【名探偵コナン】楠田陸道は黒の組織のメンバー？登場シーンやかわいそうな最期とは？

名探偵コナンの作中でFBIの赤井秀一に追われ、自殺してしまった楠田陸道。楠田陸道は漫画名探偵コナンの作中で黒の組織に所属しているキャラクターであり、コミックスの第57巻｢偽りの患者｣で初登場を飾りました。しかし赤井秀一は自殺した上に、死体を焼かれてしまったので、かわいそうなキャラクターと評されています。本記事ではそんな楠田陸道について登場シーンや黒の組織のコードネーム、アニメの声優などをご紹介します。

それではまずかわいそうと評される楠田陸道の登場シーンやコードネーム、アニメの声優などをご紹介する前に、楠田陸道が登場する漫画名探偵コナンの作品情報と簡単なあらすじについてご紹介していきます。楠田陸道が登場する名探偵コナンとは青山剛昌が描く｢週刊少年サンデー｣の日本を代表する漫画作品です。漫画名探偵コナンは1994年から連載が続く長編漫画であり、2020年10月現在までに98巻もの単行本が刊行されています。

その人気は全世界で累計発行部数2億3000万部という驚異的な数字を記録しており、老若男女問わず愛され続けています。この非常に高い人気からメディア展開も凄まじく、1996年から2020年10月現在まで続くアニメや合計23もの劇場版アニメなどが制作されています。そんな漫画名探偵コナンは2020年10月現在も｢週刊少年サンデー｣の連載が終わる気配が全く無く、これからも様々なメディア展開が行われていくと予想されてます。

漫画名探偵コナンの世界で｢日本警察の救世主｣とあだ名されていた天才高校生探偵の主人公・工藤新一はある日、毛利蘭と共に訪れた遊園地で黒の組織の犯罪行為を目撃します。しかし工藤新一は黒の組織の1人であるジンに薬を飲まされ、子供の姿に変えられてしまいました。少年の姿になった工藤新一は自らの正体を隠し、江戸川コナンという新たな名前で阿笠博士や毛利蘭の父親・毛利小五郎達と共に、黒の組織の調査を始めるのでした。

本記事で登場シーンや黒の組織のコードネーム、アニメの声優などをご紹介する楠田陸道とは名探偵コナンの漫画とアニメに登場する敵役のキャラクターの1人です。名探偵コナンシリーズに登場する楠田陸道は襟足の長い黒髪と長い顎に生えた髭が特徴のキャラクターであり、敵役らしく非常に悪そうな顔つきをしています。敵役の楠田陸道は漫画名探偵コナンの単行本第57巻の｢偽りの患者｣で杯戸中央病院にて初登場を飾りました。

名探偵コナンの第57巻｢偽りの患者｣で登場した楠田陸道は杯戸中央病院に入院する患者であったため、首に取り付けるコルセットと青い入院服を身に纏って登場しました。そんな楠田陸道の正体は工藤新一を少年の姿に変えた黒の組織のメンバーの1人であり、キールこと水無怜奈を追って杯戸中央病院に偽って入院していました。しかし正体がバレたことでFBIの赤井秀一に追われ、自殺して焼かれるというかわいそうな最期を遂げました。

漫画名探偵コナンの第57巻｢偽りの患者｣で初登場を飾った楠田陸道。名探偵コナンシリーズに登場する楠田陸道は悪役の組織である黒の組織のメンバーであるだけあり、これっぽっちも善の心が無い性格をしています。そのため、名探偵コナンの作中で正体がバレた楠田陸道は爆弾を使って杯戸中央病院にいる人間を全て爆殺しようとしました。しかし楠田陸道は人の命を何とも思っていないものの、非常に臆病な性格を持ち合わせています。

正体がバレて爆弾を使おうとした楠田陸道はそのまま逃走を図るものの、FBIによって追跡されてしまいます。この時楠田陸道を追跡したのはFBIの赤井秀一でした。臆病な性格をした楠田陸道は赤井秀一の姿に恐怖し、拳銃を使ってそのまま自殺してしまいました。そのため、敵役であるもののあまり楠田陸道は嫌われていません。逆に自殺した楠田陸道は悲惨な最期を遂げてしまったので、かわいそうなキャラクターだと評されています。

ではここからは名探偵コナンシリーズに登場するかわいそうな楠田陸道の名言や登場シーンについてご紹介していきます。まず最初にご紹介するのは楠田陸道が残した名言です。キールこと水無怜奈を追って杯戸中央病院に入院した楠田陸道はコナンによって黒の組織のメンバーであることがバレてしまい、計画が頓挫してしまいます。楠田陸道は潜入捜査で患者を偽っていたのですが、首のコルセットを外すというミスを犯していました。

