【キングダム】魏国の武将一覧まとめ!死亡したキャラは誰?強さや活躍も紹介

キングダムでも趙と共に秦とよく戦う敵になっているのが魏国です。作中でも戦う機会が多いだけにその分敵の武将・将軍として登場するキャラクターも多くなっています。元趙兵である廉頗や廉頗四天王も含めると実に様々な敵が登場しており、信率いる飛信隊とも対戦しています。今回はキングダムの魏国の敵将について大将を務めるような人物から副将を務めた人物までまとめて紹介していきます。

【キングダム】魏国の武将一覧まとめ!死亡したキャラは誰?強さや活躍も紹介のイメージ

目次

  1. キングダムの魏とは?
  2. キングダムの魏国の武将の強さや活躍一覧~呉慶軍・廉頗軍~
  3. キングダムの魏国の武将の強さや活躍一覧~霊凰軍・凱孟軍・その他~
  4. キングダムの魏の死亡キャラや生死不明キャラ一覧
  5. キングダムの魏の史実を考察!弱小だった?
  6. キングダムの魏に関する感想や評価
  7. キングダムの魏の将軍・武将・大将・四天王まとめ

キングダムの魏とは?

キングダムの戦国七雄の1つとして登場し、国境線の関係から秦と共に戦う事が多いのが魏国です。今回はそんな魏の将軍・武将キャラをまとめて紹介していきます。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

キングダムは2006年から週刊ヤングジャンプにて連載している中国時代劇漫画です。古代中国の春秋戦国時代の末期、最終的に中華統一を果たす秦の視点で如何に統一をするのかを描く漫画です。壮大なストーリーに加え個性豊かなキャラクター達、戦場で描かれる将軍達の軍略などから徐々に人気を集め59巻発売時点で6800万部発行する程の人気作品になっています。

古代中国を題材とする漫画の中でも丁寧な描写で1つ1つの戦いをしっかり描く事などから高い評価を集めており、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞するなど漫画業界でも高い評価を受けている作品でもあります。メディアミックス展開も積極的に行われており、これまでにVOMIC化、アニメ化、実写映画化が行われています。2020年に入ってからもメディアミックス展開が継続的に行われる作品です。

キングダムのあらすじ

下僕の身分にありながら天下の大将軍を目指す少年信、彼は反乱を起こされ追われる身となっていた秦王贏政を助けた事で家をもらい平民としての立場を得ます。それから3ヶ月後、信は兵卒として始めて初陣を飾る事となり戦場に向かいます。そこで信が戦う事になる相手が今回紹介する魏国の将軍・武将達です。

魏の概要

魏は戦国七雄の中でも中国大陸の中央部に位置する国です。春秋時代には普という国でしたが、普が内部分裂し趙、韓と共に誕生した国で、その立地の関係上、北を趙、南を韓、東を斉、南東で楚、そして西を秦と多くの国と国境を接しています。ただし秦が魏を滅ぼしてしまうと秦が中原に拠点を持つ事になるという立場にある都合上、対秦に関しては趙・韓と協力する関係にあり、キングダムの年代まで国を守ってきました。

秦に六大将軍、趙に三大天がいるように魏にも魏火龍七師がいるなど将軍の質では他国に劣っておらず、特に装甲戦車隊は中華最強を自負する強さを誇り、その性質上原野での戦いを得意としています。また魏の民は生真面目な性格をしており、兵としては粘り強くまた命令にも忠実であると語られています。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの魏国の武将の強さや活躍一覧~呉慶軍・廉頗軍~

呉慶軍の武将一覧

キングダム作中最初に登場した魏軍が信が下僕から平民となり初陣を飾る事になった蛇甘平原編にて登場した呉慶軍です。

呉慶

魏火龍七師の筆頭将軍でもあり、蛇甘平原編では総大将を務めていたのが呉慶です。元々は趙に滅ぼされた「甲」という国の王族で国の滅亡後に正体がバレないように名前を変え顔に墨を入れた上で放浪した後、魏の信陵君に見いだされる形で魏に加わりました。内輪もめした魏火龍七師の中で唯一どちらにも味方せず生き残った側の処刑をなんとか幽閉に押し止めるように働きかけました。

