【名探偵コナン】瞳の中の暗殺者のneed not to knowの意味は?警察内部の用語?

名探偵コナン映画の中でも特に人気の高い「瞳の中の暗殺者」。その人気の理由の1つになっているのがneed not to knowというセリフです。知る必要はないこという意味で使用される警察の隠語として登場するこのセリフの使い方がかっこいいというのが瞳の中の暗殺者の人気をより高める要因になっています。今回は瞳の中の暗殺者で登場するneed not to knowというセリフについて、意味や語源などをまとめて紹介していきます。

【名探偵コナン】瞳の中の暗殺者のneed not to knowの意味は?警察内部の用語?のイメージ

目次

  1. 瞳の中の暗殺者とは?
  2. 瞳の中の暗殺者の「need not to know」の意味
  3. 瞳の中の暗殺者の「need not to know」は警察内部の用語?
  4. 瞳の中の暗殺者の「need not to know ボクはただの小学生だよ」の英語
  5. 瞳の中の暗殺者のあらすじネタバレ
  6. 瞳の中の暗殺者の「need not to know」に関する感想や評価
  7. 瞳の中の暗殺者の「need not to know」の意味まとめ

瞳の中の暗殺者とは?

映画「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」の概要

映画名探偵コナン瞳の中の暗殺者は2000年に公開された劇場版名探偵コナンシリーズの4作目に当たる作品です。アニメコナンの監督を務めるこだま兼嗣、脚本を担当する古内一成さんのタッグで作られた映画で、名探偵コナンの原作第1話で登場するトロピカルランドを作中に用いる形が高い人気を集める作品になっています。

歴代コナン映画の中でも特に人気の高い作品になっており、公式人気投票、2020年に金曜ロードショーで行われた人気投票など多くの人気投票でトップ5には必ず名を連ねる程の作品になっています。

映画「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」の主題歌

映画名探偵コナン瞳の中の暗殺者が人気の理由の1つがアニメコナンシリーズの初期を彩る主題歌を歌っていた小松未歩さんが手掛けた主題歌「あなたがいるから」という主題歌にもあります。コナンとのタイアップは4度目となる小松未歩さんのこの主題歌は映画の内容にマッチしていた事もあって高い人気を誇っています。

名探偵コナン

瞳の中の暗殺者の「need not to know」の意味

「need not to know」の意味は「知る必要はないこと」

瞳の中の暗殺者の名言の1つ、need not to knowの意味は劇中でも直訳されており、その意味は「知る必要はないこと」という意味です。厳密に言えば「need not」が「必要ない」という意味で「to know」が「知る」という形に分ける事ができ、この2つの言葉を合わせて使われた形になっています。

「need not to know」が使われたシーン

劇場版名探偵コナン瞳の中の暗殺者では「need not to know」というセリフは2度登場しています。セリフだけ見てもかっこいいセリフですがその使い方が名言とも言われる大きな要因になっているのです。

毛利小五郎が目暮警部に捜査情報を聞いたシーン

瞳の中の暗殺者の中で最初にこのセリフを使ったのは白鳥警部です。作中で起こる警官殺害事件に対し毛利小五郎が目暮警部に捜査情報を聞いている場面に割って入る形で使用しています。目暮警部は普段なら工藤優作、新一、そして毛利小五郎を頼りにしており、必要と判断すれば積極的に捜査情報を伝えるのですが、今回の事件では一切口を閉ざしていました。

それでも詰め寄る毛利小五郎に対し白鳥警部が使用したのです。この時、捜査では「警察内部の犯行」ではないかと考えていた為に緘口令が敷かれていおり、部外者である毛利小五郎に情報を伝える事が出来ないでいたのです。元刑事である毛利小五郎とコナンはこのセリフを言われてその事に気づく事になるのでした。

小田切警視部長がコナンに「何者か」と質問したシーン

そして2度目に使用されたのが作中の事件が解決した後のシーンです。本作で登場した小田切警視部長がコナンに対し、「君はいったい……」と尋ねたシーンでの返答で使用されました。コナンがその質問の返答として「need not to know.ボクはただの小学生だよ。」と返答したのでした。

小田切警視部長の敬礼の意味

このセリフに対し、小田切警視部長はコナンに対し敬礼してその場を去っていきました。もちろん小田切警視部長はコナンの事をこのセリフで「ただの小学生」だとは思えないでしょう。ですが、コナンは瞳の中の暗殺者の中で、小田切警視部長や警察よりも先に真犯人の手口を見抜き結果として蘭を助ける事に成功しています。この事件に関してだけいえばコナンは警察、小田切警視部長を上回る推理力を発揮したと明確な状態なのです。

そんなコナンが「need not to know」、つまり知る必要はないことと言うということはよほど深い事情があり、かつその事情には自身が踏み込んではいけない事を小田切警視部長は悟ったのです。そして警察よりも先に真相に辿り着いたコナンに対し敬意を評する為の行動が敬礼だったと考える事が出来ます。

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瞳の中の暗殺者の「need not to know」は警察内部の用語?