正体がバレて計画が頓挫した楠田陸道はコナンとFBIの陽動作戦によって追い込まれてしまいました。この時楠田陸道は不敵な笑みを浮べながら上記の名言を発し、コルセットに仕込んだ爆弾を露わにします。もし爆発したら病院の人達が死亡してしまうことからコナンとFBIは逮捕出来ず、そのまま楠田陸道に逃げられてしまいました。この上記の名言を発したシーンは楠田陸道の卑怯で小物な姿が一番垣間見えた名シーンとなっています。

2つ目にご紹介するのはFBIの赤井秀一に怯える楠田陸道の名シーンです。コルセットの爆弾を使って脅すという機転を利かした楠田陸道は車に乗り込み、そのまま逃走を図ることにしました。一方FBIの赤井秀一も車に乗り、逃げ出した楠田陸道の追跡を始めます。逃走途中に追いつかれた楠田陸道は車に乗る赤井秀一の姿を目にします。赤井秀一とは｢シルバーブレット｣という異名で黒の組織に恐れられているFBIの凄腕の捜査官です。

黒の組織に所属している楠田陸道はもちろん｢シルバーブレット｣とあだ名されている赤井秀一の存在を知っていました。そのため、赤井秀一を目にした楠田陸道は恐怖で顔を歪ませます。上述でご紹介した通り、楠田陸道は非常に臆病な性格をしたキャラクターです。結局楠田陸道は逃げることを諦め、あまりの恐怖で自殺してしまうのでした。その後自殺した楠田陸道は死体を赤井秀一に利用されるというかわいそうな目に遭ってしまいます。

FBIの赤井秀一に追われ、あまりの恐怖で自殺してしまった楠田陸道。その後漫画名探偵コナンの第888話｢ギスギスしたお茶会｣でコナンと毛利小五郎は入院した毛利小五郎の妻・妃英理のお見舞いをするため、再び杯戸中央病院を訪れました。そこでコナンは警察庁の公安警察官である安室透と出会います。安室透とは黒の組織の潜入捜査を行うほどの凄腕警察官であり、その美貌から名探偵コナンで屈指の人気の高さを誇っています。

このコナンと安室透が出会ったシーンで自殺して死亡した楠田陸道は回想として再登場を飾ります。杯戸中央病院を訪れていた安室透はコナンに楠田陸道の存在を話しました。コナンはもちろん知っているものの、｢誰？それ…知らないよ？｣と言ってとぼけました。このとぼける姿を見た安室透はすぐにコナンが楠田陸道を知っていると見抜きました。その後名探偵コナンシリーズの作中で楠田陸道が登場することは一切無くなりました。

ではここからは名探偵コナンシリーズに登場する楠田陸道の黒の組織でのコードネームやかわいそうな最期についてまとめてご紹介していきます。上述でご紹介した通り、黒の組織のメンバーである楠田陸道はキールこと水無怜奈を探すために杯戸中央病院に偽って入院していました。水無怜奈とは黒の組織を調査するため、｢キール｣という名前で2重スパイを行っているCIAの諜報員であり、同じ組織を追うコナンの良き味方となっています。

そんなキールこと水無怜奈はとある事件でFBIに追い詰められ、瀕死の重傷を負ってしまいました。瀕死となって意識不明となった水無怜奈はそのまま搬送され、FBIが監視する病院に入院することになります。その情報を察知した黒の組織は味方と思っているキールを助けるため、様々な病院にスパイを派遣します。その1つが楠田陸道が忍び込んだ杯戸中央病院でした。しかし楠田陸道は任務を失敗し、自ら命を絶って絶命してしまいます。

楠田陸道が所属している黒の組織は世界を股に掛ける悪の巨大組織です。そんな黒の組織は幹部達にそれぞれ特別なコードネームが与えられています。このコードネームはお酒の名前から付けられており、名探偵コナンシリーズの中でも特に有名です。例えば工藤新一を少年の姿に変えた黒の組織の2人の人間は｢ジン｣と｢ウォッカ｣というコードネームが与えられています。また黒の組織の№2には｢ラム｣というコードネームを持っています。

では名探偵シリーズに登場する黒の組織の楠田陸道にはコードネームが与えられているのでしょうか。前述でご紹介しましたが、黒の組織でコードネームが与えられるのは幹部クラスだけです。残念ながら楠田陸道は幹部クラスの人間では無く、ただの末端の構成員となっています。そのため、名探偵コナンシリーズの作中でかわいそうな目にしか遭っていない楠田陸道は黒の組織から特別なコードネームを与えられていません。