麃公軍が魏に侵攻した際には逆に秦城の丸城を攻め落として兵士の機運を高めた上で魏が得意とする戦車戦をフルで活用するべく蛇甘平原にて待ち構えるという策士な一面を持ち合わせており、将軍としても知略型であるとされています。策略と武勇どちらにも優れた将軍でした。

宮元

呉慶軍の副将で初陣の信が参加した戦いを率いていたのが宮元(きゅうげん)です。基本的には戦略家であり、魏軍が得意とする戦車隊で信達を苦しめますが、武勇にも優れています。

黄離弦

宮元の元で戦う将軍で「中華十弓」にも選ばれた程の弓の盟主なのが黄離弦(こうりげん)です。蛇甘平原でもその腕前を遺憾なく発揮しており、信が乗った馬の頭を狙って射抜くという腕前を発揮しています。

朱鬼&麻鬼

呉慶軍の将軍で2人合わせて「将狩り」の異名で知られていたのが朱鬼(しゅき)と麻鬼(まき)です。呉慶軍の中でも呉慶直属であり、単独の武力では麃公には敵わないものの、麻鬼との連携はかなりの練度の高さを誇っているとされていました。

白亀西

特別な才能はないにも関わらず国民から絶大な人気を誇るのが白亀西(はくきさい)です。蛇甘平原編にて呉慶軍の副将として初登場しますが丘の1つを抑えているだけで大した活躍はせず、呉慶が討たれた後、麃公に追撃をしようとしますが王騎に睨みを聞かされた事で撤退を決断、結果的に呉慶軍の主だった将軍の中で唯一生存して帰国する事になりました。

その後、呉慶の穴を埋めるべく、魏軍の大将軍に昇進、秦が山陽奪取を目的に攻め込んでくると出陣する廉頗の魏国への配慮によって名目上の総大将として出陣する事になりました。

廉頗軍の武将一覧

趙の三大天、いわば英雄的な存在でありながらも悼襄王との関係性から自身の配下ごと魏に亡命したのが廉頗軍です。

廉頗

趙の元三大天にして魏でも大将軍を務めているのが廉頗です。顔中に傷を持った初老の大男で、年齢を感じさせない豪快さを持っており、未だに圧倒的といえるだけの実力を誇っています。また廉頗四天王との間には強い絆があり人望も高いです。亡命先の魏では3年に渡って軍を率いる事はありませんでしたが、蒙驁率いる秦軍が山陽に攻勢を仕掛けた事で魏軍の大将軍として戦場に再び舞い戻る事になります。

ちなみに廉頗が山陽戦の防衛将軍として名乗りを上げたのは魏へ亡命した後、見舞いにきた王騎に言われた言葉がきっかけでした。それは「退屈したら蒙驁郡と戦え」「蒙驁軍の2人の副将はまだ世が気づいていないだけの化け物」であるとかたった事です。加えてその王騎が討たれた事への憤りもまた廉頗を戦場に引き戻すきっかけとなっています。

山陽戦では立場を考慮して白亀西に総大将を任せ、その事を利用して自在に動き回る事で王翦の罠にハマった姜燕を救出したり、蒙驁軍の本陣の裏手に周り本陣まで駆け上がるような衰え知らずの実力を発揮しています。蒙驁との一騎打ちでも左腕を切り落とすなど武力の高さも見せていますが先に魏軍本陣が桓騎によって落とされてしまった事で敗北。山陽戦後、責任を負う形で魏国を追放され楚へと亡命しました。

