【約束のネバーランド】鬼文字について考察!鬼の特徴・正体や鬼用語も紹介

約束のネバーランド(約ネバ)では、人間の世界と人間を食肉としている鬼の世界の2つの世界が存在しています。しかし、1000年前は全てが繋がっている1つの世界に鬼と人間が共存して殺し合いを続けていたのです。戦いに疲れ切ってしまった人間と鬼はお互いに殺し合わないという協定を結んでそれぞれの世界を作ることになりました。そこで、約束のネバーランドで鬼が使用している鬼文字の読み方や鬼文字を使用する鬼の特徴・2種類いるといわれている正体、鬼用語の意味やあのお方との関係も紹介します。

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目次

  1. 約束のネバーランドとは?
  2. 約束のネバーランドの鬼文字について考察
  3. 約束のネバーランドの鬼の特徴
  4. 約束のネバーランドの鬼の正体
  5. 約束のネバーランドの鬼用語
  6. 約束のネバーランドの鬼の謎を考察
  7. 約束のネバーランドの鬼文字に関する感想や評価
  8. 約束のネバーランドの鬼文字まとめ

約束のネバーランドとは?

2020年7月の時点で19巻まで単行本で刊行された「約束のネバーランド(約ネバ)」は、2020年6月の時点において2100万部の累計発行部数を記録している漫画となっています。全181話に渡って漫画家・原作者である白井カイウさんによって描かれた約束のネバーランド(約ネバ)」は、週刊少年ジャンプよって2016年8月1日(35号)~2020年6月15日(28号)に連載され大人気となり現在も人気を誇っている作品です。

作者にとっては6度目の連載漫画となっている約束のネバーランド(約ネバ)は、連載以前から20巻以内に終了予定の作品となっていました。ジャンプらしくない作風としても話題の約束のネバーランドでは、勝利や逆境、友情、努力など少年漫画らしい精神がしっかりと込められている漫画となっています。そこで、作中で鬼が使用している鬼文字の読み方や鬼の特徴・正体、鬼用語と深い関係のあのお方についても考察していきましょう。

約束のネバーランド(約ネバ)の概要

小説をはじめ映画やテレビアニメなどさまざまに展開されている「約束のネバーランド」は、少年ジャンプ+(週刊少年ジャンプのアプリ・ウェブサイト)やジャンプGIGA(週刊少年ジャンプの増刊号)によって全1巻(全12話)の漫画も発売されています。テレビアニメとしては、2019年1月~3月に渡ってフジテレビ他で第1期が放送され多くの人に支持をしてもらえる漫画へと成長していきました。

約束のネバーランドでは過酷な運命を背負っている孤児たちが自分の逆境を受け入れて、仲間と一緒に立ち向かっていく勇ましい姿が描かれています。全12話によってテレビアニメの第1期が放送されたことで人気が高まり、2021年1月からは第2期のテレビアニメが放送されることも決まりました。従来のジャンプの作風とは少し異なっていながらも高い支持を集めているため、読者層が少しずつ変化しているともいわれています。

約束のネバーランド(約ネバ)のあらすじ

さまざまな境遇の孤児が集まるグレイス=フィールド(GF)ハウスでは心優しいママ役のシスターであるイザベラや12歳までの子ども達が仲良く暮らしていました。6歳~12歳になると外の世界である里親の元へ行くことになっています。普通の孤児院だと思われていたGFは、鬼のための最高級の食肉を育てる農場だったのです。頭脳明晰なノーマンや家族思いのエマらはその事実に気付いたことで鬼と戦うべく脱出を計画します。

TVアニメ「約束のネバーランド」公式サイト

約束のネバーランドの鬼文字について考察

考察①人間にも発音はできる?

約束のネバーランド(約ネバ)では人間の世界と鬼の世界の2つの世界が存在しています。しかし、昔からそうだったわけではありません。1000年前は人間も鬼も同じ世界に住んでいました。凶悪な鬼は人間の肉を食うため、人間もそれに対抗して鬼を殺していたのです。人間と鬼との戦いは繰り広げられ、人間も鬼も尽きることがない戦いに疲れ切っていました。

そんな時に人間側と鬼側のある人物同士が協定を結んで今後は人間も鬼も殺し合わないという約束を結んだことで、人間も鬼もそれぞれの世界を持つことになります。しかし、そこには落とし穴があり、人間の肉を食糧としている鬼に有利な協定となっていたのです。少人数の人間を鬼に渡すことによってそれを繁殖させていく提案を人間がしていました。そのため、鬼は養殖の人間を食べることになります。

鬼の世界にある農園では人間の養殖がされていたのです。鬼の世界では鬼文字が存在し使用されています。また、鬼の世界の農園では管理する人間も鬼文字の読み方や意味を理解しており、時に子ども達に鬼文字を放っていました。そのため、鬼文字は習えば人間にも発音することが可能といえます。ただ、漫画の場合は鬼文字として表記されているため、テレビアニメでどのように鬼文字が表現されるかに注目が集まりました。

考察②鬼は2つの言葉を使い分けている?

