ワールドトリガーのアニメは打ち切り終了?理由は作者の病気?最終回についても考察

原作人気の高いワールドトリガーに対してアニメの人気がイマイチになってしまった要因が打ち切りと言われる終わり方です。その最終回は物語的にも非常に中途半端な所で終わっており、2年弱放送するようなアニメとは思えない打ち切り最終回だったとされています。今回はワールドトリガーのアニメについて、打ち切りと言われるような最終回を迎えてしまった理由、要因の1つといわれる病気について、2期の展開についてもまとめて紹介していきます。

ワールドトリガーのアニメは打ち切り終了?理由は作者の病気?最終回についても考察のイメージ

目次

  1. ワールドトリガーとは?
  2. ワールドトリガーのアニメは打ち切りだった?
  3. ワールドトリガー原作漫画とアニメ最終回を比較
  4. ワールドトリガーの葦原先生の休載理由や病
  5. ワールドトリガーのアニメと原作漫画の再開予定
  6. ワールドトリガーに関する感想や評価
  7. ワールドトリガーの打ち切りまとめ

ワールドトリガーとは?

ワールドトリガーの概要

ワールドトリガーは2013年から週刊少年ジャンプにて連載しているSFアクション漫画です。非常に多いキャラクターとその多いキャラクターにしっかりとした個性がある事、多対多の戦闘描写がカッコいいと人気を集める作品で、ジャンブのキャンペーンでの推しも受けて人気を獲得した作品になっています。

2014年にはアニメも放送が開始された他、個性豊かなキャラクターを活かした単独でのゲーム作品、ゲームとのコラボ、ワールドトリガー作中でも頻繁に描かれるぼんち揚げとのタイアップなどメディアミックス展開も積極的に行われた作品です。

ワールドトリガーのあらすじ

中規模都市の三門市に突如、異世界の門(ゲート)が出現し地球上の兵器が通用しない怪物「ネイバー」の存在に人々は恐怖する事になります。しかし謎の集団ボーダーによってネイバーの進撃は食い止められる事になりました。それから4年半後、界境防衛機関ボーダーに所属する三雲修は、異世界からやってきたネイバーの少年、空閑遊真と出会います。こちら側の世界の常識に疎く危なっかしい遊真に三雲修は監視を目的に共に動く事を決めます。

ワールドトリガーの迅や空閑は今後死ぬ?

ワールドトリガーの作品の特徴の1つはトリオンで構築された戦闘体を用いて戦うという特性上、バチバチのバトル漫画でありながら敵味方合わせても死亡者が非常に少ない点にあります。反面先々の未来に死亡説が考えられているキャラもおりその代表格が空閑遊真と迅悠一です。元々空閑遊真は既に実際の身体は重傷であり死に向かっており、いつ死んでもおかしくない状態にあります。

その為、ワールドトリガー作中のどこかのタイミングで死亡するのではないかと考えられているのです。迅悠一に関しては「未来予知」というサイドエフェクトから自らが死亡する可能性も見えているのではないかという声もあります。黒トリガーである風刃を手放したのも本部支部感のバランスを取る為という表向きの理由以上の何かがあるのではないかと考察されているのです。

元々ワールドトリガーは空閑遊真、迅悠一、三雲修、雨取千佳の4人が全員主人公とされている事、黒トリガーが「優れたトリオン使いが命と引き換えに作るトリガー」という設定もある事から誰かが死と引き換えに作った黒トリガーを用いて活躍するような展開もあるのではないかと考察されています。

ワールドトリガー | 東映アニメーション

ワールドトリガーのアニメは打ち切りだった?

打ち切り理由①原作に追いついた

ワールドトリガーのアニメは2016年4月に全73話という中途半端な所で打ち切りに近い最終回を迎えています。しかもアニメ49話から63話ではアニメオリジナルのストーリーも展開しています。それは単純にアニメのストーリーが原作に追いついてしまったからです。アニメ最終回のシーンは最終回放送時点で発売されているワールドトリガーの原作単行本の締めくくりとほぼ同じ形になっていました。

元々ワールドトリガーはその時点で既に1年半という最近のアニメとしては比較的長い放送枠が確保されていました。どうやっても原作に追いつく運命にあり、アニメオリジナルも挟んでいたわけですが、原作にもまだまだ謎が多い中でアニメオリジナルのストーリーを展開しにくかった事もアニメが打ち切りのような最終回を迎えた大きな理由になっています。