介子坊

廉頗四天王の筆頭将軍を務めるのが介子坊(かいしぼう)です。正面からのぶつかりあいでは廉頗に匹敵すると言われる程の実力を誇っていますが反面変則的な戦い方を苦手としています。山陽戦では当初は苦手とする奇策を用いる桓騎軍に翻弄されるも玄峰の読みに従い桓騎軍本陣を半壊、さらには蒙驁軍本陣も駆けつけました。廉頗の終戦宣言に反対し、徹底抗戦を打診するも廉頗に一蹴され終戦後は廉頗に付き従い共に楚に亡命しています。

輪虎

少年のような見た目ながら廉頗四天王の中でも最も危険な人物と言われるのが輪虎です。元々戦争孤児から廉頗に拾われその才能を開花させて廉頗四天王に上り詰めたという経歴から廉頗や玄峰に対して強い恩義を持っています。その実力は幅が広く、大軍を率いる力はもちろん、輪虎が鍛えた精鋭部隊通称「輪虎兵」は並々ならぬ強さを持ち合わせており、また戦前に暗殺任務をこなすなども行っています。

山陽編でも廉頗の指示の元、開戦前に蒙驁軍の8人の千人将と将軍1人を暗殺し蒙驁軍を多いに混乱させる事に貢献。実際に戦場では中央軍を率い、その戦術で秦軍を圧倒。突破してきた信と王賁を2人同時に相手どっても圧倒する程の実力を発揮しています。

玄峰

廉頗四天王の中でも元々は廉頗の師匠であったという立場を持つのが玄峰です。戦略家であり武将ではない為、武将特有の意地などは持ち合わせておらず、自身の策で一方的に相手を殺戮するという戦い方を身上としており、敵が迫ればあっさり撤退するという柔軟さを発揮しています。山陽編では最初は中央軍で、介子坊が桓騎の奇策に苦戦すると代わりに指揮を取り桓騎軍本陣を見つけるなど戦略家として確かな活躍をしています。

姜燕

廉頗四天王の中でも特に弓を得意とし中華十弓にも選ばれているのが姜燕(きょうえん)です。元々は小国の将として廉頗と対峙し幾重にも廉頗を苦しめた存在でしたが国が滅んだ後廉頗に仕えました。自身の実力で何倍もの飛距離を誇る鏑矢を用いて遠方の味方にも的確に送られる指示には廉頗も大きく苦しめられたと語られています。

山陽戦では右軍の指揮を取り王翦軍と交戦、お互い騙し騙されの策謀戦を繰り広げる事になります。最終的に王翦軍が密かに気づいていた天然の要塞に引きこもりそれを包囲する間に終戦となってしまいます。山陽戦後、廉頗と共に楚に亡命しました。

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キングダムの魏国の武将の強さや活躍一覧~霊凰軍・凱孟軍・その他~

霊凰軍の武将一覧

キングダム作中の中でも著雍戦に参戦した魏火龍七師の生き残りの1人霊凰が指揮している軍が霊凰軍です。

霊凰

霊凰は魏火龍七師の1人にして呉鳳明の師匠です。戦争は武将の殺り合いという思想を持った軍略家で、紫伯に味方した事で十四年間地下に投獄されていましたが、著雍戦にて復帰を果たします。

乱美迫

狂戦士の異名を持った乱美迫(らんびはく)はその武力だけなら秦の六大将軍に匹敵すると言われる程の武将です。著雍編ではその持ち前の武力で騰軍を圧倒する強さを発揮しますが、魏軍全体として敗れた為に撤退。主君である霊凰が死去した為、その後は呉鳳明に仕え呉鳳明軍の筆頭将軍になっています。呉鳳明の什虎攻めにも参戦し右翼軍を担う存在となっています。

周鉱

霊凰軍の将軍で霊凰が呉鳳明の身代わりにされた際もその場にいたのが周鉱(しゅうこう)です。師匠である霊凰を身代わりにした呉鳳明を責めたが一蹴され、その後には呉鳳明軍に加わっている姿が確認されています。

