2020年09月03日公開
2020年09月03日更新
あひるの空が黒子のバスケをパクって炎上?問題となったアニメ回を調査
バスケットボールを題材とした漫画・『あひるの空』のアニメが同じくバスケットボールを題材としている漫画・『黒子のバスケ』をパクっていると炎上していました。『あひるの空』が『黒子のバスケ』のパクリ炎上騒動の詳細は一体どのようなものとなっているのでしょうか?似てると言われているのは、『黒子のバスケ』特有の『ゾーン』という表現のようですが…?今回は、『あひるの空』が『黒子のバスケ』をパクったと言われる炎上騒動についてチェックしてみましょう。
目次
あひるの空とは?
バスケットボールを題材とした作品の漫画として長期連載されている人気漫画・『あひるの空』。そんな『あひるの空』とは一体どのような漫画なのでしょうか?まずは、人気漫画・『あひるの空』の概要とあらすじをチェックしてみましょう!
あひるの空の概要
『あひるの空』は、週刊少年マガジンにて2004年第2,3合併号から現在にかけて連載を継続している日向武史による漫画です。そんな『あひるの空』の単行本は2019年6月現在で51巻となっており、アニメは2019年10月〜現在にかけて放送されています。
あひるの空のあらすじ
母は元全日本バスケットボール選手の車谷由夏、父は九頭龍高校の教師でバスケ部監督というバスケのサラブレッド・車谷空が主人公です。そんな車谷空は身長149センチというバスケには不向きそうな身長ですが、九頭龍高校に入学してバスケ部に入部しようと心に決めます。
母に誓った「高校最初のバスケの大会で優勝」の実現の為、車谷空はバスケ部に入部しようとするも、バスケ部は不良達の巣窟になっていて部活動などできる状況ではありませんでした。最悪の状況からスタートした車谷空のバスケ生活は一体どうなるのか…バスケ部員の学校生活や恋愛・心情・いじめ・部員の日常などが繊細に描写されている作品です。
あひるの空が黒子のバスケをパクって炎上?
バスケットボールを題材とした作品『あひるの空』が、同じくバスケットボールを題材としている作品・『黒子のバスケ』をパクったとして炎上騒動が起きてしまいました。『あひるの空』は『黒子のバスケ』のどのようなところをパクったと言われているのでしょうか?お次は、『あひるの空』が『黒子のバスケ』パクリ炎上騒動についての原点や、似てると言われた問題点についてチェックしてみましょう。
パクリ騒動①日向武史先生のツイート
『あひるの空』が『黒子のバスケ』パクリ炎上騒動1つめは、『日向武史先生のツイート』です。『あひるの空』の作者である日向武史先生のツイートが『あひるの空』と『黒子のバスケ』のパクリ炎上騒動の始まりだったようです。パクリ炎上騒動のはじまりとなった、『あひるの空』の作者である日向武史先生のツイートは「最低だ。」という一言でした。
このツイートに、『あひるの空』の作者である日向武史先生はテレビアニメ『あひるの空』公式が投稿していたツイートを引用していました。作者である日向武史先生がテレビアニメ『あひるの空』公式に対して「最低」だと、Twitterというネットワークを使って思いを吐露するなんてよっぽどのことが起きたと読者たちも理解したようです。
『あひるの空』の作者である日向武史先生が引用していたテレビアニメ『あひるの空』の投稿内容は、一枚の画像が載せられ、アニメ第37話『TENDER』放送までのカウントダウンをしていました。公式アニメが放送カウントダウンすることは何の問題もありません。そしてどのアニメ作品も同じように、放送までのカウントダウンをしています。
そんな中、何が問題となっていたのかというと、このツイートに載せられてた1枚の画像です。『あひるの空』が『黒子のバスケ』をパクったと炎上したこちらの騒動では、『黒子のバスケ』で演出される『ゾーン』というものが『あひるの空』のアニメでも使われていたことが原因となっていたようでした。
パクリ騒動②日向武史先生に多くのDMが届いた