打ち切り理由②アニメ化が早すぎだった

そもそもワールドトリガーには放送開始当初からファンの間では「アニメ化が早すぎてすぐに原作ストックが無くなるのでは?」という懸念の声もありました。2013年11号から始まった原作漫画の連載に対し、アニメの放送が開始されたのが2014年の10月からであり、放送開始時点で原作の話数もまだ80話にまで到達していなかったのです。

加えてワールドトリガーは物語的に1クールなどにまとめられるような内容でもなく、区切りも付けにくい作品であった事からアニメ化が早すぎるのではないかと心配されていました。事実第1期のアニメでは悪い言い方をすれば引き伸ばしとも取れるような演出が多用され、おまけコーナーなどで世界観の説明の補足をいれるなどした工夫も入れられていました。それでも原作に追いついてしまったのが打ち切りの大きな理由になったと言えます。

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ワールドトリガー原作漫画とアニメ最終回を比較

ワールドトリガーのアニメは原作漫画のどこまで?

ワールドトリガーのアニメ1期の最終回は原作漫画でいう所の14巻に収録されたエピソードになっています。物語的にはB級ランク戦の最中で同時に大規模侵攻を仕掛けてきたアフトクラトルの属国であるガロプラが足止めという役割を与えられてボーダー本部に侵入してくるという予見がされているという状態でした。

ちなみにアニメ最終回当時、発売されている単行本の最新巻である14巻の締めくくりの内容もまさに同じ場面までであり、アニメは原作に追いつくギリギリまで製作され放送された形になっています。

ワールドトリガーのアニメ最終回あらすじ

ワールドトリガーのアニメ最終回では三雲修が自らの武器に迷っている場面から始まります。これ以前に三雲修はシューターとして自らの実力を高めるべく、太刀川隊の出水と唯我に教えを乞い修行相手になってもらっていました。しかし短く限られた時間で他に出来る事はないかと模索していたのです。そこで元々相談に乗ってもらっていた嵐山隊の時枝と話す中で、過去に三雲修と同じくトリオン量の少なさで悩んだ木虎に教えを乞うに言われます。

木虎がなんだかんだ言って教えたのは木虎の特注品であるワイヤーガンのベースになっているトリガー「スパイダー」です。直接的に点に繋がりにくく扱いにくいトリガーと言われ不人気だというスパイダーですが、自分達に有利なフィールドを作り出せる事、スパイダートリガーは例え三雲修がやられても残る事、何より動き回る相手に当てる必要がなく短い時間を有効に使えると木虎は考えていたのです。

その作戦の要はまだ実力不足の三雲の実力を高める事でなく既にエースとして単独でも点数を取れる空閑遊真をより戦いやすくする点にありました。木虎のアドバイスを経てシューターとしての訓練は続ける前提で残りの時間をスパイダーの練習に当てる事を決めた三雲修、その裏では空閑遊真は加古、影浦に絡まれていたり、雨取千佳が新たな武器である「ライトニング+レッドバレット」という戦法を習うなど三雲隊は確実に強くなっていくのでした。

そしてB級ランク戦が間もなく開始されるという中、迅悠一の未来予知で予知されていたガロプラの襲撃が始まります。3体のトリオン兵がボーダー基地本部の侵入しこれから本格的な交戦に入るのか!開始のカウントダウンがなされるB級ランク戦の展開は?新たな武器を手に入れた三雲隊の活躍は?という様々な事が気になる場面でアニメは最終回を迎えています。

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ワールドトリガーの葦原先生の休載理由や病

葦原先生の休載理由は病気だった?

上記でも紹介したようにアニメの最終回が打ち切りのような終わり方をしたのはアニメが原作に追いついてしまったからという理由、そもそもアニメ化するのが早すぎたという理由があるのは間違いない事実です。しかしその根底にあると言っても良いのがワールドトリガーの原作漫画を手掛ける葦原大介先生の休載の多さが理由というものもありました。

仮に葦原大介先生があまり休載せず、毎週のようにしっかりジャンプに掲載出来ていれば少なくとも中途半端になってしまったガロプラとの戦いを描いて最終回という打ち切りとは言われないような展開も出来たはずだと言われる程だったのです。しかし葦原大介先生の休載が多い理由は病気であり、その病気の悪化により、アニメ放送終了後の2016年50号から長期休載という形になってしまいました。

アニメの打ち切りと言われる最終回の放送が4月の放送なので長期休載が決まったからアニメが打ち切りというわけではありませんが、病気の影響で休載が多かった葦原大介先生の執筆が非常に不安定な状態であったのは間違いありません。アニメ化による負担の軽減なども考慮しての打ち切り最終回という終わり方をしたのではないかと考察されています。

葦原先生の病気は頚椎症性神経根症?

