2020年08月04日公開
2020年08月04日更新
【銀魂】さっちゃんは銀時が大好き!ドMな悪質ストーカーの過去や戦闘能力は?
銀時を好きなキャラクターが数多く登場する銀魂の中でも、特に銀時大好きで知られるのがさっちゃんこと猿飛あやめです。銀時の事が好きすぎて悪質なストーカーになってしまう程ですが、銀時にどんな仕打ちをされてもひたすら追いかけ続けています。今回は銀魂のさっちゃんについて、銀時との関係性や作品、高い戦闘能力、アニメ銀魂での声優、そして実写映画銀魂でのキャストなどをまとめて紹介していきます。
目次
さっちゃんとは?
銀魂の作品情報
ここでは、さっちゃんについて紹介する前にさっちゃんが活躍する銀魂についても簡単にまとめて紹介していきます。
銀魂の概要
出典: https://ciatr.jp
銀魂は2004年から週刊少年ジャンプにて空知英秋先生が連載していたギャグコメディを中心にしながらも大枠のストーリーが展開される漫画です。最初の頃は基本的には1話完結、長くても3話程度のエピソードを展開しつつも主人公銀時の過去との因縁などのストーリーを織り交ぜる事でストーリーが展開されていくような形を取っていました。物語が進むに連れてシリアスな展開も増えながらもギャグテイストは抜けていません。
作者空知英秋先生にとっては初連載の作品であり、最終的には掲載先を週刊少年ジャンプ、ジャンプGIGA、銀魂公式アプリと移しながらもしっかりと完結まで描かれる事になりました。SF要素と時代劇要素を上手く織り交ぜた独特の世界観と個性豊かなキャラクターは連載開始当初こそ注目を集める程ではなかったものの徐々に人気を獲得し、最終的には幅広いメディアミックス展開もされるほどの人気を得た作品です。
銀魂のあらすじ
江戸時代末期「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が襲来、攘夷戦争と呼ばれる地球人と天人による戦争が行われますが江戸幕府が天人の強大な力の前に開国を宣言。天人(あまんと)が跋扈するようになった江戸は江戸の雰囲気を残しつつも天人の文化を取り入れて異様な発展を遂げていく事になります。攘夷戦争から20年後、剣道場の跡取り息子である志村新八が未だに変わらない侍魂を持った坂田銀時と出会う事から物語は展開されていきます。
さっちゃん(猿飛あやめ)のプロフィール
さっちゃんは本名を猿飛あやめと言って元は将軍家を警護する忍者集団「御庭番衆」の一員でした。御庭番衆を離れた後は普段は悪党を裁く始末屋として生計を立てています。元々は銀時を利用する目的で近づきましたが、結果として危ない所を銀時に助けられて惚れる事になりました。群青色の瞳と紫色のロングヘアー、右目の泣きぼくろが特徴的な外見をしています。
また赤いフレームのメガネは伊賀忍特製のメガネであり、このメガネがなければ視力はもちろん聴力さえも低下してしまう程で、視力は超が付くほどのど近眼であったりします。ちなみに作中でも多くのキャラクターは本名の猿飛あやめではなくさっちゃんとあだ名で呼びますがこれは幼少期に「猿」と呼ばれるのを可哀想と思った女子達に付けられたあだ名がそのまま定着したものです。
余談ですが、作者の空知英秋先生いわくさっちゃんこと猿飛あやめは「一番扱いづらいキャラ」であり実は原作での登場シーンは普段から銀時のそばにいるような設定であるにも関わらず他の主要なキャラクターと比べると控えめです。一度登場すれば暴れまわるものの、銀魂全体で見ればそこまで目立つキャラというわけでもなく人気投票でもそこまで順位が振るう事はありませんでした。
一方でアニメ銀魂が放映開始されると声優を務めた小林ゆうさんの熱演で猿飛あやめは強いインパクトを与えるようになっていきました。その為猿飛あやめはアニメ化で大きく印象が変わったキャラクターの1人と言われています。
さっちゃんの性格
さっちゃんの性格は自他共認めるマゾヒストで、銀魂作中では銀時にぞんざいに扱われる事すら自身の快感に変えてしまうような変態的一面を持っています。元々はそのような性格ではありませんでしたが銀時との出会いにより目覚めてしまったタイプです。一応忍者としての実力は一流であり自身の中でスイッチを切り替えるような描写はありますが、銀魂の作風も相まって比較的簡単にコロコロ入れ替わってしまいます。
また恋愛面では積極的で自身で追いかけるのは得意である一方で迫られるのは苦手な純情な一面も持ち合わせており、演技とはいえ銀時に迫られた際にはテンパってしまうような一面も見せています。。元々銀時への想いも淡い恋心程度でしたが、忍者としての実力をそちらでも発揮した事でストーカーのようになっていきました。
また思い込みの激しい性格をしており、銀時に対して恋敵としてお妙や月詠の事を認識しており時折その思いが暴走してしまうような場面も見られますが、銀時の為となれば共闘も厭わないなど喧嘩する程仲が良い的な関係を築いています。その他作中では同じストーカー気質である近藤勇や東城歩と同時に登場する機会が多く、彼らとシンパシーを感じる関係性も目立ちます。
さっちゃんは銀時が大好き!関係を考察
関係①銀時が大好きすぎてストーカーに?
