2020年11月06日公開
2020年11月06日更新
【名探偵コナン】赤井秀一は黒の組織に潜入していた?コードネームや正体がバレた理由は?
名探偵コナンでの敵組織である黒の組織にスパイとして潜入していたのが赤井秀一です。黒の組織ではコードネーム「ライ」の名前で潜入し活動していましたが、黒の組織に正体がFBIの捜査官である事がバレる事になってしまい命を狙われる事になってしまいます。今回は赤井秀一と黒の組織の関係についてまとめて紹介しつつ、正体がバレた理由やアニメの何話でバレたかなどをまとめて紹介します。
目次
赤井秀一とは?
名探偵コナンのキャラクターの中でも高い人気を誇っているキャラクターの1人が赤井秀一です。今回はそんな赤井秀一についてまとめて紹介していきます。
名探偵コナンの作品情報
名探偵コナンの概要
名探偵コナンは1994年から青山剛昌先生が週刊少年サンデーで連載している推理漫画です。週刊少年サンデー史上最長の連載期間を誇る作品として2020年11月現在も連載中で情報がはっきりしている2018年11月の時点で全世界累計で2億3000万部が発行され、25の国と地域で翻訳版が発売される程日本でも海外でも人気の高い作品です。
1996年から放送を開始したアニメ、1997年から毎年放映される劇場版映画を柱にしたメディアミックス展開を継続して行われている作品で、特に映画は毎年4月~ゴールデンウィークにかけて公開される事からアニメ映画の中でも春の風物詩的な扱いを受ける程になっていました。
名探偵コナンのあらすじ
出典: https://note.com
高校生探偵として話題を集めていた工藤新一。ある日、幼馴染の毛利蘭と遊園地にデートに行った際、怪しい取引現場を目撃してしまいます。口封じの為に襲撃された工藤新一が次に目を覚ました時、身体が小さくなってしまっていたのでした。正体がバレれば周りにも危害が及ぶ事から江戸川コナンを名乗り、探偵をしている毛利蘭の父、毛利小五郎の毛利探偵事務所に転がり込む事になるのでした。
赤井秀一のプロフィール
赤井秀一は名探偵コナンに登場するFBI捜査官の1人です。名探偵コナンには複数のFBI捜査官が登場していますが、その中でも相当の実力者として描かれています。黒いニット帽と目の下のクマ、緑色の瞳が特徴的な見た目をしています。その他判明しているプロフィールとしては年齢が30代前半である事、身長が180cm台前半である事、左利きである事、コーヒーとバーボンを好んでいる事が明らかになっています。
名探偵コナンでも家族関係が明確に描かれているキャラクターでもあり、父は赤井務武、母はメアリー・世良です。母のメアリー・世良が日系イギリス人である為、赤井秀一はクォーターという事になります。また実の兄弟として羽田秀吉、世良真純が登場している他、母であるメアリー・世良が宮野エレーナの姉である為、宮野志保=灰原哀とは母方の従兄妹の関係にあります。
赤井秀一の名前の由来
赤井秀一という名前の由来になっているのはアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するシャア・アズナブルと、シャアの声優を担当した池田秀一さんです。赤井という名字がシャア・アズナブルの異名である「赤い彗星」から取られています。この構成は同時期に登場した安室透にも該当し、理由は作者の青山剛昌先生が大のガンダムファンである事が理由になっています。
ちなみに黒の組織に潜入する際に使用していた偽名である「諸星大」、黒の組織を抜けた後正体を隠す為に名乗っている偽名「沖矢昴」という2つの偽名も由来はシャア・アズナブルで、彼の本名である「キャスバル・レム・ダイクン」に由来しています。名探偵コナン作中でも黒の組織時代恋人関係にあった宮野明美からは「大君」と呼ばれるなどしていました。
赤井秀一は黒の組織に潜入していた?コードネームは?
赤井秀一はFBIのスパイとして黒の組織に潜入していた
赤井秀一は名探偵コナン本編の時系列から見て5年前から2年前までの間、黒の組織に所属していました。諸星大として宮野明美と恋人関係になった後、宮野志保(灰原哀)を通して黒の組織に加わる事になったのです。しかしそれはFBIのスパイである赤井秀一の作戦であり、宮野明美に近づいたのも元々は黒の組織に接触する為でした。
黒の組織に潜入している時の赤井秀一は目立ちすぎないようにしながらも少しずつ組織内での信頼を高めていき、黒の組織を抜け出す前には幹部の1人であるとされているジンから直接仕事をもらう程に立場を高めていきコードネームを得る程になっていました。
黒の組織に潜入したのは赤井務武の消息を探るためだった?