ワールドトリガーの原作漫画を手掛ける葦原大介先生を襲った病気は頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)という病気で、正確には持病のような病気であり突然発症したものではありません。主な症状としては腕や手にしびれや痛みを伴ってしまうというもの、加えて悪化すると筋力低下から上を向いてのうがいなどが困難になるなど動作障害に繋がる病気だとされています。

ちなみに葦原大介先生の場合、日によっては身体を起こす事もままならない事もあったようです。元々長い時間机に向かっている事も多い漫画家という職業だけに腕の痛みや痺れだけでも致命的と言えるのに身体を起こす事も出来ない程となれば休載も止むなしと言えるのではないでしょうか。

頚椎症性神経根症の原因

頚椎症性神経根症という病気が主に発症するのは「加齢による椎間板の変化によって形成された骨のとげによって、神経根という部分が圧迫されて起きる事」とされています。葦原大介先生がそうであったように漫画家など長時間のデスクワークを行う仕事の人が発症しやすいとされており、症状が重くなる程治療に時間がかかるとされています。とはいえ基本的には6ヶ月前後で自然に治まる病気でもあるとされているようです。

そもそも葦原大介先生は2014年、ちょうどアニメ化が決まり、ワールドトリガーがジャンプ編集部によってかなりのプッシュを受けている時期に、2ヶ月連続単行本刊行を行った際に「肩と首がおかしくなった」というコメントをジャンプの巻末コメントに乗せています。その後連載は続けていましたが、ジャンプ掲載時には仕上げが間に合わずに掲載した事もある程でした。

その後も不定期的に休載を挟みつつの連載という形で安定していると思われましたが、同時に病院に行き薬を受け取っているという事も明らかにしているような状態でした。結果的に2016年末には編集部の判断で長期休載が決まった形になっています。

頚椎症性神経根症の治療法

葦原大介先生は薬を飲んで症状を和らげる、というよりも痛み止めを打って誤魔化しているような状態でしたが、本来頚椎症性神経根症の治療法としては、原因となっている行為を突き止めた上で、その行為を軽減する事で患部を休めるというのが最大の治療法になるようです。

ただ葦原大介先生の場合、原因となっているのは十中八九「ワールドトリガーの執筆」であり仕事でもあるわけなので簡単に辞める事などは出来なかったと言えます。その結果騙し騙しやって悪化の一途を辿ってしまったと言えるのではないでしょうか。

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ワールドトリガーのアニメと原作漫画の再開予定

ワールドトリガーの原作漫画は連載再開された?

アニメが打ち切りと言えるような最終回を迎えてしまった大きな要因になったともいえる原作漫画の連載問題。実際頚椎症性神経根症という病気が一般的には半年程で治るとされているにも関わらずその後も音沙汰がなかった事から「このまま原作漫画も打ち切りになるのではないか?」と心配される声もありました。単行本の方も2017年3月発売の18巻でジャンプ掲載分を数話残した状態で発売されて以降、発売されなくなってしまいます。

しかし打ち切りという発表がされる事はなく週刊少年ジャンプの目次ページには長らくワールドトリガーは休載扱いとして名を連ね続ける事になります。そして2018年10月、ワールドトリガーの連載再開が発表されました。しかし今後も週刊連載では再び葦原大介先生の持病となってしまった頚椎症性神経根症に影響する可能性もあるという事から同時に、月刊誌である同じ集英社の「ジャンプスクエア」への移籍も発表される形になりました。

連載再開と移籍決定の発表後、2018年度中の5話をかけて週刊少年ジャンプでの連載で物語に一区切りを付けた上で、2019年度号となる12月発売のジャンプスクエアから移籍して続きを連載するという形式に移行、2020年12月現在もジャンプスクエアでの連載が継続中になっています。

単行本の方は長期休載前にジャンプに掲載し、単行本化されていなかった数話と連載再開後の週刊少年ジャンプ掲載分5話をまとめる形で19巻が発売され20巻以降はジャンプスクエアで掲載した分を単行本化する形で継続しており、以降は2020年12月現在までに22巻まで発売されています。

ワールドトリガーのアニメ2期はいつ再開する?

