【ダンベル何キロ持てる？】 ジーナ・ボイドはアイドル好き？ひびきとの関係や声優は？

『ダンベル何キロ持てる？』のキャラクターの中でもかわいいと特に人気が高いのがロシア人のジーナ・ボイドです。今回はジーナ・ボイドの魅力やかわいいと言われるポイントをまとめて紹介していきます。

ダンベル何キロ持てる？は2016年から小学館が配信している漫画掲載サイト、裏サンデー及びマンガワンで原作サンドロビッチ・ヤバ子先生、作画MAAM先生のタッグで連載されている筋トレを題材とした漫画です。女子高生と筋トレという一見するとミスマッチな異色なテーマを持ちながらも本格的に筋トレの方法も学べてしまう作品として話題を集めた作品となっています。

原作者サンドロビッチ・ヤバ子先生が連載するweb漫画「求道の拳」「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」とも世界観を共有するなどしている事もあり、繋がりが深くコメディ色が強い作品でありながらテーマの筋トレに関してはかなり本格的というギャップが話題を集めました。2019年にはアニメ化も行われるなどしており、作品としての面白さはもちろん筋トレを学べてしまう作品として高い評価を受ける事になりました。

主人公の女子高生紗倉ひびきは食べることが大好きで食べ歩きを趣味とする女の子です。しかし同時に女子高生らしく体型も気にしており、親友の上原彩也香に指摘された事で一念発起して近所に新しくできたという「シルバーマンジム」に体験にいきます。最初はあまりの本格的なジムに躊躇するひびきでしたが、同級生の明美との出会いなども重なってジム通いを始める事になります。

ジーナ・ボイドはロシア出身の女子高生で、元々はシルバーマンジムモスクワ支部に在籍していました。趣味はアームレスリングで、同世代に負ける事がない程の強さを誇っています。元々日本に強い憧れを持っておりシルバーマンジムが主催したアームレスリング大会に参加する形で日本に来日しました。ロシア語も日本語も流暢に話せるバイリンガルで、「ハラショー」という口癖があります。

見た目としては銀髪に近い白髪をボブカットにしているのが特徴的な見た目をしています。ロシア時代からジム通いするなどしていますが見た目にはあまり反映されておらず制服姿などではあまりその筋肉質は分からなくなっているのも特徴です。また「ケンガンアシュラ」にも登場するロシアのペーチン首相の発言「とにかくがんばれ」を座右の銘としています。

その他にも何気に「ケンガンアシュラ」のキャラクターとの繋がりを持ったキャラクターであり叔父に「ケンガンアシュラ」の登場人物で元キックボクサーのイワン・カラエフがいたり、ロシアにいた頃は徳尾徳道と同じサンボジムに通っていたりしていたという裏エピソードも持っています。

その他ダンベル何キロ持てる？作中で判明しているプロフィールとしては身長168cm、体重59kg、スリーサイズは上からB83W60H85、体脂肪率は15％だという事が明らかになっています。また留学する前はクレムリン西高校に在籍、皇桜女学院では明美と同じ2年A組に所属しています。ちなみに年頃の女の子らしく恋愛にも興味はあり、絶賛彼氏募集中であると口にする場面なども見られています。

ジーナ・ボイドは日本文化、特にアニメの影響を強く受けており、アイドルやコスプレも大好きな性格をしています。その影響もあってか留学当初は日本のアニメで描かれるロシア人のイメージを崩さないようにキャラ作りをしていた程です。また好きを拗らせるタイプでもある為見識も深く、ジーナ・ボイドが留学する事になる皇桜女学院の教師、立花里美がコスプレイヤー百合亞リコである事をすぐに見抜いています。

留学後立花里美＝百合亞リコである事を見抜いた際にはアキバ案内を求めるなど生活にオタク文化が染み付いているタイプであると同時に、見るだけではなく自分でも積極的に参加するスタイルであり、立花里美の影響も受けて「露西亜亭ハラショー」の名前でコスプレイヤーデビューをしており、デビューして以降は逆に積極的に立花里美を度々コスプレに引っ張っています。

