2020年11月30日公開
2020年11月30日更新
【七つの大罪】インデュラとは何?強さや正体は?魔界に棲息する伝説の獣を考察
七つの大罪の中でも謎多き種族である魔神族。そんな魔神族ですら恐れ慄く存在として登場したのがインデュラです。インデュラとは特定の方法で魔神族がなる事が出来るもので、七つの大罪作中ではモンスピートとデリエリがインデュラ化をした様子が描かれています。今回は七つの大罪のインデュラについて、インデュラ化する為の手段や条件、その正体や強さなどをまとめて紹介していきます。
七つの大罪とは?
七つの大罪の概要
七つの大罪は2012年から2020年までの間、講談社が発行する漫画雑誌、週刊少年マガジンにて連載されていたハイ・ファンタジーの冒険活劇漫画です。個性豊かなキャラクターとストーリーで高い人気を集め3700万部もの発行部数を誇る人気作品となっています。同時に漫画業界内でも高い評価を受けた作品で、2015年には講談社漫画賞少年部門を受賞するなどの実績も残している作品です。
メディアミックス展開も積極的に行われており、2014年から3度に渡るアニメ化、オリジナルストーリーで展開された劇場版の他、舞台化、ゲーム化、トレーディングカードゲーム化、パチンコ・パチスロ化など幅広いメディアで展開されています。続編の製作決定や2021年にも4度目となるアニメ化が予定されているなどまだまだ発展を続けていく作品になっています。
七つの大罪のあらすじ
移動酒場豚の帽子亭を営む店主メリオダスの元に聖騎士にクーデターを起こされた祖国リオネス王国を救うべく伝説の騎士団七つの大罪を探すリオネス王国第三王女エリザベスが現れます。誰の助けを借りる事も出来ずに彷徨い豚の帽子亭にて倒れてしまったエリザベスですが、豚の帽子亭の店主メリオダスこそが七つの大罪団長のメリオダスその人なのでした。メリオダスとエリザベスは散り散りになった団員を探して冒険を繰り広げる事になります。
七つの大罪のインデュラとは?強さや正体を考察
インデュラとは伝説の獣
インデュラとは魔神族すらも恐れ慄く伝説の獣であり、破壊の権化とも称される存在です。理性なく暴れまわる為、敵味方の概念すらもないまさしく獣というべき存在になっています。その正体は上級魔神族が闇と契約する事で至れる一種の到達点でもあります。
一方で魔界にはインデュラの幼体が存在しており、最初からインデュラとして生まれる存在がいる可能性も示唆されています。インデュラ化の正体とは或いは自身の肉体に魔界に住むインデュラを宿す形なのではないかと考察する人もいる程です。
考察①上級魔神族が捧げる条件
魔神族の中でも上級と言われる魔神族のみがインデュラ化する事が出来ますがその条件とは闘級5万以上である事が必須です。闘級5万に満たない魔神族がインデュラ化しようとすると肉体がインデュラ化の変化に耐えられずに消滅してしまいます。そして闘級5万以上ある上級魔神族が魔神族共通の特徴である7つの心臓のうちの6つを代償にする事で初めてインデュラ化する事が出来るのです。
七つの大罪作中でインデュラ化したモンスピート達は上記の条件に加えて、自ら胸に手を突き刺して心臓の1つを取り出し詠唱をした上で握りつぶすという流れでインデュラ化していました。
考察②インデュラの戦闘能力や強さ
インデュラ化で具体的にどれほどまでに強さが上がるのはか明らかにはなっていません。しかし七つの大罪作中では「十戒2人分の戦闘力を持つ」と豪語していた女神族の四大天使の1人「リュドシエル」を圧倒する程の強さを発揮しています。リュドシエルの闘級は20万1000である事から少なくとも数倍単位で戦闘能力が向上するのは明らかです。
考察③インデュラを浄化できる?
本来インデュラ化した者は残った1つの心臓が燃え尽きるまで暴れ狂う存在であり理性も失っているので自分の意志で元に戻る術はありません。しかし七つの大罪作中では聖戦時、女神族だったエリザベスがインデュラ化したモンスピート達を浄化する事に成功しています。エリザベスの力は四大天使のリュドシエル達にも劣らぬ実力者であった事から少なくとも最上位の女神族であれば一応の浄化は可能であるようです。
ただし浄化した相手はインデュラ化した直後のモンスピート達であり、他の場面において登場したインデュラが浄化される例は登場していません。この事から或いはインデュラ化した直後にしか浄化出来ない可能性も十分に考えられます。
考察④魔界だけに棲息している?
