【キングダム】趙荘の活躍や名言を紹介！史実に存在した？最後の死亡シーンも紹介

漫画キングダムの馬陽攻防戦で龐煖に代わって趙軍を率いた将軍・趙荘。趙国の将軍である趙荘は軍師も同時に務めるほどの高い実力を持ったキャラクターであり、馬陽の攻防戦で蒙武軍を壊滅させるという功績を残しました。しかしさすがの趙荘も王騎に敵うことは無く、最後は王騎の配下である騰に討ち取られて死亡してしまいます。本記事ではそんな趙荘について作中に残した名言や史実、最後の死亡シーンなどをご紹介していきます。

ではまず趙荘の名言や史実、最後の死亡シーンなどをご紹介する前に、趙荘が登場する漫画キングダムの作品情報と物語のあらすじについて簡単にご紹介していきます。趙荘が登場するキングダムとは漫画雑誌の1つである｢週刊ヤングジャンプ｣で2006年から連載されている原泰久の漫画作品です。漫画キングダムは中国の春秋戦国時代を舞台に、後に始皇帝となる嬴政と共に大将軍を目指す主人公・信の活躍を描いた作品となっています。

そんな漫画キングダムは実際の歴史にオリジナル要素を加えた面白いストーリーと手に汗握る迫力満点の作画が注目を集め、連載当初から様々なメディアに取り上げられるほど非常に高い人気を博しました。この人気からNHKで合計3期に渡ってアニメ化され、2019年の4月には実写映画が公開されました。2020年9月現在も漫画キングダムは多くのファンから人気を博し続けており、その累計発行部数は6800万部突破を記録しています。

時は春秋戦国時代、中国の西にある大国秦に信と漂という2人の戦争孤児の少年が生活していました。この2人は孤児であるものの、幼い頃より天下の大将軍になることを夢見て鍛錬を続けていました。しかし漂は昌平君の推薦で王宮に行った時、後の秦の始皇帝である嬴政の身代わりとなって死亡します。1人残された信は最初嬴政に激怒するものの、漂の思いを受け継いで夢を叶えるため、自ら秦の兵士として戦場に身を投じるのでした。

本記事で名言や史実、最後の死亡シーンなどをご紹介する趙荘とは漫画キングダムに登場するキャラクターの1人です。漫画キングダムに登場する趙荘は春秋戦国時代に実在した国家の1つである趙の将軍であり、白銀の鎧と額の中央にある黒子が特徴のキャラクターとなっています。そんな趙荘は漫画キングダムの馬陽編で初登場を飾りました。馬陽編の作中で信が所属する秦国は中華大陸の中央に位置する弱小国・韓に侵攻を開始します。

この隙を突いて趙は秦の馬央という土地に攻撃を仕掛けました。趙荘は趙国三大天の1人である猛将・龐煖に代わって軍の指揮を執ることとなり、秦国六大将軍の1人・王騎と激突します。王騎軍と戦った趙荘は軍師を兼任するほどの優れた軍略家であり、猛将・蒙武が率いる軍を壊滅させる活躍を見せました。しかし格上の相手である王騎の攻撃で撤退。最終的に趙荘は王騎の右腕である騰に討ち取られて死亡するという最後を遂げました。

ではここからは趙荘が漫画キングダムの作中で残した名言・名シーンをまとめてご紹介していきます。まず最初にご紹介する趙荘の名言は最後の死亡シーンで発した名言です。馬陽攻防戦で趙荘は六大将軍の王騎に勝つため、巧みな軍略で包囲した蒙武軍を苦しめました。そして一気に勝負を決めようとします。しかし上述でご紹介した通り趙荘の作戦は王騎によっていとも簡単に破られてしまい、騰の手で瀕死の重傷を負ってしまいます。

この時趙荘はある人物の到着を待っていました。その人物こそ趙国三大天の1人で軍略の天才である李牧です。李牧は王騎ですら敵わない圧倒的な軍略家でした。そんな李牧の到着を知った趙荘は勝利を確信します。勝利を確信した趙荘は上記の名言を呟き、不屈の精神を見せながら死亡しました。上記の名言を見ると、おそらく趙荘は李牧と共に、目の前で王騎が負けて死亡する姿を拝みたかったのではないでしょうか。

2つ目にご紹介する趙荘の名言は王騎の策に敗れた時に発した名言です。上述でご紹介した通り、趙荘は蒙武が率いる軍を追い込むものの、王騎の作戦に圧倒されてしまいます。確かに趙荘は李牧に及ばないものの、趙国でもかなり優れた将軍でした。しかし六大将軍に数えられている王騎には敵わず、完敗してしまいました。上記の趙荘の名言は王騎の実力を認めたと共に、勝てなかった自身の悔しさと不甲斐なさが込められています。

