【ジョジョ】パンナコッタ・フーゴが離脱した理由は？チーム脱退の伏線やその後を考察

アニメや漫画でも大人気のジョジョでは、作中で第4位のIQを誇っているパンナコッタ・フーゴのかっこいい姿を確認することができます。裕福な家庭に育った彼は頭脳明晰で優秀だったために13歳で大学へ進学していました。しかし、尊敬していた大学教授に関係を迫られたことによって今まで我慢していたものが崩れ去り、抑圧していたものが爆発して大事件を起こしてしまったのです。

警察の世話になってしまったパンナコッタ・フーゴは、金によって罪は免れたものの家からは勘当され放り出されてしまいます。天涯孤独の身となってしまったフーゴは、泥棒をしたり万引きをしたりして生活を繋ぐことになりギャングの道へと辿り着いたのです。そこで、紳士的でありながらキレやすい性格のフーゴがギャングから離脱した理由やチーム脱退の伏線、その後などを考察していきます。

2001年のイタリアを舞台に描かれている「ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風」は、宮城県出身の荒木飛呂彦さんによって描かれた漫画となっています。単行本においては全17巻まで刊行されているジョジョ5部は、ジョジョの奇妙な冒険シリーズの中では47巻～63巻に渡って描かれました。ジョジョ5部は、週刊少年ジャンプによって1995年52号～1999年17号に連載されています。

ジョジョ5部は、単行本以外にも文庫版も全10巻で刊行されています。文庫本においては30巻～39巻に渡って展開されていきました。ジョジョ5部では、素晴らしい力を受け継いでいるジョルノ・ジョバァーナは虐待された暗い過去を持ちながらも「パッショーネ」というギャング組織に入ったことで憧れていたギャングスターに一歩一歩登りつめていく姿が描かれていきました。

DIOという偉大な父を持つジョルノ・ジョバァーナは、幼少期は虐待され愛さらずに育ったという悲惨な過去を背負っていました。しかし、ギャングでありながらも自分を人間として扱ってくれた男性に真実の正義を感じることができたジョルノは、ギャングによって腐りきってしまった街を立て直すためにギャングスターになる決意をします。パッショーネというギャングに入ることで少しずつ土台を築いていきました。

13歳でありながらボローニャ大学に入学することができたパンナコッタ・フーゴは、とても紳士的な振る舞いのできる裕福な家庭に育ったお坊ちゃまとなっています。しかし、正義感が強くキレやすいという性格も持っていました。そのため、幼少期に両親によって虐待されていたフーゴは、両親の過剰な期待や虐待に耐え切れなくなり父親を殺そうとしますが、寸前で自分自身でブレーキをかけることができたために未遂となっています。

• 名前：パンナコッタ・フーゴ
• 年齢：16歳
• 所属：パッショーネというギャング組織・ブチャラティチーム
• 上司：ブローノ・ブチャラティ
• IQ：152（頭脳明晰・13歳で大学に入学できるほど）作中では第4位
• 性格：キレやすい、紳士的
• 育ち：ネアポリスの裕福な家庭に生まれ・お坊ちゃま
• スタンド：パープル・ヘイズ

大学でフーゴは尊敬していた教授（男性）がいたため充実感を持って勉強していたものの、その教授に関係を迫られたことで幼少期から蓄積されていた怒りが爆発して辞書によって殴打したことで警察に捕まってしまったのです。裕福な家庭に育ったためにお金の力によって無罪となったものの、両親からは勘当され追い出されてしまいます。天涯孤独となったフーゴは、泥棒や万引きをしながらギャングへの道へ進みました。

アニメや漫画においても大人気のパンナコッタ・フーゴが離脱したことでその理由に注目が集まるようになります。さらにチーム脱退の伏線やその後についてもさまざま囁かれるようになりました。そこで、頭脳明晰な彼が脱退した理由やその伏線、その後の様子などを考察・紹介する前に彼の過去や兄弟についてまずは紹介しましょう。裕福な家庭に育ったフーゴは3人兄弟の末っ子？と注目が集まるようになりました。

優秀なギャングとして活躍していたフーゴには兄弟は何人いたのでしょうか？パンナコッタが名前となっている彼の家庭環境や兄弟に関しては「恥知らずのパープルヘイズ」という小説によって確認することができます。「恥知らずのパープルヘイズ」においてキレやすい性格の彼は、3人兄弟の末っ子であることが明らかになっていました。彼の家族は兄が2人の3人兄弟に両親、祖父母の合計7人家族となっています。