「need not to know」は警察内部の用語?語源は?

瞳の中の暗殺者作中では「need not to know」は「知る必要はないこと」という意味と同時に警察内で用いられる警察用語として使用されている事が明らかになっています。このセリフ、元々の語源は公務員の守秘義務についての考え方である「need  to knowの原則」を語源にしていると考えられています。

語源と考えられている「need  to knowの原則」とは「情報は知る必要のある人にのみに伝えて知る必要はない人には伝えない」という原則で、情報漏えいなどを防ぐ為の基本的な原則とされています。意味合いとしてはそのまま「need not to know(知る必要はないこと)」の語源に相当すると言えます。

「need not to know」は警察の世界では実際に使われている?

上記で紹介した語源になっていると言われる「need to knowの原則」は警察だけではなく、公務員全般に対して適用される原則です。警察も公務員なので当然この原則は適用されます。しかし実際に警察が言葉として「need not to know」を使用しているかと言われれば残念ながら使用しているという情報はありません。「need to knowの原則」を語源とし敢えて言語化したのが「need not to know」ではないかと考えられています。

そもそも瞳の中の暗殺者の中でも警察用語として使用したというよりも「表立っては言えないから誤魔化している」使い方をしているとも言えます。白鳥警部も相手が元刑事である毛利小五郎だからこそ使えたセリフと言えますし、コナンも当然自身の正体について明かすわけにはいかないのでこのセリフを引用したのではないでしょうか。

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瞳の中の暗殺者の「need not to know ボクはただの小学生だよ」の英語

「need not to know ボクはただの小学生だよ」を英語で言うと?

That’s something you don’t need to know.
I’m just an elementary school kid, sir.

名探偵コナンは日本はもちろん海外でも高い人気を誇る作品なので映画瞳の中の暗殺者は吹き替えされて海外でも公開されています。もちろん名言であるとされる「need not to know.ボクはただの小学生だよ」というシーンも登場するのですが該当シーンのセリフは上記のようになっています。

英語吹き替え版のセリフでは「need not to know」とは言っていない

上記のセリフを見ると分かるように吹替版では「need not to know」というセリフはありません。翻訳版ではそのセリフには「something you don’t need to know」の部分が該当しています。もちろんこの英文を日本語に翻訳すると「知る必要はないこと」になります。

元々本家である日本語版では「need not to know(知る必要はないこと)」と平行して紹介されていた事もあり翻訳の際にはこの日本語である「知る必要はないこと」という部分を語源にしてより意味が通じやすいように翻訳する形になった結果、英文のセリフが変化したのではないかと考えられています。

英語吹き替え版のセリフの意味を解説

この一連のセリフの中でも本来の意味はもちろんより名探偵コナンの作中の表現などに合うように意味を当てはめているシーンが多いです。

something

somethingとは「何か」という意味の単語です。一応意味合いとしては「you don't need to know」だけでも「貴方は知る必要はないこと」となるのですが、sometihingを付ける事でより明確なフレーズにしているのだと考えられます。

kid

もう1つ特徴的なのが「小学生」という部分を「kid」としている点です。言葉の意味のまま「小学生」を語源にするのであればここは「kid」ではなく「student」になります。kidの意味は子供なのでより子供であるという事を強調した表現になっていると言えます。

sir

最後のsir(サー)は小田切警視部長の敬称で、イエッサー(yes,sir)のサーに相当する言葉です。小田切警視部長に対して敬意を払っている事を示した言葉であると言えます。

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瞳の中の暗殺者のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①連続警察射殺事件

瞳の中の暗殺者で起こる事件は、連続警察官射殺事件です。1つ目の事件にコナンが遭遇した事、続けて2つ目の事件が発生した事で毛利小五郎は目暮警部とコンタクトを取りますが、目暮警部は口を開こうとしませんでした。同時期に行われた白鳥警部の妹の結婚パーティーに出席した毛利小五郎はそこでも目暮警部に情報を求めますが、白鳥警部に「need not to know(知る必要はないこと)」と言われてしまいます。

