【キングダム】オルド将軍は無能?燕軍総大将の強さや史実に実在した人物なのか考察

キングダムで闊達な性格のオルド将軍は、山岳地で誕生し育ったということで山読みが得意となっていました。燕国において大将軍として活躍しているオルド将軍ですが、時に弱い無能などといわれてしまうこともあったようです。小さなことにこだわらない、度量が大きな性格の彼でしたが子供っぽい性格も持ち合わせていたために、戦いにおいて詰めが甘かったのです。そこで、キングダムで燕軍において総大将を務めているオルド将軍の強さや史実に実在した人物なのか?強さを追い求めた龐煖との関係などを紹介します。

【キングダム】オルド将軍は無能?燕軍総大将の強さや史実に実在した人物なのか考察のイメージ

目次

  1. キングダムのオルドとは?
  2. キングダムのオルド将軍は無能で弱い?燕軍総大将の強さを考察
  3. キングダムのオルドは史実で実在する?
  4. キングダムのオルドの今後や最後
  5. キングダムのオルドと司馬尚の関係
  6. キングダムのオルドの活躍や名シーン
  7. キングダムのオルドに関する感想や評価
  8. キングダムのオルドまとめ

キングダムのオルドとは?

キングダムで子供っぽい性格を持っているオルド将軍は、燕国において筆頭大将軍となっていたもののある戦いにおいて失敗してしまったために無能で弱いといわれるようになります。かつて燕国においては彼を含め三人の大将軍が存在していました。軍神と呼ばれていた楽毅(がくき)将軍と一緒に燕国の復興に力を注いだ劇辛(げきしん)将軍は、趙国の龐煖と一騎打ちをした末に倒されてしまいました。

燕国において現在はただ一人となってしまったオルド将軍は、筆頭大将軍として武勇と指導力を駆使して活躍しています。細かいことを気にしない懐が大きな彼は山岳族においては王としても多くの民から信頼されていました。そこで、山読みをすることができるオルドの強さや今後の活躍、史実での状況、彼の最後や名シーンなどを紹介します。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

週刊ヤングジャンプによって2006年9号から現在に渡って連載中の「キングダム」は、2008年にはラジオドラマ(全8話)がVOMICによって放送されました。佐賀県出身の原泰久さんによって描かれたキングダムは、2020年10月の時点では6800万部の累計発行部数を記録しています。59巻まで単行本で刊行されているキングダムは第17回手塚治虫文化賞においてマンガ大賞を受賞した多くの人に愛される漫画となりました。

2012年6月からテレビアニメの放送がスタートしたキングダムは、第1シリーズは全38話で放送されています。好評だったために2013年6月から第2シリーズが全39話で放送されました。さらに、2020年4月から第3シリーズも放送され知名度の高い作品となっています。2019年4月には50巻の単行本達成を記念して、実写映画版が公開され大成功となりました。続編の期待が高まる中、2020年5月に続編の制作発表がされています。

キングダムのあらすじ

長きに渡って戦いが繰り返されてきた戦国時代では、中国の多くの人間が死亡してしまいました。武力によって領土を手に入れ支配しようという時代だったために力のある者が出世することができる時代だったのです。戦争孤児となってしまった幼い子供は売られ下僕として生きるようになりますが、賢い頭脳を持った下僕の漂は、同じく下僕で幼い信と共に剣術を習いいつか天下の大将軍になるとお互いに誓っていたのです。

オルドのプロフィール

キングダムで小さなことにこだわらない闊達な性格を持ったオルド将軍は、燕国において大将軍の筆頭として活躍しています。かつて燕国においては、軍神と呼ばれていた楽毅(がくき)や燕国を復興させた劇辛(げきしん)ら大将軍が三人存在していました。しかし、二人ともすでに故人となってしまっています。そのため、燕国において一人となってしまった大将軍のオルドが筆頭大将軍として燕国をまとめていました。

  • 名前:オルド
  • 出身地:燕国
  • 所属:オルド軍
  • 役職:燕国の大将軍(筆頭大将軍)
  • 正体:山岳族の王
  • 武器:剣
  • 経歴:合従軍において燕軍の総大将を務める
  • 性格:子供っぽい性格、闊達(度量が大きく、小さなことにこだわらない)
  • 特技:山読み

