【キングダム】王騎軍のメンバー一覧！副官・軍長は誰？階級とともに紹介

王騎軍とは、秦国六代将軍の1人、王騎が率いる軍隊です。本記事では王騎軍メンバーキャラを階級一覧にまとめ、王騎軍を率いる王騎のプロフィールや最期、また副官であり王騎軍を引き継いだ騰のプロフィールや強さ、そして王騎軍の軍長らを紹介していきます！その前に王騎軍の登場する『キングダム』の作品情報を紹介していきます。

『キングダム』は2006年9月から2020年10月現在も週刊ヤングジャンプにて連載されている、原泰久原作の中国の春秋戦国時代を舞台にしたマンガです。第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞作品を受賞した『キングダム』は男女問わず高い人気を博し、3期までアニメ化、実写映画も第2弾が制作されることが発表されています。

59巻発売時点での『キングダム』の累計発行部数は、電子書籍版も含め累計6800万部を突破しており、史実を元にしたマンガであることからキャラクターが今後どうなっていくのかも注目されています。

戦争孤児のため下僕として仕えていた信は、同じく戦争孤児の漂と出会い2人で天下の大将軍となるため隠れて修練を積んでいました。その姿を見た秦国大臣・昌文君に見いだされた漂は仕官することに。しばらくたったある夜、物音に気付いた信が外に出ると、そこには血だらけで息も絶え絶えの漂がいたのです。漂の遺言に従いとある場所に行くと、そこには漂と瓜二つの青年がいました。

『キングダム』に登場する王騎軍とは、その名の通り将軍・王騎が率いる軍隊です。副官の騰や第一軍長の録嗚未、第二軍長の隆国、第三軍長の鱗坊、第四軍長の干央、第五軍長の同金からなる5人の軍長で構成されている王騎軍は「王騎将軍が先頭を率いるとき、王騎軍は鬼神と化す」と言われるほど、王騎への忠誠心に厚い軍隊だったようです。王騎の死後は副官だった騰が王騎軍を引き継ぎ、騰軍と名を改めています。

ここからは王騎軍のメンバーを階級一覧にしてまとめて紹介していきます！まずは大将軍でもある王騎のプロフィールや、「泣ける」「感動する」「かっこいい」と一度見たら忘れることのできない、涙なしには見られない王騎の最期について紹介していきます。

王騎軍メンバーキャラの階級一覧1人目は、大将軍である王騎です。王騎はその昔、昌文君とともに昭王に仕えた武人で、ありとあらゆる戦場にどこからともなく参戦し猛威を振るったことから「秦の怪鳥」とも呼ばれる六代将軍の1人です。分厚い唇に濃い眉毛、3つに分かれた髭、敬語や「んふふふ」、「ココココ」という独特の擬音がつくなど、濃い特徴を持つキャラクターでありながもファンからの人気が非常に高いキャラクターです。

昭王亡き後、一線を退いていた王騎将軍ですが、初登場時には気まぐれで政や信の敵側、すなわち竭氏側についていました。しかし昌文君から政の評価を聞き、敵側にいつつも味方のような動きをします。最終的に政の言葉を聞き「未熟」としながらも政を王として認めており、馬陽編にて、王騎は昭王からの遺言を政に出陣する前に伝えていました。昭王から政の代まで、実に4代に渡り仕えた武人となります。

王騎は馬陽編にて、李牧の罠に嵌り戦死しています。そもそも一線を退いていた王騎が秦国総大将としてこの戦に参加したのには訳がありました。王騎の城の召使・摎（きょう）は幼いころ、王騎に「将軍になって城を100個とったら結婚してくだい」と話していましたが、摎はそんなこと忘れているだろうと考えていました。しかし王騎はしっかりと覚えており、あと1つで100個目の城を落とせるという前の晩、摎を訪れていたのです。

しかしその100個目の城を落とす最中、龐煖（ほうけん）に襲われて命を落としています。王騎にとって龐煖は摎の仇でもあったのです。李牧はそれを知っており、総大将として出てくると見越していました。王騎は敵将の首を取っていたものの、深追いしすぎた蒙武を救援するために罠にかかり、龐煖と因縁の再会を果たします。