『あひるの空』が『黒子のバスケ』パクリ炎上騒動2つめは、『日向武史先生に多くのDMが届いた』です。『あひるの空』の作者である日向武史先生のTwitterアカウントへ立て続けにDMが届いたことで、『あひるの空』の作者である日向武史先生は一体何事かと思ったようです。
多くのDMが立て続けに届いたことで『あひるの空』のアニメ公式アカウントでのパクリ表現を知ったようでした。『あひるの空』の作者である日向武史先生は、アニメ公式アカウントが投稿したツイートについて、『「ディオメディアだから仕方ない」…と言いたいところだけど、自分の漫画だしそうもいかない。』と複雑な心境を吐露しています。
そして、『黒子のバスケ』のファン達を不快にさせてしまったことや、純粋な『あひるの空』の読者にも謝罪の言葉を述べていました。それに加えて、『あひるの空』のアニメ公式アカウントに対して、「失望に値する、最低な演出だと思います。重ねてお詫びを。」とツイートしていました。
パクリ騒動③アニメ公式が消したツイート
『あひるの空』が『黒子のバスケ』パクリ炎上騒動3つめは、『アニメ公式が消したツイート』です。『あひるの空』のアニメ公式アカウントは、アニメ第37話『TENDER』放送までのカウントダウンツイートをのちに消しています。ツイートを消すことで、炎上騒動を収めようと思ったのでしょうが、やはり世間の目は厳しく、消したからといってパクリ炎上騒動は収まりませんでした。
さらに、『あひるの空』の作者である日向武史先生は、『あひるの空』アニメ公式アカウントが投稿したツイートのスクリーンショットを載せ、「逃げるなら最初からやるなよ。」と厳しい言葉をツイートしています。似てるという表現では済まされないほど、酷似したゾーン表現は、『あひるの空』や『黒子のバスケ』ファンはもちろんのこと、『あひるの空』の作者である日向武史先生も怒りに震えているようでした。
あひるの空の問題となったアニメ回やゾーン
大きな問題となった、『あひるの空』が『黒子のバスケ』パクリ炎上騒動。そんな『あひるの空』で「パクリ」「似てる」と問題となったアニメ回や『ゾーン』とは一体どのようなものだったのでしょうか?お次は、『あひるの空』が『黒子のバスケ』をパクったとして炎上した問題のアニメ回やゾーンについてチェックしてみましょう。
あひるの空の炎上したアニメ回やゾーン
『あひるの空』が『黒子のバスケ』と似てると言われ、炎上したアニメ回は『あひるの空』アニメ第37話『TENDER』でのことです。『あひるの空』のアニメが『黒子のバスケ』と似てると言われた炎上騒動の原点は、アニメ第37話『TENDER』での一枚の画像でした。
そんなアニメ第37話『TENDER』放送カウントダウンと共に投稿された一枚の画像は、『黒子のバスケ』で表現されている『ゾーン』という演出と非常に似てると言われていました。『黒子のバスケ』で表現されているゾーンとは、本来なら不可能である筈の100%の力を出せるようになり、緑間曰く不必要な情報は全てカットされ、その代わり必要な情報処理能力が向上するようです。
そして、表現としては目から光の残像が出現するものとなっており、『黒子のバスケ』のアニメではキャラクターのイメージカラーに対応した色の光が目から出現するような演出となっています。『ゾーン』というものは、『黒子のバスケ』だけに限らず、どのスポーツ選手でも入れる可能性はあると言われています。
しかし、『黒子のバスケ』のゾーンはちょっと特殊な表現となっているようで、これが目から光が出るような表現となっているようでした。いわば、『黒子のバスケ』のゾーンは『黒子のバスケ』のオリジナル表現ということです。
そんな『黒子のバスケ』のオリジナル表現となっている『ゾーン』が、『あひるの空』のアニメで表現されたとなれば、『あひるの空』の原作ファンやアニメ視聴者たちはもちろん、『黒子のバスケ』のファンたちも大激怒する事態となってしまいました。『似てる』というよりは、『そっくりそのまま』と表現するのが正しいほど、『黒子のバスケ』のゾーンと同じ表現になっているようでした。
あひるの空のアニメを制作しているディオメディアとは?