そんなジーナ・ボイドですが様々な夢を作中では披露しています。実際に活動した内容としては上記でも紹介したコスプレイヤーとしてのデビューの他、日本でアイドルになる夢からひびき達を巻き込んでアイドルオーディションや隠し芸大会に出場していたりもします。またオタク文化を趣味とする影響のきっかけとなった為かカンフー映画に出演してみたいという夢を持っていたりもします。

一方で日本語は話せるだけでなく読み書きもできる事もあってか、実は小説家を目指して勉強している一面を持っていたりとその積極的な性格もあって、アイドル以外にも多数の夢を持っており夢の幅はかなり広いです。ただその全ての夢が基本的には自身のオタク気質な部分から生まれたものであるという共通点も持ち合わせています。

そんなジーナ・ボイドが日本に留学するきっかけを作ったのが主人公のひびきです。元々は食べ歩きを趣味とする故のぽっちゃり体型を改善するべくジム通いを始めましたがなかなか食欲を抑える事ができず筋肉は間違いなくついているにも関わらず体型に変化が見られなかったりしています。その他判明しているプロフィールとしては身長160cmで体重55kg、スリーサイズが上からB88W65H88、体脂肪率が35％です。

ダンベル何キロ持てる？作中では運動のコツを掴む要領の良さなどを見せているひびきですが実は運動自体はあまり得意ではありません。走るのが苦手であったりといった一面も持ち合わせていたり、動体視力が低いという事も明らかになっています。

ただそのポテンシャルは非常に高く、パワーや脚力などはその道のプロが思わずスカウトしてしまう程です。彩也香の実家が経営するボクシングジムに訪れた際にはサンドバックを破壊してしまう荒業を見せたり、女子でありながらバスケのダンクシュートをしてしまう一面を見せたりしています。個々のポテンシャルは非常に高いですが総合的な能力や思考力なども求められるスポーツになるとイマイチそのポテンシャルを発揮できないのがひびきです。

ひびきは元々爽やかなイケメンがタイプで、シルバーマンジムへの入会を後押ししたのも顔は爽やかイケメンであるインストラクターを務める街雄の影響が強いです。しかしその肉体を見てからは思わず引いてしまう場面も見られていました。もちろんインストラクターとしては信頼していますが恋愛対象からは外れているような状態になっていたのです。

しかしダンベル何キロ持てる？作中で時間が経過し季節が冬頃になると街雄への意識がまた強くなっている一面も見せています。将来の夢に街雄が歩んできたようにアメリカの大学でスポーツ理論を学んでみたいと考えるようになる程でその影響はかなり大きいです。

そんなひびきとジーナ・ボイドの出会いはシルバーマンジム主催のアームレスリング大会です。同世代では負け知らずだったジーナ・ボイドは意気揚々と日本に来日しますが、その大会でジーナ・ボイドの前に立ちはだかったのはひびきでした。元々このアームレスリング大会は女子の参加が少なく、ジーナ・ボイドとひびきの対決が実質決勝戦のような状態の中で試合が行われる事になります。

しかし実はひびきは筋骨隆々な街雄が思わず本気を出してしまう程のポテンシャルの持ち主です。この勝負にジーナ・ボイドは敗れてしまいます。敗れたジーナ・ボイドはひびきへのリベンジを誓いますがそこからの行動が普通とは違いました。なんとひびきの強さを秘密を探るという名目で日本への留学を早々に決め、あろうことか皇桜女学院に留学、ひびきの家にホームステイする事になるのです。

元々のきっかけがひびきに敗れた事であった為か、当初はひびきの生活に注目しており、ライバル心をむき出しにする一面も見られましたが徐々に打ち解けていきました。その後に判明するアイドル好きなどを始めとしたオタクな一面などを考えると或いはジーナ・ボイドにとってひびきに敗れた事は日本行きを決める最後の一押しなだけだった可能性もあります。