3つ目にご紹介する趙荘の名言は勝利を確信した際に王騎へ発した名言です。前述の名言を見ると分かる通り、趙荘は何としてでも王騎に勝つつもりでした。なので趙荘は李牧が提案した作戦を用い、完璧な布陣を敷きます。残念ながら趙荘は王騎に負けてしまうものの、蒙武軍を壊滅させてしまうという大きな損害を与えています。上記の名言は趙荘の強気な性格と王騎に向かって堂々と言える豪胆さを表わした名言となっています。

ではここからは漫画キングダムに登場する趙荘の史実についてご紹介していきます。漫画キングダムは春秋戦国時代を舞台にした歴史漫画作品であるため、史実に実在した人物が数多く登場しています。漫画キングダムの主人公である信は史実において秦国の大将軍を務めたキャラクターです。その信と共に天下統一を目指す嬴政は史実の歴史の中で中華大陸を全て統一して秦帝国を築き上げた秦の始皇帝となっています。

また漫画キングダムの作中で趙荘が戦った王騎は王齕と同一人物説があるものの、史実で秦の将軍を務めたキャラクターであり、包囲作戦で軍を壊滅させてしまった蒙武は史実で大国の楚を滅ぼした英傑の1人です。このように漫画キングダムに登場するキャラクター達は史実の中で輝かしき功績を多々挙げています。では漫画キングダムの作中で王騎軍と戦うことになった趙軍の将軍・趙荘は史実に実在した人物なのでしょうか。

史実に実在した人物が数多く登場している漫画キングダム。しかし結論から言うと、本記事でご紹介する趙荘は史実に実在しないオリジナルキャラクターです。漫画キングダムは史実を基に制作された作品なのですが、韓国の成恢や信の軍師を務める河了貂といったオリジナルキャラクターも数多く登場しています。漫画キングダムの馬陽編で王騎軍と死闘を繰り広げた趙荘はそんなオリジナルキャラクターの1人となっています。

ではここからは漫画キングダムに登場する趙荘の最後の死亡シーンをご紹介していきます。趙国が韓国を攻める秦国の隙を突いて馬央に侵攻した時、趙国三大天の龐煖が総大将を務めることになりました。しかし龐煖は並外れた武勇を持った化物であるものの、作戦などを考える頭脳や大軍の兵士を率いる統率力を持ち合わせていませんでした。そこで趙荘は軍師と兼任する形で龐煖に代わって趙国軍の代理大将を務めることになります。

代理で大将を務めることになった趙荘は偽物の龐煖を用意して蒙武軍を罠に掛けようと考えます。蒙武は猪突猛進の将軍であったため、偽物の龐煖を追いかけて罠に嵌まってしまいます。罠に嵌まった蒙武は細い山道で包囲され、軍を壊滅させます。一方王騎は苦戦する蒙武軍を助け、崖を背にして趙軍の本陣に攻撃を仕掛けました。そこで趙荘は猛将の龐煖に王騎と一騎打ちを行わせて隙を作り、回り道をして奇襲を仕掛けようとします。

作戦が全て成功を収め、趙荘は完全に勝利を確信していました。しかし趙荘が戦うのは数々の戦で勝利を収めてきた秦国の六大将軍・王騎です。王騎にとって馬陽の地は最愛の女性で六大将軍の1人だった摎を亡くした因縁の土地であり、何としてでも勝利を勝ち取らねばなりませんでした。そんな王騎は並外れた戦略眼で趙荘の作戦を全て見破ります。一方勝ちを確信していた趙荘は策を見破られているとは夢にも思っていませんでした。

作戦を見破られているとは知らない趙荘は軍を回り道させ、王騎軍との戦いに勝利しようとします。しかしその瞬間趙荘の元に王騎の右腕である騰が奇襲を仕掛けてきました。実は策を見破った王騎はあらかじめ騰に別働隊を率いさせていたのです。奇襲を受けた趙荘は為す術無く、そのまま騰に討ち取られて死亡してしまいます。死亡する寸前で趙荘は最強の武将・王騎と戦えたことを誇りに思い、壮絶な最後を遂げてしまうのでした。

ではここからは漫画キングダムに登場する趙荘の強さや活躍などをまとめてご紹介していきます。漫画キングダムで趙荘が初めて登場したのは馬陽編です。秦国が韓国に攻撃を開始した時、その隙を突いて趙が馬陽に攻め掛かりました。当初馬央攻略戦の軍は龐煖が総大将を務め、趙荘が軍師を担当することになっていました。しかしこの時趙荘は絶対に王騎を倒せる作戦を持っており、龐煖の代わりに総大将の代理を務めることになりました。