凱孟軍の武将一覧

魏火龍七師の1人凱孟が率いており、著雍編にて地下から解放され防衛に参加、主に信と飛信隊が戦う事になったのが凱孟軍です。

凱孟

凱孟(がいもう)は魏火龍七師の中でも特に武力に長けた将軍で、殺した武将は100を軽く超えると言われる程の剛将です。一方で大将を務める人物としては致命的といえる程頭が良くなく、戦況有利な場面で自ら名乗り出るような場面も見られます。一方で戦場には夢はないと語る現実主義者でもあります。確かな強さがありますが志などは低く、王騎や廉頗が一騎打ちから逃げたと豪語した際も信から「相手にされなかっただけ」と指摘されています。

荀早

武将としては優れながらも決して将軍として優秀とは言い難い凱孟が軍を率いていられる大きな要因になっているのが荀早(じゅんそう)の存在です。凱孟軍の筆頭将軍であり、戦術や兵法を用いて戦うまさに凱孟軍の頭脳といえる存在になっています。その事自体は凱孟も理解しており、羌瘣によって人質にされた際にはその生命を優先され、河了貂と交換で解放される事になりました。

呉鳳明軍の武将一覧

キングダムという作品の性質上、登場しては死亡するキャラが多い魏軍において、複数回に渡り魏軍を率い秦軍に立ちはだかっている存在といえるのが呉鳳明軍です。

呉鳳明

呉鳳明は呉慶の息子で、父亡き後、魏国筆頭の大将軍となっています。父親譲りの知略と戦術眼を誇り、さらには独自の兵器開発なども行っています。合従軍編にて魏軍の総大将として初登場し、函谷関攻めの主攻として活躍。著雍編では魏火龍七師の生き残り3名の解放に尽力するなどした一面も見せています。

秦魏同盟による什虎攻めの際には新たな魏火龍七師の1人に選ばれており、乱美迫を始めとした多くの部下を抱えています。元々秦との同盟による什虎攻めには反対していましたが、攻め落とした後什虎を魏に譲るという条件を渋々ながら承諾し自ら軍を率いて出陣しました。

荀詠

什虎攻めの際に新たに呉鳳明軍の将軍として登場したのが荀詠(じゅんえい)です。魏軍の使者を務め秦軍本陣を訪れるなど大役を任されており、実際の交戦では魏軍中央軍を率いるなど呉鳳明からの信頼も厚い将軍です。

その他の武将一覧

魏軍はその立地上、秦との交戦も多い関係上、通常の軍を率いる形とは別に登場している武将も多くなっています。

紫伯

魏火龍七師の1人で内部分裂のきっかけを作ったのが紫伯(しはく)です。魏国でも最強の槍使いと言われる腕前を持っており、加えて知略にも長けています。その立場の関係で激戦地に送られる日々を過ごす事でその実力が磨かれる事になりました。著雍戦にて解放され玉鳳隊と対峙、その知略と槍術で王賁を苦しめています。

間永

元々は廉頗四天王の1人輪虎が率いていた軍の残党をまとめた将軍が間永(かんえい)です。羌瘣が一時離脱し主に軍略面で力を発揮できなくなっていた飛信隊と対峙し山陽を取り戻すべく里井の地で飛信隊と交戦しました。

氷鬼

間永将軍の軍略を支えているのが氷鬼(ひょうき)です。魏では魏軍師八指に数えられる程の軍才を持ち、飛信隊を翻弄していました。

隆太

滎陽という城の守将を務めているのが隆太(りゅうたい)です。呉慶により兵力を接収される場面が描かれています。

風伯

蒙驁を大将とした山陽攻略戦の際、高狼城で守城戦を率いていたのが風伯(ふうはく)です。弓兵を用いて秦軍に打撃を与えるなど一定の戦果を上げましたが、玉鳳隊が持ち込んだ井闌車には対応し切れませんでした。

