【七つの大罪】ゼルドリスはメリオダスの弟？強さやエスタロッサとの関係は？

七つの大罪でキューザックという最上位の魔神を師匠に持っているゼルドリスは、三人兄弟の末っ子でしたが冷静沈着な性格を持っていたためにマイペースで単独行動が目立つ兄のエスタロッサに何かと世話をやく苦労人となっていました。十戒という魔神王直属の精鋭部隊の一人となっている彼には、自分とそっくりな容姿を持つ憧れの兄であるメリオダスの存在がありました。

憧れの存在であり慕っていた長男のメリオダスが魔神族を裏切ったことで二人の関係は崩壊してしまいます。癖のある仲間の面倒を見ている彼は、「敬神」という戒禁を魔神王によって与えられており、自分に対して歯向かうものを強制的に服従させる強さを持っていたのです。そこで、七つの大罪で莫大な強さを持っているゼルドリスと兄弟のメリオダスやエスタロッサとの関係、美しいゲルダとの過去、アニメ版の声優も紹介します。

2015年において第39回講談社漫画賞で少年部門を受賞した七つの大罪は、週刊少年マガジン（2012年45号～2020年17号）によって連載された漫画となっています。全41巻（全346話）まで単行本で刊行された七つの大罪は、福島県出身の鈴木央（すずきなかば）さんによって描かれました。別冊少年マガジンにおいては、2014年9月号～2016年11月号に渡って「迷え!七つの大罪学園!」が連載され注目を集めるようになります。

全4巻まで単行本で刊行された「七つの大罪プロダクション」という漫画はARIAによって2016年1月号～2017年12月号に連載されました。ゲームや小説、漫画として展開されている七つの大罪は、2014年10月～2015年3月に渡ってテレビアニメとしてTBS系列や毎日放送によって放送されています。テレビアニメとしては全24話によって放送された七つの大罪は、「七つの大罪 天空の囚われ人」という劇場版映画も公開されました。

多くの種族が一緒に暮らしていたブリタニアの大地では七つの大罪（伝説の騎士団）という七人の大罪人によって組織されていました。その中に存在していた聖騎士たちによって軍事が強化されたリオネス王国は、数々の戦いが繰り広げていくようになり、多くの人々が死亡し国は荒れ果てることになります。彼らは七つの大罪の騎士団の一人に自分たちが犯した罪をきせ七つの大罪という騎士団をバラバラにしてしまったのです。

七つの大罪で「十戒」という魔神王直属精鋭部隊の一人であるゼルドリスは魔神族出身となっています。聖戦において敗れてしまった彼は、252歳の時に封印されることになりました。しかし、魔神族の復活を目論んだフラウドリンによって長きに渡って封印されていたゼルドリスは目覚めることになります。彼は兄であるメリオダスとはそっくりの顔を持っており、声まで似ていたのです。彼にはもう一人エスタロッサという兄もいました。

• 名前：ゼルドリス
• 血液型：A型
• 体重：50kg
• 身長：152㎝
• 出身地：魔界
• 年齢：252歳（封印前）
• 誕生日：2月5日
• CV（声優）：梶裕貴

冷静沈着な性格のゼルドリスは、兄でありながらマイペースな性格のエスタロッサに呆れたり、感情的に振舞うガランの相手をしたりと何かと苦労が多い人生を送っていました。女神族の紋章が掘られている剣を所持している彼は、兄であるメリオダスが魔神族を裏切ったことを恨んでおり、必ず復讐すると心に誓っていたのです。3種類の魔力を持っている彼は、魔神族として相当な強さを持っていました。

三人兄弟の末っ子でありながら冷静沈着な性格を持っているゼルドリスは、十戒の一人でありながら魔神王直属の精鋭部隊を指揮する強さを持っていました。見た目はまだ若々しくどちらかといえば少年そのものですが252歳だったのです。洞察力に優れている彼は、客観的に周囲の状況を瞬時に見渡すことができるため、リーダーとしての素質も十分に兼ね備えていました。

少年のような見た目の彼ですが、兄でありながらマイペースで頼りないエスタロッサをはじめ個性豊かな十戒メンバーを取り纏めるだけの統率力も持ち合わせていたのです。「敬神」という戒禁を魔神王によって与えられていることからも彼の性格や強さが優れていることがわかります。「敬神」という戒禁は、魔神王や自分に対して歯向かう、背を向ける者を強制的に従わせることができる強さを持っていました。

通常の強さに加えて、強制的に自分に従わせる力も持っている彼は無敵ともいえるでしょう。尊敬していた兄のメリオダスが魔神族を裏切ったことで二人の兄弟仲は崩壊してしまいます。真実を見極める力を持っている彼は、感情的に復讐心に燃えているわけではなく、常に冷静に状況を見極める性格を持っていました。ほとんど取り乱すことがない性格の彼は美しい吸血鬼王族の一人であるゲルダに対しても冷静な判断を下しています。

