【ナルト】うちはイズミはうちはイタチの恋人（彼女）？小説版とアニメ版の違いは？

NARUTO（ナルト）は週刊少年ジャンプで連載された、作者・岸本斉史による忍者・バトル漫画です。連載期間は1999年から2014年、コミックは全72巻発売されました。2015年には「NARUTO-ナルト-外伝～七代目火影と緋色の花つ月～」が連載され、コミックは全1巻発売されました。NARUTO（ナルト）のアニメ版は、2002年から2007年まで、続編の「NARUTO-ナルト-疾風伝」が2007年から2017年まで放送されました。

NARUTO（ナルト）は、若い忍たちが「忍術」、「幻術」、「仙術」そして「体術」を操り、忍の最上位である火影を目指す忍者・バトル漫画で、週刊少年ジャンプを代表する漫画の一つとされています。海外でも高い人気を集めるNARUTO（ナルト）は多数の国々で放送され、コミック累計発行部数が2億5000万部を超えました。

忍の国である火の国の木ノ葉隠れの里で生まれた主人公・うずまきナルトは忍者アカデミーに通う忍者の卵です。3度も落ちた卒業試験にようやく受かり、下忍となったナルトは、うちはサスケや春野サクラなどの同級生とともに、はたけカカシ（上忍）が担当する第七班に入りました。ナルトは仲間と共に、厳しい修行と試練の日々を過ごすことになります。

うちはイズミは、NARUTO（ナルト）の原作漫画には登場しません。うちはイズミが登場するのは、NARUTO（ナルト）小説版の「イタチ真伝」とアニメ版です。うちはイズミは木ノ葉隠れの里に所属する忍で、うちは一族出身の母親とうちは一族ではない父親との間に生まれました。うちはイズミの誕生日、年齢、身長や体重などは不明です。容姿は長い黒髪のストレートヘアー、瞳は大きく、目元にあるほくろなどが特徴です。

うちはイズミは木ノ葉隠れの里の忍ですが、父親がうちは一族ではなく、生まれは木ノ葉隠れの里ではなかったそうです。父親の死をきっかけに母親が自身の故郷、木ノ葉隠れの里にイズミを連れて帰ってきたのでした。木ノ葉隠れの里の住人になったうちはイズミは、入学した忍者アカデミーで、恋人？と言われるうちはイタチと出会いました。ここからは、うちはイズミとうちはイタチの出会いから見ていきます。

忍者アカデミーで同級生のイズミとイタチですが、イタチは他人と積極的に関わることを好まない性格でした。また、イタチは極めて優秀だったことから他の生徒たちから虐められることもありました。しかし、成績優秀どころかアカデミーの生徒のレベルを超えてしまっているイタチにとって、他の生徒からのいじめなど簡単にかわすことができます。いつもの様に嫌がらせをかわそうとしていたその時、イズミが現れ、イタチを庇いました。

他人との交流を極力避けてきたイタチは、誰もが自分に対して距離を取り、疎ましく思われているのを自覚していました。そんな自分を助けるために駆けつけてくれたイズミに、イタチは心を開いていくのでした。

人と関わることを避けてきたイタチでしたが、この出来事からイタチはイズミと親しくなっていきました。イズミはイタチに恋心を抱くようになり、イタチもそんなイズミの想いに少しずつ気づいていきました。イタチもまたイズミを好きになっており、二人は両想いだったのですが、イタチはイズミに告白することはありませんでした。

忍としてずば抜けた能力を持つうちはイタチは同級生たちよりも早くアカデミーを卒業し、暗部に入隊しました。その後、イズミもアカデミーを卒業し、下忍として任務に就きました。二人の良い関係は続いていますが、イタチにはある大きな目的があり、そのために恋愛を謳歌している場合ではないと自分自身を戒めていたようです。

