ハイキュー国見英の魅力と人気の理由！低燃費ボーイの本当の性格は？

ハイキューの名脇役「国見英（くにみあきら）」は主人公の在籍する烏野高校のライバル校青葉城西高校でウィングスパイカーのポジションにつきます。その国見がハイキューの中でなぜ人気があるのか？その魅力はどこにあるのか？国見のセリフや周りのキャラクターのセリフなどから探っていきます！

ハイキューというタイトルはバレーボールの和名です。ハイキュー本編は少年ジャンプで連載中で主人公とその相棒が中心にくりなす青春スポコンマンガです。かつてスラムダンクや黒子のバスケでバスケット少年少女が多くなったように、ハイキューがバレーボール人気を盛り上げていることは間違いありません。

ハイキュープロローグに少し触れます。小さな主人公「日向翔陽」が過去に衝撃を受けた小さな巨人に憧れてチームメイトやライバル校のライバルたちと青春を繰り広げていきます。

バレーボール界で身長はとても大きく影響しますが、主人公は162cmの身長しかありません。その小さな主人公がテレビで見た小さな巨人目指して全国へ羽ばたこうとするストーリーになっています。

ハイキューではライバル校の及川をはじめ多くのイケメンキャラクターが登場します。今回ピックアップする「国見英」も脇役でありながら女性に人気のあるキャラクターのひとりです。

そのやる気のなさそうな見た目や練習でも熱血感が見えないところから低燃費ボーイとも言われています。しかしそれは国見があえてとっている行動です。実際烏野選でも試合の終盤、周りが疲れた時に活躍しています。チームメイトの先輩及川は「体力を温存している。」と評価しています。

どちらかというと天然キャラの国見ですがハイキュー本編ではサブキャラクターです。そのため登場シーンは少ないのですが、いくつかの名言を残しています。その名言とキャラクター像がマッチしていてファンをがっちり掴んでいます。

そんな国見ですが女性からの支持を集めています。表情が垂れ目ということもあり優しく見えます。脇役でありながらその見た目とキャラクター設定から現代の若者像とマッチし共感を得ています。

その見た目と雰囲気から「何でもサラッとやってのけそう」「どことなくミステリアルな雰囲気」の印象があり、ハイキュー本編に登場回数が少ないにも関わらず国見英というキャラクター魅力に感じてしまいます。

ハイキュー第1話で中学時代の国見が「がむしゃらイコール本気なのか！」と名言を残しています。試合でも前半は抑えてまずは相手チームの分析をする冷静さを見せる場面が多くあります。そのクールな性格からコート上で笑うシーンは多くありません。

しかし対烏野戦でコート上での日向、金田一との絡みで日向が金田一の顔を覚えていなくて金田一のことを「らっきょ頭」と呼ぶところから絡みが始まり「だれがらっきょ頭だ」との金田一の返答に対し「お前意外に誰がいる」とつっこみ小さく笑っています。

その小さく吹き出す笑い方が印象的で、いつも笑わないキャラとのギャップが女性ファンを獲得魅力のひとつです。その名言、名つっこみは登場回数の少ない国見の記憶に残る一言です。

青葉城西が烏野に負けたハイキューの中でも印象深い試合後の1シーンです。悔しさを飲み込み切れないチームメイトの金田一と会場の通路で影山とすれ違い、金田一が影山を呼び止めますがその後の言葉が出てきませんでした。

その時に「次は負けねー。ってさ」と金田一の心を代弁します。これも国見の名言のひとつです。国見はそんな気遣いもできるのです。いつものやる気なさそうな印象と違う闘志を見せた貴重なシーンです。そのさりげない気遣いも国見の魅力です。

ハイキュー本編で主人公の相方で烏野高校セッターの影山と国見は中学時代は同じ中学でプレーしていました。しかし影山は当時自己中なプレーでコートの王様とまで言われる熱血プレーヤーであっため、低燃費プレーヤーの国見とは相性がわるく衝突を繰り返していました。国見の名言もこの影山との絡みから飛び出しています。