キングダムで度量が大きい性格のオルドは少し子供っぽい性格を持ち合わせていたために弱い、無能などと評価されてしまうこともあったようです。平地の民の血筋でありながらも生まれと育ちが山岳地となっていたために山読みを得意としていました。山岳族が驚くほどの山読みを披露しているオルドですが、詰めが甘いというところがあったために何かとピンチに陥ることが多くなっています。

オルドがカタカナ表記になる理由

平地の民の血筋でありながら山読みをすることができるオルド将軍は無能?弱い?などといわれることが多くなっていますが、彼の名前がカタカナなのはどうしてなのでしょうか?彼の名前がカタカナ表記になっている理由を考察します。キングダムに登場している人物の名前は難しい漢字で表記されている名前が多くなっていました。しかし、時々カタカナで表記されている名前の人物も登場しています。その中の一人がオルド将軍です。

燕軍において総大将を務めているオルドは、山岳地の人々が驚くほどの山読みをすることができます。それは、山岳地で生まれそこで育ったからだとされていました。平地の民の血筋でありながら山岳地で生きなければならなかったのはなぜなのでしょうか?それは彼の名前がカタカナであることと繋がっているのかもしれません。キングダムでは、古代の中国ではまだ統一がされていない戦国時代は文字を持たない部族も存在していました。

史実に実在していないオルドは、漢字を使用していない民族、地域の人物だったと考えることができます。かつての中国では文字を持たない異民族が多く存在していたのかもしれません。そのため、中国に昔から暮らしていた人々は漢字を使用しての名前がつけられているのに対して、文字すら持たなかった部族においてはカタカナ表記をするしかなかったと考えることができます。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムのオルド将軍は無能で弱い?燕軍総大将の強さを考察

かつて五十もの山岳族の王を務めていたという経歴を持っているオルド将軍は、現在は燕国において総大将を務めている人物となっています。底知れぬ実力を持っている人物ではありますが、キングダムでは彼の強さがあまり描かれていないために弱い?無能?などといわれてしまうようになったようです。しかし、本当に燕軍において総大将を務めているオルドは無能で弱いのでしょうか?

今後の活躍に期待が集まっているオルド将軍の強さを考察していきます。史実に実在していないオルド将軍ですが、小さなことにこだわらない、度量が大きな人物でもあるため彼の今後の動きに注目が集まっていました。まだ、強さを発揮できていない彼は無能で弱いと噂されていますが、彼の本来の強さが披露されていないだけとも考えることができます。それでは彼の強さを見ていきましょう。

オルドは燕国の将軍

キングダムで強さを追い求めている龐煖と今後対決があるのか?にも注目が集まっているオルド将軍ですが、彼は燕国において筆頭大将軍を務めています。史実に実在していない彼は無能で弱い?などといわれてしまっていますが、それほど登場している人物ではないため今後の動きに注目したいところです。燕軍において総大将を務めているオルドは、三日月のマークが右の頬に描かれている人物となっています。

白髪の長い髪を持っている彼は、顎鬚と口髭を蓄えているいかにも強そうな武将の雰囲気が漂っていました。見た目の雰囲気からは燕軍において総大将を務めるにふさわしい容姿をしています。鍛え上げられた肉体を持っている彼は頼もしいオーラを放っていました。弱い?無能?などと噂されている彼のパラメーターは、知力が85、武力が93、指揮力95、経験Aとなっているため、大将軍としてはかなりの強さを持っているようです。

キングダムにおいては強さを追い求めている龐煖の強さがトップクラスの100となっているため、それと比較すると見劣りはしますが、大将軍としてはまずまずの強さであると考えることができます。無能で弱いといわれてしまっているのは、数少ない戦いがあまりにもお粗末だったためでしょう。闊達な性格の彼は子供っぽい性格も持ち合わせているため、緻密に細かいところまで考えることが苦手となっていました。

パラメーターにおいて指導力が一番高く95を示しているため大将軍としての器はかなり素晴らしいものを持っていると考えることができます。武力においても93となっておりある程度の強さは持っているようです。しかし、知力においては85と90を切ってしまっているため、知略が得意でないことがわかります。彼は武力や指導力は高いものの、知力があまり高くないために戦いにおいて詰めが甘く敗因となっているようでした。