ダンベル何キロ持てる？でジーナ・ボイドの声優を務めた東山奈央さんは2010年にデビューした声優さんです。元々の地声が高音である事を生かしティーンキャラやロリキャラ、妹キャラの声優を務める事が多いです。本人曰く「声優としては声質が特徴的でない」としていますが同時に「色々な役を演じられる、挑戦できる」として考えられる程ポジティブな一面を持ち合わせています。

実際にその演じ分けには定評があり、「艦これ」に出演時は金剛四姉妹を始め10キャラ以上ものキャラのボイスを担当していたりします。また9年間イギリスに留学していた帰国子女の父親の影響で英語も堪能であり、英語交じりに話すキャラを演じる事も得意としている一面を持っています。ダンスや歌唱力も高い事から声優ユニットとしての活動やソロ歌手デビューなども果たすなど声優として非常に幅広く活動している声優さんです。

東山奈央さんの声優としての出演作としては「神のみぞ知るセカイ」の中川かのん/アポロ役、「異国迷路のクロワーゼ」の湯音役、「境界線上のホライゾン」のマルゴット・ナイト役、「THE UNLIMITED 兵部京介」のユウギリ役、「きんいろモザイク」の九条カレン役、「はたらく魔王さま！」の佐々木千穂役、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の由比ヶ浜結衣役などを務めています。

近年の作品では「彼女、お借りします」の更科瑠夏役、「グレイプニル」の青木紅愛役、「恋する小惑星」の桜井美景役、「俺を好きなのはお前だけかよ」のツバキ/洋木茅春役、「ゴブリンスレイヤー」の精霊弓手役、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の古賀朋絵役、「ゆるキャン」の志摩リン役、「あかねさす少女」のみあ役、「色づく世界の明日から」の川合胡桃役などの声優を務めています。

ジーナ・ボイドは紛れもないロシア人キャラですが、その日本語は非常に流暢であり、口癖である「ハラショー」以外に作中で積極的にロシア語を使おうとしません。高いレベルのバイリンガルでそのきっかけが日本のアニメというのもありますがそのポテンシャルはかなり高いといえます。ファンからはあまりにも流暢な日本語で時々ロシア人である事を忘れると言われる程になっています。

さらにかわいいと言われる大きな理由になったのが自ら発した「キャラを作っている」発言です。流暢な日本語や日本のアイドル好きなどといった一面からは感じ取れませんがジーナ・ボイドはロシア人である事に誇りを持っている一面も見られます。また日本のアニメの強い影響を受けている為、自身がロシア人のイメージを崩してはいけないと考えていたのです。

その結果として日本のアニメによく登場するロシア人のステレオタイプなイメージである「氷の微笑みを見せる知的なタイプ」「冷血なマーシンタイプ」「熱狂的な愛国者タイプ」などといったキャラを演じ分けていました。当初見せていたクールなイメージもそのキャラ作りの一貫で実際にはかなりおしゃべり好きな性格であったりします。その考え方自体がかわいいと言われる要因であり、このズレがジーナ・ボイドの魅力に繋がっています。

ちなみにこのキャラ作りに関してはダンベル何キロ持てる？作中の時間が進むに連れて崩壊していっており、特に原作マンガでは、キャラ作りをしている事が結果的に自身の没個性に繋がっているのではないかとしてキャラを頻繁に変えていくなど迷走している一面も見られています。

これはジーナ・ボイドに限った魅力ではありませんがダンベル何キロ持てる？に登場する多くのキャラクターは高いポテンシャルを持っているのに活かしきれていない一面がかわいいという声も多いです。ジーナ・ボイドに限れば上記でも紹介したように高いレベルでのバイリンガルである点、積極性が非常に高い点、運動神経にも優れる点など方向性を間違えなかればかなり高いポテンシャルを持ち合わせているといえます。

