2020年11月12日公開
2020年11月12日更新
【エヴァンゲリオン】冬月コウゾウはどんな人物?碇ゲンドウやユイとの関係は?
冬月コウゾウとはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場するキャラクターの1人です。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する冬月コウゾウは「NERV」で総司令官を務める碇ゲンドウの副官であり、その渋い容姿や正義感の強い性格から高い人気を博しています。新劇場版のQでは将棋が好きなのではと考察出来る姿を見せており、碇ユイとの関係などに注目が集まっています。本記事ではそんな冬月コウゾウについて碇ゲンドウや碇ユイとの関係や新劇場版:Qで見せた将棋シーンなどをまとめて考察紹介します。
目次
エヴァンゲリオンの冬月コウゾウはどんな人物?
新世紀エヴァンゲリオンの作品情報
アニメエヴァンゲリオンシリーズの作中で「NERV」の副司令官を務める冬月コウゾウ。「NERV」の副司令官を務める冬月コウゾウとはテレビアニメ版から新劇場版:Qまで登場し続けているメインキャラクターの1人であり、碇ユイと通じて出会った「NERV」総司令官・碇ゲンドウから篤く信頼されています。本記事ではそんな冬月コウゾウについて碇ユイや碇ゲンドウとの関係や新劇場版:Qの将棋シーンなどをまとめて考察紹介します。
新世紀エヴァンゲリオンの概要
では冬月コウゾウの碇ユイや碇ゲンドウとの関係や新劇場版:Qに描かれた将棋シーンなどを考察紹介する前に、冬月コウゾウが登場するアニメ新世紀エヴァンゲリオンの作品情報とストーリーのあらすじについて簡単にご紹介します。冬月コウゾウが登場する新世紀エヴァンゲリオンとは1995年に放送が開始されたアニメ作品です。アニメ新世紀エヴァンゲリオンはエヴァと使徒の戦いを描いた作品であり、1996年まで放送されました。
1995年から1996年に渡って放送されたアニメ新世紀エヴァンゲリオンは放送当初から非常に注目を集めたほどの斬新なストーリーが描かれた作品となっており、一躍社会現象を巻き起こしました。そんな1990年代を代表するアニメ新世紀エヴァンゲリオンは2006年にリメイクして描き直した劇場版アニメの放映が発表され、これまで序・破・Qといった3作品が公開されています。また2021年1月には最終章の映画の公開が決定しています。
新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ
時は西暦2015年、人類は15年前に起きたセカンドインパクトという大災害でほとんどの命が失われていました。そんな世界に生きる主人公の碇シンジはある日、久しぶりに国連直属の非公開組織である「NERV」の総司令官及び父の碇ゲンドウから呼び出されます。そのため碇シンジは第3新東京市という場所を訪れました。そこで碇シンジはエヴァンゲリオンに乗って謎の敵である使徒と戦うよう、突然碇ゲンドウから命令されるのでした。
冬月コウゾウのプロフィール
本記事で碇ユイや碇ゲンドウとの関係や新劇場版:Qでの将棋シーンなどを考察紹介する冬月コウゾウとはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場するキャラクターです。碇ゲンドウの副官として「NERV」の副司令官を務めている60歳の男性であり、白髪のオールバックと渋い容姿が特徴となっています。冬月コウゾウは事務処理と碇ゲンドウ留守時の作戦指揮官が主な役割であり、碇シンジや綾波レイのように直接使徒と戦いません。
しかしその渋い容姿や内面から冬月コウゾウはアニメエヴァンゲリオンシリーズの中でもかなり高い人気を博しています。そんな冬月コウゾウは碇ゲンドウから篤く信頼されており、彼が掲げている本当の目的を知る数少ない人物の1人となっています。また冬月コウゾウは碇シンジの母親である碇ユイの顔見知りでもあります。アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場して以降、冬月コウゾウは最新作の新劇場版:Qまで登場し続けています。