約束のネバーランド(約ネバ)では、主に鬼の世界のことが描かれています。そこでは人間の子ども達が農園という場所で育てられていますが、鬼にも知性を持たずに本能的に人間を襲って食肉を食べる鬼と知性を持って鬼文字を巧みに使用している貴族階級や王族らの鬼たちの大きく分けて2タイプの鬼が存在していました。知性の鬼であり、人間の肉を食べないムジカと彼女を守っているソンジュは2つの言葉を使い分けています。

彼女たちは、運動神経抜群のエマやGFハウスの子ども達が脱出してきた際に助けている知性の鬼ですが、人間の子ども達ともスムーズに会話をしています。そのため、人間の言葉を理解して話すことができるということです。しかし、あまり人間に聞かれたくない内容の場合は上記のように鬼文字を巧みに使用しているようでした。

人間の言葉の読み方をマスターしている知性の鬼は人間が考えたり話したりしていることも見抜いているということなのでしょう。知性の鬼の場合は2つの言葉を使用できるようですが、知性を持っていない鬼が人間の言葉を理解したり話したりすることはできません。

考察③あのお方の鬼文字表記の意味や読み方

約束のネバーランド(約ネバ)では鬼の世界が広がっているため、さまざまな種類の鬼が存在しています。孤児院で育った人間の子どもの姿も描かれていますが、あくまでも鬼の世界の中の農園に存在しているということなので、人間の世界にいるわけではありません。鬼には民をはじめ、民を支配する貴族階級、貴族階級も支配する女王の存在、さらに女王さえも太刀打ちできないあのお方の存在がありました。

約束のネバーランド(約ネバ)でなかなか姿を見せていないあのお方とは、女王でさえ逆らうことができない鬼のトップの存在だったのです。あのお方を意味する鬼文字の読み方や意味は、謎に包まれており理解できないということで注目を集めていました。そこで、あのお方の鬼文字の表記について読み方や意味を考察していきます。あのお方の意味を示している鬼文字の表記は上記の画像の通りです。

約束のネバーランド(約ネバ)では知性の鬼たちが人間の子どもと話している際には鬼文字と一緒に人間の言葉で訳が出ているため、鬼文字の読み方は不明ですが内容や意味を理解することができます。しかし、あのお方を意味している鬼文字には意味を示す訳がついていないため全く理解できなかったのです。しかし、あのお方の鬼文字表記の意味がさまざまな方面で囁かれるようになります。

考察④天使の言語と呼ばれる「エノク語」

約束のネバーランド(約ネバ)で話題となっているあのお方の鬼文字については「エノク語」によく似ているといわれています。エノク語(下記の画像の文字)とは、天使の言語と呼ばれているようです。あのお方の鬼文字とエノク語を比較してみると確かに似ているように感じます。エノク語とあのお方の鬼文字を照らし合わせ、エノク語で解読していくと4つのパーツであのお方の鬼文字が構成されていることがわかります。

その4つのパーツにアルファベットの文字に置き換えてみると「DAMY」という文字が浮き上がってくるのです。あのお方の鬼文字をそのまま、上から順に読んでいくと「YMAD」と表記されています。しかし、約束のネバーランドでは逆から読むことになっているため、その読み方を対応すると「DAMY」となるのです。この言葉は「女性」という意味のポーランド語が当てはまります。

あのお方の鬼文字の意味がポーランド語において意味を見付けることができたということにも重要な意味が込められていそうです。作中では、ポーランド語にまつわる単語が多く散りばめられています。本が大好きなレイは「CyganE」というポーランド語の本を最後に読んでいました。あのお方の鬼文字の意味が「女性」であり「ポーランド語」となっていることから何か深い意味が含まれていると考察することができます。

