【エヴァンゲリオン】最終回のおめでとうは意味不明?順番や直前のセリフから考察

エヴァンゲリオンで意味不明だと言われる最終回の「おめでとう」の意味を考察します。難解なことで有名なエヴァンゲリオンですが、最終回の「おめでとう」は特に意味不明なことで有名です。この記事ではエヴァの最終回について、心理学的観点や「おめでとう」のセリフを言う順番などから意味を考察して紹介します。エヴァについてより理解を深めたい方、有名なおめでとうのシーンがなんなのか気になる方はぜひチェックしてみてください。

【エヴァンゲリオン】最終回のおめでとうは意味不明?順番や直前のセリフから考察のイメージ

目次

  1. エヴァンゲリオンとは?
  2. エヴァ最終回の「おめでとう」は意味不明?
  3. エヴァ最終回の「おめでとう」を言ったキャラの順番
  4. エヴァ旧劇場版とアニメ最終回の関係やアスカの言葉を考察
  5. エヴァアニメ版のあらすじネタバレ
  6. エヴァ最終回や旧劇場版の元ネタ
  7. エヴァ最終回の「おめでとう」に関する感想や評価
  8. エヴァンゲリオン最終回の「おめでとう」の意味まとめ

エヴァンゲリオンとは?

1995年に放送が開始され、アニメブームを巻き起こし社会現象にまでなった名作・エヴァンゲリオン。難解なストーリーで知られるエヴァンゲリオンですが、この記事では特に意味不明だと言われるテレビアニメ版エヴァンゲリオン最終回での「おめでとう」の意味について解説します。「おめでとう」のセリフの順番や心理学的側面などから意味にアプローチしていきますので、興味のある方はぜひご覧ください。

新世紀エヴァンゲリオンの概要

新世紀エヴァンゲリオンは、1995年から1996年にかけて放送されたテレビアニメ作品です。子供向けではなく大人向けのアニメをという庵野監督の思いから制作され、社会的なアニメブームを巻き起こしました。2021年1月23日には新劇場版4作目の『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が公開予定です。

新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ

セカンドインパクトと呼ばれる大災害により人口の半分が死滅した世界において、人々は暮らしていました。少年・碇シンジはある日別居していた父・碇ゲンドウによって、特務機関ネルフに呼び出されます。そこで突きつけられたのは、人造人間エヴァンゲリオンに乗って使徒と呼ばれる敵と戦うか、帰るかの二択でした。シンジは傷だらけの少女・綾波レイを守るためエヴァに乗ることを決意します。

エヴァンゲリオン公式サイト

エヴァ最終回の「おめでとう」は意味不明?

全ての使徒を倒し、人類補完計画が始動した直後に始まるエヴァ最終回のシンジの心内描写。心の中のような空間でシンジが様々な登場人物たちと会話し、最終的に「おめでとう」と祝われるシーンは、意味不明なことで有名です。ここではエヴァ最終回のおめでとうについて、その意味を心理学的側面から解説します。

エヴァ最終回のあらすじ

全ての使徒を倒したことで、ゼーレの企んでいた人類補完計画が始動します。エヴァ最終回はシンジの心内描写から始まります。シンジは自分の心の中の綾波レイ、アスカ、ミサトと話し合い、自分の恐怖と向き合います。人類全員の心の中に欠けているところがあり、それを一つになって補い合うのが人類補完計画なのだとシンジは知ります。

自分に価値がないと思い込んでいるシンジは、エヴァに乗ると他人に褒めてもらえるので、それが自分の全てだと思っています。しかし改めて自分とはなんなのか考え始めたシンジは、心の中のレイ、アスカ、碇ゲンドウとの語り合いを通し、自分は自分であり、その上で他人との関わり合いが自分を作っているということに気がつきます。

場面は代わり、使徒のいない平和な世界でシンジが学校生活を送るシーン。そこには幼馴染のアスカや転校生の綾波レイ、クラスメイトの友達とともに普通で楽しい学校生活を送るシンジがいます。この「あるかもしれなかった」世界を見たシンジは、自分や現実を嫌なものだと捉えていたのは自分自身で、世界をどう捉えるかは自分次第なのだということに気がつきます。そして、ありのままの自分を受け入れられるようになります。

自分や世界を受け入れられるようになったシンジの周りをレイ、アスカ、ミサト、碇ゲンドウなどエヴァンゲリオンに登場した様々なキャラクターが取り囲み、拍手を送ります。「おめでとう」と彼らは順番に言い、シンジを称えます。シンジはそれにありがとうと笑顔で答え、エヴァ最終回は幕を閉じます。

「おめでとう」と言われる直前のセリフ

エヴァのキャラクターたちに囲まれ、口々に「おめでとう」と言われる意味不明なシーン。このシーンの意味を紐解くためには、まず何についておめでとうと言っているのかを知る必要があります。この「おめでとう」の直前のシンジのセリフは、以下のものです。

僕はここにいたい!僕はここにいてもいいんだ!

