【ハイキュー】黒尾鉄朗のパニーニ事件とは？個性的な髪型の秘密や名言も紹介

黒尾鉄朗は、東京の音駒高校のキャプテンを務める3年生で、ポジションはミドルブロッカーです。烏野高校のコーチ烏養繋心からも、ブロックのうまさを認められています。右側にボリュームがある癖の強い髪型が特徴です。

「ハイキュー」は、弱体した強豪校男子バレー部の成長と青春を描いたスポーツ漫画です。当初は読み切り版にて公開され、その後2012年12号から「週刊少年ジャンプ」にて連載が始まりました。2020年7月に発売された2020年33・34合併号にて最終回を迎えます。全25話のアニメ第1期は2014年4月から9月に放送されました。第1期は烏野高校のインターハイ予選までの物語が描かれています。

2015年10月から2016年まで放送された全25話の第2期は、3月春高バレー代表決定戦準決勝での青葉城西高校との試合までが描かれています。2016年10月から2016年12月まで放送された第3期は、春高バレー予選決勝戦での白鳥沢高校との試合までが取り上げられていました。第1クールが2020年1月から4月まで放送されたアニメ第4期は、それに続く物語となっています。

烏野高校の春高バレーの試合を見た主人公の日向は、小さな巨人と呼ばれるエースの活躍に魅せられ、バレーを志すようになります。中学3年生の時に人を集めてはじめて県大会に出場し、第一回戦でコート上の王様と呼ばれるセッター・影山のいる北川第一中学と対戦し敗北しました。最後言われた言葉から、日向は高校進学後に再びバレー部に入り、影山にリベンジを果たすと心に決めます。

黒尾鉄朗は、東京の強豪校・音駒高校男子バレー部で主将兼ミドルブロッカーを務める人物です。社交的で愛想は良いですが、掴み所がなくどこか裏がありそうな雰囲気を醸し出しており、烏野高校主将の澤村からは食えないタイプと思われています。上方に跳ねた癖の強そうな髪型で、烏野高校男子バレー部からはトサカヘッドと呼ばれています。自分でもなかなかなおせない寝癖であり、意識的にヘアセットをしているのではないようです。

音駒高校の2年生セッターの孤爪研磨とは幼なじみであり、クロという愛称で呼ばれています。孤爪研磨をバレーに誘い入れたのも黒尾鉄朗でした。面倒見がよく、後輩のリエーフや他校の日向、月島にも指導をしていました。誕生日は11月17日の蠍座、好きな食べ物にはサンマの塩焼きをあげています。身長は187.7cm、体重は75.3kgです。

アニメの声優は、シグマ・セブンに所属する中村悠一が演じています。代表作に「おおきく振りかぶって」阿部隆也役、「絶対可憐チルドレン」皆本光一役、「しろくまカフェ」グリズリーさん役などがあります。

パニーニとは、パンの間に野菜、ハム、チーズなど好みの具材を挟むイタリア発祥の料理です。近年は日本にも広く知れ渡っており、喫茶店のメニューなどでも見られることが多くなりました。パニーニは複数形の単語であり、単数形の単語はパニーノです。黒尾鉄朗のパニーニ事件とは、2014年8月8日に「ハイキュー」公式ツイッターが上げた作者・古舘春一のイラストが発端でした。

梟谷学園高校のエース・木兎光太郎は、伊達工業高校の青根高伸に話しかけます。しかし、全く喋らないことから、日本人ではなくロシア人かもしれないと勘違いしました。困った木兎光太郎は、赤葦京治にロシア語は喋れるかどうか聞きますが、喋れないと返答が帰ってきました。ここで黒尾鉄朗はパニーニという単語をいいますが、それはイタリア料理ではないかとすぐにツッコミが入ります。

この公式ツイッターにアップされたイラストは瞬く間に反響を呼び、ツイッターでトレンド入りを果たします。このツイッターでの出来事は、後に黒尾鉄朗のパニーニ事件と名付けられました。さらに11月17日の黒尾鉄朗の時にはパニーニを食べるというファンもおり、誕生日を祝うツイッターのハッシュタグではお祝いコメントと共にアップされたパニーニの画像が散見されます。