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約束のネバーランドの鬼の特徴

鬼の特徴①人間とは違う異形

鬼の世界の様子が描かれている約束のネバーランド(約ネバ)では、さまざまな容姿の鬼が登場しています。鬼は知性のある鬼と知性のない鬼の大きく分けて2タイプに分けることができますが、容姿に関しての特徴を見ていくと人間とは異なりさまざまな容姿をしています。身体の大きさが小さかったり、大きかったりをはじめ、動物のような容姿をしていたり、人間のようだったり、妖怪のようだったりさまざまです。

見た目の容姿がさまざまな鬼は、人間と比較して異形の存在といえるかもしれません。容姿に関しても異形ですが、さらに特徴的なのは目の位置や異様な形、付き方をあげることができます。身体も異形ですが、特に目が異形だということができるでしょう。人間と全く異なるところに目が付いていたり、目が2つではなく1つだったり、それ以上あったり中央についていたり、バラバラに付いていたりしました。

さらに、鬼同士での大きな特徴としては知性を持っており人間のような容姿で、人間の言葉を使用することができる貴族階級以上の鬼に関しては必ず仮面を付けていたのです。仮面を付けていることにも意味がありますが、人間が鬼と話す際に怯えたり警戒したりしないためとも考えることができます。また、女王の仮面の下の顔が目や口の位置が人間と全く異なっていたためそれを隠すためとも考えられるでしょう。

鬼の特徴②人間や動物の肉を食べる

約束のネバーランド(約ネバ)のGFハウスでは、孤児の子ども達が集められてママ役のイザベラによって大切に育てられていました。子ども達はママ役のイザベラから愛情をもって育てられていたため、みんな仲が良くお互い助け合える人間へと成長しています。さらに、学力テストがこまめに施されており多くの優秀な子ども達が育っていたのです。鬼は人間の脳みそが格別のおいしさという表現をしています。

GFハウスで育てられた子ども達は、貴族階級や金持ち向けの最高級の食肉とされていました。そのため、普通の鬼には食べることができないため、ウサギのぬいぐるみを大切にしていたコニーが殺されて出荷される際の会話では、指1本でも食べたいという表現がされていたのです。農園で育てられている食肉にも多くのランク分けがされており、鬼達は人間以外にも猫や野生の動物も食していることがわかります。

そのため、鬼文字を使用する鬼は人間の食肉を食べなければ死んでしまうということではなく、あくまでも高級食材として食しているようでした。人間を食べずに生きている邪血の鬼であるムジカや天然の人間以外は食べてはいけないという厚い信仰心を持ったソンジュというように鬼によって人間を食べたり他の生き物を食べたりしていたのです。

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約束のネバーランドの鬼の正体

鬼の正体①人間と鬼との関係や約束

鬼の世界が展開されている約束のネバーランド(約ネバ)では、現在は人間の世界と鬼の世界の2つの世界が誕生していますが、1000年前は全く異なっていました。かつては人間と鬼は一緒に暮らしており世界は1つだったために人間でも読み方をマスターすることができる鬼文字を使用している鬼は、人間を殺しては食べていたのです。それを怒った人間は鬼の肉は食べませんが、その仕返しに鬼を殺していました。

お互いに殺し合っていた人間と鬼は長期に渡る戦いにおいて疲れ切ってしまいます。賢い頭脳を持っている人間はこんな状況がこれからもずっと続くのかと思うと嫌になってしまいました。そんなにも人間を食べたいのであれば、1部の人間を与えそれ以降はその人間を増やしながら鬼に生活してもらうことで、協定を結ぼうとしたのです。

しかし、多くの人間の仲間は反対し、1度でも人間を渡してしまえばずっと奴隷のようにされると訴えていました。結局その考えを示した人間の1人は鬼のトップに掛け合って協定を結んでしまいます。それによって何百年も続いていた戦いは終了し、人間の世界と鬼の世界の2つの世界が誕生し、調停役を人間が引き受けることになったのです。

鬼の正体②階級制度

約束のネバーランド(約ネバ)では鬼の世界が描かれていますが、鬼にも2つの大きな種類がありました。それは、人間のような知性を持った鬼と知性を持ち合わせていない鬼文字の読み方もわからない鬼の2タイプです。さらに、王家の血を受け継いでいる鬼をはじめ、貴族階級の鬼や民に値する鬼などさまざまでした。そこで、鬼の正体として階級制度が存在しているのかを考察していきましょう。