そもそも赤井秀一が黒の組織に潜入したのは17年前に死亡した父・赤井務武が関係しています。正確には消息不明の状態で一応故人とされていますが遺体がないという不可思議な状態だったのです。赤井秀一は父の行方を追うべく、黒の組織の調査をする為にFBIに入り黒の組織に潜入する事になるのです。
ちなみにFBIに入るにはアメリカ国籍である必要がありますが、赤井秀一は元々生まれがイギリスという事もあってイギリス国籍でした。日本から留学という形でアメリカに渡り、グリーンカードやアメリカ国籍、アメリカでの運転免許なども取得した上でFBIに入局しているのです。それほどの手間をかけてでも黒の組織に迫るという思いが強かったのだと言えます。
赤井秀一のコードネームは「ライ」
黒の組織ではメンバーそれぞれにお酒の名前がコードネームとして与えられます。赤井秀一が黒の組織に所属していた当時、与えられていたコードネームが「ライ」でした。ちなみに偽名はともかくコードネームまで持っているのは黒の組織のメンバーの中でも特に信頼度の高いメンバーである為、それだけ黒の組織での「ライ」への信頼が厚かったとも言えます。
ちなみに赤井秀一のコードネームがライである由来については不明ながら、名探偵コナンにおいて男性潜入捜査官=ウィスキー系のお酒のコードネームを持つというのが特徴になっています。ライの他には公安警察の安室透が「バーボン」、同じく公安警察の諸伏景光が「スコッチ」というウィスキー系のお酒のコードネームを与えられていました。
赤井秀一と安室透の関係
所属する組織こそ違えど同じ潜入捜査官であるという立場にあるのが赤井秀一と安室透です。赤井秀一がライとして潜入している頃はライバル関係であり、良く仕事を共にしており、お互いにその実力の高さを認める関係にもありました。公安警察である安室透と同じく潜入捜査をしていた諸伏景光(スコッチ)が黒の組織に正体がバレた事で自殺しますが、この死に赤井秀一が関わっていた事から安室透は赤井秀一をひどく憎むようになります。
実際は赤井秀一(ライ)はスコッチが自殺際に居合わせただけで実際に手を下したわけではありませんが、お互いが潜入捜査官だと知らない為に赤井秀一(ライ)が黒の組織のメンバーとして殺したように偽装した事も安室透の誤解を助長する要因になっています。安室透は赤井秀一が死亡したと知らされた後も独自に調査を続けるなどしていました。2020年11月現在、生存しているという事実にまでは辿り着いています。
ライとバーボンには製造工程で共通点がある?
元々対になるようにデザインしている赤井秀一と安室透はそれぞれのコードネームである「ライ」と「バーボン」も非常に近い関係にあるお酒になっています。両方ともウイスキーであり、製造過程には「内側を焦がしたオーク材の樽で2年寝かせる」という工程があるのです。これは明らかに作者の青山剛昌先生が意図して似せているのだと考えられています。
赤井秀一の正体が黒の組織にバレた理由
赤井秀一の正体が黒の組織にバレたのは何巻・何話?
赤井秀一の正体がFBI捜査官である事が黒の組織にバレたのは名探偵コナンの時系列よりも前の出来事ですが黒の組織に正体がバレた理由も描かれています。赤井秀一の正体がFBI捜査官だと黒の組織にバレたエピソードを描いたのは何話かといえば原作57~58巻、アニメでは第495話~506話と何話にも渡って描かれた長編エピソード「赤と黒のクラッシュ」の中で描かれる事になります。
名探偵コナンの中でもかなりの長編エピソードであるこのエピソードでは何話にも渡ってコナン・FBIvs黒の組織の対決が描かれるエピソードであり、そのエピソードの中で赤井秀一が黒の組織にこだわる理由の1つとして抜ける理由になった正体バレの理由が明らかになったのです。
黒の組織にバレた理由はキャメルのミス?
