【ナルト】血継限界・血継淘汰・血継網羅とは?使えるキャラは?種類や能力を解説

NARUTO(ナルト)作中で多くのそのキャラ、その一族固有の術が生み出される要因として登場しているのが血継限界、血継淘汰、血継網羅と呼ばれるものです。しかし多くのパターンが登場するだけに理解がしにくい要素にもなっています。今回はNARUTO(ナルト)の血継限界、血継淘汰、血継網羅とはなんなのか、それぞれに該当する能力なども合わせて解説をまとめて商会していきます。

【ナルト】血継限界・血継淘汰・血継網羅とは?使えるキャラは?種類や能力を解説のイメージ

目次

  1. 血継限界や血継淘汰が登場するナルトとは?
  2. 血継限界とは?使用キャラ・種類や能力を解説
  3. 血継淘汰とは?使用キャラ・種類や能力を解説
  4. 血継網羅とは?使用キャラ・種類や能力を解説
  5. 血継限界の三大瞳術一覧
  6. 血継限界・血継淘汰・血継網羅に関する感想や評価
  7. 血継限界・血継淘汰・血継網羅まとめ

血継限界や血継淘汰が登場するナルトとは?

NARUTO(ナルト)の概要

NARUTO(ナルト)は1999年から15年間、集英社の発行する週刊少年ジャンプにて連載されていた忍者を題材としたバトルアクション漫画です。忍者とはいっても使用する技はド派手な物も多く、それらの技の多くはしっかりと系統立てられた形で運用されています。そのようなしっかりとした世界観設定、それらを扱う個性豊かなキャラクターが高い人気を集める作品となりました。

そして、日本はもちろん題材も相まって海外でも高い人気を誇る作品で、2019年時点でその発行部数は世界累計で2億5000万部を突破しています。2002年に放映が開始されたアニメも2017年までかけてほぼ原作全てのエピソードがアニメ化され80カ国以上で放映されています。また日本国内で2000年以降に始まったアニメとしては初の10周年を迎えるなど記録にも恵まれた作品です。

NARUTO(ナルト)のあらすじ

幼い頃に九尾を封印されてしまった少年うずまきナルトは大人達から疎まれながらも事情を知る者達に見守れながら成長していきます。忍者アカデミーをなんとか卒業したナルトはカカシを担当上忍にした第七班に配属され、同じ班のサスケやサクラと共に切磋琢磨しながら成長していく事になりました。

テレビ東京・あにてれ NARUTO-ナルト- 疾風伝

血継限界とは?使用キャラ・種類や能力を解説

血継限界とは?

血継限界とはNARUTO(ナルト)の世界において、特定の一族に遺伝する形で伝えられる特殊な能力の事です。血継限界に含まれる能力は基本的に瞳術と2つの性質を組み合わせる形で変化した技が多くなっています。通常忍術の性質変化は、火遁・風遁・水遁・土遁・雷遁の5種類しかなく、複数の性質変化が行える者であっても組み合わせて使用する事はできません。しかし通常はできない組み合わせができるのが血継限界です。

ただし、例え血継限界を持つ一族の生まれであってもどこまで覚醒するかどうかは本人の資質による所が大きくなっています。また血継限界を持つ細胞の移植などの方法を用いる事で一族以外の者が使用する例も登場しています。また性質変化を行うタイプの血継限界に関しては修練や研究によって習得できる場合もありますが、その場合は遺伝する事はないので一代限りの固有の能力として扱われます。

性質変化を用いない血継限界も少数ですが登場しており、君麻呂のかぐや一族が持つ「屍骨脈」、左近と右近が使用する「双魔の攻」なども血継限界だと言われています。これらの血継限界は例え写輪眼を使用してもコピー不可能だとされています。

また同じく一族固有の能力であっても体質によるものではなく、その一族のみに継承される後天的に身につける技は秘伝として血継限界とは別扱いされています。木の葉の里でいうと奈良一族が使う影真似の術、秋道一族が使う倍化の術、油目一族が使う寄壊蟲の術などが秘伝に該当します。秘伝の忍術はあくまでも後天的に身につける者である為、一族以外の物でも習得できる可能性があるのが血継限界との大きな違いです。

血継限界での性質変化一覧

血継限界の中でもその代表格といえる性質変化系の血継限界は非常に多くの種類の物が登場しています。ちなみに性質変化の血継限界は木遁と氷遁以外、どの性質2つを組み合わせたかはNARUTO(ナルト)作中では言及されておらず使用者がしようする通常の性質変化などから組み合わせが推察されています。

氷遁(ひょうとん)

水遁と風遁を組み合わせて生まれたのが氷遁です。波の国編でナルト達と対峙した白が使用した血継限界で白の一族、雪一族が使用できます。ちなみに劇場版「劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」にも同じく氷遁忍術の使い手が登場していますが、これは血継限界ではないとされており、そのためにカカシがコピーして使用していますが詳細は不明です。