史実に実在していないオルド将軍は武力においては弱いとはいえないでしょう。しかし、知力に関してはこのままでは無能といわれてもおかしくないかもしれません。知略が苦手であれば副官に軍師的な存在を起用するという方法もあります。 北の五十の山岳族の王を務め、燕軍においても総大将を務めているため指揮力はかなり高いようです。山読みが得意であるため本能的な武将なのかもしれません。

オルドの強さ

強さを誇っている龐煖との戦いが期待されているオルド将軍ですが、彼は大きな身体と立派な武将の見た目を持っていました。山岳地で暮らしている山岳族にも褒められるほどの山読みができた彼は、その特技を活かして戦っています。しかし、知力があまり高くない彼は子供っぽい性格も持ち合わせているため、戦いにおいて詰めの甘さがあだとなって戦いに苦戦を強いられることが多くなっていたのです。

秦国において勝つ戦いしかしないという王翦将軍と激突した際には、無能で弱いといわれてしまうような戦いを披露してしまいます。山読みの特技によって山砦の心臓部を狙って敵を追い詰めるような戦いをすることができた武勇に優れたオルドは、知略において優れている王翦軍を撤退させることに成功しました。しかし、勝つ勝負しかしない王翦将軍の作戦によって貴重な八千の主力を失ってしまったのです。

燕軍において総大将を務めているオルドは、大きな失敗をしてしまったということで無能で弱いといわれるようになり今まで築き上げてきた信頼を失ってしまうことになります。さらに、戦いの際に傷を負ってしまった彼は、王翦の捨てた山砦で長時間彷徨うことになりましたが、機転を効かせて函谷関にすぐに向かっていれば逆転もあり得たのです。

史実に実在していないオルドは、知略を苦手としていたために負ける戦はしないと徹底している王翦の策を見抜くことができず、心理戦にも敗れてしまうことになります。山砦の心臓部を攻撃したまでは良かったのですが、彼の策はそこで尽きてしまったようです。八千の主力を失うという失態を犯しても、機転を効かせて函谷関に向かえば、即座に函谷関を陥落させる手段があったもののそれを見抜くことはできませんでした。

勝つ勝負しかしない王翦は、武力や指導力は素晴らしいオルドを高く評価しながらも知力においてはそこまで考えることはできないだろうと全てを読んでいました。秦国において王である政からも高い評価を得ている王翦は危険な人物ではありましたが、見事な働きをする武将だったのです。しかし、敵である彼の策によって大きな身体を持つ楚の大将軍である媧燐(かりん)の策にはかからずに済んでいます。

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キングダムのオルドは史実で実在する?

オルドは史実で実在しないキャラ

燕軍において総大将を務めているオルド将軍は、五十の山岳族の王も務めている優秀な武将となっています。平地の血筋でありながらも、山岳時で育ったために山読みができるようになったのです。山岳族も驚くほどの才能を持っていたために、彼は王として立つことができたのでしょう。山読みを得意としているオルドは史実に実在していない、作者がキングダムをさらに魅力的にするために作りあげた人物となっています。

燕国において総大将を務めている彼の名前は史実を調べても見付けることができません。しかし、燕国の後ろには美しい山脈がそびえたっています。その美しい山脈をモデルとして彼が王を務めている山岳族を描いたのかもしれません。キングダムでは史実に実在していないオリジナルに作成している人物も登場していますが、何かしらの背景があることが多くなっています。

趙の領地に攻め込んだのは史実ではない?

キングダムの501話においては、趙国の北側の守りが手薄になっていると気が付いたオルド将軍は、隙を狙って攻撃を仕掛けています。知略が苦手な彼ですが、戦場において冷静に見抜く力は持っていたようです。趙国の軍師である李牧の隙を突いての素晴らしい戦術のように描かれていますが、これは史実には記録されていない作者が作り出している物語となっています。

史実の記録を調べてみると実際は、趙国において武力を誇っている龐煖が燕の国を攻め込んだ記録が残っていました。強さを追い求めている龐煖は、戦いにおいて勝利を収めて燕国の領土を奪い取ってしまいます。しかし、彼が自らの力を示していた時に趙国へは秦国において強さを誇っている王翦(おうせん)をはじめ、凛々しく強い楊端和(ようたんわ)、実力者の桓騎(かんき)が送り込まれ趙国を攻めていました。

趙国において最高の武勇を持っている龐煖が燕国を攻めている隙を狙って、秦国が趙国を攻め九城や鄴(ぎょう)を攻め落としています。そのため、全く史実に関係ない内容ではなく、攻守は逆に描かれているものの実際に行われていた趙国と燕国との争いを異なった形で描いていたのです。これらの展開が続くのであれば、燕国において筆頭大将軍であるオルド将軍と趙国において強さを誇っている龐煖は戦うことになるかもしれません。

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キングダムのオルドの今後や最後

史実通りなら龐煖とオルドは戦う?