しかし、コートの王様と言われていた自己中な影山に「お前うまいのに」と実力は認められていました。国見の所属する青葉城西高校はハイキューの中でも屈指の強豪校ですが、その強豪校で1年でレギュラーとしてコートに立つところから実力のあるプレーヤーであることは間違いありません。

高校で影山とはライバルとなって敵同士で対戦するわけですが、主人公の日向によって影山のプレースタイルが徐々に変わっていく中学時代になかった姿を見て「あいつ、あなんだったけ？」「あの影山が誤った！」と刺激をうけるようになっていきます。

青葉城西では先輩の及川という絶対エースがいます。及川も影山と同じセッターで全く逆の名セッターで、ハイキューの本編の展開上どうしても国見は脇役になっていますが、いつか彼らが中心となった時代に影山との直接対決を見てみたいと言う声も多いようです。

ハイキューの第1話で中学時代の回想シーンが描かれています。ミスレシーブがコートから外れてボールを追うシーンで国見は「これは拾えないな」と早々にとあきらめ全力で最後まで負いませんでした。それが素人だらけの対戦相手の初失点に繋がりました。

そこで当時のチームメイトの影山とやりとりから省エネ思考であることが見えてきます。「なぜ最後まで追わないのか？」と問いに「この点差がひっくり返るはずはない」と反論しています。冷静に試合流れを判断しています。常に熱血全力の影山との考えの違いが表現されてる1シーンです。

普段からぼんやりしていることが多く、授業で起きていることがつらいなどの悩みを持つ国見です。そんな見た目や言動から勘違いされてよくコーチからドヤされています。しかしこれは周囲が「国見」を誤解しているのです。

国見は頭もよく一瞬で相手のことを分析する力も持っています。その国見がとった作戦が前半から全力でプレーせず相手チームの体力が消耗した後半に全力で戦えるように体力を温存することでした。コーチや周囲が勘違いする中キャプテンの及川だけはそんな国見の考えを見抜いていました。

前半から全力挑まないプレースタイルや普段あまり笑わない国見だが、烏野戦で敗北しコートからから去るシーンで金田一らと「いいかよく目に焼きつけとけ、このカリは俺たちが返す！」と初めて闘志あふれる名言を残しています。

中学時代に一緒にプレーしていた王様とまで言われた事自己中の影山が変わったように、国見の真の性格が描かれた一瞬であります。この名言で国見の本当の性格をすべて描いているようです。

その名言から決してやる気のないただの低燃費ボーイではないことが伺えます。チームが勝つために国見なりに考えてプレーしているところからも溢れる闘志を内に秘めた性格であることは間違いありません。

国見はハイキュー本編での登場回数は断然低いキャラクターです。しかし人気ランキングも２０位に入る人気を得ている秘密が見えてきました。「センター分の黒髪で垂れ目。塩キャラメルが好物でいつも眠そうな見た目からミステリアスな空気を持っている」見た目をまとめるとこんな感じです。

その見た目とは違い、仲間を思いやる一面があり、その部脳から導き出した「試合終盤に体力を温存する」という「効率よく！燃費よく！常に冷静！」というプレースタイルを貫いています。無駄につかれるプレーはしない！そんなしたたかな性格を持っているキャラクターです。

公式戦ではライバルの烏野に負けて更に登場が少なくなりましたが、中学時代ソリの合わなかった影山との直接対決が実現したのなら勝ち負け抜きに国見の魅力が発揮されることでしょう。そこには主人公の日向そして国見の相棒役の金田一も登場するはずです。

青葉城西はアニメのセカンドシーズンの冒頭に準決勝で烏野に負けてしまいますが、今後烏野との再戦が描かれるはすです。その時は是非「国見英」のプレースタイルや名言に注目してください！