つまり、キャラクターたちが「おめでとう」と祝福しているのは、シンジが「自分はここにいてもいい」と理解したことについてです。この最終回まで、シンジはずっと自分には価値がないと思い、嫌っていました。しかし心の中のキャラクターたちとの対話を通して、シンジは自分の偏った価値観に気がつき、世界や自分をニュートラルに捉えられるようになり、上のセリフを言ったのでした。

「おめでとう」はシンジが現実に戻ったことへの祝福?

時計

メタ的な話をすると、エヴァの生みの親である庵野監督によると、最終回の「おめでとう」は自分の殻を破ったシンジに対する祝福だったそうです。シンジは自分には価値がなくて嫌われていると思い込むことで他人から心を傷つけられることを防いでいました。しかし最終回でその思考の歪みを正す答えを見つけ、現実と向き合うことができました。

また、エヴァを見ているオタクに対して、現実に帰れという意味も含まれていたそうです。シンジが自分を見つめ直して答えを出したように、オタクにも現実と向き合ってほしいという意味が込められているようです。

「おめでとう」の意味を心理学の面から考察

カラフルなハート

エヴァ最終回の「おめでとう」について、ここでは心理学的な側面から解説していきます。意味不明だと言われることの多い「おめでとう」ですが、実は心理学的な観点から分析すると理解しやすくなります。まず押さえておきたいのが、エヴァのコアには母親の魂が入っており、それに乗るパイロットの子供には必然的に母親がいないという事実です。これが心理学的にシンジを理解する上で重要になります。

考察①最終回のシンジは抑うつ状態だった?

エヴァ最終回におけるシンジは、心の中の独白を通して自分のことを価値がないと何度も言っています。唯一自分を受け入れてくれたと思ったカヲルの正体が敵の使徒だった事実が判明し、彼を自らの手で殺してしまったことでシンジの心はどん底まで落ちてしまいます。最終回におけるシンジは自分に価値がないという気持ちと自己嫌悪が最も高まっている状態です。

うつ病の症状を考えてみると憂うつ、もの悲しさ、絶望感、気分の落ち込み、沈みこんだ気持ちが長く続いて苦しんでいます。自分に価値がないという思いが強くなり、ささいな出来事についても自分を責めるようになります。思考力や集中力が低下したと訴える人も多く、深く考えたりテキパキ決断したりすることができなくなり、新聞や雑誌を読んでも内容が頭に入ってこなくなるといい、物事に対する興味や関心が低下し、何もしたくないし、するのも億劫、無理にやってみても楽しめないという経験をします。そして、その結果、自分の世界にこもるようになり、社会活動や人間関係にも支障が現れるようになっていきます。

うつ状態と抑うつ状態とは基本的には同じ意味であり、うつ状態の一歩手前を指します。最終回におけるシンジの場合、上の引用で紹介した症状のいくつかが当てはまります。エヴァ最終回におけるシンジは心の中の独白で自分には価値がないと言い、絶望しています。周りの人に好かれているのかもしれないという言葉を徹底的に無視し、自分は無価値であるという考えにしがみつきます。

考察②母親が関係する?

それでは、なぜシンジはそのような考えを持つようになったのかを考えていきます。ここで重要になってくるのが、最終回の中盤にある、シンジ、レイ、アスカの独白のセリフです。彼らは雨や夕日などの単語から様々なものを連想していきます。これは精神分析で使われる「自由連想法」と言う手法で、無意識下にある抑圧されたものを浮かび上がらせる時に使います。その中でシンジの次のようなセリフがあります。

青い空。温かいもの。慣れないもの。怖いもの。いらないもの。好きじゃない。

このセリフを見るとわかるように、シンジは「温かいもの」を「慣れないもの」に結びつけています。そして「慣れないもの」は「怖いもの」に繋がります。一般的に言うと温かいものはポジティブなイメージですが、シンジにとっては違うことがわかります。次に、ミサト、アスカ、レイによる問いかけが入ります。

(ミサト)何を願うの?(テロップ)不安が怖い?
(アスカ)何が欲しいの?(テロップ)安らぎが欲しい?
(レイ)何を求めているの?(テロップ)僕を嫌わないで!