エヴァンゲリオンの冬月と碇ゲンドウ・碇ユイの関係を考察
関係①冬月とゲンドウの出会い
ではここからアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する冬月コウゾウと碇ゲンドウ及び碇ユイとの関係について考察紹介します。冬月コウゾウは「NERV」が設立される前、京都の大学で教授を務めていました。この時冬月コウゾウは碇ユイと碇ゲンドウの2人と出会います。そして冬月コウゾウは教え子である碇ユイに好意を抱くようになりました。しかし冬月コウゾウはその好意を碇ユイに伝えることがありませんでした。
その後セカンドインパクトが起こり、冬月コウゾウは大学教授からモグリの医者に転職します。その時冬月コウゾウは南極にて国連調査団に所属していた碇ゲンドウと再会します。しかし碇ゲンドウから告げられたのはかつての思い人である碇ユイと結婚したという衝撃的な話でした。碇ユイと結婚したことを知らされた冬月コウゾウは不快感を内心抱いていたと考察されています。
関係②冬月がゲンドウの副官になった理由
冬月コウゾウは碇ゲンドウの結婚を聞いて数年後、エヴァンゲリオン初号機のシンクロ実験で碇ユイを亡くしてしまいました。その後冬月コウゾウは碇ゲンドウの副官となるのですが、その理由については詳しく明かされていません。しかし冬月コウゾウは人類補完計画の全容を知るほど碇ゲンドウに信頼されていました。おそらく冬月コウゾウは碇ユイが大きな理由となって碇ゲンドウの副官になったと考察出来ます。
元々冬月コウゾウは碇ゲンドウを嫌っていました。また好意を寄せる碇ユイも碇ゲンドウの妻になってしまい、シンクロ実験で死亡しました。最愛の女性を失った冬月コウゾウはもう一度碇ユイに会いたいと願ったはずです。碇ゲンドウはそんな冬月コウゾウに碇ユイと会える条件を言い渡し、味方に引き込んだのではないでしょうか?実際旧劇場版で冬月コウゾウは碇ユイの幻影と出会って補完されるため、考察に間違いは無いといえます。
エヴァンゲリオンの冬月のアニメ版や劇場版・漫画版の違い
冬月の違い①テレビアニメ版・旧劇場版
旧劇場版とはアニメ新世紀エヴァンゲリオンの本当のラストを描いた作品です。この旧劇場版エヴァンゲリオンのラストで人類保管計画は発動され、碇ゲンドウと冬月コウゾウの悲願が達成されます。その後冬月コウゾウは好意を寄せていた碇ユイの幻影と出会いました。そしてその碇ユイの幻影に迎え入れられる形で冬月コウゾウは補完されることになりました。
冬月の違い②漫画版
漫画版のエヴァンゲリオンはアニメ新世紀エヴァンゲリオンと旧劇場版エヴァンゲリオンのストーリーを原作にした作品であり、キャラクターの設定や性格などに少し独自の解釈が追加されています。しかし冬月コウゾウは特にアニメと旧劇場版の2つと違いが無く、幻影となった碇ユイと共に補完される最後を遂げます。
冬月の違い③新劇場版Q
序・破・Qの3作品が2020年11月現在までに公開されている新劇場版とはアニメ新世紀エヴァンゲリオンのストーリーを新たに描き直しているため、全く違う別作品となっています。冬月コウゾウはそんな新劇場版の3作目であるQの作中内で碇シンジと将棋を行ないました。この将棋のシーンで冬月コウゾウは碇シンジへエヴァンゲリオンの秘密や碇ユイについてなどの機密情報を静かに伝えました。
エヴァンゲリオンの冬月の性格や経歴
冬月は正義感溢れる性格?
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する冬月コウゾウは基本穏やかな雰囲気を纏っているのですが、その内面には強い正義感を燃やしています。なので冬月コウゾウは嘘を付くなど曲がったことが大嫌いな性格をしています。そのため冬月コウゾウはセカンドインパクトの真実を隠す碇ゲンドウを当初嫌っていました。しかし碇ユイへの想いから冬月コウゾウは碇ゲンドウと共に人類補完計画を完遂させようと決意しました。
冬月は将棋が好き?Qではシンジと将棋をするシーンも?