金髪の髪を持つかっこいいメリオダスは、魔界出身でありながら魔神族を裏切ったことで弟であるゼルドリスからも反感を持たれるようになります。強くてかっこ良かった兄に憧れ慕っていたゼルドリスですが、兄が自分勝手な行動をとったことで彼の生活は一変してしまったのです。愛する女性を失い、絶望してしまった彼は憧れていたはずの兄を憎むようになり、いつしか倒すべき敵とみなすようになります。

• 名前：メリオダス
• 血液型：B型
• 体重：50kg
• 身長：152㎝
• 出身地：魔界
• 誕生日：7月25日
• 年齢：3000歳以上（外見年齢は十代前半）
• 通称：憤怒の罪（ドラゴン・シン）
• CV（声優）：梶裕貴

当時、長男であるメリオダスには大切な存在はいなかったために、弟であるゼルドリスの気持ちに気付くこともできませんでした。さらに、リオネス王国第3王女であるエリザベスと出会ったことで彼女を救おうとします。そのため、彼は祖国である魔界を捨てて愛する彼女選んでしまったことで悲劇を生むことになりました。

不利な状況でも動じずに行動することができるメリオダスにも、自分の命に代えてでも必ず守りたい存在ができたことで、自分の祖国である魔界から離れる決意をします。彼は最終的に魔神族を裏切ることになってしまったのです。彼が魔神族を裏切るきっかけとなってしまったのが、リオネス王国において第三王女を務めていたエリザベスでした。豚の帽子亭に突然現れた彼女は騎士の甲冑をつけていました。

王女でありながら騎士の甲冑をつけて現れたエリザベスを介抱することになったメリオダスは、次第に彼女に惹かれていきます。彼女と共にバラバラになってしまった七つの大罪の仲間を探すことにしたのです。彼女に対しては隙あらばセクハラをしているメリオダスですが、ただ単に女好きということではなく、彼がスキンシップを求めるのはかつての恋人であったリズとリオネス王国において第三王女を務めるエリザベスだけでした。

飄々とした性格のメリオダスですが、彼女に対しては相当な覚悟があるようで、後になって弟のゼルドリスの想いを知った彼は自分がダメな兄だと痛感することになります。当時は兄弟仲が非常に良かった二人ですが、愛する女性ができたことで兄弟仲が崩壊することになってしまったのです。弟のゼルドリスにはもう一人兄であるエスタロッサもいましたが、彼はマイペースで頼りなかったため末っ子の彼が後継者に選ばれました。

凛々しい表情を常に絶やさないゼルドリスの闘級は、61000となっています。彼は3800の気力、47200の武力、10000の魔力を持っていたのです。この61000の闘級は、十戒という魔神王直属の精鋭部隊においてずば抜けた強さを示していました。十戒においてずば抜けた強さを誇っていた彼が兄であるメリオダスがいなくなった今は魔神王代理と呼ばれることになり、魔神王からも特別な力を得ることになります。

彼と同様に素晴らしい強さを持っていたのは兄弟である長男のメリオダスや次男のエスタロッサでした。兄弟の彼らも弟のゼルドリス同様に60000以上の闘級を持っていたため、力を取り戻した際には相当厄介な存在となっています。バイゼルでの戦闘において二人は兄弟でありながら戦うことになりますが、兄であるメリオダスを圧倒する戦いを繰り広げていることからもゼルドリスの強さは相当なものだといえるでしょう。

兄であるメリオダスが魔神族を裏切ったことで兄弟仲が崩壊してしまった二人ですが、魔神王の後継者となったゼルドリスは魔神王から「敬神」という戒禁を受け取ることになります。この能力は魔神王の後継者である彼に対して歯向かったり背を向けたりする者を強制的に従わせる強さを持つ能力となっていました。かなり傲慢な要素を持った力となっていますが普段からかなりの強さを持っている彼は、さらに強くなることになります。

不利な状況において逃げ腰になってしまった部下たちを立て直すために使用するには最高の強さを秘めていました。戦いにおいて誰でも臆病風に吹かれてしまうことはあります。そのような状況下で魔神王として君臨するためにはこのような強烈な強さも時には必要なのでしょう。愛するゲルダと結ばれる可能性はかなり低くなってしまった彼ですが、マイペースな兄のエスタロッサとは異なり後継者として立派に振舞っていました。