鬼語を使用しその読み方も理解している上流階級や一般鬼などの鬼の世界にも階級制度はしっかりとありました。上記の画像を見る限りでも上下関係がしっかりとしているのを確認することができます。上座には鬼の中でも偉い上流階級の者が座りその周辺には人間で例えれば平社員のような鬼が座ったり、報告をしたりしていました。あのお方を示す鬼文字を使用して語られていることからも階級制度があるのは明らかです。

鬼の正体③王家

約束のネバーランド(約ネバ)で鬼文字の読み方をしっかりとマスターしているのも上流階級の鬼ということができます。鬼を支配しているのは王家の血を受け継いでいる鬼であり王族となっていました。その下には貴族階級の鬼の存在があります。貴族階級の鬼は高級食材とされている人間の養殖を行う農園の管理も任されていました。そのため、鬼の貴族の中にもさまざまな階級があったことがわかります。

さらに、貴族鬼の下には一般鬼の存在がありました。一般鬼は貴族鬼によって支配されたり監視されたりしています。農園を警備したり、貴族鬼に従者として仕えていたり仕事もさまざまです。民と呼ばれている鬼も一般鬼の部類になるでしょう。鬼の世界にも村が存在しており、貴族や王族ほどではありませんが鬼語の読み方をマスターしている鬼もいるようでした。

また、貴族鬼を支配している女王である王族よりも上位の存在が鬼にはいたのです。それが読み方がわからないといわれているあのお方の存在でした。あのお方はなかなか姿を現さないため、謎めいた存在でしたが女王ですら逆らえない人物でした。

鬼の正体④農園

約束のネバーランド(約ネバ)では、鬼の世界で戦う養殖の子ども達の姿が描かれています。鬼の中ではさまざまな農園が作り出され、人間の子どもが養殖されていました。養殖された子ども達は貴族以上の上流階級の鬼達が食する食肉として扱われていたのです。養殖の子どもを育てている農園にもさまざまな種類があります。そこには、4つの高級農園をはじめ量産農園、実験を行うラムダ農園があったのです。

王族や貴族向けに存在していた4つの高級農園には、グランド=ヴァレー(GV)農園、グッドウィル=リッジ(GR)農園、グローリー=ベル(GB)農園、グレイス=フィールド(GF)農園があり、この中で一番最上級の食肉として扱われていたのがグレイス=フィールド(GF)農園であり、天才的な頭脳を持っているノーマンや知恵者であるレイ、運動神経抜群のエマらが育てられていた農園です。

この他の量産農園では必要最低限の栄養だけを与えられた子供が大量に育てられていました。最新の農園としては人間と鬼の調停役を担っている一族であるピーターが女王に掛け合って特別に作り出したさまざまな投薬を施して実験をしているラムダ農園があります。ハウス1の天才だったノーマンはここへ送られ、女王が食することができるように暗躍されていたのです。

鬼の正体⑤共食い

知性のある鬼と知性がない鬼が存在している鬼の世界では、時に共食いが行われていました。共食いを行うのは主に野良鬼達です。野良鬼達は戦いの際に自らのパワーアップを行うために共食いをしていました。GFハウスの正体を知って脱出してきたエマ達を襲ってきた野良鬼達は、知性のある鬼のソンジュンが攻撃してきたことでパワーアップをしようとしたのです。

その様子を見ていた天真爛漫な性格のエマは気分が悪くなってしまいました。また、ゴールディポンドにおいても子ども達と鬼は戦っています。愛しのノウマを殺されたノウスは怒り狂い彼女の頭を食べました。彼は彼女の頭を食べたことで彼女を自分の中に取り込みます。彼女と会話するようにその後はパワーアップして戦っていました。大切な相手を共食いすることで相手の力を自分の中に取り込むこともできるようです。

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約束のネバーランドの鬼用語

鬼用語①儀程(グプナ)

約束のネバーランド(約ネバ)では鬼文字の読み方や意味に注目が集まっていますが鬼用語もいくつが登場しているため、鬼用語の意味をマスターすることでより物語を深く理解することができるようになります。そこで、頻繁に登場している鬼用語をご紹介しましょう。鬼用語には「儀程(グプナ)」というものがありますが、儀程(グプナ)については作中でも紹介されていました。

