【七つの大罪】メリオダスの年齢はいくつ？見た目が小さい・子供の姿の理由は？

七つの大罪の主人公にして謎多き人物なのがメリオダスです。今回はそんな謎多きメリオダスについてまとめて紹介していきます。

七つの大罪は2012年～2020年まで週刊少年マガジンで連載されたファンタジーの冒険活劇作品です。個性豊かなキャラクターと物語性が高い人気を集めた作品で完結までに3700万部を売り上げた作品です。同時に漫画業界でも高い評価を受けており、第39回講談社漫画賞を受賞するといった実績も残している作品になっています。

メディアミックス展開も積極的に行われており、スペシャルアニメを含む4度のアニメ化、オリジナルストーリーで展開された劇場版映画化、単独でのゲーム化、実写による舞台化、トレーディングカードゲーム化など幅広いメデイア展開が行われています。2021年にも新たにアニメ化が行われるなど完結後もメディアミックス展開が続けられている作品になっています。

聖騎士によってクーデターを起こされたリオネス王国の第三王女エリザベスは王国を救済するべく伝説の騎士団「七つの大罪」を探して1人旅をしていました。助けを得る事も出来ずに困窮しついには倒れてしまいますが、彼女は移動酒場豚の帽子亭の店主メリオダスに助けられる事になります。そしてこのメリオダスこそが七つの大罪の団長メリオダスだったのです。エリザベスとメリオダスは他の七つの大罪メンバーを探して冒険をする事になります。

メリオダスは七つの大罪の団長にして豚の帽子亭の店主をしている主人公です。飄々とした性格で種族や性別、経歴なので差別しない気質から七つの大罪のメンバー、行く先々でも信頼を集める事の多いキャラクター性を持ったキャラクターになっています。一方でこと自分の事に関しては秘密主義な部分が多く、その秘密主義故に仲間と衝突する事も珍しくありません。

騎士団七つの大罪はその他の騎士団と違い聖騎士長を頂点とする組織ではなく、王直属の騎士団でメリオダスとマーリンによって対十戒の為に作られた騎士団です。メンバーは団長のメリオダスを含めて「最悪の大罪人である」「七つの大罪になぞらえた異名と刺青」を持っているという特徴があり、メリオダスに与えられたのが憤怒の罪とドラゴンの刺青です。その為、メリオダスはドラゴン・シンと呼ばれています。

ちなみにメリオダスの罪とは16年前にダナフォール王国を消滅させた事だとされていますが他のキャラクターと違い罰せられた様子もなく当時まだ子供だったエリザベスをリオネス王国の王女として引き取る事の交換条件だったとはいえそのままリオネス王国で聖騎士になっています。

メリオダスの年齢は作中でも長らく謎のまま伏せられていました。しかしメリオダスの過去が明らかになった事でメリオダスの年齢がある程度明らかになりました。というのもメリオダスは3000年前に起こったとされる聖戦の引き金になった存在であり、その当時既に十戒を率いる存在になっていたという事が明らかになったのです。

この事からメリオダスの年齢は少なくとも3000歳以上である事は明らかで、聖戦発生前に十戒のリーダーとして活動していた期間がある事、生まれてから十戒のリーダーに上り詰めるまでの期間も換算するともっと年齢を重ねている可能性もあります。

メリオダス以外の七つの大罪のメンバーの年齢についても注目してみます。七つの大罪のメンバーは様々な種族で構成されており、時間の尺度が違う種族も多いです。まずシンプルなのがエスカノールで彼は純粋な人間なので見た目通りの年齢で40歳です。その次にシンプルなのがバンで、彼は43歳ですが、生命の泉を飲んでから肉体が維持されているので23歳の身体のままになっています。

種族換算されるメンバーがディアンヌとキングで巨人族のディアンヌは750歳（人間換算で15歳）、妖精族のキングは1300歳となっています。マーリンとゴウセルに関しては推測でしかないですが少なくとも聖戦時点で生きているのでメリオダスと同じく3000歳以上であるのは確定しています。

リオネス王国が用意した手配書と全く見た目が違うのは手配書が人間目線で描かれた「10年後の想像姿」である為で同時に七つの大罪のメンバーがそれぞれに種族についてもはっきりしていなかった為です。