魔神王の後継者的な存在であるゼルドリスは、魔神王から「敬神」という戒禁を受け取っていますがその他にも彼の強さを示す魔力を扱うことができたのです。彼が扱うことができる魔力は三つとなっています。そこで、冷静沈着な性格を持っている彼が使うことができる魔力を紹介しましょう。尊敬するメリオダスと兄弟であるゼルドリスは、魔神王（ゴッド）/支配者（ザ・ルーラー）という魔力を扱うことができます。

   愛するゲルダを守るために強さを手に入れたいと心から望んでいた彼は、魔神王・支配者という魔力を魔神王によって貸し与えられていました。この魔力は魔力攻撃を反転することができる強さを持っています。強い力を無効にしたり、弱い力を強化したりすることができました。しかし、無効にすることができるのは魔力のみとなっていました。さらに、一度使用することでしばらくは使用できない魔力となっています。

どのような環境でも動じないメリオダスやマイペースな性格のエスタロッサと兄弟のゼルドリスは、凶星雲（オミノス・ネビュラ）という魔力も扱うことができました。この魔力は愛する美しいゲルダのために強さを手に入れようと懸命に努力していた彼の力を示す本来の魔力となっています。彼を中心として闇を高速回転させることができたのです。さらに、生物に対しては強烈な吸引力を放っていました。

剣を使用することで発動することができる魔力でもあります。魔界随一の剣速を持つ彼だからこそ扱うことができる技となっていました。彼の間合いに入った生物は自動的に消滅するという恐ろしい強さを持っていたのです。心を寄せているゲルダを守り抜くための必殺技ともいえます。自分の間合いに入った瞬間に超高速自動反応で切り刻んでいく恐ろしい強さを持っていました。

魔神王の後継者となってしまったゼルドリスは、飄々とした性格のメリオダスやマイペースで単独行動を好むエスタロッサとは兄弟であり末っ子となっていました。末っ子の彼が後継者となってしまったのは、長男であるメリオダスが魔神族を裏切ってしまったことが原因となっています。それが原因で兄弟仲が悪くなっている彼は、怒りの日（ディエスイレ）という巨大なエネルギーを空中から降らして攻撃を放つ魔力を持っていました。

魔神王の後継者であった長男のメリオダスが魔神族を裏切って魔界から出ていったことで、現在では冷静沈着な性格を持っているゼルドリスが兄弟の中で末っ子でありながらも後継者となっています。

次男のエスタロッサも同様の強さを持った人物ですが、彼は不気味な雰囲気が漂う存在であり個性豊かな十戒をまとめるリーダー的な素質はなかったようです。しかし、長男であるメリオダスへの愛が深いために今後の動きに注目が集まっています。実質的な十戒のリーダーとなったゼルドリスは愛するゲルダとの縁が難しくなり、彼らは兄弟でありながら憎しみ合う関係となっていきました。

酒場（麗しき暴食）亭のマスターを務めているエスカノールとの戦いにおいて、十戒のリーダー的な存在となっているゼルドリスは上記の画像のようにかなりの力で吹き飛ばされてしまいました。命は助かったものの、彼の力に圧倒されて敗北してしまったのです。

美しいゲルダを愛している彼も決して弱くはないため、本来の力を取り戻したエスカノールが圧倒的な強さを持っているのでしょう。さらに兄弟であるメリオダスも酒場のマスターを務めているエスカノールとは一度戦っていますが敗れています。兄弟揃って彼には勝てていないようです。

強さを追い求めていたゼルドリスには、兄弟であるメリオダスが裏切る前の時点ですでに吸血鬼一族のゲルダと親密な関係となっていました。彼の恋人であるゲルダは吸血鬼一族出身で奴隷だったために、魔神王から攻撃されないように密かに守っていたのです。しかし、兄であるメリオダスが裏切って魔界を出たことで今まで奴隷として扱われていた吸血鬼一族が謀反を起こしてしまいました。

それに怒った魔神王は吸血鬼一族の処刑を冷静沈着な性格を持っているゼルドリスに命じたのです。彼は愛するゲルダを殺さなければならなくなってしまいます。最終的に心優しい彼は恋人のゲルダを殺すことができず、吸血鬼一族を封印してしまったのです。

愛する兄であるメリオダスや冷静沈着な性格を持っている弟であるゼルドリスと兄弟のエスタロッサは、次男でありながらマイペースで個人主義者となっていました。そのため、真面目な性格のゼルドリスを溺愛していたキューザックからも怪しまれていました。

彼らは兄弟として育っていますが、次男であるエスタロッサの本当の正体は四大天使（マエル：女神族）の一人だったのです。中性的容姿を持っている青年のゴウセルが放った禁術によって捏造されていた兄弟だったことが明らかになりました。