このセリフから、シンジの心の中にある自分を嫌わないでほしいという望みが明らかになります。これはアスカも同じであり、嫌わないでと叫ぶ様子から、高慢不遜に振る舞うアスカも心の中では「自分を嫌わないでほしい」と思っていたことが明らかになります。そして次に映るシーンが非常に重要になります。

(シンジ)怖いものは(テロップ)拒絶
(レイ)ほしいものは(テロップ)接触と承認
(シンジ)そばにいてもいいの?(レイ)ここにいてもいいの?(アスカ)私のこと好き?
(テロップ)「おかあさんのこと、」(テロップ)「好き?」

この「お母さんが好きか」という問いかけが非常に重要です。このテロップが出る前、授乳する母親のイメージが映し出されます。このことに加えてシンジが温かいものを怖いと思っていること、そして嫌わないでほしいという願望を総合すると、シンジは親と子の愛着障害に該当することがわかります。

愛着障害とは、養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、子供の情緒や対人関係に問題が生じる状態です。主に虐待や養育者との離別が原因で、母親を代表とする養育者と子供との間に愛着がうまく芽生えないことによって起こります。乳幼児期に養育者ときちんと愛着を築くことが出来ないと、「過度に人を恐れる」または「誰に対してもなれなれしい」といった症状が現れることがあります。

通常、子供は幼少期に母親による世話とスキンシップ、コミュニケーションを通じて愛着を深めていきます。愛着が育まれることにより子供は人への基本的信頼感を覚え、自己表現やコミュニケーション能力を会得し、母親を外の世界を探索した後に戻れる安全な場所だと認識します。この愛着形成がうまくできなかった場合、上のような愛着障害が起こります。

そして最初に確認したように、エヴァのパイロットである子供には母親がいません。幼少期に母親との愛着を形成できなかったシンジは人の顔色を極端に伺い、ひどく自罰的です。アスカは他人を信頼せず頼ることができません。また、両者とも他人からの評価を極端に気にし、他人に承認されなければ自分を肯定することができません。シンジとアスカの二人は、まさに愛着障害に該当すると考えられます。

考察③母子分離の段階

また、エヴァ最終回にはシンジとアスカの母子分離不安を表しているシーンがあります。母子分離不安とは、母親から引き離された子供が感じる不安のことであり、その行動は三段階に分かれます。一段階目では子供は泣いたり叫んだりして抗議を示します。二段階目では元気がなくなり、内気になります。三段階目では徐々に好奇心を取り戻し、元気になります。

三段階目で回復したように見えますが、この段階にいる子供を母親に会わせても嬉しがらず、冷たい反応をするそうです。その理由は母親に嫌われるのを怖がっているからだと言います。そしてこの反応は、エヴァ最終回における、一見意味不明なシンジとアスカの問答にも現れています。

(幼少アスカ)ママのところに行きたいの?(アスカ)行きたくない
(幼少シンジ)お父さんのところへ行かないの?(シンジ)行きたくない

シンジは父親である碇ゲンドウに認められたくて、褒められたくてエヴァに乗っていました。アスカは精神を病んでしまった母親に自分を見て欲しいとずっと願っていました。しかし二人は彼らの元に行きたいかと聞かれると、否定します。これはまさに母子分離の三段階における三段目に該当する反応だと考えられます。

考察④シンジが飛んでいるシーン

意味不明だと言われるエヴァ最終回の中で、シンジが何もない真っ白な空間の中で飛んでいるシーンがあります。絵柄もガラッと代わり、鉛筆で描いたラフのような雰囲気です。そこでシンジは自由すぎてどうしたらいいかわからないと言って戸惑います。そこで碇ゲンドウが足元に一本の線を引きます。地面を得てシンジは安心します。再び何もない世界に戻ると、シンジは自分と世界の境目がなくなっていくのを感じます。