ほぼ互角の実力だったものの、魏加から矢を受け隙ができた王騎に龐煖が攻撃したことが致命傷となり、王騎軍や飛信隊は王騎の首を取られないようにその場から急いで逃げ去ります。余談ですがこのとき信は魏加を殺してから王騎軍の元へ駆けつけています。趙軍から逃げ切る際、王騎は信を自分の馬に乗せて将軍の見る景色を見せてあげるのです。そして逃げ切った先で王騎は王騎軍のメンバーに最後の言葉を話し、信に矛を託して力尽きます。

王騎軍メンバーの階級一覧、大将軍でもある王騎について紹介してきました。ここからは副官であり王騎の傍でともに戦い続けた騰のプロフィールや強さについて紹介していきます！

王騎軍メンバーキャラの階級一覧2人目は、副官の騰（とう）です。騰は長い髪にくるりと曲がった髭、そしてなにより「ファルファルファル」という擬音とともに攻撃するのが特徴的なキャラクターです。王騎軍の副官として王騎とずっとともにいた騰が、王騎の死に際、いつもの返答の「ハッ」以外は何も言わずにぐっと血が出るまで拳を握り締めていたのが印象的だったという感想もありました。王騎の死後、騰は王騎軍を引き継ぎ秦国将軍に。

騰は王騎軍副官という階級ではありましたが王騎本人から自分と実力は変わらないと言われていることから、相当な強さの持ち主だということが伺えます。騰は片手に持った剣を高速回転させて攻撃するために一度で複数の敵を倒すことができます。このとき飄々とした表情をしていることからも、軽々と攻撃を仕掛けていることがわかります。実際に王騎の死後、王騎軍を引き継ぎ騰軍となってから大将軍にまで上り詰めています。

王騎軍メンバーの階級一覧、王騎と副官の騰について紹介してきました。ここからは第一軍長の録嗚未、第二軍長の隆国、第三軍長の鱗坊、第四軍長の干央、第五軍長の同金を一覧にしてまとめて紹介していきます！

王騎軍メンバーキャラの階級一覧・軍長の1人目は王騎軍第一軍長の録嗚未（ろくおみ）です。矛を使う録嗚未は王騎軍最強であり、1番の激情家でもあります。録嗚未が王騎の死を聞いたのは万極軍と交戦中だったため、激高し暴走した結果、万極軍に大打撃を与えるなど血の気の多さでも有名です。王騎の死後は騰軍第一軍長となり、その後、騰傘下筆頭将軍となります。

録嗚未といえば騰との掛け合いが人気で、王騎の死後さらにひょうきんさを上げた騰のツッコミ役としてファンから人気が急上昇したキャラクターでもあります。真面目で激情家であることから騰に度々いじられており、録嗚未が瀕死の重傷を負っていてもしっかりツッコむ姿が見られます。前線で戦うタイプなため重傷を負うことが多い録嗚未ではありますが、すぐに復帰するタフさも持ち合わせています。

王騎軍メンバーキャラの階級一覧・軍長の2人目は王騎軍第二軍長の隆国（りゅうこく）です。王騎や録嗚未と同じく矛を使う隆国は、騰軍では参謀を務めるほど全体を見渡して戦うことのできるキャラクターです。しかし実力も確かなもので、王騎が龐煖から致命傷を受け戦場から離脱する際には決死隊となり退路を作り上げたために王騎は首を取られることなく最期を迎えられました。

このとき王騎は「騰に王騎軍を任せる」という遺言を遺していますが、その場に居合わせた隆国がその証人となっています。まじめで細かく、規律を重んじる性格をしている隆国は、おおざっぱなメンバーの多い飛信隊とはそりが合わず煙たがられているようです。上の画像でもわかるように非常にネチっこく口うるさい性格でもあるため、飛信隊の中でも真面目な羌瘣からも「細かっ」と言われてしまいます。

王騎軍メンバーキャラの階級一覧・軍長の3人目は王騎軍第三軍長の鱗坊（りんぼう）です。鱗坊も矛を使うキャラクターで、王騎死亡の報せを受けたときには言葉も発せず泣き崩れる姿が描かれていました。そんな鱗坊は相手を挑発することが多いものの、すぐにやりこまれてしまうという残念な運命の持ち主です。

