ナルトの白(ハク)の強さや術・技!壮絶な過去と再不斬との関係も画像で紹介
大人気マンガ・アニメの「ナルト」に登場する白(ハク)という人物をご存知ですか?ハクはナルトの物語の序盤で登場するキャラクターにもかかわらず、根強い人気を誇っています。使用する技は強力なものが多く、壮絶な過去を持ち合わせているということからも印象的なキャラクターとなっています。また、中世的な容姿から「かわいい」と話題になることも多いです。今回はそんなハクの魅力を画像を交えて紹介します!
目次
ナルトに登場するハクとは?
大人気マンガ・アニメ「NARUTO(ナルト)」に登場するハクは水の国の霧隠れの里出身の忍です。氷を用いた忍術の使い手で、優秀な忍です。年齢は15歳で、当時のうずまきナルトより少し年上になります。当時忍者になったばかりのナルトたちにとって、先輩忍者ともいえる存在です。
性別は男ですが、身長は155.9cmと低めです。上記の画像のように体格がすらっとしていること、容姿端麗であることから女性に間違えられることもあります。主人公のうずまきナルトさえも、初めてハクの顔を見たときに「かわいい」という感想を抱きました。
誕生日は1月9日です。毎年1月9日になると、今でもSNSなどでハクのファンから多くのお祝いメッセージが寄せられます。このことからも、ハクの人気の高さがうかがえます。
ナルトのハクの性格
NARUTO(ナルト)に登場するハクは、忍とは思えないほど温厚で優しい性格をしています。画像からもわかるとおり、表情は静けさを感じるものが多いです。戦場以外の場所では、忍だとばれることはありません。また、穏やかな性格とかわいい容姿をしていることから、性別を間違えられることもあります。任務中は常に仮面で顔を覆っているため、ナルトも戦場以外の場所で会った時はハクが忍だとは気づきませんでした。
しかし戦闘になると表情が一変し、冷静な判断と圧倒的な強さで敵を追い詰めます。戦闘中に仮面をつけていることも相まって、冷徹な雰囲気を感じさせます。また、恩人である桃地再不斬関連のこととなると、誰に対しても容赦することはありません。
そんな冷徹な一面がありながらも、根は素直で一途そのもの。後述する桃地再不斬への恩を忘れず、信頼を貫き通す生き様は、ファンだけではなくNARUTO(ナルト)の登場人物にも大きな影響を与えました。
ナルトのハクの仮面の意味とは?
NARUTO(ナルト)のハクが初登場時からつけているこの仮面、どのような意味があるかご存知でしょうか?ここではハクの仮面の持つ意味合いについて紹介します。
ハクが所属していた「霧隠れの里」では、里を抜けた忍・抜け忍を暗殺する組織として、「追い忍」というものがあります。この仮面は、追い忍が着けているものです。ナルトたち木の葉隠れの里でいう暗部のように、任務中には仮面を着けて顔を隠します。
ハクが追い忍だったのかは作中では明らかにされてはいませんが、初めて登場した際、ハクはこの仮面を身に着けていました。再不斬がもともと霧隠れの里で暗部として活動していたことと関連し、ハクはもともと追い忍として霧隠れの里で活動していたことが考えられます。
ナルトのハクにとってのキーパーソン桃地再不斬とは?
NARUTO(ナルト)のハクを語るうえで欠かせない人物に桃地再不斬(ももちざぶざ)がいます。再不斬とはどのような人物なのでしょうか?ここでは再不斬について紹介します。
桃地再不斬は霧隠れの里の忍でしたが、里の長である「水影」暗殺未遂の罪で里を抜け、抜け忍となります。その際ともに里を抜けた部下の一人がハクです。その後、再不斬とハクは里に属さない忍として、暗殺などの殺しを請け負うことで生計を立てていました。
再不斬の武器は自身の身長よりも大きな「首切り包丁」と呼ばれる刃物です。丸い部分に敵の頭をひっかけ、一気に引き抜いて敵を仕留めます。重さは相当なもので、かなり鍛えられた筋力や握力が必要となります。再不斬は作中で片手でリンゴを握りつぶしたこともあり、かなりの筋力・握力の持ち主だということが証明されています。
出典: https://game8.jp
再不斬の性格は一言で言うと「残忍」。誰に対しても容赦なく、敵を確実に仕留めていきます。ハクに対してもあくまで道具として接し、当初は人間らしい表情をあまり見せませんでした。しかしアニメ版では、再不斬の優しさが伝わるシーンがあります。幼いハクが気に入っていた白いうさぎが逃げてしまい、ハクが落ち込んでいるところに、再不斬がうさぎを捕まえて戻ってきます。このシーンがあることで、原作よりも人間味のあるキャラクターとして再不斬が描かれていました。
ナルトのハクが登場するエピソード「波の国編」とは?