そしてシンジは、自分しかいない世界では自分の形を認識できないということに気がつきます。人は、他人と自分を比較することで違いを認識し、自分を知ることができるのだと気づきます。これは心理学的にも同じことが言え、人の性格というのは半分は遺伝、半分は環境によって形作られると考えられています。環境というのは他者との関わり合いのことであり、この最初の他者が母親です。

母親との愛着形成が十分でなかったシンジは、自分のことが分からず、自分を自分で大事にすることができませんでした。しかしこのシーンでシンジは、自分のことを理解するには他人との関わりが重要なのだということを理解します。

考察⑤学園生活の描写の意味

その後、場面は唐突にシンジが平和な学園生活を送っているシーンに移り変わります。エヴァ最終回が意味不明だと感じる人の中には、特にこの急な学園生活シーンの挿入に戸惑った方も多いようです。しかしこれは心理学療法的観点から説明すると意味がわかりやすくなります。ここで使われているのは、解決志向ブリーフセラピーという心理療法です。

解決志向アプローチは、アメリカにあるBrief Family Therapy CenterのSteve de ShazerとInsoo Kim Bergらが開発した、Solution Focused Therapyをモデルにして発展している新しい心理療法です。このアプローチの最大の特徴は、「問題やその原因、改善すべき点」を追求するのではなく、解決に役に立つ「リソース=資源(能力、強さ、可能性等)」に焦点を当て、それを有効に活用することにあります。「何がいけないのだろう?」と考える代わりに「自分が望む未来を手に入れるために、何が必要なのだろう?何が出来るのだろう?どうやったらできるのだろう?」と考え、一緒に解決を創り上げていきます。

この解決志向ブリーフセラピーのなかの手法にミラクルクエスチョンというものがあります。一度問題を脇に置いて理想の状態をイメージさせ、ではその状態になるにはどうすればいいかを考えさせるというものです。エヴァ最終回で流れた平和な学園生活は、このミラクルクエスチョンにおける「理想の状態のイメージ」であると言えます。

そしてエヴァ最終回において、理想の学園生活を具体的に頭の中に思い浮かべたシンジは、これが「あり得たもう一つの世界」だと理解します。それまで自分には価値がなく、エヴァに乗るしか道はないと思い込んでいたシンジが、自分の可能性は他にもたくさんあることに気がつきます。自分の世界への認識が歪んでいたことに気がつきます。

考察⑥「僕はここにいてもいいんだ」の意味

エヴァ最終回の独白の中で自分がなくて分からない、大事にできるはずがないと言っていたシンジが、自分の認知の歪みに気づき、以下のセリフを言います。

僕は僕が嫌いだ。でも、好きになれるかもしれない。僕はここにいていいのかもしれない。そうだ、僕は僕でしかない。僕は僕だ。僕でいたい!僕はここにいたい。僕はここにいてもいいんだ!

自分がどういう人間かというアイデンティティの確立は、12歳から23歳の間になされると言われています。この間に反抗期を迎え、親から自立して大人になる準備をします。自己同一性とも言われるこのアイデンティティの確立に失敗すると、自分という人間の認識や欲求が分からなくなり、葛藤が起きます。また、愛着障害のある子供はアイデンティティ確立に苦労することがあります。

上のセリフは、愛着障害が原因でアイデンティティが確立できていなかったシンジが、「自分は自分である」「自分は社会にいてもいい」という自己同一性の感覚を得たことを指すものです。そう考えると、14歳であるシンジのそれまでの葛藤や苦しみは、愛着障害や抑うつなどの程度、背景や環境は個々に異なるものの、思春期の少年・少女たちにとって普遍的な悩みであったと言えます。

「おめでとう」が意味不明になった理由は庵野秀明監督?

心理学的観点からエヴァ最終回の意味を解説してきましたが、「おめでとう」が唐突で意味不明になった理由に関しては色々と噂がされてきました。制作スケジュールが詰まっていて時間が足りなかったとか、意味はないけどファンの考察を盛り上げるためなどです。庵野監督は口を固く閉じ、その答えは墓場まで持っていくと言っているので、庵野監督の口から真相が明らかになる日はこなさそうです。

「おめでとう」は企画段階から決定していた?