あらすじネタバレ②記憶を失った蘭

しかしそのパーティー会場で佐藤刑事も襲われてしまいます。偶然その場に居合わせた蘭は佐藤刑事が自身をかばって負傷した影響も受けて記憶喪失になってしまいます。蘭が事件に巻き込まれた形になった事で目暮警部は処分を覚悟で毛利小五郎に一連の事件の捜査について話す事になります。

あらすじネタバレ③友成警部の死

今回の事件の被害者になっている佐藤刑事を含む警官はいずれも1年前にとある事件の捜査を担当していたという共通点があったのです。その1年前の事件の関係者が今回の事件の容疑者になるだろうと考えられており、その中には事件の捜査中に死亡した友成警部の息子、真がいた事、さらに容疑者の1人に小田切警視部長の息子、敏也が含まれている事から警察では緘口令が敷かれていたのでした。

あらすじネタバレ④トロピカルランドへ

なんとか蘭の記憶を取り戻そうとする面々。蘭がテレビで流れたトロピカルランドの特集に反応を示した事でトロピカルランドに向かう事になります。コナンは事件の捜査で様々な所に出向いていた事、コナンが命がけで蘭を守った経緯から、蘭が巻き込みたくないとした事でコナンには内緒でトロピカルランドに行く事になります。

あらすじネタバレ⑤狙われる蘭

コナンは捜査をする中で事件の真相に辿り着き、蘭がまだ狙われている事、蘭がトロピカルランドに行っている事を聞かされてトロピカルランドに急行します。トロピカルランドの方では着ぐるみを着て近づいてきた真が犯人として確保されましたが、犯人は別にいました。真が連行され警備が手薄になった所で犯人により蘭が狙撃され、かばったアガサ博士が撃たれてしまいます。

あらすじネタバレ⑥コナン(新一)の告白

コナンは探偵バッチを使って少年探偵団に蘭を守るように言いますが、自分のせいで周りを危険な目に合わせたくないと考えている蘭は1人その場から逃げ出してしまいます。蘭が犯人に追われる中、合流に成功したのがコナンでした。コナンと蘭は様々なアトラクションを使って犯人から逃げます。その中でコナンは蘭に(新一として)告白するような場面も見られました。

あらすじネタバレ⑦記憶を取り戻した蘭

コナンは時間を確認しながらある場所に辿り着きます。犯人に向けて真相を語り、時間を稼ぎました。その場所では特定の時間に噴水が出る仕組みになっていたのです。そして奇しくもその状況は蘭が記憶を失った状況に酷使しており、結果として蘭は記憶を取り戻す事に成功します。そしてコナンと蘭の連携で犯人は倒され、遅れてやってきた警察に逮捕される事になるのでした。

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瞳の中の暗殺者の「need not to know」に関する感想や評価

ここからは既に劇場版名探偵コナン瞳の中の暗殺者を既に視聴した人の「need not to know(知る必要はないこと)」に関しての感想を紹介していきます。主に名言と言われる要因になったのはラストシーンでコナンが使った場面ですが、そのきっかけとなっている白鳥警部の言い方も格好良かったという声が多くなっています。

元々白鳥警部は英語を使用する場面が多く、瞳の中の暗殺者まで白鳥警部役を務めていた声優の塩沢兼人さんの言い方も良かったという声も多くなっています。

またneed not to knowというセリフは作中でも盛り上がるシーンで上手く使っている事、主題歌などと組み合わせた演出も良かったとする声が多くなっています。同時に「知る必要はないこと」という意味も含めてneed not to knowというセリフはついつい使いたく成ってしまうという声も多くなっています。

ラストシーンでの「need not to know」というコナンの切り返しは冒頭からの伏線もあってスッキリした形になっているのが良いという声も多い一方で、そのコナンのセリフに対しての小田切警視部長の敬礼で返すというのも良いという声が多いです。セリフのかっこよさはもちろんですが、小田切警視部長の対応があったからこそよりかっこよさが際立ったという声が多いです。

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瞳の中の暗殺者の「need not to know」の意味まとめ

瞳の中の暗殺者で登場する「need not to know」というセリフは公務員の原則「need not knowの原則」を語源とした作中のセリフです。語源であって実際に使用されているわけではないとはいえ、やはりかっこいいセリフとして人気が高く、ついつい使ってみたくなるセリフとして瞳の中の暗殺者の人気を高める要因にもなっています。

瞳の中の暗殺者はこれ以外にもコナン(新一)の明確な告白のシーンがあるなど名言も非常に多い作品なのでまだ視聴した事がないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?

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