2020年11月13日公開
2020年11月13日更新
【Fate/Apocrypha】赤のランサーは赤の陣営の大英雄!マスターや声優は?
「Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)」に登場する赤のランサーとは、赤の陣営の大英雄とされ、かっこいいと人気があります。今回はそんな赤のランサーについて、その正体やマスター、黒のセイバーとの関係やその願いを紹介していきます。さらに、アニメ声優を務めた遊佐浩二さんのプロフィールや主な出演作品も紹介し、赤のランサーのカルナの能力・強さ、宝具などのかっこいい魅力に迫っていきます。
目次
赤のランサーが登場するFate/Apocryphaとは?
Fate/Apocryphaの概要
「Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)」は、TYPE-MOON制作のビジュアルノベルゲームである「Fate/stay night」のスピンオフ作品です。原作者は東出祐一郎先生、イラストは近衛乙嗣先生が担当し、2012年12月31日〜2014年12月30日の期間にTYPE-MOON BOOKSから全5巻が刊行されています。
さらに、コミカライズ版は2016年6月からKADOKAWAの「月刊コンプエース」で連載されており、アニメ版は2017年7月〜12月の期間にTOKYO MXなどで全25話が放送されていました。今回は赤のランサーとはどんなキャラクターなのか、その正体や黒のセイバーとの関係、その願いや能力・強さ、宝具などについて紹介し、アニメ声優を務めた遊佐浩二さんについてもみていきます。
Fate/Apocryphaのあらすじ
第三次聖杯戦争の際、失われたとされる大聖杯が発見され、それを奪い、隠していたユグドミレニア家はその聖杯を自分たちのシンボルとして、魔術協会から抜けると宣言します。そのことで、ユグドミレニア家の魔術師たちを示す黒の陣営と、彼らを討伐するために魔術協会から派遣された魔術師集団の赤の陣営による、聖杯戦争が勃発することとなります。
サーヴァントとは?
サーヴァントとは簡単に言えば「使い魔」ですが、厳密には「使い魔」よりも自我を持った戦闘兵器と言える存在です。そして、サーヴァントはマスターが聖杯から力を借りて召喚・使役する英霊であり、神霊や精霊ともされる上位的な存在とされています。ここで、実在の人物もしくは伝承に記された人物が死後も信仰の対象になっているとき、その魂は一般の人間よりも高位の霊として昇華されて英霊として登録されます。
それにより、英霊はすべての干渉を免除され、不変的な存在となります。そもそもサーヴァントは召喚されたときは意志を持ちませんが、聖杯戦争では7つのクラス、セイバー、ランサー、ライダー、アーチャー、キャスター、アサシン、バーサーに分類され、人型や人格を再現します。
マスターとは?
マスターとは、聖杯戦争への参加とサーヴァントの使役が条件となっています。ちなみに、魔術師ならサーヴァントを召喚していなくてもそれを奪うことでマスターを名乗れるようになっています。また、マスターはサーヴァントを現世につなぎとめるための魔力供給をされており、令呪というサーヴァントの能力を超えた超常現象を3度だけ起こすことができます。それにより、マスターはサーヴァントを命令に従わせることが可能です。
さらに、マスターは自分が認識しやすいように他のサーヴァントの能力を把握することも可能で、英雄の知識も獲得することができます。
Fate/Apocryphaの主な登場人物
次に、赤のランサーについてなど見ていく前に「Fate/Apocrypha」の主な登場人物を一覧で紹介していきます。
ジーク
ジークは「Fate/Apocrypha」の主人公です。彼は元々は黒の陣営で生み出された自我のないホムンクルスで、魔力を供給するだけの人形的な存在でした。そのため、肉体的には非常に弱いですが、魔術回路は優秀です。自我のないホムンクルスだったジークですが、自我に目覚めたことで魔力を供給するだけの自身の境遇に恐れを抱きます。
そして、脱走するも肉体的に弱いために歩くことがままならず倒れているところを黒のライダーに助けられました。その後、ジークは黒のセイバーと友人関係になり、黒のセイバーから心臓を託されたことで虚弱な少年から魔力も体力も十分にある青年へと生き返りました。
ルーラー
ルーラーは主に審判の役割をしており、その立場上どちらの陣営にも属さず、マスターもいません。さらに、ルーラーは7体存在するサーヴァントから外れているため、召喚されたすべてのサーヴァントの能力を把握し、その居場所を見つけ出すことができます。
獅子劫界離
獅子劫界離は赤のセイバーのマスターで、戦闘シーンでも赤のセイバー任せにせず、自らも戦う姿勢を見せます。また、獅子劫界離はネクロマンサーとして魔術や散弾銃、ダガーを武器として使用し、特にダガーは自分で作ったものであることから、呪術的な力を利用して武器を作る能力にも長けていることが分かります。
また、獅子劫界離は赤の陣営のマスターの1人であるシロウ・コトミネの異常にただ1人気づき、陣営としてではなく単独行動を取って彼と戦うことを選択します。そして、赤のセイバーはそんな獅子劫界離の男気を見込んで、彼と一緒に戦うことを決意したのでした。
シロウ・コトミネ
シロウ・コトミネは「Fate/Apocrypha」の黒幕的な存在です。彼は赤のアサシンのマスターで、聖杯戦争を監督する任務を協会から任されている神父です。しかし、聖杯戦争では自身の欲望のために自身が所属する赤の陣営のマスターから、合法的にすべての令呪を奪い、大量のそれを自分の身体に宿しました。
その後、シロウ・コトミネの正体は、人間ではなく実は大昔に召喚されたサーヴァントだったことが判明。さらに、彼は召喚された聖杯戦争の際に聖杯に触れたことから、現在まで肉体を保つことができていたこと、神父の家の養子になり、次の聖杯戦争の準備をしていたことが明らかになりました。
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアは、ユグドミレニアの一族の族長で、黒のランサーのマスターでもあります。魔術師たちをまとめ上げる手腕があるものの講師としてはいまいちですが、政治面ではその実力を大いに発揮しており、魔術協会や聖堂教会にスパイを潜入させていたほどです。
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアは、19歳の少女ながら次世代のユグドミレニアを担う使命を持っており、ユグドミレニア一族の中でもダントツの才能の持ち主です。
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアは、黒のバーサーカーのマスターでフィオレの弟でもあります。魔術の才能は平凡で、姉と同様に心優しい性格ですが、魔術師として生きていく覚悟がしっかりとできており、非情になりきれる一面も兼ね備えています。
赤のランサーは赤の陣営の大英雄!マスターは誰?