そのようなポテンシャルの高さを本人の思考や性質上活かせていないのがダンベル何キロ持てる？のキャラクターに共通して言える魅力の1つなのです。所謂ギャップ萌え的な要素が強く、中でもジーナ・ボイドは自身でキャラ作りをするなどそのギャップを強めているともいえ作中でも他のキャラクターにツッコまれる場面も多いなどそのようなギャップ萌えを強く体現しているのが魅力的であるとされています。

ここからは既にダンベル何キロ持てる？を視聴した人のジーナ・ボイドに関しての感想を紹介していきます。ダンベル何キロ持てる？は筋トレと女子高生を組み合わせる異色な作品ですが、その設定を生かしきれてないのでは？とする声も見られます。ジーナ・ボイドに関してよく言われるのがひびきの家にホームステイしているはずなのに関連するエピソードが全然ない事などもっと活かせる場面はあるのではないかと言われています。

筋トレに関して本格的に描く故にページの割合的にもエピソードが薄くなってしまう場面があるというのは致し方ないという側面を持ちつつもたまにでいいから筋トレよりも女子高生達の日常を優先して描いてほしいとする声も見られます。

ジーナ・ボイドのキャラ作りに関しては自身での発言があった後、特にキャラ崩壊してからもかわいいという声も多く、アホの子状態になっているジーナ・ボイドなど原作者に扱いきれていないだけなのか、敢えてそうしているのか分からないとする声なども見られています。ただ元々キャラ作り宣言をしているジーナ・ボイドだけにそういった面も含めてかわいいという声も多いです。

元々ジーナ・ボイドはその能力だけみればかなりハイスペックなだけに本人の性格や思考故の残念ポイントは非常に多くなっており、そのギャップがかわいいという声も多くなっています。

そんなジーナ・ボイドが特に光ったとされているのがアニメでは7話で放送されたアイドルオーディションのエピソードです。インパクトは強く間違いなく目立っているジーナ・ボイド達でしたが、いくらジーナ・ボイドがどこかズレた認識を持っているとはいえアイドルに憧れるジーナ・ボイドがあれで良かったのかとする声も多く上がっています。

その後のジーナ・ボイドの言動から見てもアイドル好きである事は間違いないものの、アイドル＝目立つ存在になりたいという一面が強いのではないか、元々ズレた認識を持っているが故にアイドルというもの自体への認識もズレているのではないかと言われる程になっています。そのような状態ですら自信満々に周りを先導してしまうジーナ・ボイドがかわいいという声も多いです。

アニメダンベル何キロ持てる？にてジーナ・ボイドの声優を務めた東山奈央さんに関しては、これまでも多数のエセ英語キャラの声優を務めていた外国籍で日本語を喋る事に安定感を覚えるという声や少しズレた認識なども含めて演じ慣れている感じがスゴいとする声が多く上がっています。特に代表作とも言えるゲーム「艦隊これくしょん」で声優を務めていた金剛を連想したというファンの声は多いです。

反面東山奈央さんは演じているキャラクターの幅が広い故に、ファンによってはアニメのエンドロールなどで名前を見るまで気づかなかったという声を上げている人もいます。特にジーナ・ボイドは東山奈央さんが多く演じている妹キャラやロリキャラなどとは性質も異なる故にそちらのイメージが強い人にとってはジーナ・ボイドのようなキャラクターを演じる東山奈央さんには馴染みがなかったとする声も多いです。

ダンベル何キロ持てる？のジーナ・ボイドはロシア人キャラでかわいい見た目をしているにも関わらずその思考や行動にギャップが大きい一面を持ち合わせたキャラクターです。どこかズレた一面などがその見た目以上にかわいいと言われる要因になっており、個性豊かなダンベル何キロ持てる？のキャラクターの中でも人気の高いキャラクターになっています。

作品自体の話題性もありアニメなどは視聴しながらで一緒に筋トレもできると言われる作品なのでまだダンベル何キロ持てる？を視聴していない人はジーナ・ボイドにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？