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キングダムの魏の死亡キャラや生死不明キャラ一覧

呉慶

知略型で戦況も有利に進めていた呉慶ですが信達の活躍もあって3つある丘のうちの1つが奪取され、自ら打ってでた麃公に呼応する形で有利だったはずの丘を自ら降ります。丘を降りてからも麃公自身ではなく麃公軍を狙う事で戦力を削ろうとするなど知略型としての才覚を発揮するも最後は麃公との一騎打ちに敗れて死亡するという最後を迎えています。

麃公は呉慶の敗因について、「自ら土俵を降りた」としており、「将の責務よりも私情を優先させた」事が呉慶の敗因であったと言い残しています。

霊凰

著雍戦にてようやく地下から解放された霊凰でしたが、その著雍戦にて魏軍の本陣が陥落した際、少数で逃げ出してきた呉鳳明に対し追撃してきた信と飛信隊を見た呉鳳明の身代わりにされて殺されるという最後を迎えています。

凱孟

著雍戦にて防衛に加わった凱孟、信との一騎打ちでも決着がつかない程の武力を発揮していますが、著雍戦は呉鳳明の命令により撤退を余儀なくされます。以降登場しておらず、敗戦の責任を何らかの形で取らされる形になったのか再び投獄されたのか、或いは処断されたのかも不明になっています。

紫伯

槍術の達人として著雍戦にて王賁と対峙する事になった紫伯は初戦では王賁に重傷を負わせる程の実力を発揮しますが、三日目に再戦した際、自身の弱点を見抜かれた事で敗北し戦死しています。

太呂慈

魏火龍七師の1人でキングダム作中では既に死亡していたのが太呂慈(たいろじ)です。魏火龍七師が内部分裂する理由となった1人で、元々女性に対しての独占欲が強く様々な理由をつけては女性を殺害してきた異常者でもあります。紫伯の妹で愛した存在でもあった紫季歌を妻とした上で殺害した事で紫伯によって殺される事になりました。

昌仙

魏火龍七師の1人で軍師風の見た目をしているのが晶仙(しょうせん)です。紫伯と太呂慈の対立の際太呂慈に味方した故に殺される事になりました。太呂慈と同時期に死亡している為キングダムでは回想のみでの登場となっています。

馬統

魏火龍七師の1人で武将然とした見た目をしているのが馬統(ばとう)です。晶仙と同じく太呂慈に味方した為紫伯によって殺害されています。

宮元

蛇甘平原編にて信が主だって相手をした軍を率いていた宮元。そんな宮元が守りを固める丘を信が所属した千人隊の千人将、縛虎申の指揮の元で攻略した事が戦局を大きく転換させるきっかけとなりました。宮元自身は縛虎申が一騎打ちで相打ちの形で死亡させており、その首を秦まで持って帰る役をそこまでの過程の功績から信が担う事になります。蛇甘平原編での信の武功の1つにされてしまうのでした。

黄離弦

信の馬を射抜くなど弓の名手として蛇甘平原編に登場した黄離弦は明確にその最後が描かれているキャラクターです。信の乗った馬が死力を尽くして信を黄離弦の元に送り届けた事で信によって両腕を切り落とされて討たれるという最後を迎えています。

朱鬼&麻鬼

蛇甘平原編にて麃公を討つべく呉慶に送り出された朱鬼&麻鬼の2人ですが、その場に先に現れたのは信でした。信と交戦したのは麻鬼でしたが、想像以上の力を発揮する信と迫りくる麃公を討つべく早急に信を倒さなくてはいけないという焦りが生んだ隙を突かれ信に討たれてしまいます。そして麻鬼が討たれた事に同様している所に麃公が突破してきた事で朱鬼も麃公に討たれる事になってしまいました。

輪虎

廉頗四天王の1人、輪虎は山陽編において信が幾度となく対峙した相手です。そもそも暗殺任務の際に姿を見られながらも候補に入っていないという理由で敢えて見逃した事から因縁が生まれています。戦場でも何度か衝突した後、最終的に信との一騎打ちに敗北して討たれる事になりました。輪虎が使用していた剣は廉頗によって信に譲られた一方で輪虎の遺体は信の願いで棺桶に入れられた上で廉頗の元に送られています。