上の画像は馬陽編にて渉孟に対して発したセリフですが、この戦いでは守りに徹することしかできなかったそうです。そして合従軍編にて同金の仇である楚将・臨武君に対し以下のようなセリフを言います。しかしこの後に白麗より矢の攻撃を受けて死亡してしまいます。

王騎軍メンバーキャラの階級一覧・軍長の4人目は王騎軍第四軍長の干央（かんおう）です。干央も矛を使うキャラクターで、死闘を得意としていることから軍の突破力は一、二位を争うほどです。馬陽編序盤、結成したばかりの飛信隊や、壁の上官という立場から信たちのことをよく見ており、信が趙将・馮忌の首を取った際には大声でその旨叫んだりと粋な計らいをすることがあります。

いくら王騎軍のメンバーが強いからと言っても世は戦国時代。戦、戦の日々で王騎軍からも戦死者は続々と出てしまいます。干央は最前線で戦うことが多いために常にボロボロの状態で、時には戦死したかと思われたこともありましたが、著雍編まで生き残っており将軍へと上り詰めています。

王騎軍メンバーキャラの階級一覧・軍長の5人目は王騎軍第五軍長の同金（どうきん）です。同金も矛を使うため、王騎含む王騎軍の軍長以上の階級のキャラクターは全員矛を使って戦っています。同金も鱗坊同様、王騎死亡の報せを聞いた際には号泣する姿が見られました。スキンヘッドが特徴的な同金は出番が少なく、合従軍編にて楚軍の臨武君に名乗った瞬間殺されてしまいます。

ここまで王騎軍メンバーの階級一覧を順に紹介してきました。ここからは王騎軍の主要キャラの声優を一覧にして紹介していきます！第三軍長の鱗坊と第五軍長の同金は声優情報がなかったため不明となっています。

王騎軍の主要キャラの声優一覧1人目は、王騎役の小山力也です。小山力也は1963年12月18日生まれ、京都府出身で、1987年に『仮面ライダーBLACK RX』で俳優としてデビューし、その後1996年から声優として活動を開始しています。声優としてデビューして以降は吹き替え声優を務めることが多かった小山力也ですが、2000年代からはアニメやゲームの仕事が増えてきたと言います。

そんな小山力也の声優としての代表作には、『はじめの一歩』の鷹村守役、『アベノ橋魔法☆商店街』のユータス役、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』のクゼ・ヒデオ役、『NARUTO-ナルト-』のヤマト（テンゾウ）役、『名探偵コナン』の毛利小五郎（2代目）役、『へうげもの』の織田信長役、『HUNTER×HUNTER（第2作）』のジン＝フリークス役などがあります。

王騎軍の主要キャラの声優一覧2人目は、録嗚未役の田尻浩章です。田尻浩章は1986年8月17日生まれ、熊本県出身で、2010年から声優として活動を開始しています。たじもんの愛称で知られ、81プロデュースに所属している田尻浩章は、水泳やプラモデルを趣味・特技に挙げています。

そんな田尻浩章の出演作には、『ぬらりひょんの孫 千年魔京』の遠野妖怪役、『へうげもの』の織田信孝、蜂須賀正勝、神谷宗湛役、『ポケットモンスター ベストウイッシュ』のバッフロン、イワーク、オーベム役、『ダイヤのA』の前園健太、武藤、米門西校部長、尾形監督、星田守役、『マジンボーン』のダークスパイダー、シャークボーン役などがあります。

王騎軍の主要キャラの声優一覧3人目は隆国役の加藤亮夫で、加藤亮夫は隆国のほかに騰の声優も担当しています。加藤亮夫は1960年9月1日生まれ、東京都出身で、1980年代から声優として活動を開始しています。声優になる前は劇団文学座に所属していましたが、声優に転向後はマーク・ストロングなどの吹き替え声優として活躍します。

そんな加藤亮夫のアニメ声優としての出演作には『東京アンダーグラウンド』の分隊長役、『ヒットをねらえ！』の雨宮涼、韮沢譲治役、『NARUTO-ナルト-疾風伝』のキタネ役、『べるぜバブ』のフォルカス・ラフマニノフ役、『ダイヤのA』の田原利彦役、『ベイビーステップ』のケビン役、『スター☆トゥインクルプリキュア』のクク役などがあります。