赤のランサーはサーヴァントの一人
「Fate/Apocrypha」の赤のランサーとは、聖杯戦争で規格外の能力を持つ白髪のサーヴァントの1人で、赤陣営の大英雄とされています。また、赤陣営では赤のライダーも大英雄と認識されており、赤のランサーと赤のライダーの2人が赤の陣営における最終防衛ラインとされています。
また、赤のランサーは自身のマスターを最優先に考えて行動し、決して裏切らない忠義を重んじる性格をしています。それは、マスターたちがシロウ・コトミネに襲われた際、令呪を奪われて意識が朦朧としている彼らを救ってほしいと、敵陣営のジークに頼んだこともあるほどです。
赤のランサーの正体はカルナ
そんな赤のランサーの正体は「カルナ」、インドの叙事詩である「マハーバーラタ」に登場する不死身の英雄です。
赤のランサーのマスター
それでは赤のランサーのカルナのマスターは誰なのでしょうか?赤のランサーのカルナのマスターはいとも簡単にシロウ・コトミネに捕まり、令呪やその意志を奪われてしまいました。さらに、獅子劫界離以外の赤陣営のマスターたちは全員捕まり、一括に扱われます。
そのため、忠義心の厚い赤のランサーのカルナは最後には、赤のマスターたちを救ってほしいと敵陣営のジークに頼み込んだのですが、このように赤のランサーのカルナのマスターはあまりにも影が薄く、アニメ版では会話シーンはもちろん顔すらもほとんど登場しません。
赤のランサーの声優
遊佐浩二のプロフィール
赤のランサーのカルナのアニメ声優を務めた遊佐浩二さんは、1968年生まれ、京都府京都市伏見区淀出身、身長は173cm、血液型はB型、年齢は52歳(2020年11月現在)で「ゆっちー」の愛称で親しまれています。また、1993年に声優デビューを果たし、現在は事務所には所属しておらず、フリーで活動しています。次に、赤のランサーのアニメ声優・遊佐浩二さんの主な出演作品を紹介していきます。
遊佐浩二の主な出演作品
赤のランサーのアニメ声優・遊佐浩二さんの主な出演作品は「超者ライディーン」鳥飼銀牙/ライディーン・アウル役、「名探偵コナン」沖田総司役、「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」破壊兵アイアンハイド役、軍師スラスト役、「BLEACH」市丸ギン役、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」天上院吹雪/ダークネス役、「アイシールド21」葉柱ルイ役、「絶対可憐チルドレン」兵部京介役などです。
他に赤のランサーのアニメ声優・遊佐浩二さんの主な出演作品は「一騎当千」シリーズの左慈元放/王允子師役、徐晃公明役、「黒執事」ラウ(劉)役、「トランスフォーマー アニメイテッド」機密偵察員プロール役、「薄桜鬼」原田左之助役、「青の祓魔師」志摩廉造役、「東京レイヴンズ」大友陣役、「弱虫ペダル」御堂筋翔役、「クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」黒岩仁太郎役、「鬼灯の冷徹」白澤役などです。
他に赤のランサーのアニメ声優・遊佐浩二さんの主な出演作品は「ヤングブラック・ジャック」藪役、「魔法つかいプリキュア!」バッティ役、「ACCA13区監察課」リーリウム役、「魔法少女 俺」兵衛役、「妖怪ウォッチ シャドウサイド」酒呑ハルヤ役、「京都寺町三条のホームズ」円生役、「不機嫌なモノノケ庵 續」行政役、「真夜中のオカルト公務員」仙田礼二役、「曇天に笑う <外伝> 〜宿命、双頭の風魔〜」壱雨役などです。
赤のランサーの願いや黒のセイバーとの関係
赤のランサーと黒のセイバーとの関係
赤のランサーであるカルナは、黒のセイバーと一度、丸一日中戦い続けた末に互いの存在を認め合ったことがありました。このように、礼儀正しい英霊である赤のランサーは、相手の強さも潔く認める武士道のような精神を有しています。しかし、陣営側から撤退命令が出されたため、赤のランサーと黒のセイバーの戦いに決着がつくことはありませんでした。
赤のランサーの願い
撤退命令により、赤のランサーとの決着がお預けとなった黒のセイバーですが、黒のセイバーは自身の心臓をジークに託したため、既に存在していません。しかし、赤のランサーはそれでも黒のセイバーと決着を付けたいと望んでいます。
そこで、赤のランサーのカルナは一時的にジークフリードに変身可能となったジークに戦いを挑みますが、黒のライダーの乱入により、赤のランサーのカルナは負けてしまいました。そして、その戦いで満足した赤のランサーのカルナは未来志向のジークに敬意を表し、消滅しました。