玄峰

廉頗四天王の1人である玄峰の最後は桓騎の策謀の一旦が見える形になっています。その策謀で桓騎軍本陣を発見、介子坊に襲撃させた玄峰でしたが、伝令に扮した桓騎達の接近に気づけずに首を撥ねられてしまい最後を迎えるという形になっています。廉頗四天王の中でも最初の死亡者となりました。

白亀西

山陽戦で名目上の総大将となった白亀西、指揮権は実質的に廉頗が持っていましたが、本陣に構えていた所を桓騎軍に奇襲され捕縛されます。桓騎からは命乞いをすれば助けると言われますが総大将としての誇りを持ち命乞いを拒否、これにより桓騎に殺されるという最後を迎えています。

隆太

滎陽守将を務めていた隆太(りゅうたい)ですが、呉慶に兵力を接収された以外に描写がなく、滎陽の地がどうなったかもキングダムでは描かれていない為生死不明となっています。まだ滎陽が魏の物であり、守将を務めているのか或いは別の城に移った、滎陽が秦によって落とされていれば或いはそこで戦死したのではないかと考察されています。

風伯

山陽攻略戦にて高狼城の守将を務めていた風伯(ふうはく)も生死不明のキャラクターの1人です。城は間違いなく秦に落城させられていますが風伯自身は明確に死亡したシーンは描かれておらず、生死不明となっています。

間永

河了貂のデビュー戦となった里井の戦いで飛信隊と対峙した間永(かんえい)及び彼の軍師であった氷鬼(ひょうき)は結局河了貂の策にハマり生け捕りにされてしまうという結末が描かれています。秦に連行された事は明らかになっていますが、連行後どうなったかまでは描かれておらず生死不明となっています。

周鉱

元霊凰軍でその後呉鳳明の傘下に加わっていた周鉱(しゅうこう)。秦による鄴攻めの頃には間違いなく呉鳳明の元にいた事が確認されていますが翌年の什虎攻めには参加しておらず生死不明となっています。元々呉鳳明は外に出ていた所を王に呼び戻されて什虎に向かう形になっているので或いは本来呉鳳明が行っていた事を引き継いでいる可能性もありますが、どこかの戦いで死亡している可能性も0ではありません。

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キングダムの魏の史実を考察!弱小だった?

考察①軍事費が国庫を圧迫するようになる魏

魏は元々は普という国から趙・韓と共に分裂して生まれた国です。分裂当初は勢いがあり、分裂した時点で王となった文侯の元、人材にも恵まれていおり支配領域を広げていきます。しかし文侯の跡を継いだ武侯の頃になると拡大した支配領域故に西は秦と、北は趙と、東は斉と、南では楚と韓と後に戦国七雄と呼ばれる国々と国境線を接する事になります。

国境線を守る為には守備の為の兵を養わなくてはいけません。中原に位置し国土の全方位に守りを固める必要がある魏はそれだけで軍事費がかさむ事になります。しかも支配領域を広げるべく打って出ようとすればさらに軍事費が広がる事になるのです。結果として魏の国庫は軍事費に圧迫されるようになっていきます。

考察②斉と秦に敗れる

それでも武侯の次の王である恵王の時代の初期までは魏も勢力を保っていました。しかし紀元前341年には東の大国である斉に敗れ10万もの軍勢を失い、翌年には今度は西の秦に攻められ、当初の王都であった安邑(あんゆう)を奪われる事になってしまいます。結果的に惠王は都を大梁(たいりょう)に遷都させますが魏の勢いはどんどん弱まっていく事になるのでした。

考察③魏のキャラはほぼフィクション

国力の弱まりはそのまま人材不足にも繋がっていきます。独立当初は人材に溢れた魏もキングダムの年代になる頃には呉慶を登用した形で名前が登場した信陵君(しんりょうくん)以外はほとんど史実でも名前が登場しない程になってしまいます。