史実に実在していないオルド将軍はキングダムにおいて無能で弱いといわれる人物となってしまっていますが、燕軍において総大将を務めているオルドの今後の活躍や最後が気になるところでしょう。そこで、キングダムにおいての彼の今後の活躍や最後を考察していきます。史実において燕国のオルドが趙国の北側を攻めたという記録は残っていませんが、逆に趙国で素晴らしい武将である龐煖が燕を攻撃をした記録は残っていました。

そのため、史実の通りに展開された場合は、強さを追い求めている龐煖と、燕国において総大将を務めているオルドは一騎打ちをするかもしれません。史実に実在していない彼は、子供っぽい性格を持っているため危ういところもありますが、指導力や武勇に優れているため戦略によっては勝つ見込みはあるでしょう。しかし、燕国においてかつて彼と同様に大将軍を務めていた劇辛(げきしん)は彼との一騎打ちで敗れています。

一騎打ちにおいて敗れた際には、偽者といわれてしまうほど圧倒的な強さを放っていたのです。かつて燕国において大きな活躍をしていた劇辛があっけなく倒されてしまっているということから考えると甘く見ていては到底勝つことはできないでしょう。仲間であった劇辛の強さは十分理解しているオルドであるため、それを参考にしながら趙国において最高の武勇を放っている龐煖との一騎打ちに臨まなければなりません。

趙国において最高の武勇を持っている龐煖にあっけなく敗れてしまった劇辛ですが、燕国において大将軍となっていたために決して弱い武将ではありません。矛を武器として扱っている彼は、元々は趙国出身の趙人となっています。しかし、お金儲けのために燕国へ移住してきたようです。そのまま趙国にいた場合は、三大天の一人になっていただろうといわれるほどの実力者だったのです。

趙国において誰もが恐れている龐煖のように自ら武神と自称している武将を何人も倒してきた力を持った大将軍でした。さらに、燕国において大将軍の筆頭を務めていた楽毅を越えようと必死に戦術を盗んでは学ぶ姿勢を貫いて立派な武将へと成長しています。かつて行われた燕国と趙国との戦いでも軍師である李牧の戦略を見抜いて本陣に辿り着いていました。彼の姿を見てきたオルドは立派に強敵の龐煖と一騎打ちを果たすでしょう。

オルドの最後はどうなる?

キングダムにおいて史実通りに展開された場合は、強さを追い求めている龐煖と燕国において筆頭大将軍を務めているオルド将軍は激しく戦うことになると考えることができます。燕国の大将軍の一人であった劇辛があっけなく彼によって倒されてしまったこともあるため、仲間の仇を討つためにも気合十分で一騎打ちに臨んでくるでしょう。無能で弱いといわれてしまっているオルドですが燕において筆頭大将軍であるため侮れません。

史実に実在していない彼は、山読みをすることができる特技を活かしつつ、かつての仲間の戦いを踏まえて一騎打ちに臨んでくるはずです。しかし、趙軍において圧倒的な強さを誇っている龐煖も負けてはいないでしょう。武神を自称している彼は、自分よりも格下だと考え一騎打ちに挑んだ麃公(ひょうこう)に片腕をあっけなく斬られてしまっています。さらに、秦国では若い武将が急激に成長していました。

それらの気配を感じている彼は、自分がより強くなるために戦っており強い敵を求めて彷徨っているため、常に修業を積んでいるはずです。中華の統一を目指して戦う剣術に優れている羌瘣(きょうかい)や飛信隊の隊長を務めている信との戦いに備えて肩慣らし的に気合を入れて挑んでくるかもしれません。その場合は、仲間の二の舞となってオルド将軍もあっけなく死亡してしまう可能性はあるでしょう。