ここまで、うちはイズミはうちはイタチの恋人（彼女）？について考察しました。イズミとイタチは両想いですが、イタチがイズミの想いに応えることはありませんでした。それでもイズミはイタチの恋人（彼女）？の様な良い関係でした。しかし、そんな二人の平和な時間も終わり、イタチによるうちは一族虐殺の日が来ました。イズミの最期が小説版とアニメ版とでは違っているということで、その違いについて見ていきます。

NARUTO（ナルト）小説版の「イタチ真伝」で描かれているうちはイズミの死亡シーンについて見ていきます。うちはイタチはうちは一族を殺害するにあたって、真っ先にイズミと彼女の母親の元へ行きました。その理由は、殺害が始まればイズミが自分もイタチの手に掛かり殺されると悟ってしまうと考えたからだと言われています。

うちはイタチが考えたイズミを殺す方法は幻術です。その内容を見ていくと、イタチがイズミに告白し、二人は恋人同士になります。そして結婚し、子どもも産まれて絵に描いた様な幸せな家族の姿を見せます。さらに、成長した子どもたちは結婚し、イタチとイズミは孫に恵まれ、賑やかな老後を送っています。そして、イズミに最期の瞬間が訪れます。最期は愛するイタチに看取られて息を引き取るという穏やかなものでした。

こうして、イズミはイタチが掛けた幻術によって幸せな生涯を送り、イタチという愛する人に看取られて最期を迎えることができたのでした。イズミもイタチも現実では本当の恋人同士になることはありませんでしたが、このような形でイタチはイズミに、自身の秘めていた想いを見せたのではないかと考えられています。

小説版「イタチ真伝」でのイズミの最期のシーンを見てきましたが、アニメ版でのイズミの最期は小説版とは違っているということで、ここからは、アニメ版でのイズミの最期のシーンを見ていきます。小説版ではイズミは、イタチがうちは一族の虐殺を決行した日にイタチに殺されましたが、アニメ版では、イズミが最期を迎えたのは同じ日ですが、イズミを殺したのはうちはオビトです。

アニメ版では、オビトはイズミ殺害だけに関わっているのではなく、うちは一族の虐殺にも関わっています。イタチが父・フガクと対決している時、イズミはオビトと戦っていました。オビトとの戦闘でイズミは苦戦を強いられます。最期の時、イズミは心の奥で必死にイタチに呼びかけますが、叶うことなくオビトに殺されてしまったのでした。

うちはイズミの写輪眼について見ていきます。イズミは幼い頃に父親を殺害されています。父親が死亡したことが、イズミの写輪眼開眼のきっかけになったと言われています。写輪眼が開眼するには、うちは一族の人間が愛する者を失ったことで感じる深い哀しみが条件の一つとなります。愛する父親を失ったことが、イズミの開眼のきっかけとなったと考えられます。

イズミは写輪眼をうまく駆使することはできないようですが、アカデミーの生徒からいじめられているイタチを庇った際、写輪眼が出現しました。イタチはこの時まだ写輪眼を開眼しておらず、イズミの写輪眼に興味を持ちました。

ここまで、うちはイズミの最期のシーンについて、小説版とアニメ版の違いを見てきました。また、イズミが写輪眼を開眼していることについてもその詳細を見てきました。ここからは、イズミの名シーンと言われるシーンを紹介していきます。

うちはイタチはアカデミーの中で抜群の成績を誇り、また、イタチ本人が人と接触することを好まないこともあり、他のアカデミーの生徒から疎ましく思われていました。そんな中で、アカデミーの生徒から誘われた時、「手裏剣の修行をするから」と断ったイタチに対して生徒たちは石を投げました。その様子をイズミが見ていました。

イズミは生徒たちに止めるようにと声を掛けますが、生徒たちは止めることなく石を投げ続けます。するとイタチがその石を取って投げ返しました。イタチは為す術もなくやられているわけではなく、やり返すタイミングを計っていただけなのでした。イタチほどの実力があれば、他の生徒たちからの攻撃など簡単にかわすことができます。