しかしエヴァのアニメプロデューサーであり、ガイナックスの元社長である山賀博之さんがこの真相について語っています。「おめでとう」の真相が語られたのは、「島本和彦の漫画チックにいこう」というラジオ番組でのことでした。山賀博之さんによると、エヴァ最終回の「おめでとう」は企画段階から決まっていたそうです。つまり、制作時間がなかったわけではないということが分かります。

山賀博之さんが言うには、最終回のおめでとうは企画段階から決まっており、しかしその方向性だとエンタメ要素に欠けるので、1話に向かってエンタメ要素を盛り付けていったそうです。また、エヴァの特徴である哲学性や犯罪心理学などの要素ですが、これは当時それが流行りかけていたので取り入れたそうです。唐突のように思われた「おめでとう」が、実は庵野監督の一番やりたかったことだったことが明らかになりました。

「おめでとう」の意味はラジオで発表されていた?

また、同ラジオで山賀博之さんは「おめでとう」の意味についても解説しています。山賀さんが言うには、最終回の「おめでとう」は、人間は限界を突破するほど頑張る必要はない、そのままでいいという意味だそうです。シンジはいつも自分を否定して逃げちゃダメだと口癖のように言っていましたが、最後はありのままの自分を受け入れることができました。それに対するおめでとうという意味なのだと考えられます。

「おめでとう」の時に流れた曲の名前

エヴァ最終回の「おめでとう」の場面で流れている曲は、『Good, or Don't Be』という曲です。エヴァのOPで流れている『残酷な天使のテーゼ』をインストルメンタルアレンジしたものになっています。『NEON GENESIS EVANGELION Ⅲ』に収録されています。

「おめでとう」はパチンコの全回転に

「おめでとう」のシーンはエヴァのパチンコにも使用されています。「おめでとう」のシーンが流れるのは、『CR新世紀エヴァンゲリオン 〜最後のシ者〜』のパチンコです。通常時でも「おめでとう」が出ると確変大当たり確定となります。アニメ版からは少し文言が変更され、「全てのエヴァファンに 全てのパチンコファンに」「おめでとう」「そして」「全ての人類に再び」「歓喜の歌を」というテロップが表示されます。

出現した時点で確変大当たりが確定するプレミアムリーチには「新おめでとう全回転」があります。「おめでとう」と同じテロップが流れ、シンジが各キャラクターにおめでとうと言われた後、第九が流れカヲルが出てきて「おめでとう」と祝福してくれます。

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エヴァ最終回の「おめでとう」を言ったキャラの順番

ここからは、エヴァ最終回の「おめでとう」を言ったキャラの順番に着目してその意味を考察していきます。「おめでとう」のシーンでは、エヴァに登場したメインキャラクターが渚カヲルを除いて全員が順番に現れます。「おめでとう」は一見意味不明なシーンなだけに、その順番に意味があるのではないかと考えたり、どういう理由で決まったのか気になる方も多いようです。まずはおめでとうを言ったキャラの順番から紹介します。

「おめでとう」を言ったキャラの順番

  • ミサト
  • アスカ
  • レイ
  • リツコ
  • 加持
  • ヒカリ
  • ケンスケ
  • トウジ
  • ペンペン
  • マコト

  • シゲル
  • マヤ
  • 冬月
  • 碇ゲンドウ、ユイ

「おめでとう」を言ったキャラの順番の意味を考察

このように「おめでとう」では友達から上司、ペット、家族まであらゆるキャラクターが登場しましたが、その順番の理由について公式では発表されていません。そこで、考えられる三つの説を紹介します。

シンジが認めてもらいたいと思っていた人の順番?

最初に紹介するのは、「おめでとう」を言うキャラの順番はシンジが認めてもらいたいと思ってた気持ちの強さの順番なのではないかという説です。この説の根拠は、最初に「おめでとう」を言ったのがミサトであり、最後が碇ゲンドウだったことです。ミサトはシンジの上司兼保護者としてかなり密接に関わっていたので、シンジはミサトに認めてもらいたかったのではないかと考えられます。

そして碇ゲンドウは父親でありながら最後までほとんど自分と関わろうとしてきませんでした。シンジは最初はゲンドウに認められたいと思っていましたが、最終回に自分と向き合ったことでその欲求から解放され、どうでもよくなったのではないかと考えられます。しかしこの説にはおかしい点もあります。ペンギンのペンペンが入っていることです。よって、あまり説得力はないと考えられます。

シンジとの心の距離を表している

次に紹介するのは、「おめでとう」を言うキャラの順番はシンジとの心の距離が近い順なのではないかと言う説です。これは作中で関わりの深かったミサト、アスカ、レイが最初に出てくるからです。これだとペンペンがいるのもおかしくはありません。しかしシンジの学校での友達であるトウジやケンスケよりもただのクラスメイトであるヒカリが前に登場するので、あまり説得力はありません。