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キングダムのオルドと司馬尚の関係

三大天の一人・司馬尚

趙国出身の司馬尚(しばしょう)は、青歌城の城主として活躍していました。毛先がクルクルと渦巻いている美しい優雅な姿を放っている彼は、一筋縄では扱えない癖のある武将となっています。かなりの実力者でありながらも自分の力を示そうと表舞台になかなか姿を現さない武将だったのです。趙国において軍師を務めている李牧は彼の実力を見抜いていたために、自分と同様の三大天の一人として任命していますが断られています。

趙国中枢を嫌っている司馬尚は、そこへ向かいたくないということで表向きは病弱を装ってあらゆる命令も無視し続けていました。どんなことがあっても青歌城の城から動こうとはしなかったのです。しかし、彼の実力を知っている多くの武将はどうすることもできませんでした。大矛を振るって戦う彼は、鄴編において燕国において筆頭大将軍を務めているオルドが青歌城を襲ってきたことで立ち上がります。

キングダムの503話では、謎に包まれていた三大天の一人である司馬尚が姿を現しました。三大天の一人として李牧に選ばれた彼ですが、趙国中枢へ行くことを嫌って断っていたのです。しかし、自分の城を攻めてきた燕国において筆頭大将軍を務めているボルドの存在によって姿を見せることになります。のんびりと田舎暮らしを楽しんでいた司馬尚ですが、自分の領域を侵す者は許せないのでしょう。

オルドの前に立ちはだかる司馬尚

秦国の策略家である王翦との戦いにおいて敗れてしまったオルド将軍は、無能で弱いという評判が立ってしまうようになります。武勇に優れている武将でしたが、知略においては今一つであったために勝つ戦しか興味がない王翦の戦略を見抜くことができずに無様な姿を見せてしまうことになったのです。しかし、燕国において筆頭大将軍を務めているオルド将軍も負けてはいません。汚名返上すべく趙国へ攻めていったのです。

趙国へ攻め入った際には、運よく秦国からも趙を攻める動きがありました。趙国は東からは燕国において総大将を務めているオルドが攻撃を仕掛け、西からは秦国において危険人物とされながらも優秀な武将である王翦が攻撃を仕掛けてきました。趙国において優秀な軍師である李牧とはいえ、東と西を同時に攻撃されたことでピンチに陥ってしまいます。動揺を隠せずに焦りの表情が浮かんだ彼でしたが、仲間が登場しました。

かつて新三大天の一人として任命したものの断られた司馬尚が動き出してくれたのです。そのため、作戦を変更しようか迷っていた李牧に決断力と本来の作戦通りに実行する勇気を与えていました。相当な実力者である司馬尚は、趙国のピンチに反応したというよりも自分の城である青歌城を燕軍において総大将を務めているオルドに攻撃されたことが許せなかったと考えることができます。東からの燕の攻撃を彼が引き受けてくれたのです。

東から攻撃してきた燕国において筆頭大将軍を務めているオルド将軍を迎え撃った司馬尚は、わずか五千の兵を挙兵して戦いに挑んでいます。彼が動き出したことで東を攻めてきた燕国を抑え込んでくれると確信した李牧は、安心して元の計画通り秦国から攻めてきた王翦との戦いに集中することができました。燕軍において総大将を務めているオルドの攻撃に立ち向かった司馬尚は、わずか五千の兵によって彼らを退けてしまいます。

青歌城に襲い掛かってきた燕軍において総大将を務めているオルドの兵は二万となっていました。二万の兵に対して五千の兵で互角に戦いを繰り広げたのです。趙国において軍師を務めている李牧が三大天の一人として任命しただけの力を放っていました。激しい戦いの中、燕国の国境に存在している二城が攻め落とされます。それによって撤退を余儀なくされたオルドは、敵となった司馬尚を大虎と表現していました。

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キングダムのオルドの活躍や名シーン

燕国において筆頭大将軍を務めているオルドは、合従軍においては燕軍の総大将を務めるほどの実力者でした。剣を豪快に振るって戦う彼は、子供っぽい性格を持っていたためにいつも詰めが甘い戦いをしていたようです。燕国において大将軍として活躍している彼は、北の五十の山岳族においては王として指導力を発揮していました。闊達な性格の彼は将軍らしく勇ましく振舞っています。

平地の民の血筋を持っていながらも、山岳地で育った彼は山岳族が尊敬するほどの山読みをすることができました。そのため、山岳地においての戦いではその才能を有利に活かすことができています。戦闘能力や指導力が高い彼は大将軍として任務を立派に遂行していました。そこで、キングダムにおいて燕国の大将軍である彼の活躍や名シーンを紹介します。