『あひるの空』のパクリ炎上騒動となったのは、『あひるの空』のアニメが関係しています。そんな『あひるの空』のアニメを制作しているのは『ディオメディア』という会社です。『ディオメディア』とは、2007年11月にスタジオバルセロナの取締役社長を務めていた小原充が同社の事業・資産を承継するため新たに設立したアニメ制作会社です。
元々は制作部と作画部のみでしたが、2010年に彩色部、2012年に撮影部を新設し、順次制作会社としての規模を拡大しています。そして2011年からは版権事業にも参入し、ディオメディアショップを開設し、アニメ制作用品及びディオメディアが手掛けた作品のキャラクターグッズ開発・販売、原画展の開催、コミックマーケットほか大型イベントへの出展など事業を展開しているようです。
あひるの空と黒子のバスケは似てる?違いを考察
『あひるの空』が『黒子のバスケ』をパクったとして起きた今回の炎上騒動ですが、実際に『あひるの空』と『黒子のバスケ』は似てるのでしょうか?お次は、『あひるの空』と『黒子のバスケ』が似てると言われる点や違いを、それぞれの作品の特徴から比較してみましょう。
あひるの空の特徴
まずは『あひるの空』の特徴についてチェックしてみましょう。『あひるの空』は、主な登場人物たちが素人や初心者がメインのチームとなっています。そのため、バスケットボールに対して現実的なテクニックを使って勝負します。キャラクターたちが素人や初心者が多いため、実際の部活動に限りなく近いストーリー構成になっているのも『あひるの空』の特徴です。
超人的なテクニックを持っているキャラクターがほぼいないので、『あひるの空』は敗北したことから徐々にキャラクターたちが成長していく過程を楽しむ作品とも言えます。素人や初心者がメインのチームなので、キャラクターたちが目指しているのはインターハイ出場です。
黒子のバスケの特徴
続いては『黒子のバスケ』の特徴についてチェックしてみましょう。『黒子のバスケ』は、主な登場人物たちが実力者ぞろいのチームとなっています。そのため、バスケットボールに対しては人間離れしたテクニックを使って勝負します。『黒子のバスケ』では猛者達が揃っているため、現実の部活動とはかけ離れ、完全にフィクションと思われるストーリー構成になっています。
『あひるの空』は素人たちが多いので少しずつ成長していく過程が描かれますが、『黒子のバスケ』は元々実力者ばかりのチームなので常に勝利を目指しているチームです。全国制覇を目指すほどの高いレベルですから、勝つのは当たり前。しかし、それでも全国の猛者たちと戦うシーンがカッコ良く描かれています。
あひるの空の黒子のバスケパクリ騒動に関する感想や評価
アニメ『あひるの空』が『黒子のバスケ』をパクったとして起きた炎上騒動。この『あひるの空』パクリ騒動に対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか?最後に、『あひるの空』が『黒子のバスケ』パクリ炎上騒動に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。
黒子のバスケの連載は2009年から
— 葉敷 (@hashikiahiru) July 2, 2020
あひるの空の「黒子の赤い人に似てる」と言われる不破豹の登場は2006年からであります
似てるはともかく、赤い人のパクリとかマネすんなといわれるのは非常に納得ならぬのです。同じスポーツなら演出やキャラの類似は避けられないだろうし。
という強い空リプ。
こちらの方は、『あひるの空』の『黒子のバスケ』パクリ騒動に対して「似てるはともかく、赤い人のパクリとかマネすんなといわれるのは非常に納得ならぬのです。同じスポーツなら演出やキャラの類似は避けられないだろうし」とツイートしています。同じスポーツを題材とした作品であればスポーツのルールが同じこともありますし、演出やキャラが似てしまうのも避けられないのだから…と考える方もいるようです。
あひるの空のアニメやってもうたなw
— ナツ (@FF14natu) July 11, 2020
作者キレて当然やわ
同じバスケ漫画でも黒子とあひるは路線が全然違うやろ・・・
原作にないことをアニメが勝手にやってパクリって言われるのかわいそう
こちらの方は、『あひるの空』の『黒子のバスケ』パクリ騒動に対して「あひるの空のアニメやってもうたなw作者キレて当然やわ。同じバスケ漫画でも黒子とあひるは路線が全然違うやろ…原作にないことをアニメが勝手にやってパクリって言われるのかわいそう」とツイートしています。『あひるの空』の原作ではない表現をアニメが勝手にしたことで作品そのものが「パクリ」と言われるのを気の毒に思う方もいました。
黒子のバスケもスラムダンクやあひるの空を読んだ後から読んだら、パクリがすごいことに気付く
— 友枝太郎 (@Taro1515ducksky) February 6, 2014
こちらの方は、『あひるの空』の『黒子のバスケ』パクリ騒動に対して「黒子のバスケもスラムダンクやあひるの空を読んだ後から読んだら、パクリがすごいことに気付く」とツイートしています。『黒子のバスケ』と『あひるの空』・『スラムダンク』はどれもバスケを題材にしているため、『黒子のバスケ』もパクリがあるんじゃないかと言われるようになり、同じスポーツを題材にした作品が表現する難しさを考えさせられます。
あひるの空の黒子のバスケパクリ騒動まとめ
『あひるの空』の『黒子のバスケ』パクリ騒動まとめについてのご紹介はどうでしたか?パクリ騒動については、原作のパクリというよりはアニメが勝手に演出をプラスしたことで、『あひるの空』が『黒子のバスケ』をパクったと言われるようになってしまったようです。そのため、『あひるの作者』・日向武史先生は『あひるの空』のアニメ公式アカウントに対して怒りをあらわにしていました。
日向武史先生は『あひるの空』のファンや『黒子のバスケ』ファンにも謝罪のツイートをしていました。原作者である日向武史先生はかなりお怒りの状態となっているようでしたから、やはりアニメ制作会社などの圧力もあり、勝手に表現がプラスされてしまったのかもしれないと考えられています。日向武史先生はもちろん、原作ファンもがっかりした騒動になったので、今後はこの様なことが無いように努めてもらうことを願うばかりです。