庵野秀明監督が思い出した順番

次に紹介するのは、「おめでとう」を言うキャラの順番はシンプルに庵野監督が思いついた順番なのではないかという説です。馴染み深いミサトやアスカ、レイを最初に出し、上司たちやクラスメイトなどを適当に並べ、最後に効果的に両親を出すという、演出的にちょうど良い順番だったと考えられます。

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エヴァ旧劇場版とアニメ最終回の関係やアスカの言葉を考察

意味不明だと言われるテレビアニメ版エヴァンゲリオンの最終回ですが、エヴァ旧劇場版にも意味不明なシーンがあります。次からはアニメ最終回とエヴァ旧劇場版の関係、意味不明と言われたアスカの「気持ち悪い」のセリフの意味について解説します。

エヴァ旧劇場版とアニメ最終回の関係

エヴァ旧劇場版は、意味不明だと言われたエヴァアニメ最終回を補完するために作られました。アニメ最終回ではシンジの心象風景だけが描写され、現実世界で何が起きているかはほとんど描かれませんでした。アニメ最終回での現実世界を描いたものが劇場版2作目『Air/まごころを、君に』です。劇場版一作目の『シト新生』はテレビアニメを再編集した総集編になります。

エヴァ旧劇場版のアスカの「気持ち悪い」の意味

エヴァ旧劇場版で意味不明だと言われているのは、ラストでシンジとアスカが赤いLCLの海の波打ち際で目覚めた後の一場面です。シンジの行動、アスカの行動、そしてその後のアスカのセリフが一見意味不明で謎を呼びました。

アスカの「気持ち悪い」のシーン

LCLに還って人類全員と一体化することを拒絶したシンジとアスカ。目覚めたシンジは隣に横たわるアスカの首を締めます。そんなシンジの頰をアスカは優しく撫でました。するとシンジは首を絞めるのをやめて泣き出します。嗚咽するシンジを見てアスカが無表情に言い放ったのが、「気持ち悪い」というセリフでした。

庵野秀明監督が宮村優子にした質問が由来

意味がわからないと言われているアスカの「気持ち悪い」のセリフは、当初は違うものだったそうです。元々はシンジに首を絞められたアスカが言うのは「あんたなんかに殺されるのはまっぴらよ」というセリフでした。しかしこのセリフにあまりしっくりきていなかった庵野監督が、旧劇場版のアフレコ中、アスカの声を演じている声優の宮村優子さんにある質問をします。

それは、旧劇場版のあるシーンに関するものでした。冒頭、入院しているアスカに会いにきたシンジが、意識のないアスカの裸体を見て自慰をするという衝撃的なシーンがあります。このことに関してどう思うかということを庵野監督が尋ねると、宮村優子さんは「気持ち悪い」と答えたそうです。そしてその答えを庵野監督はそのまま採用し、ラストのアスカのセリフを変更しました。

シンジがアスカの首を絞めた理由

シンジがアスカの首を絞めた理由は、他の人類全員がLCLになって一つになることを望んだのに対し、アスカはシンジの魂と融合するのを拒んだからだと考えられています。シンジも補完されることを拒みましたが、だからと言って拒絶されることが嬉しいわけではありません。他人に拒絶されることに苦しんできたシンジは、その場にいる唯一の他人であり自分を拒絶したアスカの首を、衝動的に絞めてしまったと考えられます。

アスカがシンジを撫でた理由

アスカは首を絞められているのにも関わらず、シンジの頰を優しく撫でます。これはアスカのシンジに対する愛情を表しているのではないかという説があります。アスカがシンジの魂との一体化を拒絶したのと矛盾するようですが、シンジのことを好きだからこそ、別の人間として存在しなければ意味がないからではないかと考えられています。

自己解決したシンジに対する言葉だった?