忍者としても始末屋としても高い実力を誇るさっちゃんこと猿飛あやめは当初は銀時を利用するつもりで近づきますが惚れてしまい想いをどんどんエスカレートさせてストーカー化していきました。その思いは一方通行で銀時からも相手にされていませんが、それでもいい、むしろ足蹴にしてほしいといったドM気質を展開しています。
基本的に隠れて銀時を追いかけているので銀時達万事屋が巻き込まれている出来事の多くを把握しており、当たり前のように物語に加わってくる事も多いです。一方で銀時が優秀な事もあってか大抵の居場所はバレており、必要に応じて呼び出される場合も多くなっています。
ちなみに銀時に対してはストーキングも厭わない激しい思いを抱きドMにまで目覚めているさっちゃんですが、この姿勢はあくまでも銀時限定であり、他の作中の男性キャラには見向きもしないどころかかなり辛辣な態度を取り、相手によってSな性格になる場合も多く、よりさっちゃんにとって銀時が特別である事を示すような形になっています。
関係②眼鏡を銀時に壊され新しいものを貰う
ある時、いつものようにストーカーとして銀時についていっていたさっちゃんこと猿飛あやめは銀時からのツッコミでメガネを壊してしまいます。周囲からの煽りも受けて銀時はさっちゃんに新しいメガネをプレゼントする事になりました。そのメガネはメガネ屋の親父がかけていたビン底メガネでさっちゃんは全くピントが合っていませんでしたが、さっちゃんはそれをまるで銀時の分身であるかのように大切に扱います。
しかしピントがあっていないので始末屋としての仕事は失敗の連続。失敗を続けたさっちゃんは始末屋を始末する殺しのターゲットにされてしまいます。普段ならさっちゃんをぞんざいに扱う銀時ですが、全蔵と共に彼女を護衛、さっちゃんは源内に改造してもらったメガネを使って戦うというエピソードも展開されています。
基本的にはギャグテイストで描かれる銀時とさっちゃんの関係性ですが、銀時も普段はぞんざいに扱いながらも必要に応じて自身の身を危険にしても助けようとするような一面が見られます。だからこそさっちゃんは銀時のストーキングを辞められなくなるのでした。
関係③銀時のさっちゃんの扱い
銀時への熱い思いを常に全開で表現しているさっちゃんですが基本的には銀時にぞんざいに扱われています。「メスブタ」呼びなどは常であり銀時には基本的にはさっちゃんに対しての恋愛感情などはありませんが、一応さっちゃんが美人で巨乳であるという認識は持っているようでアニメ銀魂ではそこに言及するシーンも見られています。
さっちゃんの過去や戦闘能力
さっちゃんの元御庭番集の一員だった過去
銀魂作中ではどうしてもギャグキャラとしてミスをしているシーンも多いさっちゃんですが、元々は将軍家を警護する御庭番衆の一員だったという過去を持っています。御庭番衆は全員が徳川茂茂との関係性が深いですがさっちゃんもそんな関係性を持つ1人です。その為も相まってか「将軍暗殺篇」以降は元御庭番衆として行動する機会も増えています。
さっちゃんは御庭番集の解体後に始末屋として活躍
御庭番衆が解体され辞めた後のさっちゃんは実は1人で活動しているわけではありません。始末屋を開業するさっちゃんは勇二とマサと呼ばれる2人と仕事をしているのです。余談ですが始末屋という裏稼業である故に住居を転々としているのですが銀時のそばに居たいという思いから転々とする先も基本的にはかぶき町の周辺になっています。
また御庭番衆時代から正義感も強いので、始末屋としての自身の仕事にも誇りを持っており、受ける依頼は基本的に善悪を優先、金勘定でそのバランスを崩す事は基本的にありません。ただしそのような仕事のスタイルである故もあってか昼にはノーカフェのバイトとして働いている一面も見られます。
さっちゃんの強さや戦闘能力
さっちゃんは銀魂では基本的にギャグキャラであり、普段は戦闘に駆り出されても好物の納豆で戦うなどボケを披露するシーンが多いですが、本来の忍者としての実力はかなり高いです。クナイやまきびし、煙幕など忍者らしい武器や罠を多用しての戦闘を行える他、味方や敵の行動を察知して一撃瞬殺の攻撃で対応してみせるような場面も見られています。
また忍者なのでフットワークも非常に軽く、当たり前のようにビルからビルに飛び移るような場面も描かれています。ちなみにその実力は弱点と言われる視力の低さを他の五感でカバーしながらある程度は仕事がこなせる程です。普段納豆で戦えてしまうのもそんな忍者として高い実力を持っているからであるとも言えます。