上述でご紹介した通り、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの作中で冬月コウゾウは碇シンジと将棋を行ない、エヴァンゲリオンの秘密などを伝えます。エヴァンゲリオンの公式からも冬月コウゾウは将棋が好きだと公表されています。冬月コウゾウは渋くてかっこいい老人キャラクターなので、将棋と非常にマッチしているといえるでしょう。
冬月の経歴
碇ユイや碇ゲンドウとの関係でご紹介しましたが、冬月コウゾウは元々京都で大学の教授を行なっており、そこで碇ユイと碇ゲンドウの2人と出会いました。冬月コウゾウは碇ユイに好意を寄せるものの、セカンドインパクトが発生してしまいます。その後冬月コウゾウは南極で碇ゲンドウと再会し、碇ユイとの結婚を聞かされます。当初碇ユイとの結婚とセカンドインパクトの真実を隠すという行為で碇ゲンドウを毛嫌いしました。
しかし冬月コウゾウはジオフロントで開発されていたエヴァンゲリオンを目のあたりにし、人類補完計画を成すために碇ゲンドウと行動を共にすると誓いました。これは碇ユイに会いたいという想いが理由であると考察されています。その後碇ゲンドウは「NERV」の総司令官となり、冬月コウゾウも副司令官になるまで出世しました。
エヴァンゲリオンの冬月のアニメ声優
清川元夢のプロフィール
アニメエヴァンゲリオンシリーズで冬月コウゾウを演じている声優は日本の男性声優である清川元夢です。清川元夢とは1962年にデビューしたベテラン声優であり、2020年11月現在東京俳優生活協同組合に所属しています。そんな清川元夢は元々舞台俳優を志望していたものの、その高い演技力から声優としてブレイクすることになり、これまでガイナックス作品を中心に数々の人気キャラクターの声優を担当しています。
清川元夢の主な出演作品
- 1979年のアニメ「機動戦士ガンダムシリーズ」:テム・レイ役
- 1990年のアニメ「ふしぎの海のナディア」:ガーゴイル役
- 1999年のアニメ「THEビッグオー」:ノーマン・バーグ役
- 2001年のアニメ「ヘルシング」:ウォルター・C・ドルネーズ役
- 2005年のアニメ「灼眼のシャナシリーズ」:屍拾いのラミー役
- 2014年のアニメ「ご注文はうさぎですか?」:ティッピー役
エヴァンゲリオンの冬月に関する感想や評価
冬月さんはもうかっこいいわ
— あまち 怠惰に実況します。 (@2525_fly_sweet) September 5, 2014
エヴァのメインキャラやろもうwww←
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する冬月コウゾウに関する感想では冬月コウゾウがかっこいいといった感想が多く寄せられていました。冬月コウゾウは渋い容姿と熱い正義感を持ち合わせたかっこいいキャラクターであり、アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場し続けています。このかっこいい姿から冬月コウゾウは非常に高い人気を博しています。
何はともあれ冬月先生はともかくゼーレとNERVもエヴァも道具としか見ていないし碇ユイが事故で亡くならなければああはならなかったのは間違いないと思ってる
— WANY (@wAny4K) April 21, 2020
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する冬月コウゾウに関する感想では碇ユイがいなければ人類補完計画に参加しなかったのではないかといった感想も多く寄せられていました。冬月コウゾウは好意を寄せていた碇ユイが死去したことにより、全てを道具と見なして人類補完計画を発動させようとします。このことからも碇ユイという女性がいなければ、冬月コウゾウは温厚な人物として一生を終えたと考察出来ます。
エヴァQ、ユイの写真を肌身離さず持ってる冬月先生がかなりこわい
— 1号ちゃん🍣 (@ICHIGOU7143) August 28, 2020
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する冬月コウゾウに関する感想では冬月コウゾウに狂気を感じるといった感想も多く見受けられました。冬月コウゾウは過去の出来事によって碇ユイに取り憑かれたような行動を取っており、静かながら狂気を感じる人間になってしまっています。そのためファンの間で冬月コウゾウは碇ユイが原因で狂ってしまったキャラクターだと思われています。
エヴァンゲリオンの冬月まとめ
本記事ではアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する冬月コウゾウについて碇ユイや碇ゲンドウとの関係やQの将棋シーンなどをまとめて考察紹介しました。冬月コウゾウが人類補完計画を目的とする碇ゲンドウに協力しているのは、碇ユイの存在が一番大きい理由となっているとファンの間で考察されています。もしこの考察が正しければ、旧劇場版で碇ユイの幻影と出会って補完された冬月コウゾウはきっと幸せだったのでしょう。