両親からは虐待されて育っているため心を閉ざしていましたが、祖母だけがパンナコッタの存在を大切にしてくれたために彼女にだけは心を開いていたようです。「パニー」と祖母から呼ばれていた彼の家は、祖父が一代で財を築いた家となっていたために両親もかなり厳しくなってしまったのでしょう。「恥知らずのパープルヘイズ」という小説には彼の幼少期の家庭環境が描かれているためキレやすくなってしまった理由もわかります。

独特な個性を放っているブチャラティチームでしたが、そこに所属していたパンナコッタ・フーゴも負けてはいませんでした。アバンギャルドな雰囲気が漂う穴あきのスーツを着用している彼は、イチゴが体中に施されています。イチゴの可愛らしいネクタイを締め、耳にはイチゴのピアス、靴にはイチゴのチャームまで付いていました。見た目がイチゴづくしであったため名前の由来と関係があるのでは？感じた人もいたようです。

アニメや漫画でも評判のジョジョで服装においても独特の個性を放っているフーゴの名前は、イチゴとは全く関係がありませんでした。彼の名字であるフーゴとは「撒き散らす」という意味を示し、名前である「パンナコッタ」は煮詰めたクリームを意味しています。パンナコッタというお菓子も有名ですが彼の名前は戦っているシーンが由来なのかもしれません。

彼の戦いにおいては煮詰めたクリームを撒き散らすような雰囲気のシーンが描かれていますが、はっきりとした名前の由来は公開されていませんでした。ある程度の主要メンバーでありながらも彼だけは詳しいプロフィールが公開されていないのです。優秀でありながら途中で離脱したことでさらに情報が少なくなり、かなり謎めいたキャラクターとなっていました。

アニメや漫画において頭脳明晰でかっこいいと評判だったパンナコッタ・フーゴは、残念なことに最強の強さを持ちながらも途中で離脱してしまいます。彼が離脱してしまった理由は何だったのでしょうか？また、チーム脱退の伏線は描かれていたのでしょうか？そこで、賢い頭脳を持ったフーゴが突然ブチャラティチームを離脱した理由や、チーム脱退の伏線について探っていきましょう。

裕福な家庭に育ちながら幼少期は虐待されて育ったフーゴは、心に大きな闇を抱えていました。裕福な家庭に育ったために両親からの期待も大きかった分、自分の子供が思い通りにならないと父親はしつけと称してフーゴを虐待していたのです。愛情の代わりに心に傷を負っていた彼はキレると何をするかわからない性格を持っていました、頭脳明晰で最強のスタンドを扱うことができるフーゴはその後チームにおいても最高の力を手にします。

頭脳明晰なフーゴが脱退することになった理由としては、強くなり過ぎたためかもしれません。表向きは物語の中盤において仲間を裏切ったメンバーに失望して離脱したともいわれていますが、本当のところはあまりにも強力なスタンドを扱える人物となってしまったために、パワーバランスが崩れ物語の中で扱いにくいキャラクターになってしまったとも考えられるでしょう。作者自身も彼を強くし過ぎてしまったと語っています。

重要なポジションを担っていたキャラクターでありながら突然離脱してしまったフーゴを振り返ってみるとチームを脱退するであろう伏線は意外と多く施されていました。アニメや漫画において活躍しているフーゴは、他のメンバーと同じように幼少期に虐待されて育っています。虐待されたという深い闇によって我慢の限界で人を傷つけ両親にも見放されてギャングの道へ進みました。

IQが異常に高いフーゴは、知能指数は高いものの大人になり切れていなかったと考えることができます。そのため、スタンドを自分の意思によってしっかりとコントロールすることができなかったのです。本来スタンドは扱う人間の意思によってのみ作動することになっています。しかし、彼が扱っているスタンドは彼の意思とは全く関係なく独自の考えで行動していることもありました。ここら辺もチーム脱退の伏線といえるでしょう。

頭脳明晰で冷静なフーゴが扱うことができるスタンドが強力過ぎてコントロールしきれなかったとも考えることができます。さらに、他のチームメンバーは自分の中に潜んでいる凶暴な怪物を制御するための力となる尊敬できる相手を持っていました。路頭に迷っていた仲間たちはリーダーのブチャラティに拾われたことでその後自分をわかってくれる存在を得ることができたのです。しかし、フーゴは誰も心から頼れる人がいませんでした。