NARUTO(ナルト)の序盤に強敵の一人としてうずまきナルトたち第7班の前に立ちはだかる再不斬とハク。この二人が登場するエピソード「波の国編」を紹介していきます。
波の国編のあらすじ
ハクと再不斬が登場する波の国編は、原作では2巻から4巻に収録されています。アニメ版では6話から19話にあたり、エピソードはそれほど長くはありません。波の国編はその名の通り、波の国を舞台に展開するエピソードです。うずまきナルトたち第7班がとある老大工の護衛任務のため、波の国に向かいます。
ただの護衛として終わるはずの難易度の低い任務のはずでしたが、波の国はガトーという人物に乗っ取られており、ナルトたちが護衛したタズナという老大工の仕事である橋の建設を妨害していました。こうした国内の混乱した情勢に、ナルトたちは巻き込まれることになります。そしてハクや再不斬との戦いの中で、ナルトは己の「忍道」を意識していきます。
強敵であるハクと再不斬の登場
ガトーが雇っていた殺し屋としてナルトたちの前に立ちはだかったのが、桃地再不斬とその部下のハクです。
ナルトはハクや再不斬との戦いの中で、これから忍として生きていく上で大きな影響を受けることとなります。ただ「強くなりたい」、「火影になりたい」と思っていたナルトが、「何のために強くなるか」、「誰のために戦うか」を考えるきっかけを与えたのが、ハクでした。
魅力的な敵役・ハクと再不斬の存在、そしてラストシーンの演出の美しさなどから、波の国編はNARUTO(ナルト)ファンの中でも人気の高いエピソードです。次からは、波の国編の重要人物、ハクにまつわるエピソードを紹介していきます。
ナルトのハクの壮絶な過去とは?
NARUTO(ナルト)のハクを印象付ける理由の一つが、その壮絶な過去にあります。ここではハクがどんな過去を背負っていたのかを紹介します。
ハクの母親は、「水の国」の「霧隠れの里」に古くからある忍の一族でした。しかしハクは昔から忍者になることを目指していたわけではありません。忍術の修業とは無縁の生活を送っていたハクは、自分の中に流れる忍の才能にまだ気づいてはいませんでした。
ハクの母親は「雪一族」という忍の一族の末裔です。雪一族は戦闘能力の高さから、戦の多い時代には戦力として重宝されていました。しかし戦の時代が終わると、霧隠れの里の人々は雪一族の能力を恐れ、雪一族を忌み嫌い、迫害するようになります。ハクの母親は迫害から逃れるため自身が雪一族であることを隠していました。そして雪一族以外の男性と結婚し、ハクを生みました。一家は貧しいながらも幸せな日々を送っていました。
しかしハクが雪一族に受け継がれる能力に覚醒してしまったことで、母親が雪一族であるということが父親にばれてしまいます。ハクの父親はハクの母親を殺し、ハクのことも殺そうとします。ハクが殺されそうになる寸前、ハクの中に秘められていた雪一族の能力が発動し、逆に父親を殺してしまいます。
両親を失い放浪するハクは、再不斬と出会います。再不斬はハクの能力を利用できると考え、以後自分のそばにハクを置くようになります。ハクは再不斬の部下として雪一族に伝わる能力をふるい、強い力を持つ忍者となりました。
ナルトのハクと桃地再不斬の関係とは?
ハクと再不斬は、いったいどのような関係なのでしょうか。ここではハクと再不斬の関係性について紹介します。
ハクを「道具」として扱う再不斬
再不斬は当初、ハクのことを道具として扱っていました。雪一族の能力である「血継限界・氷遁」を利用するためだけに、ハクを拾い、部下にしていました。
ハク自身、そのことをわかっていながらも、再不斬に忠誠を誓っていました。自分を拾ってくれた恩に報いるため、危険な任務にも強敵にも物怖じすることなく、確実に仕事をこなしていきました。
「道具」から「恩人」へと変化した関係
「道具」として利用されているとわかった上で再不斬に恩を感じ、信頼を寄せるハク。ハクは「大切な人」である再不斬を守りたいという一心で戦い続けます。そんなハクと接するうちに、再不斬はハクを道具以上の存在として感じるようになりました。
表面上はハクのことをぞんざいに扱いながらも、ハクのことを大切に思っていた再不斬。再不斬にとってハクがどれほど大きな存在になっていたかは、ハクを失った際に再不斬が流した涙から感じ取ることができます。
ナルトのハクの強さの根源「血継限界・氷遁」とは?