黒尾鉄朗は、上方にツンツンとのびた特徴あるヘアスタイルをしています。烏野高校バレー部からは、印象的なこの髪型から彼のことをトサカヘッドと呼んでいました。しかし、これはヘアセットしているのではなく、本人も悩みにあげているなかなかなおらない強い寝癖だといいます。黒尾鉄朗は、頭部両側を枕で押さえた状態でうつ伏せになって寝るといいます。こうしたヘアスタイルが出来上がるのは、寝方に原因があるようです。

インターハイ予選を目前にする烏野高校は、ゴールデンウィーク合宿の最終日に東京の音駒高校と練習試合をすることになります。黒尾鉄朗は、烏野高校のキャプテン・澤村大地と笑顔で挨拶を交わします。しかし、第一印象で瞬時に互いに食えないタイプであると察していました。実際、黒尾鉄朗は飄々とした掴み所のないタイプで、相手を挑発したり褒めたりしてうまく動かすことを得意としています。

音駒高校の2年生セッターの孤爪研磨は、黒尾鉄朗と幼なじみで小さい頃から一緒にバレーをやっていました。孤爪研磨は内向的で大人しいタイプですが、幼い頃の黒尾鉄朗は彼以上に無口でした。家は隣同士であり、一緒に過ごしていくうちに打ち解けていきます。バレーにのめり込むようになった黒尾鉄朗は、明るく社交的な性格となり、新しい技の練習も孤爪研磨とするようになりました。

黒尾鉄朗のバレーのポジションは、ミドルブロッカーです。月島が烏養コーチにブロックのコツを聞いた時、黒尾鉄朗が一番知っている中でうまいといい、手本にするよう示唆していました。キルブロックよりもリードブロックの方を得意としています。さらにレシーブもうまくリベロの夜久衛輔が怪我でコートを離れた時も活躍していました。

音駒高校の猫又監督は、烏野高校の烏養元監督とライバル関係にあり、2人が育て上げたチームの戦いはゴミ捨て場の決戦と名付けられました。将来全国大会で勝負する約束をしていました。烏養元監督は引退してしまいましたが、黒尾鉄朗は恩師である猫又監督の気持ちを汲んでこの勝負を実現させたいと思っていたのでした。音駒高校と烏野高校は、春高バレーの3回戦でついに対戦することになります。

「ハイキュー」は、「週刊少年ジャンプ」2020年33・34合併号にて最終回を迎えています。それぞれ高校を卒業しており、進路が描かれたキャラクターもいました。しかし、黒尾鉄朗の進路は描かれていません。烏養繋心が一番うまいと言わしめるほどのブロックができ、その他の技術も高い選手でした。プロになってバレーを続けているのではないかと推測するファンも多くいます。

黒尾鉄朗の名言1つめに紹介するのは、烏野高校との練習試合直前に口にしたこちらのセリフです。インターハイ予選を間近に控えた烏野高校は、因縁の相手である音駒高校と練習試合をすることになります。音駒高校のバレー部は、レシーブでボールを繋ぐのを得意としていました。主将の黒尾鉄朗は、練習試合前に円陣を組んでこの名言をチームに投げかけます。セッターの孤爪研磨は、この名言が恥ずかしいと思っているようです。

黒尾鉄朗の名言2つめに紹介するのは、戸美学園と試合した時のこちらの名言です。春高バレー東京都代表決定戦で、音駒高校はコントロール力のあるサーブと守りに定評がある戸美学園と対戦します。試合の最中、音駒高校でリベロを務める3年生の夜久衛輔が怪我をして交代になりました。オールラウンダーの黒尾鉄朗は、夜久衛輔の分までボールを拾います。こちらはその時の黒尾鉄朗のかっこいい名言でした。