アスカがシンジを愛しているのならば、なぜ「気持ち悪い」と言ったのかという謎については、次のようなことが考えられます。アスカはシンジに好意を向け、同じように好きになってほしいと願いますが、シンジは他人に拒絶されることを恐れて逃げ続けてきました。しかしアスカに撫でられたことで自分が好かれていることに気がつき、自分を受け入れて泣きます。

しかしアスカの心情としては、殺されてもいいと思って撫でたのに、シンジは自分のことしか考えないで勝手に自己完結して泣いています。そのせいでアスカは冷め切った気分になり、「気持ち悪い」というセリフを口にしたのではないかと考えられます。

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エヴァアニメ版のあらすじネタバレ

ここからは、エヴァアニメ版のあらすじネタバレを紹介します。エヴァの内容を忘れてしまった方はぜひチェックしてみてください。

あらすじネタバレ①シンジがエヴァに乗るようになった経緯

別居中の父・碇ゲンドウに突然呼び出されたシンジは、特務機関NERV(ネルフ)へと連れて行かれます。久しぶりの再会を果たした父から告げられたのは、人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵・使徒と戦えというものでした。初めは拒絶するシンジでしたが、そうすると全身傷だらけの少女・綾波レイが自分の代わりになることを知り、エヴァに乗ることを決意します。

あらすじネタバレ②シンジとミサトの生活

エヴァのパイロットとなったシンジは、ネルフの職員である葛城ミサトの家に同居することになります。新しい中学に転入したシンジは、転校初日にクラスメイトの鈴原トウジに殴られます。妹が先日のエヴァと使徒との戦いで怪我をしたということでしたが、エヴァに好きで乗っているわけではないシンジは反発します。

あらすじネタバレ③第4の使徒との戦闘

シンジ達のすむ第3新東京市が、第4の使徒シャムシエルに襲撃されます。シンジはエヴァに乗って応戦しますが、途中で地上に出てきてしまったトウジとケンスケの存在に気がつきます。彼らを庇いながら戦い、シンジはギリギリ使徒に勝利します。その戦いの後ミサトにきつく当たられ、シンジは街を出ることを決意します。しかし自分が助けたトウジ達とのふれあいを通じて考えを変えます。シンジはエヴァに乗ることを決めたのでした。

あらすじネタバレ④綾波レイ

エヴァ零号機の暴走事故で碇ゲンドウが綾波レイを身を呈して助けたことをを知ったシンジは、二人の関係が気になります。その後シンジは届け物を頼まれ、初めて綾波レイの家を尋ねます。殺風景なレイの部屋の中には、碇ゲンドウのメガネが大切に飾られていました。後日、シンジはネルフでレイと再会し、ゲンドウのことを悪く言います。するとレイはシンジにビンタを食らわせました。

あらすじネタバレ⑤ヤシマ作戦

第5の使徒ラミエルが襲来し、シンジの乗るエヴァ初号機は使徒の荷電粒子砲によって倒されます。これを打倒するため、ネルフはヤシマ作戦を計画します。日本中の電力を集めて超遠距離からエヴァが陽電子砲のライフルで狙撃するという作戦です。シンジとレイは協力してこの作戦を遂行し、使徒を倒します。レイはこの作戦で身を危険にさらしたのですが、それをひどく心配したシンジの姿に、少し心を開きます。

あらすじネタバレ⑥アスカの登場

ドイツから3人目のエヴァパイロットである惣流・アスカ・ラングレーが、ネルフ職員の加持リョウジと共に到着します。到着早々アスカは第6の使徒ガギエルと対戦し、殲滅します。アスカはシンジやレイと同じ中学に転入することになりました。

あらすじネタバレ⑦レイをライバル視するアスカ

第七使徒イスラフェルが襲来し、アスカとシンジがこれを迎え撃ちますが、分裂する使徒相手に敗北します。そこでアスカとシンジは分裂した二体の使徒相手に、タイミングを合わせて同時に攻撃することを命令されます。しかしアスカとシンジは全く息が合いません。訓練がうまく行かない中、アスカの代わりにレイがシンジと組んでみると、二人はぴったりと息を合わせます。

これを見たアスカは危機感を覚え、シンジと息を合わせるためミサトの家に同居することになりました。シンジは、アスカが自分にはエヴァに乗ることが全てだと考えていて、レイを敵対視していることを知ります。トレーニングを終え、見事完璧なユニゾンを会得したシンジとアスカは、使徒を撃退します。

あらすじネタバレ⑧ネルフ停電

ネルフが原因不明の停電に陥り、その混乱に乗じて第9使徒マトリエルにネルフ本部が襲撃されます。使徒襲来を知ったシンジ、アスカ、レイの3人は、連絡の取れないネルフ本部になんとか入り込みます。職員により手動で準備されたエヴァに乗り込み、パイロットの3人は協力して使徒を倒します。