かわいいだけではなく、戦闘能力も抜群のハク。ハクの強さの根源には、霧隠れの里の雪一族に伝わる能力、「血継限界・氷遁」があります。ここでは血継限界・氷遁について解説していきます。
ナルトのオリジナルの設定「血継限界」とは?
「血継限界(けっけいげんかい)」はNARUTO(ナルト)オリジナルの設定です。修行によって身に着けることができる術や技とは違い、遺伝によって伝わる能力を指します。
「血継限界」は一族内の誰もが使える能力、というわけではありません。能力が覚醒するかどうかは個人の素質によるところが大きいです。「NARUTO(ナルト)」の登場人物であるうちはサスケの「写輪眼」や、日向ネジの「白眼」といった技も、こうした血継限界のひとつです。写輪眼については以下をご覧ください。
ハクの血継限界である氷遁とは?
ハクの持っている氷遁は雪一族に伝わる血継限界です。水と風という二つの属性を組み合わせ、氷を自在に操ることのできる能力です。ハクはこの血継限界・氷遁を利用して、強力な技を使用します。
ナルトのハクの技「魔鏡氷晶」とは?
ハクが使用する技に、「魔鏡氷晶(まきょうひょうしょう)」というものがあります。この技は「血継限界・氷遁」を利用した秘術です。難易度の高い技で、この技を15歳で使用できることからも、ハクの才能がうかがえます。
ハクの技である「魔鏡氷晶」について詳しく見てみましょう。上記の画像にあるように、まず氷で作った鏡のようなもので相手の四方八方を囲みます。鏡には術者のみが映ります。その鏡の中を術者が自由に高速で移動しながら、相手に攻撃を仕掛けます。ハクは「千本」という武器を得意としており、「魔鏡氷晶」の空間内で相手に無数の千本を投げつけました。
この技には当時のうちはサスケも苦戦し、初戦では全く歯が立ちませんでした。また、この技を利用することで、離れた場所に氷の鏡を作り、一瞬で移動することもできます。再不斬にピンチが訪れた際も、ハクはこの技を使うことで瞬時に移動し、再不斬を守りました。
ナルトのハクの技「千殺水翔」とは?
もうひとつのハクの技に、「千殺水翔(せんさつすいしょう)」というものがあります。こちらは水遁系の秘術のひとつです。
千殺水翔では水から千本のような細く鋭利な武器を作成し、相手に投げつけます。通常ならば技を使用する際、印は両手で結ぶ必要があります。しかし上記の画像にもあるように、ハクはこの技を片手の印だけで使用することができます。このことからも、ハクが優れた忍であることがわかります。
ナルトのハクが迎えた最期
NARUTO(ナルト)のハクと再不斬のラストシーンは、原作でもアニメでもNARUTO(ナルト)ファンの中で人気が高いエピソードのひとつです。ここではその内容を画像とともに紹介します。
うずまきナルトたち第7班は、波の国と他国を結ぶ橋を完成させるため、橋の建設を妨害する再不斬やハクと戦います。初戦ではハクの技である魔鏡氷晶の前にまったく歯が立たなかったナルト、サスケ、サクラ。特にサスケは瀕死の重傷を負ってしまい、すぐには戦えない状況になってしまいました。ナルトたちは再戦では対策を考え、ハクに一矢報いることに成功します。
同じころ、少し離れた場所ではたけカカシと戦っていた再不斬にピンチが訪れます。再不斬の危機を察したハクは、前述した魔鏡氷晶という技を使い、カカシと再不斬の間に割って入ります。
再不斬をかばい、カカシの大技「雷切」をまともに食らってしまったハク。再不斬の命を守ることができたハクは、満足して命を落とします。
ハクの死を雇い主のガトーに侮辱されても、感情を押し殺そうとする再不斬。ナルトに「悔しくないのか」と問われても、ハクの死を事実として受け入れようとします。しかしそこには、言葉とは裏腹にハクへの強い思いがありました。
ナルトの言葉と今までハクと過ごした日々を思い出し、思わず涙を流す再不斬。道具としてハクを扱っておきながらも、無意識のうちに、ハクに対する情が芽生えていたのです。
ガトーが雇った大勢の殺し屋の中に単身で特攻した再不斬は、自らの手で、ハクを侮辱したガトーを殺害します。その時に大きな傷を負った再不斬は、自らの命がそれほど長く持たないことを悟ります。せめて最期はハクの隣で終わりたい、そう考えた再不斬はハクが横たわっている場所を目指します。途中でカカシの力も借り、なんとか再不斬はハクのもとにたどり着くことができました。