鬼にはいつくかの宗教が存在しています。そのため儀式も宗教によって異なっていますが、この儀程(グプナ)という儀式は鬼の宗教全てに共通している儀式となっていました。獲物をいただく際には生きている状態の獲物の胸に吸血植物(ヴィダ)を刺します。吸血植物(ヴィダ)を刺すことによって神様に糧をまずは捧げるのです。

また、この儀式では儀程(グプナ)を行うことで血抜きも同時に行っていました。作中ではこの獲物を狩って食する前に必ず儀程(グプナ)という儀式を行う作法を、GFハウスから脱出してきたエマに王家の血を受け継いでいるソンジュが丁寧に教えています。信仰心に厚い彼は、このような儀式を行って天然の食肉を礼儀正しくいただいていたのです。

鬼用語②儀祭(ティファリ)

鬼用語には「儀祭(ティファリ)」という言葉があります。儀祭(ティファリ)とは、貴族階級や王族達が集まって行うお祭りのようなものです。儀祭(ティファリ)では、農園で育てられた一番優秀な最上級の頭脳を持った子ども達を捧げる儀式となっていました。

農園の中でも最上級の食肉とされていたGFハウス出身の頭脳明晰なノーマンや身体能力が高いエマ、冷静沈着な性格を持っており知恵者であるレイらは、最高級食肉として儀祭(ティファリ)に捧げるに値する子供だったのです。

そのため、12歳のギリギリまで大切に育てられていました。しかし、GFハウスの正体が彼ら3人にバレてしまったことで脱走されてしまったために、儀祭(ティファリ)までに捕まえなければならなくなっていたのです。

鬼用語③原初信仰

約束のネバーランド(約ネバ)で独自の宗教観を持っていたのが邪血の鬼であるムジカです。邪血の生き残りであるムジカを守っているのが王家の血を受け継いでいるソンジュでした。彼らは2人とも原初信仰を厚く信仰しています。人間を食べる必要がない邪血の鬼であるムジカは今までに人間を食べたことがありません。しかし、王家の血を受け継いでいるソンジュは1000年前は天然の人間を殺して食べていました。

彼らが信仰している原初信仰とは、人間を食べてはいけないというものではありません。鬼が故意に作り出した養殖の人間を食べてはいけないというものです。神が創り出した天然のものであれば人間でも食べてよいという教えとなっているため、人間の肉の味をしめているソンジュンは信仰のために養殖で育ったエマたちを食べませんが天然の肉であれば食べたいと思っていたのです。

鬼用語④野良鬼

約束のネバーランド(約ネバ)ではさまざまな階級の鬼や知性がある鬼、知性がない鬼などが存在していました。知性を持っていない鬼を「野良鬼」といいます。野良鬼は鬼文字の読み方や意味がわからず鬼語を話すことができません。そのため、鬼文字の読み方がわかるのは上流階級であることがわかります。GFハウスから脱出してきたエマたちを追いかけ襲ってきたのは野良鬼でした。

GFハウスの食肉は上流階級が食することができるものとなっていたために、このチャンスを逃すまいと野良鬼が襲い掛かってきたのです。鬼文字の読み方や意味を理解していない野良鬼はかなり動物的な鬼といえるでしょう。知性がないため人間の食肉はなかなか食べられず人間以外にさまざまな動物を食していました。

鬼用語⑤知性鬼

鬼文字の読み方や意味が解らない下等種として扱われている野良鬼に対して、身体能力が高く人間のような知性を持っている鬼を知性鬼と呼んでいます。知性鬼は主に上流階級の鬼となっており、人間の食肉を食べることによって人間の容姿や人間の知性を手に入れることができました。そのため、人間の食肉は食欲を満たすために食べるというよりも、知性や身体能力をアップさせるために食していたとも考えられます。

人間の食肉をなかなか食べることができない野良鬼は人間の知性や身体能力を手に入れることができずに一向に鬼文字の読み方や意味を習得することができないのかもしれません。知性鬼といっても、かつて邪血の一族を食べた貴族階級以上の鬼は人間の肉を食べなくても人間の容姿と知性を保つ力を得ることができています。

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約束のネバーランドの鬼の謎を考察

考察①ボスの名前は?

