとってきたのでした。不死川実弥の気持ちを知った玄弥は、涙を流します。

黒死牟は、兄弟の鬼狩りは懐かしいと意味深な言葉を口にします。不死川実弥は、玄弥を切り刻んだ黒死牟に対して怒りを露わにしながら戦います。黒死牟は、人間だったころは月の呼吸を使う鬼狩りでした。その名残からか、鬼となった今でも月の呼吸を使用していました。月の呼吸は、刀の軌道に三日月型の斬撃が合わさる強力な技でした。三日月型の斬撃は、常に大きさが変動する不規則なものでした。

一人で黒死牟と戦っていた不死川実弥は、陸ノ型常世孤月・無間で大怪我を負います。黒死牟は、不死川実弥の血液の匂いをかいで酔ったような感覚に陥ります。不死川実弥は、稀血の中でも極めて珍しい稀血の持ち主であり、匂いを嗅いだ鬼は酩酊します。不死川実弥が自分の血液が特別であると気がついたのは、鬼となった母親と戦った時でした。不死川実弥が大怪我を負いつつも戦う中、遅れて岩柱の悲鳴嶼行冥も到着しました。

悲鳴嶼行冥が黒死牟と戦っている間、不死川実弥は腹の傷を縫います。腹の傷を縫い終わった不死川実弥の身体には、痣が出現しました。一方、黒死牟の拘束を解いた無一郎は、胴を斬り刻まれて倒れる玄弥のそばに駆け寄ります。玄弥は、無一郎に頼んで近くに落ちていた黒死牟の髪の毛を食べさせてもらいます。玄弥は、身体が再生し、無惨の声が聞こえるほど鬼化が進みます。

異空間無限城で、悲鳴嶼、不死川実弥は、上弦の壱の鬼・黒死牟と戦います。胴を斬り刻まれた玄弥は、黒死牟の拘束から抜け出した無一郎に彼の髪の毛を食べさせてもらい、鬼化が進みます。黒死牟は今まで以上に刀が大きくなり、悲鳴嶼と不死川実弥を追い詰めます。玄弥は、先ほど拾った黒死牟の刀の欠片を口に含み、血鬼術が使えるようになりました。

無一郎は最後の力を振り絞って黒死牟の胴を刺し、さらに玄弥が血鬼術を使って動けなくします。これを機に悲鳴嶼と不死川実弥は、黒死牟の首を狙います。黒死牟は、全方向に技を出して無一郎の胴を真っ二つに、玄弥を左右真っ二つに切り裂きます。そんな中無一郎の日輪刀が赤く染まり、黒死牟は激痛で動きが鈍くなります。玄弥は床に倒れながらもさらに血鬼術をつかって黒死牟を固定します。

悲鳴嶼と不死川実弥は、黒死牟の首を落とすことに成功します。しかし、左右真っ二つに斬られた玄弥は、大量の出血と鬼化の負荷に耐えられず、消滅していきます。悲鳴嶼は、気を失う不死川実弥を玄弥の近くに移動させます。意識を取り戻した不死川実弥は、消えていく玄弥を見て泣き叫びながらなんとかしてやると口にします。玄弥は、不死川実弥に今までの謝罪や、幸せになってほしいことなどを言い残し消えていきます。

上弦の壱の鬼・黒死牟を倒した悲鳴嶼と不死川実弥は、無惨との戦いに向かいます。不死川実弥は、無惨に向かって謎の液体を投げつけます。液体は無惨にあたり、燃え上がりました。戦いが激化し、隊士たちは無惨を夜明けまで食い止めることになります。不死川実弥は、赫刀を水柱・冨岡の刀に当てます。2つの日輪刀が交わり、冨岡の日輪刀も赫刀へと変化しました。

追い詰められた無惨は、全方向に攻撃を繰り出し、隊士たちを飛ばします。不死川実弥は、建物の上の階の瓦礫まで飛ばされ、生死不明となりました。そこへ、炭治郎が駆けつけ1対1の戦いになります。珠世が無惨に打った薬は、老化を早めるものであり、格段にスピードは落ちていきました。炭治郎が無惨と戦っている間、そのほかの隊士たちは柱や善逸、伊之助、カナヲたちの手当てをしました。

その後、最初に意識を取り戻した伊黒が戦いに加わります。無惨は細かく分裂して逃げようとしますが、珠世が使用した薬は、分裂を阻害するものも含まれていたため失敗します。さらに細胞を破壊する薬も効力を発揮し、弱っていきました。伊之助、善逸、柱たちも加わり、夜明けが迫ってきます。日の光に当てるため、炭治郎が柱に無惨を刀で固定します。

無惨は炭治郎に攻撃をしようとしますが、意識を取りもどした不死川実弥が助けます。太陽の光に当たった無惨は、肥大して赤子の姿になり、日陰に逃げようとします。隠たちは、車をぶつけたり列車で押し留めようとしたりと、日陰に逃げないよう阻止しました。無惨が行手を阻む列車を潰そうとしたところを、不死川実弥が玖ノ型韋駄天台風で両腕を切り落として助けます。