それでもイズミは見過ごすことなくイタチを庇ってくれたのです。この名シーンによってイタチはイズミに興味を持ち、二人が親しくなるきっかけになりました。

この名シーンは、イズミとイタチが団子を食べているシーンですが、二人の姿が微笑ましいと言われています。普段は人を簡単に寄せ付けないイタチが、イズミにだけは心を開き、このような仲の良い姿を見せてくれました。

イタチが、まだ赤ちゃんの弟・サスケの子守りをしていたところ、そこにイズミがやって来て、赤ちゃんを抱かせて欲しいと頼みました。ところがイタチは、サスケが泣いてしまうと困ると言ってイズミの頼みを断りました。それでもイズミはどうしても抱きたいと、イタチの腕から強引にサスケを抱き上げると、サスケが大声で泣き始めました。サスケに泣かれた時のイズミはとてもがっかりした表情をしています。

ここまで、うちはイズミの名シーンを紹介してきました。ここからは、アニメでうちはイズミの声を担当している声優・松井暁波（まついあきは）について紹介します。

うちはイズミの声優・松井暁波（まついあきは）は1991年9月15日生まれ、声優事務所「ケンユウオフィス」の準所属となっています。声優の鷹森淑乃は母です。

うちはイズミの声優・松井暁波の主な出演作を紹介します。テレビアニメでは2015年「ベイビーステップ2」ミキ、2017年「それいけ！アンパンマン」ネコ美、ポテトン、2018年「グランクレスト戦記」エレット・ハルカス、2019年「まんなかのりっくん＠きんてれ」お母さん、2020年「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」里沙の母、狼、ラビットなどです。

Webアニメでは、2017年「銃娘」ケリー、2019年「ファイトリーグ ギア・ガジェット・ジェネレーターズ」フリックコマンダーph-1、などです。ゲーム作品では、2015年「ソフィーのアトリエ～不思議な本の錬金術士～」プニプニ、2017年「妖獣契約クリプトラクト」アルセーネ、2018年「モン娘☆は～れむ」アンジェリカ、「リング☆ドリーム 女子プロレス大戦」久坂美鈴、2019年「ポケモンマスターズ」スモモ、などです。

小説「イタチ真伝」で、うちはイタチによるうちは一族虐殺の夜、イズミは最期を迎えました。その夜までの二人は、まるで恋人同士のような仲の良さを見せていました。その二人のやり取りが涙を誘うということと、イタチがイズミに見せた幻術は、イタチにとっても望んだ未来だったのではないかと言われています。

人との接触を避け、また、誰よりも優秀だったことから、周囲に疎まれていたうちはイタチ。そんなイタチに本気で関わっていったイズミは、イタチを恋するようになっていきました。イタチもまたイズミを想うようになっていたと思われます。小説「イタチ真伝」でのうちはイズミの最期のシーンでも分かるように、うちはイタチにとってイズミは特別な存在だったという感想です。

「イタチ真伝」の、イズミの最期のシーンがとても好きだという感想です。うちはイズミはうちはイタチの恋人（彼女）の様な存在で、イタチはイズミを現実で幸せにできなかったので、せめて最期に二人の幸せな未来を見せてやりたかったのでした。

いかがでしたか？NARUTO（ナルト）のうちはイズミはうちはイタチの恋人（彼女）？について見てきました。イズミとイタチは両想いでしたが、現実には恋人同士になることはありませんでした。しかし、良い関係を築いていたイズミとイタチは、二人で団子を食べたりサスケをあやしたりと、つかの間穏やかな日々を過ごすことができました。

そんな幸せな日々も終わり、うちは一族虐殺の夜、イタチはイズミに幸せな未来を幻術によって見せてあげました。そのイズミの最期のシーンに涙したという声が寄せられています。アニメ版にはなかったイズミとイタチの感動シーンが泣けるという小説「イタチ真伝」を、是非お楽しみください。