さっちゃんの名言や名セリフ集
さっちゃんの名言①「女の子が泣いている時は…」
女の子が泣いている時はそっとしといてあげるのが 男のたしなみじゃなくて
銀魂第319話にて始末屋を始末するお仕置部隊のターゲットにされたさっちゃん。その時さっちゃんは屋上にいて涙を流していました。そんな状況においてもしっかりと背後から迫る敵の気配に気づきます。気づかれている事を察知し声をかけた男に対してさっちゃんは上記の名言で返すのでした。普段ギャグキャラとして描かれる事が多いさっちゃんのかっこいいセリフとして名言になっています。
ちなみにこの時さっちゃんは普段のメガネを壊されており、その手には上記でも紹介した銀時からプレゼントされたメガネが握られていました。
さっちゃんの名言②「死なせない…」
死なせない、もう誰も。 みんなで一緒に生きて帰るの
将軍暗殺篇にて汚名をかぶってでも将軍を守ろうとした全蔵。全蔵は瀕死になりながらもその役割を全うしようとしますが、そこに駆けつけたのが全蔵の考えを察知したさっちゃんでした。瀕死の重傷を負う全蔵を助け上記の名言を言いながら必死に前に進むのです。将軍暗殺篇に入って以降御庭番衆としてのさっちゃんのカッコいい姿が描かれていた事も相まってカッコいい名言となっています。
加えてこの名言は希望を抱きながらさっちゃんが出口で待ち構える高杉と神威に待ち伏せされるという絶望に向かう前の名言であったりもします。
さっちゃんの名言③「外道にしか絶てぬ…」
外道にしか絶てぬ外道というものもある私が汚れて誰かが救われるというのなら喜んでこの手血にそめましょう
さっちゃんは普段始末屋をしていますが、始末屋が外道の道である事もしっかりと理解しています。しかし一方でそのような外道にしか裁く事が出来ない外道がいる事も理解しているのです。その為始末屋の仕事にも誇りを持っておりこの名言はその中でも代表的な名言とされています。
さっちゃんのアニメ声優と実写キャスト
さっちゃんのアニメ声優は小林ゆう
さっちゃんを銀魂の中でも高い人気を誇るキャラクターにしたといっても過言ではないのがアニメ銀魂にてさっちゃんの声優を務めた小林ゆうさんです。小林ゆうさんは2003年から声優として活躍する声優さんで独特なハスキーボイスで男女どちらのキャラクターも演じる事が出来ると言われる声優さんです。声優として演じてきたキャラクターの幅も非常に広くなっています。
また小林ゆうさんも声優を務めたキャラクターの中でさっちゃんがお気に入りのキャラの1人ともしています。またさっちゃんの性格を銀魂関連のイベントやラジオなどでもそのまま発揮しいたりもしており、自身の事を「メスブタ」と表現するような場面などもありました。また猿飛あやめの誕生日をお祝いするブログを自身のブログに掲載したりした事もあります。
小林ゆうさんがこれまでに声優として出演した作品とキャラクターとしては「ブラッククローバー」のシャーロット・ローズレイ役、「将国のアルタイル」のレレデリク役、「私がモテてどうすんだ」の芹沼花依役、「昭和元禄落語心中」の小夏役、「進撃の巨人」のサシャ役、「スケットダンス」の浅雛菊乃役、「生徒会役員共」の横島ナルコ役、「魔法少女育成計画」のヴェス・ウィンタープリズン役などの声優を務めています。
さっちゃんの実写版キャストは夏菜
実写映画化銀魂にてさっちゃん役を務めたのは女優の夏菜さんです。2005年のデビュー当時こそ多くの作品のオーディションに落ちていたものの2009年に出演した映画「GANTZ」の影響で一気にブレイクし、その後は順調にキャリアを積んでいます。銀魂や上記のGANTZのような漫画原作の実写化作品はもちろんオリジナルの実写作品での演技力も非常に高い評価を受けています。
実写映画銀魂にてさっちゃんを演じた際には、実写映画本編公開前からそのクオリティの高さに注目を集め、夏菜さん本人も出来るだけ原作を忠実に再現するというコメントの元に体当たりでさっちゃん役を演じていました。猿飛あやめの普段の衣装である忍者姿はもちろん、ボンテージやどじょうすくい姿などギャグキャラとしての猿飛あやめの衣装にも体当たりで挑んでいるのです。
出典: https://mdpr.jp