出典: https://frequ.jp
赤井秀一の正体が黒の組織にバレたのは同じくFBIの捜査官で黒の組織に所属していたアンドレ・キャメルのミスであった事が明らかになっています。赤井秀一とキャメルは黒の組織のメンバーを確保するべく、ある取り引きの現場にFBIのメンバーを張り込ませていました。そこに老人が現れキャメルが「ここは危ない」と注意してしまいます。その発言は黒の組織のメンバーとしての発言ではなく完全にFBIの捜査官としての発言でした。
もちろんこの老人は黒の組織が用意したものでした。結果敵に黒の組織に赤井秀一とキャメルの正体がバレてしまう事になったのです。これによりFBIは黒の組織への潜入捜査を断念せざるを得なくなります。赤井秀一は当初は組織に潜入する目的の為に近づいたものの、その後本当に恋心を抱いていた宮野明美とも別れる事になり、同時にこの正体バレが宮野明美が黒の組織に殺される理由に繋がっています。
赤井秀一は黒の組織に殺された?死の真相をネタバレ
黒の組織にとっては赤井秀一は要注意人物に
黒の組織を抜けた後、FBIに戻りつつも黒の組織の追跡を続ける赤井秀一。対する黒の組織にとって赤井秀一は要注意人物となります。黒の組織時代からその卓越したスキルの数々を発揮しており、特にスナイパーとしての腕前は黒の組織でも随一の腕前を誇るスナイパーコンビのキャンティとコルンをも上回る実力を誇っており、2人が外した650m以上の狙撃を上回る700m以上の狙撃を立射で成功させる程の腕前を持っています。
それ以外にも黒の組織時代にはライというコードネームを与えられ幹部であるジンにまで近づいていたなど組織のやり方、取引方法なども熟知している事など、黒の組織にとっては実力面でも情報面でも厄介な存在になるのです。こうした背景を理由に黒の組織からは組織を抜けた後、ライというコードネームに変わって、Silver Bullet(シルバーブレット)と呼称されるようになります。
赤井秀一は来葉峠で水無怜奈に殺された
こうした背景も相まって正体バレの理由が何話にも渡って描かれたエピソードである「赤と黒のクラッシュ」の最後に赤井秀一は殺される事になります。このエピソードは黒の組織のメンバーであるキールこと水無怜奈を黒の組織が取り戻そうとするという形で展開され、黒の組織は実際に水無怜奈を取り戻す事に成功しますが、この作戦を指揮したジンがFBI相手にも関わらずあまりにも簡単に取り戻す事ができた事に違和感を覚えます。
これにより水無怜奈はスパイとして疑われる事になり、スパイ疑惑を晴らす為に赤井秀一の殺害を命令されるのです。水無怜奈は赤井秀一を来葉峠に呼び出し赤井秀一を殺害、スパイ疑惑を晴らす事に成功します。水無怜奈によって爆発された赤井秀一の愛車には残された遺体から警察もFBIも遺体が赤井秀一の物であると断定し、赤井秀一の死亡は多くの読者に衝撃を与える事になりました。
赤井秀一は沖矢昴に変装して生きていた
死亡したと思われた赤井秀一ですが、実は大学院生沖矢昴として生きている事が明らかになります。そもそも沖矢昴はある事件の容疑者の1人として名探偵コナン作中に登場しました。その後もアニメ674話「探偵たちの夜想曲(ノクターン)」やアニメ704話「漆黒の特急」など何話にも渡って登場する中で様々な伏線が描かれる事になります。
最終的に赤井秀一=沖矢昴と明確に正体が明かされたのがアニメで何話かと言えば、実はアニメでの事ではありません。2人が同一人物だと確定されたのは劇場版名探偵コナン18作目の「異次元の狙撃手(スナイパー)」での事です。ラストシーンで普段使用しているボイスチェンジャーを使わず赤井秀一の声で「了解」と返事する事で正体が明らかになったのです。
赤井秀一の正体を知っているキャラ
コナン
上記でも紹介した赤井秀一=沖矢昴の変装ですがその手引をしたのがコナンです。そもそも上記でも紹介した「赤と黒のクラッシュ」では赤井秀一とコナンは協力して水無怜奈を黒の組織に戻す為に作戦を立てていたのです。その作戦には赤井秀一が死亡した事にするという内容まで含まれていました。
ちなみにコナンを通してという形で、沖矢昴に変装する際に欠かす事が出来ないボイスチェンジャーを提供する形でアガサ博士が関わるようになり、同じく正体を隠す為の特殊メイクを施す為に有希子が関わっており、流れで工藤優作にも理由を伝えています。
水無怜奈
上記でも触れた「赤と黒のクラッシュ」の中でコナンと赤井秀一が立案した計画には水無怜奈の協力が必要不可欠でした。元々水無怜奈は黒の組織に潜入するCIAのスパイであり、水無怜奈としても黒の組織に戻る必要がありました。水無怜奈は弟にFBIの証人保護プログラムを適用する事を条件にこの計画に同意している為、赤井秀一が本当は生きているという事を知っています。
ちなみに協力する条件としてCIAだけでなくFBIにも情報を流す事を条件とされている為、FBIも再び黒の組織の情報を内部から受け取れる状態を構築しています。
FBIのメンバー