黒尾鉄朗の名言3つめに紹介するのは、影山と日向の変人速攻を間近で見た時のこちらのセリフです。烏野高校バレー部は、ゴールデンウィーク合宿の最終日に音駒高校と練習試合をすることになります。音駒高校の犬岡走は、早くも日向の動きについて行けるようになりました。ローテーションで、黒尾鉄朗が前衛に出てきます。黒尾鉄朗を警戒した影山は、日向に彼が前衛の時はいつもの変人速攻をしようとこっそり指示しました。

3年生の黒尾鉄朗は、バレーをしていた期間もそれだけ長く、変人速攻より普通の速攻の方が見慣れており、ブロックしやすかったのでした。前衛ではじめて日向と影山の変人速攻を見た黒尾鉄朗は、止めることができません。そして特に焦った様子もなく、この名言を口にします。

黒尾鉄朗の名言4つめに紹介するのは、東京合宿で月島に対して言ったこちらのセリフです。烏野高校バレー部は、春高バレー予選前に森然高校、生駒高校、梟谷学園、音駒高校と東京合宿をすることになります。練習時間後、月島は黒尾鉄朗と梟谷学園の木兎光太郎に部活を一生懸命に続ける理由を聞き、回答を得ます。黒尾鉄朗は、月島にブロックの仕方を指導し、木兎光太郎のスパイクをブロックするようにいいます。

黒尾鉄朗の名言5つめに紹介するのは、東京合宿最終日に言ったこちらのセリフです。音駒高校の猫又監督と烏野高校の烏養元監督は、昔ライバル関係にありました。2人が育て上げたチームの戦いはゴミ捨て場の決戦と呼ばれ、全国大会で再び対戦しようと約束します。しかし、烏養元監督は体調を崩し引退しました。

恩師の猫又監督の気持ちを汲んだ黒尾鉄朗は、なんとかゴミ捨て場の決戦を実現したいと思うようになります。そのため、他校で敵同士の日向や月島にもブロックの仕方を教えていました。合宿が終わり黒尾鉄朗は、別れ際に澤村に対してこの名言をいいます。

黒尾鉄朗の名言6つめに紹介するのは、東京合宿でのこちらの名言です。森然高校、生駒高校、梟谷学園、音駒高校、烏野高校の5校で東京合宿を行うことになります。ミドルブロッカーの黒尾鉄朗は、特にブロックを得意としており、ブロックのコツを日向と月島に指導しました。月島は、今後対戦するかもしれない敵同志なのに、なぜ指導してくれるのかと聞きます。

こちらは、その時の冗談まじりの名言でした。日向と月島は、胡散臭そうな目で黒尾鉄朗を見ます。黒尾鉄朗は、ゴミ捨て場の決戦を恩師の猫又監督に見せてあげたいという気持ちがありました。そのためには、公式戦で対戦できるよう烏野高校にも勝ち進んでもらう必要があったのです。黒尾鉄朗の優しさが感じられる名言でした。

烏野高校は、猫又監督の協力もあり、東京合宿に参加することになります。東京合宿には、烏野高校の他に森然高校、生駒高校、梟谷学園、音駒高校が参加していました。黒尾鉄朗は、自主練の時に日向と月島にブロックの仕方について丁寧に指導しています。優しい先輩としての一面がかっこいい、好きといった感想もありました。

公式ツイッターが発端となった黒尾鉄朗のパニーニ事件は、公式ツイッターのイラストが発端でした。梟谷学園の木兎光太郎がロシア語を知らないか周囲に聞いたところ、黒尾鉄朗がパニーニと答えます。これにより、パニーニがツイッタートレンド入りを果たします。パニーニを見ると黒尾鉄朗のことを想起するといった感想も多くありました。

黒尾鉄朗は、鶏のトサカを思わせる右側にボリュームのある特徴的な髪型をしています。この髪型は、意図的にセットしているわけではなく、うつ伏せで両側から枕で頭をサンドして眠る癖から出来上がる髪型でした。寝癖で出来上がっている髪型か面白い、かわいいといった感想も多くありました。

公式ツイッターが発端となった「ハイキュー」に登場する音駒高校のミドルブロッカー・黒尾鉄朗のパニーニ事件の概要や、作中での活躍・名言、髪型や性格の魅力などを紹介してきました。