活躍①王翦軍との戦い

合従軍編において燕国で大将軍を務めているオルドは、名将といわれている王翦と戦っています。野心家である彼は自分が王になることを諦めていませんでした。その野心があるために秦国の王からも信頼を得ることができずに総大将を任されることはあるものの、高い地位を与えてもらえなかったのです。利己的な人物である彼は、負けるとわかっている戦いは絶対にしないという精神の持ち主となっていました。

そのため、どうしても戦わなければならない場合は相手の弱点を徹底的に調べあげるという姿勢を持っていたのです。彼には息子が存在していますが、ある疑惑によって息子を心からかわいがることはできていません。そんな勝利に徹底的にこだわる王翦と戦うことになったオルド将軍は子供っぽい性格を持っていたために今一つ王翦ほどの覚悟はなかったようです。

最強であると思い込んでいる龐煖との戦いが期待されているオルドは、山岳地で育ったことが強みとなって秦国において勝つ戦しかしない王翦との戦いでは山砦の心臓部を見抜いて攻撃したことで一旦は王翦軍を撤退させることに成功しています。これは彼の山読みをすることができる能力が活きたと考えることができるでしょう。しかし、この戦いも敵である王翦の策略だったのかもしれません。
 

王翦軍を無事に撤退させることができたと思った矢先に、彼は八千の主力を失ってしまうことになります。知略においては今一つ力を発揮することができなかった彼は、状況を冷静に判断することができずにずるずると王翦の戦略にハマっていきました。王翦軍と一戦を交えた際には怪我を負ってしまい思うように動くことができなくなってしまったのです。さらに、敵である王翦軍を見失ってしまったことで山砦を彷徨うことになります。

知略に優れている武将である王翦の策略を読むことができなかった彼ですが、この時点で函谷関にすぐに向かえば問題なく函谷関を落とすことができたでしょう。しかし、彼の頭脳ではそこまで読んで動くことはないと判断した王翦の勝利となります。この戦いにおいて全く良い所を見せることができなかったオルド将軍は無能で弱いと噂されてしまう将軍となってしまったのです。

活躍②結果的に媧燐の作戦にかからずにすむ

王翦軍との戦いにおいて八千の主力を失って負けてしまったオルド将軍は無能で弱いと評判になってしまいますが、山砦を彷徨うことで有利に働いたこともありました。それは楚において大将軍を務めている媧燐の作戦に引っ掛からずに済んだということです。彼女は燕国において大将軍を務めているオルドを倒そうと待ち構えていました。しかし、彼が王翦軍との戦いにおいて山砦を彷徨ったことで彼女の作戦が失敗に終わったのです。

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キングダムのオルドに関する感想や評価

キングダムにおいて一番好きなキャラクターはオルドかもしれないと感想を寄せている人もいました。彼の「そこまで舐めるなよ」というセリフが好きだとコメントをしている人もいました。知略においては今一つ力を発揮していない彼ですが、本能的に山読みをすることができる彼は優秀な軍師を得ることができればさらに強くなるのかもしれません。

燕国において大将軍を務めているオルドの見た目がかっこいいとコメントしている人もいました。さらに、彼のシルエットや見た目が敵として戦った王翦に似ていて区別がつきにくそうだと感想を寄せている人もいます。確かによく見ると兜の形が似ているためにキングダムを読み始めたばかりの人にとっては同じ人物に見えてしまうかもしれません。

キングダムにおいて登場する度に噛ませ犬的な役回りのオルド将軍が好きだと感想を寄せている人もいました。彼の子供っぽい性格や闊達なところが好きだとコメントしている人もいます。山岳地で育ったことによって人間的には憎めない性格の良い人物なのかもしれません。北の五十の山岳族においては王も務めているため指導力や統率力は優れているようです。

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キングダムのオルドまとめ

燕国において大将軍を務めているオルド将軍は、秦国において勝つ戦しないことでも有名な王翦との戦いで八千の主力を失ってしまい無能で弱いといわれるようになってしまいます。しかし、山岳族においては王を務めている彼は武勇や指導力においては優れているため、不得意な知略を担ってくれる軍師を得ることで強くなる可能性を秘めています。山読みをすることができる彼は今後の龐煖との戦いに期待されていました。

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