安らかな表情で眠るハクを見つめる再不斬。その脳裏に、今までハクと過ごした日々がよみがえります。すると、空からはいつの間にか雪が降ってきました。
雪を見て、再不斬はハクが泣いているのかと思います。雪がハクの目元に当たり、溶けていきます。それはまるで涙のように見えました。できるならば、死後もハクと同じ場所に行きたいと願いながら、再不斬は静かに息を引き取りました。画像からもわかるように、アニメ版では特に作画に力が入れられており、アニメ第1シリーズの名シーンの一つとなっています。
ハクと再不斬の遺体は、ナルトたち第7班の手によって波の国の高台に葬られました。そこは完成した橋を見下ろすことのできる場所でした。再不斬の墓には、再不斬の武器である「首切り包丁」が墓標のように立てられました。ハクと再不斬は「哀しき悪役」といわれることもあり、どこか憎むことのできないキャラクターとして人気を博しています。
ナルトのハクがうずまきナルトに与えた影響
ハクの存在は、NARUTO(ナルト)の物語序盤で、主人公のうずまきナルトに大きな影響を与えました。ただ「火影になりたい」と思っていたナルトに、「何のために、誰のために強くなりたいのか」ということを考えるきっかけを与えたのがハクでした。
過去に迫害され、孤独を抱えたことのある者同士、ハクとナルトには通じるところがありました。だからこそ、ナルトはハクから大きな影響を受け、今後の己の「忍道」を考えることとなりました。
ナルトのハクが残した名言
NARUTO(ナルト)のハクの登場エピソードはそれほど多くありません。しかし、印象的なセリフをいくつも残しています。ここでは、そんなハクの名言の一部を紹介します。
「人は大切な何かを守りたいと思ったときに本当に強くなれるものなんです」
戦場ではない場所で偶然出会ったハクとナルト。ハクの素性を知らないナルトは、ハクに自分が忍者であることや「強くなりたい」と思っているということを話します。そんなナルトにハクが投げかけた言葉です。このセリフはこの後何度も登場し、ナルトに強くなるための目的を説きました。
「誰もが嫌ったこの血を好んで必要としてくれた」
過去に迫害を受けたハクですが、初めてありのままの自分を受け入れてくれた再不斬と出会うことでその人生が大きく変わりました。そんな再不斬への想いにあふれたセリフです。
この他にもNARUTO(ナルト)波の国編での名言は多く、ハクや再不斬、そしてエピソード自体の人気の高さがうかがえます。NARUTO(ナルト)の名言については、以下をご覧ください。
かわいいと話題のナルトのハクの画像
今まで紹介してきたように、ハクは強さと人間的な魅力を兼ね備えたキャラクターです。しかしハクの魅力はそれだけではありません。ナルトに「サクラちゃんよりかわいい」と思わせたほどのかわいらしい容姿が、ハクの最大の魅力ととらえるファンもいます。ここではかわいいハクの姿を、画像とともに紹介していきます。
まずはこちらの画像をご覧ください。髪を下ろし、私服姿のハクです。この姿を見たナルトが「サクラちゃんよりかわいい」と思ってしまうのもうなずけます。アニメ版で私服の色がピンクだったこともあり、よりハクがかわいい容姿になっています。
鳥と戯れる姿もかわいいと評判です。この姿を見て最初からハクの性別を見抜ける人は、なかなかいないでしょう。
幼少期のハクもとてもかわいいということが、上記の画像からもわかります。アニメ版ではとくにハクのかわいい表情が多く、ハクのかわいい仕草に癒された人も多いでしょう。また、白いうさぎを抱いている幼少期のハクはDVDのジャケット画像にも起用されており、かわいい仕上がりのパッケージとなっています。
アニメ版の回想シーンで登場した際は、上記の画像のように、よりかわいく描き直されています。アニメスタッフのハクへの愛を感じますね。「前よりもかわいい」、「前よりも美人」という感想を抱いた視聴者も多いようです。
ハクの活躍をチェックしよう
ここまでハクについて画像とともに紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。かわいいだけではなく、強さも兼ね備えたハク。恩人である再不斬との関係性や、印象的なエピソードの多さなどから人気の高いハクの魅力が伝わりましたでしょうか。NARUTO(ナルト)の波の国編を見たいと思った方は、ぜひ原作のマンガやアニメをチェックしてみてください!