上記の偽装により当初はFBIにも死亡認定された赤井秀一でしたが、その後連絡を取り、FBIのメンバーであるジェイムズ・ジョディ・アンディは赤井秀一が沖矢昴として行動している事が明らかになっています。ただし具体的に何話の時点で連絡を取ったのかは不明になっています。
羽田秀吉
明確に赤井秀一=沖矢昴と知っているわけではありませんが、「赤井秀一の生存を知っている」という意味では赤井秀一の実弟である羽田秀吉も該当します。赤井秀一と羽田秀吉はそれぞれに双方が連絡を取る為だけの携帯を持っており時折連絡を取り合っている事が明らかになっています。ただ具体的に何話の時点で連絡を取ったのかは不明になっています。
赤井秀一のアニメ声優
池田秀一のプロフィール
アニメ名探偵コナンにて赤井秀一の声優を担当したのは名前の由来にも成っている声優の池田秀一さんです。上記でも紹介したように「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルの声優として知られる声優さんで、そのイメージからか「美形の悪役」「カリスマ性の高い大ボス」のような役柄を任される事が多い声優さんになっています。元々は子役として活躍していた俳優さんでもあります。
池田秀一の主な出演作品
池田秀一さんがこれまでに声優として出演した作品としては、「ワンピース」のシャンクス役、「るろうに剣心」の比古清十郎役、「まじっく快斗」の黒羽盗一役、「機動戦士ガンダムSEEDDESTINY」のギルバート・デュランダル役、「彩雲国物語」の紅邵可役、「機動戦士ガンダムUC」のフル・フロンタル役、「ハンターハンター(2011年版)」のカイト役などを担当しています。
赤井秀一と黒の組織に関する感想や評価
黒の組織を壊滅させたら名探偵コナンは完結してしまうのか?!と思うとその後の穏やかな日常の降谷零や赤井秀一は…見られないということなの…?っていう当たり前の現実が受け止められない
— ユリコ (@lilyctrnll) June 3, 2017
ここからは既に名探偵コナンを原作やアニメで視聴している人の赤井秀一と黒の組織についての感想を紹介していきます。2020年11月現在も名探偵コナンはいよいよ完結が近いのではないかと考えられており、その完結が黒の組織の壊滅なのではないかとも考えられています。そこにはやはり赤井秀一も大きく関わるのだろうとされており、今後の展開が気になるという声も非常に多いです。
一方で黒の組織が無くなった後のコナン世界を見たいという声も多くその中には人生の大半を黒の組織との関係で構築されている赤井秀一の黒の組織壊滅後のエピソードがみたいという声も多いです。何話にも渡ってのエピソードは難しくともエピローグ的な形で描いてほしいという声もあります。
<赤井秀一と安室透>
— あゆみん (@conan_scalet) September 4, 2020
二人には和解してほしいけど、、
スコッチが安室さんの足音で、黒の組織が来たと勘違いして発砲したって言わないと和解は無理そうだけど、言わない赤井秀一もいい男だと思う。
また黒の組織時代からの因縁の関係である安室透との関係性が今後どうなっていくのかが気になるという声も多くなっています。ライとバーボンというコードネームからも近い関係性であった事、両者が相容れなくなってしまう要因まで描かれているだけにしっかりと決着を着けてほしいという声も多いです。
これまで何話にも渡って両者の関係性が描かれているだけに最後も何話にも渡るエピソードの末に和解するような決着を描いてほしいという声も多くなっています。
池田秀一さんって赤い彗星やら赤髪やら赤井秀一やら…何かと 赤 が多い声優さんだな
— 荒塩 (@Arazio_55) October 29, 2020
アニメ名探偵コナンにて赤井秀一役を担当した池田秀一さんに関しては、元々赤井秀一がシャア・アズナブルのオマージュとも言えるキャラクターだけに声優発表時には、安室透役を務める小谷徹さんと共に驚いたという声が多数集まる結果となっています。池田秀一さんの声優としてのイメージを決定づけるキャラになっているだけに池田秀一さん=赤と連想する人も多くなっている程です。
赤井秀一と黒の組織まとめ
赤井秀一は元々黒の組織に潜入捜査をしコードネーム「ライ」を与えられる程信頼を集めていたFBI捜査官で、黒の組織を抜けたのこそ名探偵コナンの時系列よりも前の事ながら正体がバレて抜ける理由となったきっかけが何話にも渡って明確に描かれている関係にあります。元々父親の行方を探す為に黒の組織を追っていた赤井秀一ですが、そこに宮野明美との関係も加わる事で黒の組織の壊滅に並々ならぬ想いを抱えたキャラクターになっています。
同じく黒の組織を追うコナンとは協力関係を構築している事もあり、今後も黒の組織との対決に登場する事は間違いないキャラクターであり、同時に名探偵コナンでも珍しくしっかりとした家族関係が描かれているキャラクターでもあります。今後の赤井秀一の登場にも注目しながら名探偵コナンを視聴してみてはいかがでしょうか?