あらすじネタバレ⑨加持の正体

第12話以降、多くの登場人物の秘密が明かされます。ミサトはセカンドインパクトを目撃した唯一の生存者であり、その時に父親を失っていること。レイがシンジの母親である碇ユイをエヴァからサルベージした時に生まれた副産物で、何度死んでも肉体を替えて生き返ること。加持がネルフ、ゼーレ、日本政府の三重スパイであることなどです。スパイの身でありながら監禁されていた冬月を助けた加持は、その後殺されます。

あらすじネタバレ⑩エヴァンゲリオン初号機

人間が乗っているエヴァを強制的に攻撃させられ、パイロットだった友達のトウジに重傷を負わせてしまったシンジはエヴァを降りることを決意します。しかし第14使徒ゼルエルが襲来し、エヴァに乗ったアスカ、レイ両名が倒されてしまいます。レイもアスカの死、人類滅亡が目の前に迫ったシンジはエヴァに乗ることを決めます。

第14使徒との戦いの間に活動限界を迎えたエヴァ初号機は、シンジの必死の呼びかけに応えるかのように暴走を始めます。使徒の腕を奪い失った自らの腕を再生すると、破竹の勢いで使徒を倒します。そしてそのまま倒した使徒の体を食べ始めます。使徒のS2機関を取り込んだ初号機は覚醒し、本来の力を取り戻します。

あらすじネタバレ⑪カヲルとの出会い

ネルフに、5人目のエヴァパイロットが現れます。渚カヲルと名乗るその少年はシンジとの距離を縮め、信頼を得ます。しかしカヲルの正体は使徒でした。カヲルはネルフの深層部に侵入し、地下に封印されている第一使徒のアダムと接触しようとします。裏切られたと感じたシンジは怒り、葛藤しながらもカヲルに請われるままに彼を握りつぶして殺します。その後シンジは絶望します。

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エヴァ最終回や旧劇場版の元ネタ

意味不明なことで有名なエヴァ最終回の「おめでとう」や、旧劇場版でシンジがアスカの首を締めたシーンですが、実はこれには元ネタがあるそうです。それでは、「おめでとう」や旧劇場版の元ネタを紹介します。

エヴァアニメ最終回の元ネタ

拍手する手

エヴァ最終回で意味不明だと有名な「おめでとう」の元ネタを紹介します。シンジをエヴァの登場キャラクターが取り囲み、「おめでとう」と口々に讃えるシーンですが、これは庵野監督の実体験に基づきます。かつて庵野監督はアニメ制作会社のガイナックスでエヴァを制作していたのですが、近所にシズラーというファミレスがあったそうです。

そしてそこでは誕生日の客に、従業員がハッピーバースデーの歌を歌い、拍手をして「おめでとうございます」とお祝いするというサービスがあったそうです。エヴァの印象的な「おめでとう」のシーンが、庵野監督の実体験を反映したエピソードだったことがわかります。

エヴァ旧劇場版の元ネタ

涙を流す子供

次に紹介するのは、エヴァ旧劇場版においてシンジがアスカの首を締めたシーンの元ネタです。このシーンの元ネタになったのは、庵野監督が知人女性から聞いた実話のエピソードだそうです。その知人女性が恋人と喧嘩した時、首を締められたそうです。しかし彼女は急に恋人が愛おしくなり、頰を撫でました。すると恋人は首を絞めるのをやめ号泣したそうです。まさに旧劇場版のシンジとアスカのシーンそのままだと言えます。

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エヴァ最終回の「おめでとう」に関する感想や評価

このツイートが言っているように、テレビアニメ版エヴァンゲリオンの最終回を見て、意味が分からずにそれを補完してくれる旧劇場版を見る方が多いようです。エヴァンゲリオンの難解さが伝わってくるツイートです。

このツイートは、エヴァ最終回の「おめでとう」がシンジの内面での成長を祝福しているということを指摘するツイートです。

エヴァの最終回は意味不明だという人も多いですが、難解であるがゆえに視聴者の想像力や考察を盛り立てているということを指摘するツイートです。

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エヴァンゲリオン最終回の「おめでとう」の意味まとめ

意味不明だと言われるエヴァンゲリオン最終回の「おめでとう」の意味について、心理学的観点やキャラのセリフの順番などから分析しました。この記事でエヴァが気になった方は、2021年に公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』をご覧になってみてはいかがでしょうか?

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