木遁(もくとん)

水遁と土遁を組み合わせて使用されるのが木遁です。木の葉の里の千手一族の血継限界ですが、他の血継限界と比較しても覚醒する条件が難しいのか覚醒させた者は千手柱間しかおらず実質千手柱間専用技となっています。NARUTO(ナルト)作中ではヤマトやダンゾウ、オビト、マダラらが柱間の細胞を移植する事で使用しています。

炎遁(えんとん)

炎遁は主に万華鏡写輪眼を発現させたサスケが使用する性質変化系の血継限界の中でも特殊な血継限界の1つです。消えない黒炎を用いた忍術を使用しサスケやイタチが使用した天照なども炎遁に属する技となっています。

熔遁(ようとん)

土遁と火遁を組み合わせる血継限界が熔遁です。溶岩やゴム、石灰などを操る事ができます。雲隠れの里のドダイ、穢土転生された四尾・孫悟空の人柱力の老紫が使用した他、孫悟空のチャクラを借り受けたナルトが仙法と組み合わせて使用しています。

溶遁(ようとん)

2つの血継限界を持つ五代目水影・照美メイが操る血継限界の1つが溶遁です。粘質の液体を操る血継限界でこの液体は強い酸性というのが大きな特徴となっています。

沸遁(ふっとん)

水遁と火遁を組み合わせて蒸気を操るのが沸遁です。六道仙人状態のナルトが五尾・穆王のチャクラを使って使用した他、五代目水影・照美メイが使用しています。

嵐遁(らんとん)

水遁と雷遁を組み合わせる血継限界である嵐遁は主にダルイが使用する血継限界です。また血継限界かどうかは不明ながら「劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」にて同じく嵐遁を使用する忍者が登場しています。原作での嵐遁が主にレザーを作りだすのに対し、劇場版では雷雲を作り出して使用する技であった為、劇場版の物は別物と考える解説が多いです。

爆遁(ばくとん)

爆遁は爆発を操る血継限界で岩隠れの里出身のガリが穢土転生された際に使用しています。またディダラも爆遁を使用しますが彼は血継限界の血筋ではなく禁術として習得した物で血継限界には含まれていません。

灼遁(しゃくとん)

風遁と火遁を組み合わせ高熱を操るのが灼遁です。爆遁と異なり、高熱を放ち続ける展がポイントで相手の水分を奪うような使用方法がなされています。原作では穢土転生されたパクラが使用しています。

磁遁(じとん)

血継限界の中でも自力習得である事が明確にされているのが磁遁です。磁力を操る血継限界で元々は三代目風影が習得した術でした。NARUTO(ナルト)作中では三代目風影を傀儡にしたサソリが使用している他、四代目風影が自力習得した事が明らかになっている他、雲隠れの里のトロイ、BORUTOにてシンキが使用しています。また術としては使用していないものの我愛羅も扱う事ができる事が明らかになっています。

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血継淘汰とは?使用キャラ・種類や能力を解説

血継淘汰とは?

血継淘汰とは血継限界の上位に位置する技で、2つの性質変化をあわせる血継限界に対して3つの性質を1度に合わせる事で使用する技です。血継限界は体質による一族遺伝が一般的ですが、血継淘汰は自然発生した物ではなく、元々は二代目土影の無が研究の末に開発したものです。その性質上、血継淘汰は後天的に習得する事が可能ですが元々2つの性質変化をあわせる事すらできない為、超高等忍術として扱われています。

塵遁

NARUTO(ナルト)作中に登場した唯一の血継淘汰が塵遁です。開発者である二代目土影の無の他、無から習う形で習得した三代目土影のオオノキが自力習得を果たしました。またオオノキの細胞から生み出された存在である空とカコウも使用が可能です。風遁、土遁、火遁を組み合わせる事でエネルギー場を操り接触した対象を分子レベルに分解してしまう事ができます。

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血継網羅とは?使用キャラ・種類や能力を解説

血継網羅とは?

NARUTO(ナルト)作中では「全ての忍術を無にする陰陽遁をベースにした術」であると解説され、風遁・火遁・土遁・雷遁・水遁の5つの性質変化に加えて、隠遁・陽遁も組み合わせた物であるとされています。8つ目の形質変化とも血継淘汰をさらに超えるものとも解説されたまさに最強の性質変化といえます。使用者は主に大筒木に名を連ねる者で元祖と言える大筒木カグヤなどが使用したと言われています。

血継網羅での性質変化一覧

血継網羅に該当する技はいくつかの種類が登場しています。登場したのがNARUTO(ナルト)作中でも最終決戦という事もありどの技もそれまでの忍術を大きく超える規模の技となっています。