メリオダスでもう1つ特徴的なのがその身長です。メリオダスの身長は152cm、体重は50kgと男性にしては小さくまとまっています。この身長は十戒のリーダーだった頃から変わっておらずゼルドリスが十戒の中でも低身長で年少であると明かされているので兄弟であったメリオダスもまた魔神族の中ではまだまだ幼い存在であったのは明白です。

メリオダスが低身長で見た目が小さく子供の姿のままなのは、聖戦の後、魔神族の長である魔神王と女神族の長である最高神より呪いを受けた為です。メリオダスには「永遠の生」の呪いがかけられており、成長する事も出来ず、仮に死亡しても感情の一部を抜き取られた上で復活させられてしまいます。メリオダスはこの呪いを解く為に生きてきたのです。

余談ですが他の種族の成長スピードが人間とは異なるように魔神族も成長のスピードが人間の尺度とは異なる場合もあります。巨人族のディアンヌが750歳でありながら人間に換算すると15歳とまだまだ子供に近いとされているのがそのいい例です。その為、呪いにかけられるまでは見た目同様の年数しか生きていないとも言えません。

そもそも魔神族の生態については不明点も多いです。魔神族の子供時代が唯一描かれていたと考えられていたエスタロッサはそもそもが女神族であり偽りの記憶であった為、呪いにかかっていて子供の姿のままだったメリオダスはもちろん作中で年数の経過によって容姿の変わった魔神族が登場していないのです。

加えてメリオダスは呪いが解けて10年が経過しているはずの最終回でも低身長のままで子供のような見た目に変化がありません。この事から考えても少なくとも魔神族の容姿は10年単位で変化するものではなく、もっと長い年月をかけて変化する可能性があるものと考える事が出来ます。

死ぬ事も成長する事もないメリオダスですが誕生日等はちゃんと設定されており、誕生日は7月25日です。七つの大罪作中の時間経過で一応歳を取っている可能性もありますが、ただ七つの大罪では誕生日に関するエピソードは描かれていない事、そもそも煉獄のような時間の流れが異なる場所が存在している事なども加味するとメリオダスの正確な年齢を図るのは難しそうです。

メリオダスの闘級は七つの大罪に闘級という概念が登場した時点で通常時3400、魔神の力を使用して4400、暴走した状態で10300であったとされています。しかしこれは10年前の騎士長殺害事件の濡れ衣を着せられた際にマーリンによって取られた力の残り滓でしかありません。本来のtからを戻されると闘級は32500まで上がり、魔神の力を使用すると60000までその闘級を上げる事が出来ます。

さらにメリオダスには殲滅状態（アサルトモード）と言われる魔神族時代の本来の力を発揮するモードがありこのモードの闘級は142000と圧倒的な高さになっています。以降の闘級については作中では言及されていませんが作中での活躍を考えると最終的な闘級はもっと上がっている可能性もあります。その闘級は判明している142000でも作中で5番目に高い闘級です。

これらの闘級の高さ、魔力の性質も相まってメリオダスは低身長な子供の見た目に反してその強さの本質は「パワーファイト」によるものと言えます。高い闘級を使って圧倒するような戦い方がメリオダスの戦い方なのです。メリオダスの神器であるロストヴェインもメリオダスの身長に合わせて短めの刀身ですが、彼の魔力と合わせて使用する事でその力を十二分に発揮する形になっています。

闘級でも触れたようにメリオダスには通常の状態とは違う魔神化という状態があります。これはメリオダスが本来持っている力を開放する事で強さを発揮するもので、メリオダスもある程度なら使いこなす事が出来ますが、暴走してしまう場合もあるなど不安定な状態にありました。ちなみに理性的な状態ではなくなる故か魔神化すると後述する全反撃（フルカウンター）系の技を使用出来なくなるという欠点もあります。

普段メリオダスが使用する技で自身に向けられた魔力を倍以上の威力で跳ね返すという技です。この技が正確には「魔力」によるものではなく「技能」的なものであり、師匠チャンドラーから教わりました。また跳ね返せるのはあくまでも魔力による攻撃のみで物理攻撃を跳ね返す事は出来ません。

本来は跳ね返す事を主としているフルカウンターですが、メリオダスはカウンターバニッシュという同等の力をぶつける事で攻撃を消失させる事で無効化するという応用技も使用しています。