猿飛あやめはそのキャラクター性からどうしても実写化が難しいキャラの1人とも言われていただけにそのような見た目はもちろんその演技も絶賛される一方で実写映画全体で見ると夏菜さん演じたさっちゃんの出番は少なくもっと見たかったという声も多く実写化猿飛あやめは夏菜さんにとってもハマリ役の1つだったと言われています。
その他夏菜さんがこれまでに出演した実写作品としてはドラマ「連続テレビ小説純と愛」の狩野純役、映画「君に届け」の矢野あやね役、映画「鋼の錬金術師」のマリア・ロス役、ドラマ「仮面ティーチャー」の賀東麻耶役、ドラマ「ハケンのキャバ嬢・彩華」の一条彩華役、ドラマ「人生が楽しくなる幸せの法則」の中川彩香役などを務めています。
さっちゃんに関する感想や評価
というか銀さん×女キャラは銀さちしか読めんかも。他の女キャラは原作での距離感が一番好きってのもあるけど、坂田銀時夢女としてはさっちゃんくらい銀さんのこと愛してたらしょうがないなみたいなね、アンタだったら許す!みたいなね、アンタには敵わないよみたいなね
— あねこ (@aaaneco) June 2, 2020
ここからは既に銀魂を読んだ人のさっちゃんに関しての感想を紹介していきます。銀魂では銀時に思いを寄せるキャラクターは何人か登場していますが、その中でも行き過ぎた愛の表現者としてさっちゃんは高い人気を誇っています。本来もっているポテンシャルが高いだけにもっと活躍を見たかったとする声も多い一方でさっちゃんらしい活躍が多くて良かったとする声も多いです。
また積極的にアプローチするにも関わらず迫られると弱い一面、あくまでもストーキングやドMな一面を発揮するのは銀時が相手の時だけといった一面などのギャップが良いとする声も多くなっています。
銀魂の全蔵って本当は将軍暗殺篇でしぬ予定だったけど、さっちゃんが頑張ったお陰で存命だったんだとさ
— 平熱クラブ(残り59653字+お絵描き武者修行の旅) (@FIv3UTDKyJFSvCU) July 10, 2020
どうしても銀時中心が描かれる銀魂であり、対銀時との関係性がピックアップされるさっちゃんですが、全蔵との関係性も良いとする声も非常に多くなっています。異性としては全く見ていないものの、仲間としての双方の絶対的な信頼感などを持った関係性などは仲間意識の強い作品である銀魂の中でも普段から行動を共にしているわけではない事も相まってカッコ良かったとする声も多いです。
また作者の空知英秋先生も「全蔵は将軍暗殺篇で死ぬ予定だったが思った以上にさっちゃんが頑張って存命した」というコメントを残しており、作者の想定を超える程にさっちゃんの全蔵、御庭番衆への思いなどが見られたのが良かったとする声も非常に多くなっています。
夏菜のさっちゃん大好きだから銀魂3やって欲しいい🥺
— ハルたろさん (@hrp0106) July 31, 2020
またさっちゃんに関してはアニメ銀魂で声優を務めた小林ゆうさんの演技力を高く評価する声も多いです。下ネタも多い銀魂においても特に変態キャラ全開であるさっちゃんを恥ずかしげもなく演じる熱演ぷりは高く評価されており、元々共通点が多い事も相まってさっちゃんの人気、小林ゆうさんの声優としての人気双方が高まったとする声も多くなっています。
また銀魂が実写映画化された際の夏菜さんのさっちゃんが良かったとする声も非常に多いです。夏菜さんは映画公開前からいくつかの衣装の写真などをインスタグラムなどを通して発信しており、キャラクターのイメージそのままに演じる迫真の演技を見せており、その演技をもっと見たかったという声も非常に多いです。また夏菜さんのさっちゃんをもう1度みたいから銀魂の実写映画の続編を作って欲しいという声もあるほどです。
さっちゃんと銀時の関係まとめ
さっちゃんこと猿飛あやめは作中では銀時を利用する形で登場しますが銀時に助けられた事で恋心を抱き、当初の銀時に対しての淡い恋心からドMに目覚めてしまいどんどんストーカー気質を発揮していったキャラクターです。銀魂三大ストーカーの中でも主人公銀時のストーカーである事から筆頭として扱われ銀魂作中銀時との関係に進展こそないものの高い人気を誇るキャラクターになっています。
その人気は原作はもちろんながらアニメ銀魂でのさっちゃんの声優を務めた小林ゆうさんの熱演、さらには実写映画でのさっちゃんのキャストを担当した夏菜さんの熱演による影響も大きいと言われるキャラクターです。様々なメディアで人気が高いキャラクターなのでまだ銀魂を視聴していないという人は様々なメディアで銀時を追いかけるさっちゃんを追いかけてみてはいかがでしょうか?