コードネームが与えられていない黒の組織の末端の構成員である楠田陸道は杯戸中央病院から逃走を図るものの、FBIの赤井秀一にしつこく追跡されてしまいます。上述でご紹介した通り、赤井秀一に恐怖した楠田陸道は拳銃で自殺してしまいました。その後無事水無怜奈はキールとして黒の組織に復帰するものの、CIA諜報員であることがバレてしまいました。キールが裏切り者だと知ったジンは逆に彼女を赤井秀一殺害のために利用します。

ジンは赤井秀一を出し抜いて誘き出すため、裏切った水無怜奈に銃を押しつけました。そしてジンは水無怜奈を使って呼び出した赤井秀一を殺害し、爆弾を仕掛けて消え去ります。その後殺された赤井秀一は焼死体になって発見されることになりました。実はこれはコナンの作戦であり、焼死体は自殺した楠田陸道で赤井秀一本人は生きていました。この死体を利用されたことから楠田陸道は特にかわいそうなキャラだといわれているのです。

アニメ名探偵コナンでかわいそうな楠田陸道を演じたのは日本の男性声優である岩田光央です。アニメ名探偵小南で楠田陸道を演じた岩田光央とは1983年にデビューしたベテラン声優であり、2020年10月現在青二プロダクションに所属しながら活動しています。そんな岩田光央はアニメ映画｢AKIRA｣で主役を演じたことにより大ブレイクし、俳優業や歌手業と並行しながら数々の人気テレビアニメや人気アニメ映画に出演しています。

• 1997年のアニメ｢勇者王ガオガイガー｣：マイク・サウンダースの1世から13世役
• 1998年のアニメ｢頭文字Dシリーズ｣：武内樹役
• 2001年のアニメ｢サイボーグ009THE CYBORG SOLDIER｣：008役
• 2003年のアニメ｢コロッケ｣：プリンプリン役
• 2005年のアニメ｢灼眼のシャナシリーズ｣：蹂躙の爪牙・マルコシアス役
• 2006年のアニメ｢ディーグレイマン｣：アレイスター・クロウリーⅢ世役

• 2010年のアニメ｢ワンピースシリーズ｣：エンポリオ・イワンコフ役
• 2011年のアニメ｢トリコ｣：サニー役
• 2016年のアニメ｢宇宙パトロールルル子｣：ケイジ役
• 2020年のアニメ｢呪術廻戦｣：伊知地潔高役
• 1988年のアニメ映画｢AKIRA｣：金田正太郎役
• 1997年のOVA｢サクラ大戦　桜華絢爛｣：森田技師役

名探偵コナンシリーズに登場する楠田陸道に関する感想では楠田陸道がかわいそうといった感想が非常に多く寄せられていました。楠田陸道は黒の組織に所属している敵役であるものの、自殺した死体をコナンと赤井秀一に利用されるという非常にかわいそうな最期を遂げたキャラクターです。そのため、名探偵コナンシリーズの中でも楠田陸道は特にかわいそうなキャラクターに挙げられています。

赤井秀一に追われて自殺した楠田陸道はその後死体を利用され、赤井秀一の焼死体の代わりとなります。この恐ろしい作戦は名探偵コナンの主人公であるコナンが起案したものです。このことから楠田陸道に関する感想ではコナンが恐ろしいといった感想も多く寄せられていました。もしかすると、漫画名探偵コナンシリーズで一番悪巧みに向いているのはコナンなのかもしれません。

漫画名探偵コナンシリーズに登場する楠田陸道に関する感想では誰か分からないといった感想も多く見受けられました。確かに楠田陸道は名探偵コナンシリーズで特にかわいそうなキャラクターとして有名です。しかし登場したのは回想を入れてほんのわずかであり、かわいそうな最期以外にあまり強い印象を残していません。このことからかわいそうな最期を遂げた楠田陸道はあまり名探偵コナンファンの間でも知名度が高くありません。

本記事では名探偵コナンシリーズに登場する楠田陸道について登場シーンやコードネーム、アニメの声優などをまとめてご紹介しました。拳銃で自殺した後、赤井秀一の焼死体の代わりとされてしまった楠田陸道。名探偵コナンには悲惨な目に遭ったキャラクターが数多く登場しているものの、楠田陸道はその中でも群を抜いています。なので楠田陸道は名探偵コナンシリーズで最もかわいそうな最期を遂げたキャラといっていいでしょう。