フルカウンター系統の技で最強の技と言えるのがリベンジ・カウンターです。リベンジ・カウンターはメリオダスが魔力を解除した状態で攻撃魔法を受け続けて体内に魔力を蓄積させた上でそれを一気に解き放つ事で一気に反撃するという技です。その威力は灰色の魔神と化したヘンドリクセンを戦闘不能に追い込む程の威力を持っています。

メリオダス本来の魔力、魔神族としての魔力は獄炎（ヘルブレイズ）と言われます。元々は小回りが効かないのが欠点でしたがキングから応用法を学びある程度とはいえ小回りの効いた使い方も出来るようになりました。

自身の武器に魔神族しか扱えない黒い炎を纏わせるのが付呪・獄炎（エンチャント・ヘルブレイズ）です。バンの首筋に傷を残したのはこの技である事が明らかにされています。

通常時のメリオダスが使用する事が出来る最高威力の技で、付呪・獄炎（エンチャント・ヘルブレイズ）の強化版とも言えるのが神千斬り（かみちぎり）です。

凝縮した闇の塊を一斉に放つ技で、その威力は魔神王の身体を貫通させられる程に高いです。キングの技を参考に七つの大罪作中でメリオダスが編み出しました。

七つの大罪本編中では名前の登場しなかった対ガラン戦で使用したのが黒の柱です。闇で相手を押しつぶす技になっています。

紫電一閃は多数いる敵を一瞬にして切り裂く技で魔神王となったゼルドリス戦の精神世界内で使用しました。

メリオダスの口癖といえば「さてさてさーて」が代名詞とも言えるセリフになっています。このセリフは主に自身が話し始める時、行動を開始する時などにリズム良く言う事が多いです。飄々としながらも目的の為にしっかりとした行動をするメリオダスらしい口癖です。

メリオダスの名言の中でも比較的登場頻度が高いのがこの名言です。メリオダスは敵を倒す際、何故倒すのかをはっきり口にする事が多く、最後にこの言葉をつけて締める事が多くなっています。初めて登場したのはバステ監獄での事で以降七つの大罪作中でも度々使用しています。

リオネス王国奪還編では多くの者が様々な形で自身の本意ではない行動を強いられていました。ギルサンダーもその1人であり、想い人であるマーガレットの為、メリオダスと対峙する事になります。メリオダスは完全に事情を把握していたわけではないとはいえそんなギルサンダーの心情を察して対応しそしてギルサンダーを開放する事に成功します。

メリオダスはギルサンダーを子供の頃から知っており、その行動がギルサンダーの本意ではない事をしっかり見抜いていました。本意ではないとはいえ自身に襲いかかったギルサンダーを助けたメリオダスが理由を問われた際に答えたのがこの名言になっています。

リオネス王国奪還編にて魔神化したヘンドリクセンとの戦いは多くの者を傷つけました。癒やしの力を得たエリザベスはその力を他者の為に使い結果として大怪我を負ってしまいます。そんなエリザベスに向けてメリオダスが放った名言がこの名言です。この時点ではメリオダスの過去やエリザベスとの関係性などは明らかになっていませんが真相を知った上で読むと泣けてくるとも言われる名言になっています。

メリオダスは10年前にマーリンに奪われた力を返す為の条件として暴走の制御を課せられドルイドの聖地にて試練に挑む事になります。過酷な試練は「メリオダスの感情を消す」事で暴走をコントロールする為のものでした。しかしメリオダスは感情を残したまま怒りをコントロールする術を身に着けたのです。この名言は感情を残したまま試練をクリア出来た事に対して問われた際のメリオダスの返答になっています。

七つの大罪作中、同じ七つの大罪のメンバーの中でも様々な形で衝突しているのがメリオダスとバンです。リオネス王国奪還編にて「ケルヌンノスの笛」からメリオダスを殺せばエレインを生き返らせるとそそのかされたバンはメリオダスと本気の殺し合いをしてしまいます。バンはその行動に責任を感じ七つの大罪を抜け1人エレインを生き返らせる旅に出る事になるのでした。

この名言は紆余曲折を経て七つの大罪に戻ってきたバンがメリオダスに対し謝罪を行った際のメリオダスの返答です。

メリオダスは自身の事に関しては秘密主義的なところがあり、また飄々とした性格も相まって普段その真意をなかなか見せる事がありません。そんなメリオダスが十戒編にて1度死亡し感情の一部を失って戻ってきた後初めて本心とも言える真意を明らかにしたのがこの名言です。