約束のネバーランド(約ネバ)で女王でさえも逆らうことができない存在、鬼のボスに当たるのが「あのお方」と周囲では呼ばれている存在で名前は明らかになっていません。最上級の食肉とされているハウス1の天才であるノーマンも鬼のボスである「あのお方」に捧げられるものとされていました。しかし、強欲な自分がなんでも1番でないと気が済まない女王はそれを横取りするために実験農園であるラムダに送ったのです。

鬼のボスについては明らかになっていませんが、貴族階級や上流階級においてもあのお方の存在は知られており、鬼文字によって表記されていました。読み方が不明となっている鬼文字で記されているあのお方は、1000年前に人間の世界と鬼の世界をそれぞれ誕生させるために協定を結んだ鬼側の人物ではとも噂になっていたのです。身体能力が高いエマが最終的に七つの扉に辿り着いた際には彼に会うのではないかとされています。

考察②仮面の謎

約束のネバーランド(約ネバ)で上級階級の鬼達は多くが仮面をしています。上級階級の知性を持っている鬼は、鬼文字の読み方や意味も理解しており人間のような身体能力と知性を身に付けていたのです。そんな彼らにも弱点がありました。その弱点とは顔に存在している核の存在でした。鬼は核を突かれてしまうと再生する力が失われ死亡してしまうのです。

1000年前の鬼と人間との戦いにおいて、鬼は仮面を使用してはいませんでした。そのため弱点を攻撃されて死亡している鬼の姿が多く描かれています。鬼は人間との戦いにおいて克服することができない核を仮面を付けることで保護していたのです。弱点を固い仮面で守ることで、人間もそう簡単に弱点への攻撃ができないようになりました。

考察③物語における女性の存在

約束のネバーランド(約ネバ)においては、鬼の世界の中に存在している農園では孤児が次々と産み出されています。そのため、作中では女性の存在が重要になっており、「出産」がキーワードにもなっているのです。最高級の食肉である養殖の人間の子どもを産み出すことができるのは人間の女性となっています。そのため、女性は貴重な食材である子供を産み出すことができる重要な役割を担っている存在だったのです。

人間の女性は大人になって子供を産んで、能力を認められることで農園のママ役を担うことができます。そのため、GFハウスにおいてママ役を務めていたイザベラもかつては子供を出産して能力を認められたということになるようです。

考察④あのお方と出産の関係

約束のネバーランド(約ネバ)で鬼文字で描かれている「あのお方」の存在に注目が集まっていますが、読み方が不明なあのお方の名前の意味は「DAMY(女性)」と考えることができます。そのため、鬼のボスに当たるあのお方は、女性によっての出産にも深い繋がりがあるのでは?と考察することができるのです。

もしかしたら、鬼ではボスの存在に当たるあのお方が鬼を産み出しているとも考えることができます。数々の鬼を産み出している女性的な存在があのお方だとしたら、鬼の世界で食肉用の人間の子どもを出産している女性と共通点があることになるのです。

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約束のネバーランドの鬼文字に関する感想や評価

約束のネバーランドでは鬼文字の存在が登場したことで何を意味しているのかと注目を集めるようになりました。その話題となっている鬼文字がギリシャ文字では?という考察に凄いと感じた人もいたようです。また、ラスボス的な存在のあのお方の名前には凄い伏線が仕込まれているということに、すごく疑心暗鬼になってしまうという感想も寄せられていました。

鬼文字について誰か解読方法を発見しないかな?と感想を寄せている人もいました。また、実は敵は人間かもと考察している人もおり、冷静沈着な性格で知恵者であるレイはママ役のイザベラの血縁に当たるといいなと妄想している人もいるようです。鬼文字についても、代理出産についてもさまざまな考察や妄想が繰り広げられているようでした。

複雑な構成の約ネバは初心者にとっては理解するのが難しいようですが、多くの疑問を持っている人はいるようです。第14話において描かれている扉絵について、家族を何よりも大切にするエマの左横には本が並んでいるのですが、その背表紙に鬼文字っぽい文字を見付けてなんで本棚に並んでいるのかと疑問に思っている人もいました。鬼文字が記されている本がハウスの中にあるということに驚いたようです。

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約束のネバーランドの鬼文字まとめ

鬼の中でボス的な存在である「あのお方」を意味する鬼文字やその他の鬼文字についてもさまざまな疑問が飛び交っていました。知性のある鬼は人間の言葉と鬼文字を両方とも使用できる存在のようです。頭脳明晰なノーマンも鬼文字を使用している場面が描かれています。あのお方を意味する鬼文字には特別な意味も込められているため、謎に包まれている彼の存在がどのような意味を示しているのかにも注目が集まっていました。

【約束のネバーランド】鬼文字や鬼用語の謎とは!七つの壁についても調査 - Selvy

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