【さらざんまい】アの意味を考察！これまでに登場した「ア」のシーンと伏線とは？

「さらざんまい」は2019年に放映されたテレビアニメです。原作漫画や原作小説のないオリジナルアニメとして制作されたことが話題になったと言われています。ここでは複雑・難解なストーリーでコアなファンを多く獲得したと評されている「さらざんまい」の重要な伏線「ア」マークが何であるか、そして「ア」マークの意味について考察していきます。それではご覧ください。

ここでは人気テレビアニメ「さらざんまい」の概要について紹介していきます。「さらざんまい」は2019年4月から6月までフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放映されました。「少女革命ウテナ」で知られるアニメ監督幾原邦彦が中心となって制作されたオリジナルアニメです。原作漫画・小説のないオリジナル作品ということで話題になりました。イラストレーター、ミギー原案のキャラクターも人気の一因と評されています。

テレビアニメ「さらざんまい」は放映開始とともに難解で多くの伏線が張りめぐらされたストーリー展開とキャラクターのカッコよさで人気作品となりました。全11話が放映され、円盤化もされて2020年9月現在容易に鑑賞が可能です。また、コミカライズ・小説化などメディアミックスも行われてファン層を拡大しています。2019年11月には舞台化され、原作アニメを知らない層にもアピールすることに成功したと評されています。

ここではオリジナルテレビアニメ「さらざんまい」のあらすじを紹介していきます。「さらざんまい」の舞台は東京・浅草です。仲良しの中学2年生三人組の矢逆一稀・久慈悠・陣内燕太はある日カッパの形をした生命体ケッピに出会いました。三人はカッパをカエルと間違えてしまい、怒ったケッピに尻子玉を抜かれてカッパにされてしまいました。元の姿に戻りたい三人はケッピの命令でゾンビの尻子玉を探しに行くのでした。

人気テレビアニメ「さらざんまい」の重要な伏線だと言われているのがストーリー中何度も登場する「ア」のマークです。ピンクで書かれた丸の中に黒字で「ア」と書いてあるこのマークは何を意味しているのでしょうか？ここでは「さらざんまい」に登場する「ア」マークが何を意味しているのか、そして「ア」マークの登場シーンを紹介していきます。それではご覧ください。

人気テレビアニメ「さらざんまい」の伏線と評されている「ア」マークが何を意味するのかを考察しています。当初は「さらざんまい」の舞台である浅草の「ア」ではないかと考察するファンがいました。また、尻子玉が物語の重要なアイテムであることから尻の英語の頭文字を取った「ア」ではないかと分析するファンも多かったと言われています。しかし、ストーリーが進むにつれ「ア」には別の意味があるのではないかと言われました。

「さらざんまい」のストーリーが完結した2020年9月現在では何度も登場した「ア」マークの意味を「愛」であると考察するファンが一般的だと言われています。その証拠と評されているのが浅草ご当地アイドル吾妻サラの番組「アサクササラテレビ」のシーンです。「『ア』あっての自分」「心から『ア』を信じなさい」「『ア』をご自由にご覧ください」などと書かれた「ア」を「愛」に置き換えると成立する板が乱立しています。

「さらざんまい」には「ア」のマークと対をなすマークとしてカワウソのマークが登場しました。三人組がカパゾンビに挑む時「ア」のマークはカワウソマークに変わります。カワウソは欲望の象徴であり、三人組が尻子玉を手に入れようとする欲望が丸出しになったことを意味します。カパゾンビを倒すと元の「ア」に戻ります。このことから「さらざんまい」は「愛と欲望の物語」だと考察されています。

ここでは人気テレビアニメ「さらざんまい」のストーリー中何度も登場した「ア」マークの登場シーンをいくつか紹介していきます。最もファンの間でインパクトを残したと言われているのは先述した吾妻サラの番組「アサクササラテレビ」のバックに登場した木の板です。ここでは先述した文の他に「世界の『ア』を叫」という露骨に「世界の中心で、愛をさけぶ」を連想させる板もあり大きな話題を呼んだと評されています。

「さらざんまい」で何度も登場する「ア」の登場シーンを紹介しています。ファンの間で大きな話題になったと言われているのが三人組がカッパに変身した時に頭の皿を上から見たシーンです。そこにはWi-Fiマークによく似た図と「ア」の文字がありました。このシーンは「ア」が何を意味するのかの重要なヒントになったと同時に「さらざんまい」のタイトルの元が「カッパにされた三人組の皿が三枚」なのではないかと言われています。

テレビアニメ「さらざんまい」は監督を務めた幾原邦彦の個性が前面に出た難解なストーリー展開でファンの間で話題になったと言われています。ここでは「さらざんまい」の中に散りばめられた伏線を各話ごとに取り上げていきます。「さらざんまい」に登場した伏線に何の意味が隠されているのかをネタバレも含めて紹介していきます。「さらざんまい」未見の方はご注意ください。それでは一皿から五皿までの伏線紹介をご覧ください。

「さらざんまい」一皿の伏線をネタバレで紹介・考察します。一皿には先述した「アサクササラテレビ」で「ア」板が乱立するシーンや三人組のカッパ変身時の皿に「ア」が書かれているシーンの他にも「kappazon.com」と書かれた箱が浮遊するシーン、物語を繋ぐ役割をしていると言われているスマホが目立つシーン、ラストで一稀の弟春河のスマホに一瞬だけ出てくるカワウソマークなど多くの伏線が提示されています。