最強のスタンドを手にすることができたフーゴは、途中離脱してしまうという残念なキャラクターになっていますがアニメにおいては原作をフォローするような丁寧な補足が施されているため見ごたえが抜群となっています。チーム脱退の伏線があらゆるところに施されていたフーゴは、その後の様子もアニメや小説ににおいては少し知ることができました。

キレると手が付けられないフーゴが離脱した理由は、彼の中の凶暴性と自分が心から信頼できる仲間との出会いがなかったためと考えることができます。裕福な家庭に育っていながら両親に虐待されて育ったフーゴの心の中には、大きな闇が広がりいつしか父を殺したいと思うほどの憎しみとなり凶暴な性格を自覚するようになりました。辛うじて理性を保っていた彼ですが尊敬していた大学の教授によって凶暴性は解放されてしまいます。

虐待によって叩き込まれた紳士的な姿と憎しみによる凶暴性の二つの人格を持つようになってしまったのです。二重人格的な存在となってしまったフーゴは頭が良すぎたためになんでも自分自身で解決しようとするところがありました。尊敬していた教授に裏切られたことで人間を信用することもできなくなったようです。途中で離脱してしまったフーゴですが、アニメではそれらの伏線やその後、理由などが丁寧に捕捉されていました。

漫画やアニメにおいて人気のキャラクターの一人となっていたフーゴは、物語の途中で離脱したためにその理由や伏線、その後などに注目が集まる人物となっていきました。主要メンバーの一人であったためかなり残念がる声も寄せられていたのです。そのため、「恥知らずのパープルヘイズ」という小説ではアニメや漫画において途中離脱してしまったフーゴが主人公となって描かれています。

「恥知らずのパープルヘイズ」という小説ではアニメや漫画で途中離脱してしまったフーゴのその後の様子を確認することができるようになっていました。「恥知らずのパープルヘイズ」という小説では未来を見抜くことができる力を持っていたボスはすでに死亡しており、ボスを倒すことができたジョルノがボスとなって活躍しています。

かつてのボスであるディアボロを倒したジョルノは、新しいギャングの世界を作ろうと途中でチームから脱退してしまったフーゴにある任務を依頼し、その仕事を成功させることでチームへ戻りやすいようにしていました。脱退したその後チームのことを気にしていたフーゴは、麻薬チームを倒すという任務を受け切磋琢磨していくことで精神的にも大きく成長していくようになります。

漫画やアニメにおいてブチャラティチームから脱退したフーゴは、チームリーダーであるブチャラティを裏切ったという噂が立つようになります。パッショーネというギャング組織に所属しており幹部まで登り詰めたチームリーダーのブチャラティは、ボスが麻薬の密売をしていることに強い嫌悪感を抱いていました。ギャングでありながらも自身の正義をしっかりと持っていたのです。

そのため、ギャングによって街が腐りきっている状況を何とかしようと考えていたジョルノと出会ったことで、組織を裏切りボスに歯向かう姿勢を貫く決意をします。自分が所属していた組織を裏切ったのは幹部を務めていたブチャラティであり、彼のチームについて行かなかったとしても裏切り者とはならないでしょう。他のメンバーと異なりチームリーダーに依存していなかったフーゴは、その後自分の道を選んだだけともいえます。

原作漫画の作者は、今までブチャラティチームの仲間として一緒に戦ってきたフーゴを裏切り者にしたくなかったというコメントを発表しています。作者は当初、ブチャラティチームのメンバーの中の誰か一人を未来を読むことができるボスのスパイにしようと考えていたようです。

その有力候補となっていたのが、裕福な家庭に育ったためにフーゴでした。最終的に仲良く過ごしてきた仲間同士が戦う展開を良しとしなかった作者は思いとどまって、彼を裏切り者にしないでチームから脱退するということで彼の登場をなくしたのだそうです。

他の暗殺チームのメンバーやボスの側近たちとは異なりブチャラティチームのメンバーは幼少期に虐待されたり、天涯孤独だったりして拾われて仲間になったメンバーが多く存在しています。途中で離脱したフーゴも両親に見放され学校も行けなかった仲間に勉強を教えたり、親切にしたりしていました。それらの姿が描かれているため、仲間を裏切る関係にはしたくなかったのでしょう。