悲鳴嶼が無惨の首に鎖をかけて地面に倒します。無惨は地面に潜ろうとするも柱たちに阻害されて失敗し、日の光を浴びて消えていきます。生死を彷徨っていた不死川実弥は、あの世で亡くなった母親に会います。母親は、鬼になって子供を殺してしまったことを嘆いていました。不死川実弥は、母親の手を引いて一緒に地獄に行こうとしますが、父親に邪魔されます。意識を取り戻した不死川実弥は、傷の手当てを受けていました。

無限城決戦編で不死川実弥は、大怪我を負いながらも生き残ります。柱で生き残ったのは、彼と水柱の義勇だけでした。カナヲは、上弦の弐の鬼・童磨を終の型・彼岸主眼を使って倒します。この技は、視力を飛躍的にアップする効果がありますが代償も大きく、失明の恐れもある技でした。その後、鬼になった炭治郎に人間に戻す薬を打つため、再び終の型・彼岸主眼を使いました。

これにより、かなり視力は落ちてしまいます。不死川実弥は、カナヲの視力を気遣って鏑丸を託します。鏑丸は、長い間片目がほとんど見えない伊黒の相棒として活躍してきた白蛇です。カナヲに鏑丸を託した後、不死川実弥は人間に戻った禰豆子と会います。不死川実弥は、寝るのが好きだと屈託なく笑う禰豆子に、亡くなった弟・玄弥の姿を重ね合わせました。禰豆子の頭を優しく撫でると、別れの言葉を言い残して去っていきます。

アニメ「鬼滅の刃」で不死川実弥役を演じている声優は、アトミックモンキー名誉会長を務める関智一でした。関智一は、東京都出身1972年9月8日生まれ、関智などの愛称で知られています。声優としてのデビュー作は、1920年のパリを舞台としたアニメ「レポーター・ブルース」でした。1993年4月2日から1994年3月25日に放送されたアニメ「機動戦士Vガンダム」で初めて主要キャラクターを演じます。

関智一の主な出演作品に、「呪術廻戦」パンダ役、「空挺ドラゴンズ」クロッコ役、「かいじゅうステップワンダバダ」レッド役、「炎炎ノ消防隊」烈火星宮役、「カードキャプターさくら」木之本桃矢役、「ゾイドワイルド」ギャラガー役、「ジョーカー・ゲーム」佐久間中尉役、「PSYCHO-PASSサイコパス」狡噛慎也役、「べるぜバブ」東条英虎役、「ロザリオとバンパイア」森丘銀影役、「無限の住人」万次役などがあります。

不死川実弥は、無限城決戦編にて身体に痣が出現しました。身体に痣が現れた隊士は、25歳になる前に亡くなるとされています。無惨を倒した後、鬼殺隊は解散し、不死川実弥がどのような人生を歩んだのかは描かれていません。しかし、痣のことから、25歳までに亡くなったのではないかという意見も多くありました。

不死川実弥の好物は、おはぎでした。炭治郎は、柱稽古で不死川実弥の屋敷へ行った時、部屋中におはぎの匂いが充満していたことからこの事実を知ることになります。本人は知られるのが恥ずかしかったらしく、おはぎの話題をフリ続ける炭治郎を殴って去っていきました。おはぎが好きなところがかわいいといった感想もありました。

不死川実弥は、身体中に切り傷があります。稀血の中の稀血であり、匂いを嗅いだ鬼が酔って動きが鈍くなる能力を持っていました。この血を利用して鬼を倒すため、自ら体を傷つけているのではないかといった意見もありました。

不死川実弥は、無惨戦で生き残ります。生き残った柱は、彼と冨岡だけでした。終の型・彼岸主眼を使って視力が悪くなったカナヲを気遣い、伊黒の相棒だった鏑丸を託しました。鏑丸は、長い間片目がほとんど見えない伊黒のサポートをしてきた白蛇です。カナヲを気遣ったこの行動から、性格が優しいといった意見も多くあります。

「鬼滅の刃」最終話には、現代日本が舞台となっており、登場キャラクターたちの生まれ変わりや子孫が登場します。そこには不死川実弥の子孫である実弘という警察官が登場しました。鬼殺隊が解散した後、不死川実弥がどういった人生を歩んだのかは不明ですが、結婚したことがわかります。この結末を祝福する感想もありました。

「鬼滅の刃」不死川実弥の身長・体重などのプロフィール、使う技や能力などを紹介してきました。身長は179cm、体重は75kgと筋肉質でした。稀血の中でもさらに珍しい稀血の持ち主でもありました。この稀血の能力は、匂いを嗅いだ鬼が酔って動きが鈍くなるというものでした。