尚七つの大罪作中ではガランがインデュラの事を「魔界にのみ棲息する伝説の獣」であると語っています。この事から或いはインデュラ達は魔界であればある程度生き続ける事が可能であるかのような可能性もあります。また棲息という言い方、魔界にはインデュラの幼体もいるという事から、最初からインデュラとして生まれてくる存在がいる可能性もありそれらの正体は不明です。
七つの大罪のインデュラの種類
インデュラには様々な種類がある
七つの大罪作中で描かれたインデュラは十戒であるモンスピートらがインデュラ化したものであり彼らは魔神王から戒禁を授けられた十戒からのインデュラ化なので「主恩」のインデュラと呼ばれる存在になっています。一方でインデュラにはそれ以外にも種類が存在している事が単行本にて明らかにされています。
4体程姿も描かれておりそれぞれに「星霜」「怨嗟」「遠雷」「業報」の称号が与えられている事とそれぞれの姿が明らかになっています。それぞれの強さや正体不明ですが、少なくとも魔神王から戒禁という魔神王の力を分け与えられていた存在である十戒がなるインデュラである「主恩」のインデュラは他のインデュラよりも高い闘級になるようです。
ガランが手懐けたインデュラ
インデュラは基本的に理性がない獣ですが、オリジナルストーリーが展開された劇場版ではガランが手懐けたインデュラも登場しています。このインデュラは元々ガランの同胞だったバルージャという魔神族がインデュラ化したもので、女神族の複数の魂をエサにしてなんとか手懐ける事が出来た存在です。
その存在はインデュラが初めて登場した3000年前の聖戦の時点で示唆されており、ガランが同じ同胞のインデュラ化を間近で見て思い出すように語っていました。しかしその時描かれたのはシルエットだけで七つの大罪作中本編では後々まで登場する事はありませんでした。しかしそのインデュラが劇場版にて登場する事になったのです。
手懐けたといってもインデュラである事は変わりないのでその強さは七つの大罪が揃っても進行する事を止められずマーリンの「完全なる立方体(パーフェクトキューブ)」を一撃で破壊してしまう程の攻撃力を持ち合わせています。上記のガランが手懐けたインデュラは現時点ではガランの甥である劇場版オリジナルキャラクターパンプに託されていました。
魔神王が召喚した最強のインデュラ
ゼルドリスを依り代に復活した魔神王はメリオダスとの戦いを邪魔されないように最強のインデュラを召喚しています。もちろん最強と言われるこのインデュラは「主恩」のインデュラです。このインデュラと対峙したのが七つの大罪のメンバーでした。この最強のインデュラはインデュラの幼体を生み出す事が出来ます。幼体とはいえその力は通常の聖騎士では太刀打ち出来ない程に強いです。
そこで登場したのが長らく登場していなかったバンの神器聖棍クレシューズでした。バンは煉獄での生活で手に入れた超人的な力と聖棍クレシューズの能力を使い瞬く間にインデュラの幼体を一層してしまうのです。肝心のインデュラ本体もメリオダス・エスカノール抜きの七つの大罪のメンバーの前に圧倒され最後にはメリオダスと魔神王の戦いに駆けつけるメンバーの足場として利用される事になりました。
ちなみにこの最強のインデュラについては七つの大罪作中でその正体については言及がなく、元になった魔神族についてなどは不明になっています。ただ主恩のインデュラである事は間違いないのでその正体は元十戒である事は確実であると言えます。
七つの大罪のインデュラ化したキャラ
インデュラ化したキャラ①デリエリ
七つの大罪作中にてインデュラ化したキャラクターの1人がデリエリです。デリエリとは十戒の1人であり3000年前の聖戦時、リュドシエルに目の前で姉を含む同胞を殺されてしまいリュドシエルに相対する為にインデュラ化しました。デリエリのインデュラ化は右手が大きなカニのハサミのような形状に変化し、さらに伸びた髪の毛を自在に操る事が出来るようになっています。
特筆すべき点としてはその強靭な肉体とその肉体から繰り出されるパワーで、対峙するリュドシエルの攻撃をもろともせず、逆に一撃で吹き飛ばす程のパワーを持っています。また髪の毛にもなにか特別な魔力が宿っている事も示唆されていました。
インデュラ化したキャラ②モンスピート