一時は原作もこのまま打ち切りになるのではないかと心配されたワールドトリガーですが無事に原作の連載も再開されたとなると気になるのは打ち切りとも言える最終回を迎えたアニメの今後、2期の放送についてです。2018年に連載再開を再開した時点で、休載前と合わせて多少は原作ストックがあったとはいえ、すぐにアニメ2期が行われるという事もありませんでした。

しかし月刊誌であるジャンプスクエアに移籍した後も高い人気を誇り続けるワールドトリガーは2019年末にアニメ2期の制作決定が発表され2021年1月よりテレビ朝日の深夜アニメ枠「NUMAnimation」にて放送される事が決定しています。2020年12月現在ではアニメ2期は基本的には1期のストーリーの続きからスタートするのでガロプラ戦からである事、同時並行されるB級ランク戦も含めて順次発表されている状態です。

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ワールドトリガーに関する感想や評価

ここからは既にワールドトリガーのアニメ1期を視聴した人の感想を紹介していきます。アニメワールドトリガー1期は原作ストックの少なさも相まってか引き伸ばすような演出が多かったとする声も多く、特に最終回の打ち切り感が凄く強いという声も多くなっています。

B級ランク戦はともかく、ガロプラ戦に関しては打ち切り的な最終回が決まっているなら入れない方が良かったのではないかという声も見られる程でガロプラ戦が導入だけ描かれて最終回となっている事が却って打ち切り感を強くしているという声も多いです。一方でガロプラ戦を導入だけでも描く事で原作ストックや原作者の葦原大介先生の病気などの問題が無くなったら2期をやりたいと考えている前提だったのではないかとする声も見られます。

元々ワールドトリガーは原作でも本編以外の部分、単行本のおまけページなどを活用して本編よりも先に設定などの情報を出すような例も多くなっていました。アニメでは引き伸ばしとも言われる形の「おまけコーナー」で補足されているのが良かったとも言われています。元々細かな世界観の設定も多い作品だけに例え引き伸ばしでも補足があったので分かりやすくなっているという声も多いです。

そしてこのおまけコーナーがあった事が最大限生かされたのが最終回の打ち切り感の緩和にあったという声もあります。というのもおまけコーナーにて迅悠一の「未来予知」のサイドエフェクトも絡めた最終回のお知らせがされており、「未来にはいくつもの可能性がある」というお決まりのフレーズで締めてくれた事で打ち切りのような終わり方をしたワールドトリガーでも2期があるかもと期待する事が出来たという声もあるためです。

事実ワールドトリガーの2期の放送開始が決定、その後1期では登場していなかったキャラクターの声優の情報が発表されると高い期待感を込めた意見も多くなっています。元々アニメ1期の時点で豪華だと言われた声優陣に負けない程新たに発表された声優陣も豪華なのです。元々原作漫画も長期休載を経ても尚高い人気を誇る作品だけに期待感も高いという声も多いです。

その一方で原作漫画が月刊誌になった事で2期をやってもすぐに原作に追いついてしまうのではないかと心配する声もあります。ただ枠が深夜枠になった事もあり、また最近のアニメの傾向として、2期以降も分割して展開する例も増えているので2期はガロプラ+B級ランク戦の決着をしっかり描いた上で、打ち切りのような形にならないようにして締めくくり2期以降の物語も展開してほしいという声も見られる程になっています。

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ワールドトリガーの打ち切りまとめ

アニメワールドトリガーの打ち切りに近いと言われる最終回の理由は、原作ストックが少ない状態でアニメをスタートさせたという理由、アニメオリジナルを挟んでも原作に追いついてしまったという理由があります。さらにその背景にはワールドトリガーの原作者である葦原大介先生の病気の影響もありました。アニメの打ち切りに近い終わり方に引き続き原作の長期休載に入る形になっていました。

長く長期休載しただけにこのまま原作漫画も打ち切りになってしまうのではないかと心配する声もありましたが、2020年12月現在、掲載誌をジャンプスクエアに移籍しながらも無事に連載が再開しており、原作ストックも十分となった為か、アニメ2期の製作決定も発表されている状態です。まだワールドトリガーを視聴していない人は2期を楽しみにしつつ1期を視聴してみてはいかがでしょうか?

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