メリオダスはリオネス王国を襲ったフラウドリンを圧倒的な強さで惨殺してしまいます。しかもその行為に対して「気分がいい」と感じてしまいそれが十戒時代の自身に近づきつつある事を認識していました。しかしそうしなければ呪いを解く事は出来ないという覚悟を決めた名言でもあります。

アニメ七つの大罪にてメリオダスの声優を担当したのが2004年から声優として活躍している梶裕貴さんです。中性的で甘い声質が特徴である一方で、「叫び声」の凛々しさにも定評がありそのギャップから主人公を含む少年から青年役を担当する事が多くなっています。歌唱力にも定評があり多数のキャラソンを担当している他、2012年からは個人名義での音楽活動も行っています。

梶裕貴さんがこれまでに出演してきた代表的な作品としては「イナズマイレブン」の一之瀬一哉役、「黒執事」のフィニアン役、「おとめ妖怪ざくろ」の花桐丸竜役、「デュラララ」の遊馬崎ウォーカー役、「青の祓魔師」の三輪子猫丸役、「アクセル・ワールド」のハルユキ/有田春雪役、「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役、「マギ」のアリババ・サルージャ役などがあります。

近年出演した作品としては「ドラゴンクエストダイの大冒険（2020）」のヒュンケル役、「体操ザムライ」の南野鉄男役、「白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE」の闇の王子役、「PSYCHO-PASS サイコパス 3」の慎導灼役、「あんさんぶるスターズ」の衣更真緒役、「あひるの空」の車谷空役、「MIX」の立花投馬役、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のユリアン・ミンツ役などがあります。

ここからは既に七つの大罪を視聴した人のメリオダスの年齢に関しての感想を紹介していきます。メリオダスは見た目は子供で身長も低い一方で、それぞれのキャラクターとのやりとりや懐の深さなどから年齢不詳キャラと言われる事が多いです。七つの大罪のメンバーは多くが見た目と年齢が合っていないとも言われますが、やはり見た目が低身長で子供という事も相まってメリオダスに対しての声が一番多くなっています。

七つの大罪の物語が進みある程度メリオダスの年齢が分かってからも低身長で子供な見た目に反しての超高齢なキャラクター性に驚いたという声が多くなっています。封印されていた十戒などと違い3000年を素で生きながらどうやったらあのような性格になるのか気になるという声も多くなっています。

メリオダスは何度もエリザベスと出会っては看取ってきたというのは七つの大罪作中でも描かれていますが、それ以外にどのような生活をしていたのか気になるという声も多いです。「年数の経過と見た目の変化がない事」への対応をどうしていたのかが気になるという声も見られます。明らかに不審であるのは間違いなく、或いは自身の事に対して秘密主義なのは過去の経験が関係しているのかも知れないとも言われています。

アニメ七つの大罪にて梶裕貴さんが声優を担当した事に関してはハマり役だったという声も多くなっています。メリオダスは見た目が低身長な子供である事から女性声優が起用されていてもおかしくなかったという声がある一方で、いわゆる「叫び声」や低い声を出すシーンも多い事からそういった声に定評のある梶裕貴さんが声優を担当してくれてよかったという声も多くなっています。

これまで梶裕貴さんは通常時のメリオダス、メリオダスの弟であるゼルドリス、魔神化したメリオダスと担当しています。一方でまだ3期までのアニメでは登場していない魔神王メリオダスの声も梶裕貴さんが担当するのか気になるという声も多くなっています。

様々な種族が登場し見た目と実年齢が合っていないキャラクターも多いと言われる七つの大罪において特に年齢不詳と言われるのが低身長で見た目は子供にしか見えないメリオダスです。七つの大罪作中少なくとも3000歳以上である事は確定していますがそれはあくまでも3000年前の聖戦時代から生きている事が明らかになっている為で聖戦の時点の年齢は不明になっています。

そもそも他の種族を見てみても人間換算するのが難しい場合も多く或いは呪いがなくともそれほどまでに生きていた可能性もあるのではないかとさえ考察されています。とはいえ長年生きてきたからこその集大成がメリオダスであるのも事実なのでまだ七つの大罪を視聴していないという人はメリオダスの子供な見た目にそぐわない言動などにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？