求道玉

血継網羅を使用する者、正確には六道仙術に目覚めた物が纏う玉で、全ての性質変化を保有したチャクラの塊です。基本的には使用者の背中に複数の黒い球体状になって浮遊しています。

神・樹界降誕

無限月読を発動した上で使用する技で、無限月読にかかった者達からチャクラを吸収し続ける技です。

共殺の灰骨

大筒木カグヤが使用した技で自身の灰骨を相手に放つ事で、相手の身体を朽ち果てさせる技です。この技を受けると最後には全身が塵となってしまいます。

無限月読

瞳術である輪廻写輪眼で使用する技ながら血継網羅に属するのが無限月読です。大幻術とも言われNARUTO(ナルト)作中では「地上全ての生物に同一の幻術をかけ、意識を統一した上で月読の世界に引き込む」と解説されています。

八十神空撃

血継網羅を発動した状態で掌にチャクラを練り込んで放つ体術で、その威力は完成体須佐能乎を破壊する程の威力を誇っています。

黄泉比良坂

空間に穴をあける事で6つの空間を自在に行き来する技です。自身が移動する事はもちろん意図した対象を強引に引き込む事も可能です。基本的には自在に行き来できるのは大筒木一族だけですが、オビトが両目を揃えた状態の神威を用いて膨大なチャクラと引き換えに移動する事に成功しています。

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血継限界の三大瞳術一覧

写輪眼

うちは一族に伝わる血継限界で、血継限界でなければ全ての忍術・体術・幻術を看破してコピーする事ができるのが写輪眼です。写輪眼にはかなりの段階があり、開眼した当初は洞察力が高いだけですが、成長するにつれてより高度な能力を得るようになります。また写輪眼を開眼した状態でさらに目覚める万華鏡写輪眼、永遠の万華鏡写輪眼、最後には輪廻眼へと昇華する事ができます。

輪廻眼

写輪眼の最終到達点とも言える輪廻眼は三大瞳術の中でも最強の瞳術とされており、全ての性質変化を操る事が可能になる、六道の術と言われる特異な能力を使用できる、開眼者それぞれに固有の瞳術を使用する事ができるなど実に多くの能力を得る事ができます。写輪眼の最終到達点なのでうちは一族の血継限界といえますがそこまで至れたのはマダラとサスケだけであり、また始祖でもある大筒木一族も使用できます。

白眼

日向一族に伝わる血継限界で他の2つの瞳術に比べて発動が容易なのか日向一族に名を連ねる者のほとんどが開眼しています。発動するとこめかみに血管が浮き出るのが特徴的で、ほぼ全方向を見渡す視野の範囲、数キロ先まで見通せる単純な視力の高さ、透視能力、チャクラが流れる経絡系まで見通す程の高い洞察力が特徴的です。日向一族はこの百眼を用いた相手の経絡系を攻める体術、柔拳と併用する形で戦闘を行います。

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血継限界・血継淘汰・血継網羅に関する感想や評価

ここからは既にNARUTOを視聴した人の血継限界・血継淘汰・血継網羅に関しての感想を紹介していきます。基本的に使用者が少ない血継限界などの特殊な能力はその特異性故に戦争が盛んなうちは重宝される一方で強い一族意識を生む要因にもなっているとされています。基本的に一族単位でしか同系統の技を使用しないこの血継限界の設定がNARUTOの技のバリエーションを生んで良かったとする声も多くなっています。

とはいえ迫害されるような描写も見られた為に、一步間違えれば恐れられる存在になる要素になるだけにNARUTO作中での扱いは良かったとする声が多くなっています。

一方でいくら固有の技感を出したかったとはいえ多様しすぎたのでは?とする声があるのも事実です。特に木の葉の里関係の血継限界以外は使用者がほとんど登場していなかったり、一族関係がしっかり描かれた例が少ない為に一族単位というよりもそのキャラ固有の印象が強くなってしまったのがもったいなかったとする声も見られます。

またNARUTO(ナルト)作中で多くの血継限界など一族の血を繋ぐ事の重要性を描いていた事が最終的に最終回で描かれる各キャラの一族を超えた結婚などがより強調される事になったとする声も多くなっています。キャラの結婚事態はありきたりであるとされながらも一族が強調された世界観だっただけにこれまでとの変化を見せる意味で良かったという声も多くなっています。

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血継限界・血継淘汰・血継網羅まとめ

NARUTO(ナルト)の作中において、一族の関係や性質変化の存在をより強く認識させる要素になったのが血継限界・血継淘汰・血継網羅です。作中には様々な血継限界が登場する事で技のバリエーションを増やすと共に一族の強い関係性を描く象徴になったとする声が多くなっています。まだNARUTO(ナルト)を視聴していない人は血継限界とそれに伴う一族の関係性などにも注目しながら視聴してみはいかがでしょうか?

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