赤のランサーの能力や強さ・宝具
赤のランサーの能力や強さ
赤のランサーのカルナは最上級の英霊とされており、その強さはギルガメッシュやガウェインといった最強クラスのサーヴァントと同程度もしくはそれ以上ではないかと言われるほどの圧倒的な強さを誇ります。さらに「GrandOrder」のマテリアルでも、赤のランサーのカルナは下のように表現されており、そのレベルの高さが分かります。
このサーヴァントと契約して勝利できないマスターがいるとしたら、それは戦いに向かない、トップランクに困った性質の人間だろう
ただ、赤のランサーはその強さの分、非常に魔力燃費の悪いことで知られており、一流の魔術師であっても魔術の使用に関して武装やスキルを解放するだけですら難儀して疲労困憊するとされています。そのため、マスターの能力が低ければ、その能力を十分に使いこなすことができないとされています。
そして、基本的に赤のランサーのカルナは「魔力放出(炎)」で槍に炎を付加した武器を使用しますが「CCC」では魔力不足の影響からか、主に拳による殴打攻撃を繰り出し、一瞬だけ槍を実現化して戦うスタイルを展開していました。
赤のランサーの宝具
赤のランサーのカルナの宝具について、1つ目は「日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)」という太陽の輝きを放つ強力な防御型の宝具で、インド神話の原作でもこの鎧がある限りは誰もカルナを殺すことはできないとされた黄金の鎧とイヤリングです。
2つ目は「梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)」という、敵を追跡して必ず仕留める強力な飛び道具です。本来は弓ですが、最大規模は対城宝具をも圧倒する対軍~対国の宝具です。3つ目は「梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)」というカルナの太陽の炎をブラフマーストラに加えて攻撃する道具で、その破壊力は核兵器並みとされる強力な対国宝具となっています。
4つ目は「日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)」というカルナの対神宝具で、黄金の鎧を捨てるのと引き換えに出現させた雷光で作られた槍です。盾はもちろん神獣や城、結界などのあらゆる存在を灼熱することから「必滅の槍」と呼ばれており、神でさえも滅することができる究極の一撃を放ちます。
赤のランサーに関する感想や評価
No.25 Fate Apocrypha
— メイ@ラスボスは遊佐さま (@momoirodeys) September 22, 2017
/赤のランサー・カルナ
カルナさんめちゃかっこいい~(´TωT`)💕
あぽくりふぁ~(*´∀`)♪
(はくおうきーっ、のリズムww)#FateApocrypha #赤のランサー#遊佐浩二#カルナ pic.twitter.com/AiiDi7oUyo
こちらは「Fate/Apocrypha」に登場する赤のランサーのカルナに関するツイートで、そのかっこよさが絶賛されています。
アポクリファやっぱ面白いなぁ〜。
— うあ る (@Lo_gan_si) August 19, 2017
そして赤のランサーのカルナさん、男だけど惚れそうなくらいかっこいい(*´˘`*) pic.twitter.com/OwluNJCjNN
こちらも「Fate/Apocrypha」に登場する赤のランサーのカルナに関するツイートです。同性でも惚れそうなくらいかっこいいという感想となっています。
Apocrypha結構好きなんよねw
— aga-yuu 魔女の旅々推せ (@Agayuu1040) March 22, 2020
ジークVS赤のランサーの対決めっちゃえぐい
こちらも「Fate/Apocrypha」に登場する赤のランサーのカルナに関するツイートです。赤のランサーのカルナとジークとの戦いが高く評価されています。
赤のランサーまとめ
いかがでしたか?「Fate/Apocrypha」に登場する赤のランサーについて、その正体やマスターを紹介してきました。さらに、赤のランサーのアニメ声優を務めた遊佐浩二さんを紹介し、赤のランサーの願い、その能力・強さや宝具についてもみてきました。
そして、赤のランサーのカルナは赤の陣営の大英雄で黒のセイバーとの戦いを熱望していたこと、圧倒的な強さや能力を持つことなどが分かりました。皆さんも、かっこいいと人気のある赤のランサーのカルナにぜひ注目してみて下さい!