漫画やアニメにおいて魅力的なキャラクターの一人であるフーゴが離脱した理由は作中に補足という形で施され、チーム脱退の伏線なども随所に散りばめられていました。その後最終的にチームから離脱したフーゴは初めからいなくてもよかったのでは？存在意義がないキャラなどといわれるようにもなります。スタンドの能力が強すぎて、扱いにくいキャラクターとなっていたためそのように考える人もいたようです。

重要なキャラクターでありながら突然離脱したフーゴが扱うことができたのは、「パープル・ヘイズ」というスタンドです。チーム脱退の伏線が作中でも散りばめられていたフーゴが扱うパープル・ヘイズは、人型スタンドとなっており、制御不能な殺人ウィルスが両手に6つ装備されている恐ろしいスタンドとなっていました。殺人ウィルスを体内に吸収してしまった人はすぐに発病して体内から腐っていくことになります。

「恥知らずのパープルヘイズ」という小説においては頭脳明晰なフーゴが途中で離脱した理由やチーム脱退の伏線、その後などが描かれていますが、そこでは彼が扱うパープル・ヘイズというスタンドの進化系となっている「パープル・ヘイズ・ディストーション」を確認することができます。「パープル・ヘイズ・ディストーション」は成長性-Bという伏線を回収したスタンドとなっていました。

アニメや漫画においてブチャラティチームから途中脱退してしまったフーゴの黄金の旋風においての声を担当したのは声優の三浦祥朗さんです。声優の三浦祥朗さんは声優の他にもナレーターとしても活動をしています。長野県出身の三浦祥朗さんは声優になることで片想いの女性に会えると考えて声優の道を志したそうです。どうしても声優になりたかった彼は青二塾に入って必死に声優の学びを深めていきました。

頭脳明晰で紳士的な性格を持っているフーゴのアイズオブヘブンやオールスターバトルにおいての声を担当したのは声優の小田久史さんです。声優の小田久史さんは声優の他にも俳優としても活動をしています。広島県出身の小田久史さんは日本工学院専門学校を卒業した後に声優事務所であるケッケコーポレーションに所属したことで声優として活躍していくようになりました。その後フリーとなりアーツビジョンに移籍しています。

裕福な家庭に育ちながらも幼少期に虐待されて育ったフーゴのアニメ版の声を担当したのは声優の榎木淳弥さんです。声優の榎木淳弥さんは、大学時代に友達のすすめでアニメを見始めたそうです。アニメに感動した彼は、声優の道を目指すようになります。アトミックモンキー 声優・演技研究所に入って声優の学びをした後は、声優として活動を開始しました。彼は剣道やボクシングが好きでよく行っているようです。

頭脳明晰で紳士的な行動をとることができるフーゴがめっちゃかっこいいと感想を寄せている人もいました。彼のかっこ良さは斜めや横の角度だとコメントしている人もいます。13歳で大学に入学できるほどの頭脳を持っていた彼は、裕福な家庭に育ちながらも虐待されていたために、両親に関してはずっと恨みを持ち続けていました。父親に関しては殺そうと思ったこともありましたが理性で抑えていたようです。

ジョジョにおいて穴だらけのスーツを着ているフーゴが推しだと感想を寄せている人もいます。紳士的に振舞うことができるフーゴが扱うことができるパープル・ヘイズというスタンドがかっこいいと感じた人は多かったようです。殺人ウィルスを撒き散らして人間の身体を内部から腐らせてしまう恐ろしいスタンドとなっていました。

強すぎると評判のフーゴが扱っているスタンドがかっこいいから彼のキャラも好きだとコメントしている人もいました。チームリーダーが組織やボスを裏切ったことで彼以外の仲間はリーダーについて行く決意を固めます。しかし、頭脳明晰でそれ程チームリーダーに依存していなかったフーゴは突然チームから脱退してしまいました。小説においては新しいギャングの世界が描かれており、かっこいいフーゴの活躍を確認することができます。

頭脳明晰で学校へ行けなかった仲間に勉強を教えたり、ご飯を食べさせたりしているフーゴは、チームリーダーが組織やボスを裏切って歯向かうということで突然、チームから脱退してしまいます。彼が離脱した理由や伏線は小説などにも補足されていますが、小説においては再び仲間として復活しそうな雰囲気を漂わせていました。強すぎるスタンドを扱うことができたということも脱退の理由の一つだったようです。