王騎軍の主要キャラの声優一覧4人目は干央役の赤城進で、赤城進は干央役以外にも里典、迫氏、ムタ、呉慶、渕などの声優も務めています。赤城進は11月28日生まれ、東京都出身で2000年代から声優として活動を開始しています。ケンユウオフィスに所属しており、以前は遠藤真（えんどうまこと）名義で活動していたようです。

そんな赤城進の主な出演作には『戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation』の細川忠興役、『のだめカンタービレ』のハンス役、『MAJORシリーズ』の峰岸役、『グイン・サーガ』のフェルドリック役、『暁のヨナ』のイル役、『終末のイゼッタ』のグロスコップ役、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のリンジー・ニックス曹長役、『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』の闇の王役などがあります。

ここからは王騎軍に関する感想や評価を見ていきましょう！こちらの方は実写映画『キングダム』を見て、「大沢たかおの演じる王騎がかっこいい」という感想を持たれています。王騎は原作でも非常に人気の高いキャラクター故に実写映画化が決まった際にはいったい誰が演じるのかと話題になっていました。

人気作品が実写映画化する際、ファンはイメージを壊したくないからと否定的な意見が多く見られます。しかし大成功ともいえる『キングダム』の実写映画はいずれのキャラクターもピッタリだという感想が多いように、王騎を演じた大沢たかおも高い評価を得ていました。

細かくねちっこい性格だと言われる隆国は、用兵術に疎い信を厳しく指導する姿も見られます。飛信隊には「口うるさい」と疎まれつつも、なんだかんだと世話を焼いてくれる描写から「隆国は信のお父さん兼お母さんのようである」という感想を持つ方がいらっしゃいました。

こちらの方は「王騎将軍と騰のシンプルなやり取りが深くて美しいコミュニケーションだったことに感動した」という感想を持たれています。王騎将軍と並ぶほどの実力を持ちながら副官として傍にいた騰と王騎将軍の信頼関係があるからこその「ねぇ、騰？」「ハ！」のやり取りが最高だと感じるファンはこの方以外にもいらっしゃるようで、「王騎将軍と騰のコンビが好き！」「2人のやり取り最高！」という感想も多く見られました。

こちらの方も「王騎将軍と騰のコンビがかわいくて好き」という感想を持たれています。主従関係でありながらもおちゃめな一面を持つ2人だったため、王騎の死後、王騎のモノマネをする騰が描かれていますが、このシーンが好きだというファンも少なくありません。騰軍として王騎軍を引き継いだ後もしっかりと軍をまとめている姿は流石だという感想も見られました。

こちらの方は「騰は秦の中でも一番バランスのいい武将」だという感想を持たれています。王騎も認めていますが、「王騎引けを取らない強さを持ち、個人の武力もトップクラス、知略もあり若い目を認め育てることができ、軍としても有能な武将を持ち…」と騰の素晴らしさ、魅力を余すことなく語っています。

王騎は『キングダム』のキャラクターの中でもTOP3に入るほど人気の高いキャラクターですが、王騎軍のメンバー、特に騰も非常に人気が高く、この方のように騰に関するツイートも多く見られました。

ここまで王騎軍メンバーを階級一覧にしてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか？比較的序盤で死亡する王騎は王騎軍や信たち飛信隊だけでなく一読者、一視聴者をも虜にするほど魅力あふれるキャラクターです。死亡後も人気が衰えることなく、むしろ王騎の死を引きずるファンもいるほど。しかし個性派でもある王騎が率いる王騎軍は、副官を始めみな王騎同様クセの強いキャラクターばかりです。

『キングダム』は戦国時代を描いたマンガなため当然死者も大勢出ます。王騎軍は秦国の中でも非常に強い軍ではありますが、本記事で紹介した軍長クラスでもすでに戦死しているキャラクターもいます。いずれのキャラクターも人気が高いため、死を悲しむファンの声も非常に多く見ることができました。そんなファンからも愛される魅力たっぷりの王騎軍の登場する『キングダム』、ご覧になってみてはいかがでしょうか？