史実をベースにし、史実に実在した人物をキャラ化する場合も多いキングダムですが、結果的にキングダムでに登場する魏のキャラクターは王を除いてはほぼオリジナルのキャラクターになる程です。それほどまでに魏には人材が不足していました。

考察④呉鳳明の攻城兵器

そんな魏で唯一活躍しているといえる呉鳳明。彼が攻城兵器の開発に力を入れているのもそうせざるを得ないという一面もあるのです。人材難の魏では将軍の力で戦局をひっくり返す事など早々簡単には出来ません。しかも城攻めは本来であれば守る側の3倍の兵士が必要であると言われる程です。そんな状況を覆すべく呉鳳明は兵器開発に力を入れたのではないかと考察されています。

考察⑤魏兵はエリート主義

キングダムでも描かれているように秦では平民も徴兵されますが魏では少し趣が違います。魏は量より質の精神に則り、平民の中でも選抜試験に合格した者しか兵になる事が出来ないのです。兵になれば家は優遇措置が取られるので魏の民にとっては兵になる事は一種の憧れでした。

結果的に精強な軍となる魏軍ですが、少数を選抜する形式故に1度敗れて兵を失うと補充がしにくいという欠点も抱えています。実際キングダムでも同じく秦と度々衝突している趙は、趙から秦に攻めて発生した戦いも描かれているのに対し、秦と魏の戦いは基本的に秦が魏に攻め込む形になっており、魏から秦に攻め込んだのは唯一合従軍の時だけになっており攻め手に回す兵力がない事を示しています。

考察⑥史実の魏の最期

ちなみに史実で魏を最終的に滅ぼしたのは王賁で、戦国七雄の中で最初に滅びる事になっています。上記でも紹介した王都大梁に対し、王賁は黄河を氾濫させて沈めるという作戦を取っています。水攻めをする際は相応の準備が必要であり、この時に攻める部隊があれば失敗させる事が出来ますが最早魏にその部隊を用意する余力はなく、他国にもそれを妨害する程のちからは残されていませんでした。

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キングダムの魏に関する感想や評価

ここからは既にキングダムを視聴した人の魏軍に関しての感想を紹介していきます。魏軍の将軍に関しては有名なキャラとされる人物でさえも他のキャラと区別がしにくいモブ顔である事が多いとされており、それが魏の人材不足を表現しているのではないかとする声も多くなっています。

特に配下までしっかりとしたキャラクター性を持っていたのが元は趙軍である廉頗と廉頗四天王だけであるとする声は大きいです。魏火龍七師も名前のわりにはあっさり退場になってしまったとする声が多くなっておりもう少し粘ってほしかったとする声も多いです。史実通りである為仕方ないとはいえ廉頗と廉頗四天王をもっと重用するべきだったのではないかとする声も多いです。

そんな中でも孤軍奮闘している呉鳳明のファンは多くなっています。一方で魏が滅びるのは史実上起こり得る事なのでその時に呉鳳明がどのような活躍をするのか、戦死するにしてもどのような形で戦死するのかが気になるという声も多くなっています。

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キングダムの魏の将軍・武将・大将・四天王まとめ

キングダムにおける魏は史実上の人材難を再現するように多くのオリジナルキャラクターで構成されています。しかも登場した多くのキャラクターがその戦いの中で戦死しており、廉頗及び廉頗四天王など国外追放となった人物も見られる事がさらにその人材難ぶりに拍車を駆けているという声も多くなっています。

2020年10月現在呉鳳明が孤軍奮闘するような形になっている一方で呉鳳明自身はまだまだ建材であり今後秦の前に立ちはだかる事になるのは間違いありません。魏は史実上では戦国七雄でも最初に滅びる事になる国なので今後についても注目しながらキングダムを視聴してみてはいかがでしょうか?

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