絶対に勝てる作戦を胸に秘め、馬央に軍を進めた趙荘と龐煖。一方その頃秦国では若き蒙武の代わりに六大将軍の王騎が趙国と戦う軍の総大将を務めることになります。上述でご紹介した通り、王騎は最愛の女性であった摎を龐煖との戦いで亡くしていました。なので王騎は馬陽の地に布陣し、摎の仇を討とうとします。その後馬陽の攻防戦が幕を上げ、趙国の最強の武将である龐煖が休息を取る飛信隊の陣地に奇襲を仕掛けました。

龐煖が飛信隊を襲撃した理由は強いと噂される羌瘣と戦いたかったからでした。飛信隊は龐煖の圧倒的武勇に太刀打ちすることが出来ず、信や羌瘣が敗れてしまいます。結局信や羌瘣は生き残ったものの、100人中64人が戦死してしまう損害を出してしまいます。さらに昔から戦っていた尾到も弓矢を受けて死亡します。この尾到の戦死は飛信隊で初めての死亡した者となり、信に大きなショックを与えることになりました。

漫画キングダムの作中で龐煖に代わって趙国の大将代理を務めることになった趙荘ですが、はたして実力はどれほどのものなのでしょうか。元々趙荘は軍師であるため、後方で作戦を考える立場にあります。軍師としての才能は偽物の龐煖を使って蒙武軍を壊滅させるなどかなり高かったと考えられます。もし軍師として強く無ければ、大将代理を務めることが出来ません。しかし残念ながら趙荘より軍略力は王騎の方が何枚も上手でした。

上述でご紹介した通り、漫画キングダムの作中で王騎は趙荘の作戦を全て見抜きます。確かに趙荘の立てた作戦は蒙武すらも倒せるほど強力なものでした。しかし相手は中華全土に名を轟かせている六大将軍の1人・王騎です。なので代理の大将如きが敵うはずもないのです。王騎に策を見抜かれて圧倒された趙荘は別働隊を率いて奇襲を仕掛けようとします。しかし結局趙荘は王騎の右腕である騰に蹂躙されて壮絶な最後を遂げました。

馬陽の戦いに参戦した趙荘は王騎軍打倒の他に李牧の到着も1つの目的でした。李牧は趙国三大天の1人であり、並外れた知能を持つ軍略家です。実は蒙武を殲滅して王騎軍を討つ作戦もこの李牧が立案したものでした。李牧は一旦趙荘に時間稼ぎをさせ、共に王騎を討つことで一気に秦国を弱体化させようとしていました。それに気付いていた王騎は趙国三大天の猛将・龐煖と大将同士の一騎打ちを行い、早く戦争を終わらせようとします。

しかし武勇は龐煖の方が上であり、王騎は一騎打ちに敗れてしまいました。さらに李牧軍の弓矢を受けて王騎は重傷を負い、そのまま死亡してしまいます。なので趙荘は騰によって死亡してしまったものの、最終的な勝敗は趙国に旗が上がったことになります。そのため趙荘は死の間際、王騎の死を確信したセリフを吐いて息を引き取ったのです。

漫画キングダムに登場する趙荘に関する感想では趙荘が好きといった感想が多く寄せられていました。独特な容姿のキャラクターが多い漫画キングダムにおいて趙荘は数少ないイケメンキャラクターです。また趙荘は優れた知略も持ち合わせています。さらに趙荘は死に様もかっこいいことで有名となっています。そのため趙荘は漫画キングダムの中でも特に高い人気を博しています。

漫画キングダムに登場する趙荘に関する感想では戦死にショックを抱く感想も多く寄せられていました。非常に高い人気を博す趙荘は馬陽攻防戦で蒙武軍を壊滅させる活躍を見せました。しかし趙荘は作戦を全て見破った王騎の右腕・騰によって討ち取られてしまいます。この最後の死亡シーンは多くの趙荘ファンに強い衝撃を与えました。

漫画キングダムに登場する趙荘に関する感想では最後がかっこいいといった感想も多く見受けられました。趙荘は騰に討ち取られる際、王騎への執念を見せながら最後を遂げました。趙荘にとって王騎を倒すことだけが軍師としての全てだったのです。最後までその思いを捨てなかった趙荘の最後は非常にかっこいいものになっています。このかっこいい最後も趙荘が高い人気を博す大きな理由の1つといえるでしょう。

本記事では漫画キングダムに登場する趙荘について名言や史実、最後の死亡シーンなどをまとめてご紹介しました。残念ながら王騎と騰によって壮絶な最後を遂げてしまった趙国の将軍・趙荘。しかし信や蒙武にとって趙荘と龐煖は初めて出会った強敵でした。このことからもし趙荘が軍を率いていなければ、信や蒙武が馬陽攻防戦で大きく成長することは無かったことでしょう。