愛する恋人のゲルダを自らの手で封印してしまったゼルドリスは、聖戦において魔神王になるために戦う決意をします。しかし、兄であるメリオダスから愛するゲルダが生きている事実を聞き考えが変わりました。喜んだ彼は兄であるメリオダスを魔神王にすることに力を貸すことになります。

四大天使と戦うことになったゼルドリスは、凶星雲を発動して一時は圧倒していたものの最強の力を取り戻したエスカノールに追い詰められていきます。恩師であるキューザックに助けられますが兄であったはずのエスタロッサが四大天使の一人であるマエルとして襲い掛かってきました。愛するゲルダへの気持ちに焦りが出た彼は最終的に敗北してしまいます。

四大天使の一人であり女神族であるマエルとの戦いにおいて魔界においてかなりの強さを誇っていたゼルドリスでしたが、圧倒的な力に押されて倒れてしまいます。彼を溺愛していたキューザックは、戒禁を集めて彼を魔界王にして復活させようとしたのです。しかし、彼は復活するどころか父である魔神王の器になってしまいます。

その状況に必死に抵抗するゼルドリスでしたが、ほとんど力が残っていなかった彼はどうすることもできずに力尽きてしまいました。兄弟のメリオダスは、魔神王が弟のゼルドリスの身体を乗っ取ったことを悟ります。かつて弟の恋人であるゲルダを救えなかったメリオダスは、弟の力になろうと決意をし早速彼の元へ向かいました。

冷静沈着な性格を持っている心優しいゼルドリスのアニメ版の声を担当したのは声優の梶裕貴さんです。声優の梶裕貴さんは声優以外にも歌手やナレーターとして幅広く活動をしています。彼は中学生の頃に声優の仕事の存在を知りました。声優とはどんなことを頑張っても学んでも全て結び付く自分の力になる素晴らしい職業だと知った彼は声優の道を目指すようになります。

• 名前：梶裕貴（かじゆうき）
• 血液型：O型
• 生年月日：1985年9月3日
• 出身地：埼玉県坂戸市
• 身長：170㎝
• 職業：声優、歌手、ナレーター
• 声優デビュー：2004年
• 所属事務所：ヴィムス

声優の梶裕貴さんは、当時は声優養成所がなかったために自ら漫画を音読したりさまざまな練習をしたりして声優への学びを深めていきました。彼は高校生になってからやっと声優の養成所に通い始めます。数々の努力を行った彼は、声優として努力が認められ数々の賞を受賞するようになりました。2009年3月に第3回声優アワードにおいて新人男優賞を受賞してからは毎年のように声優として高い評価を受けた賞を受賞しています。

声優の梶裕貴さんの主な出演作品には、Over Driveの篠崎ミコト役やイナズマイレブンの一之瀬一哉役、不動明王役、夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜の比泉秋名役、爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイアのガス・グラヴ役、ダンボール戦機の灰原ユウヤ役、超訳百人一首 うた恋い。の藤原定家役、進撃の巨人のエレン・イェーガー役、東京喰種トーキョーグールの霧嶋絢都役などがあります。

真面目で冷静沈着な性格を持っているゼルドリスとどんな状況でも前向きに考えることができるメリオダスはそっくりな容姿を持った兄弟となっていますが、二人が相変わらずかっこいいと感想を寄せている人は意外と多くいました。黒い髪を持っているゼルドリスと金髪の髪を持っているメリオダスは、顔も瓜二つで声も一緒であったためにかっこいい兄弟だと人気を集めていました。

飄々とした性格のメリオダスが歩いて近寄ってくるシーンの顔つきがかっこ良かったと感想を寄せている人もいました。また、弟であるゼルドリスもかっこいいと高い評価を得ています。漫画での二人の姿もかっこいいものの、アニメにおいて動いている姿を見れるのはもっといいとコメントしている人もいました。さらに、かっこいい声も素敵で声優の梶裕貴さんが担当したことが本当に良かったと感想を寄せている人もいます。

弟であるゼルドリスと兄であるメリオダスが兄弟でありながら対峙することになったシーンが好きだとコメントをしている人もいました。兄でありながら自分の想いに正直に突っ走ってしまった彼は、弟の生活を一変させ、弟の愛する人を奪う結果となってしまいます。その事実を後になって知ったメリオダスは深く反省し、弟と戦うことになってしまったものの弟のために最善を尽くそうと考えていたのです。

兄であるメリオダスが魔神族を裏切ったことで弟のゼルドリスと兄弟仲が悪くなってしまいますが、兄であるメリオダスにも大切な人ができたことで弟の気持ちを理解するようになります。弟の恋人であるゲルダが生きていることを彼に伝えたことによって二人の仲が元に戻り協力して戦うことになりました。髪の色以外はそっくりな容姿を持っている彼らはかっこいいとかなりの人気を誇るキャラクターとなっています。