人気テレビアニメ「さらざんまい」の二皿に登場する伏線を紹介・考察していきます。一稀の自宅はドアがスライド式でトイレに手摺りが付いているなどバリアフリーになっています。弟春河が歩いているシーンもなく、後々その理由がわかる伏線となっています。春河のスマホに再度カワウソマークが登場します。美形キャラで警察官の玲央と真武が踊る「カワウソイヤァ」は話題になりました。ここでは機械の心臓が登場します。

2019年に放映された人気テレビアニメ「さらざんまい」の伏線を各話ごとに紹介しています。三皿にはご当地アイドル吾妻サラのマスコットが登場しますが、それがケッピに酷似していることからサラもカッパ王国の関係者なのではないかと考察されました。一稀は燕太の秘密を漏らしますが、彼は弟にしか関心がないので罰ゲームだと思っています。カパゾンビは尻子玉を取られると存在が消滅して繋がりが一切なくなってしまいます。

「さらざんまい」の伏線を各話ごとネタバレ紹介しています。四皿では吾妻サラが「アサクササラテレビ」で「プリンスは愛と欲望の間にいるディッシュ」という文が入ったレポートをしています。また、春河が下半身不随であることがわかり、玄関もバリアフリーとなっていることから彼の障害はかなり以前に起こったものであることが窺えます。

人気テレビアニメ「さらざんまい」の伏線を紹介しています。五皿に登場した伏線は吾妻サラに特化したものが多いと言われています。吾妻サラの楽屋が映されますが、そこにはケッピ王子をモデルにしたティッシュケースが置かれています。また、閉じ込められたサラがマスコットで出てきたりなど彼女がカッパ王国の人間であるのではないかと思わせる描写が見られます。

ここでは人気テレビアニメ「さらざんまい」に散りばめられた伏線の後半を紹介していきます。カッコよくてかわいいキャラクターが展開する下品なストーリー展開というギャップがファンの間で評判になった「さらざんまい」の六皿から最終回である十一皿までの伏線をご覧ください。

テレビアニメ「さらざんまい」の伏線を各話ごと紹介しています。六皿にはカッパ王国がカワウソ帝国の襲撃に遭った様子を描いた絵に浅草にある凌雲閣のような建物が存在し、いつの出来事なのか話題になりました。またカワウソ王国にさらわれた春河は「愛」と判定されたために戻されました。カワウソが欲しているのは欲望のみだったからではないかと言われています。

「さらざんまい」の伏線をネタバレ紹介しています。七皿では二皿でも提示された真武の機械化を裏付ける「メンテナンスで食べられるようになった」というセリフがあります。また、派出所のボートを玲央が触れたことで地図になりました。そこには「ア」とカワウソマークが点在し、中央にケッピのようなマークがありました。吾妻サラはケッピを抱いて街を歩くシーンがあり、カッパ王国の関係者であることが明らかになります。

「さらざんまい」八皿の伏線をネタバレ紹介します。久慈悠と兄の誓を繋ぐアイテムとして飴が登場します。玲央と真武が本当は警察官ではないという事実も明らかになりました。エンディングでの影の数が一つから二つになりました。それが打たれた燕太なのかそれとも悠なのかもしれないと話題になりました。

人気テレビアニメ「さらざんまい」の伏線を各話ごとネタバレ紹介しています。九皿では燕太の命の残り時間を表示する皿が出てきました。真武の心臓についているタイマーのようなものに似ていると評されました。また、カワウソの正体が人間の欲望そのものを映し出す鏡であるということも明らかになりました。クライマックスに近づいていると感じたファンが多かったと言われています。

「さらざんまい」の十皿の伏線を紹介していきます。吾妻サラは「この世は再び試されようとしている」と言いました。このセリフは「最初に試されたのはいつ？」と議論されました。また、玲央と真武の正体がケッピの臣下カッパだったことが明らかになりました。これを受けて放送前からあった二人のTwitterアカウントがリアルタイムで更新され、その後ストーリーの進捗に合わせて削除されたことも大きな話題になりました。

「さらざんまい」の最終回である十一皿は伏線の回収が行われた回だと言われています。カワウソの真の正体が明らかになりました。それは絶望の淵にあったケッピが切り離した黒ケッピだったのです。愛と欲望、そして希望と絶望は表裏一体であり紙一重でもあるということが提示されました。そして「欲望を繋げるものだけが未来を手にできる」という結論が描かれて「さらざんまい」のストーリーは完結しました。

ここでは「さらざんまい」に関する感想や評価をTwitterのつぶやきからいくつか紹介していきます。人気テレビアニメ「さらざんまい」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「さらざんまい」のファンだと思われる方のツイートです。繰り返しでご覧になっているようで三人組や玲央＆真武、そして久慈兄弟の関係性が良いという感想をお持ちです。

「さらざんまい」をリアルタイムでご覧になった方のツイートです。今からでも「さらざんまい」を観たほうが良いとシンプルな言葉で熱くプッシュされています。

「さらざんまい」のファンだと思われる方のツイートです。幾原邦彦が描くクセの強いストーリーをミギーが原案を担当したキャラクターが和らげていて、その絶妙なバランスが素晴らしい作品であるという感想をお持ちです。

人気テレビアニメ「さらざんまい」に登場する「ア」が何を意味しているのかを考察しながら、ストーリーに散りばめられた伏線を紹介してきました。2020年9月現在完結して1年以上経過していますが「さらざんまい」は新たなファンを獲得し続けていると言われています。未見の方は是非一度「さらざんまい」の魅力に触れてみてください。