同じくインデュラ化したモンスピートは腕が触手のように伸びた10本になり人語ではない言語で雄叫びを上げるなどしました。対峙したリュドシエルとメインで戦ったのはデリエリの為、モンスピートの能力は不明ですが、その増えた触手のような腕になにか特別な力が宿っていたと考えられています。
インデュラ化した2人の末路
本来1度インデュラ化したら元に戻る事はありません。しかしデリエリとモンスピートの場合インデュラ化した直後にエリザベスによって浄化され元の姿に戻っています。しかしインデュラ化したという事実は変わっていない為、本来7つある心臓も1つしか持ってないままであり、デリエリがインデュラ化前に失っていた左腕が蘇生するといったような事もありませんでした。
その為、十戒としての封印から解除された時点でもデリエリとモンスピートに関しては魔神族の1つの特異性である心臓が7つあるという特性を持っておらず、しかもそれをインデュラ化した際に現場にいたメリオダスにも知られている状態です。しかしメリオダスは2人の弱点とも言えるこの事を利用しようとせずそれがデリエリとモンスピートに疑問を抱かせる結果に繋がっています。
七つの大罪のインデュラに関する感想や評価
七つの大罪十戒vs四大天使凄かったです‼デリエリとモンスピートがインデュラに⁉戦いが凄かった‼カッコよかった‼#七つの大罪
— 「AKARI」 (@SAE07972760) October 30, 2019
ここからは既に七つの大罪を視聴した人のインデュラについての感想を紹介していきます。インデュラは七つの大罪作中でも登場シーンが少ない一方で聖戦でのリュドシエルの騙し討ちに対して応える形で使用するインパクトのある登場の仕方とインデュラ化した後のデリエリとモンスピートの圧倒的な強さから特に印象に残りやすいという声が多くなっています。
登場シーンが限られる事とインデュラ化の条件の厳しさ、対峙したのが作中でも最高クラスの闘級を持つリュドシエルという事も相まってインデュラの強さが際立つという声も多くなっています。七つの大罪作中で登場したインデュラは元々の正体もデリエリとモンスピートであり決して弱い存在であったわけではない事、それぞれの個性が反映されるようなインデュラ化が良かったという声も多いです。
インデュラ強すぎ
— けいち【あぜんじゃーず長女】 (@Keishi350) November 4, 2019
七つの大罪見てる人はわかる
その一方で見た目や能力が異なっていてもデリエリ、モンスピートどちらも「主恩の」インデュラとされており、その他の種類もいる事が明らかになっているので他のインデュラももっと見てみたかったという声も多くなっています。元々インフレ化の激しい七つの大罪だけに最後はインデュラがもっと登場すると思っていたという声も多くなっています。
また最初からインデュラ化して登場するのではなくその正体が明らかになっているキャラクターが少ないのが気になるという声も多いです。条件が厳しいとはいえ十戒の他のメンバーなどがもっとインデュラ化しても良かったのではないかとする声も見られます。
七つの大罪リアタイしたんだけど
— Rambo (@abc_rambo) October 30, 2019
インデュラ化したモンスピートとデリエリが
思ったより禍々しかった!
色のせいかな
アニメ七つの大罪にてデリエリとモンスピートがインデュラ化した際にはその色味や演出も相まって禍々しくてよりインデュラのイメージが強くなったという声が多く上がっています。戦闘面での強さも闇の動きが目に見える形になった事、特にデリエリのラッシュなどはアニメの方が映えるという声も多くなっています。
七つの大罪のインデュラまとめ
インデュラとは七つの大罪において上級魔神族だけがなる事が出来る特別な姿であると同時に魔神族でさえ恐れ慄く程の強さを持った伝説の獣です。正体が全て上級魔神族だけにその強さは圧倒的であり七つの大罪作中でも登場頻度こそ高くはありませんが闘級が判明している中でも最強クラスの女神族のリュドシエルを圧倒する強さを持っています。
特にアニメではその動きやまとった闇の動きなども相まって禍々しくより際立った存在になっていたとも言われる程になっています。七つの大罪をまだ視聴していないという人はインデュラにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?