【約束のネバーランド】ノーマンは死亡した？出荷後も生存している伏線を考察

約束のネバーランド（約ネバ）でグレイス=フィールド（GF）ハウスという孤児院に住んでいたノーマンは、ハウスの中では1番の成績を収めていたので天才と呼ばれるほどの頭脳を持っていました。常にテストでは300点というフルスコアを記録していたのです。同級生で仲が良いエマも優秀で度々300点のフルスコアを取っています。また、彼には同級生で本が大好きなレイという男の子の友達もいました。

約束のネバーランド（約ネバ）で頭脳明晰なノーマンと身体能力が高いエマは家族として一緒に暮らしていたコニーが忘れ物をしたので届けに行った際にハウスの正体を知ってしまいます。自分たちが鬼の食肉のために育てられていると悟ってしまったのです。出荷が決定したレーマンは死亡したとハウスの子供たちは思っていました。そこで、死亡したと思っていたノーマンが出荷後も生存している伏線をネタバレ・考察していきます。

2100万部（2020年6月の時点）の累計発行部数を記録している「約束のネバーランド（約ネバ）」は、第1期のテレビアニメが2019年1月～3月に渡ってフジテレビ他で放送され注目を集めました。原作者・漫画家である白井カイウさんによって描かれた約束のネバーランド（約ネバ）は、全181話によって展開された漫画となっています。週刊少年ジャンプによって2016年8月1日（35号）～2020年6月15日（28号）に連載されました。

2020年7月の時点では19巻まで単行本で刊行された「約束のネバーランド（約ネバ）」は、第1期のテレビアニメが好評だったために2021年1月から第2期が放送されることが決定しています。スピンオフ作品や映画、小説など幅広く展開されている約束のネバーランド（約ネバ）は、作風がジャンプらしくないといわれていますが、逆境や試練を仲間と共に努力して乗り越える姿が描かれており精神は一緒であるため連載されました。

孤児となった子供たちはグレイス=フィールド（GF）ハウスと呼ばれている孤児院に集められ、ママ役ののイザベラと一緒に楽しく幸せに暮らすことができました。しかし、里親制度があり6歳～12歳になると里親の元へ行くことなります。里親とは名ばかりで食肉として殺され鬼に出荷されていたのです。その現場を見てしまった家族思いのエマと頭脳明晰なノーマンは大切な家族である子供たちと一緒に脱出を計画していきます。

約束のネバーランドではリーダー気質があり戦術派のノーマンは、天真爛漫で可愛らしいエマが大好きでした。彼女を本当の家族のように大切にしていたのです。また、知恵者であるレイも同級生であり気が合うことからこの3人はいつも一緒に過ごしていました。家族を何よりも大切にするエマと一緒に忘れ物をしたコニーに大切にしていたウサギのぬいぐるみを届けに行き、彼女が死亡して鬼に渡せれている所を見てしまいます。

• 名前：ノーマン
• 誕生日：3月21日
• 年齢：11歳
• 性別：男の子
• 身長：145㎝
• 認識番号：22194
• 特徴：左利き、天才、リーダー的な素質を持つ
• 性格：心優しく勇敢

心優しかったママ役のイザベラは鬼との会話で「農園」という言葉を使用していました。ハウス1の天才と言われているノーマンと同じく300点のフルスコアを度々記録しているエマは、ハウスの正体を悟ってしまいます。孤児院だと思っていたハウスは、鬼たちに提供する食肉を育てている農園だったのです。脱走しようと計画を立てていた矢先にノーマンの出荷が決定し、子供たちは彼は死亡したと思っていました。

約束のネバーランド（約ネバ）で心優しく頭脳明晰なノーマンには、名前の由来があったようです。出荷後の生存している伏線などに注目が集まっている彼ですが、彼の名前の由来は作中では明らかにはなっていません。しかし、「約束のネバーランドIQテスト」に回答すると特典がもらえるのですが、その特典となっている特別漫画の中で彼の名前の由来が公表されていました。

ハウス1の天才でリーダー気質である彼の名前は、「ノーマン・ロックウェル」という画家の名前が由来となっているそうです。また、仲良しで大好きなエマの名前の由来やモデルとなっている人物は存在していません。

しかし、読書が大好きな知恵者であるレイの名前は、「レイ＝チャールズ」という歌手が由来となっていることが明かされています。頭脳明晰なノーマンや冷静沈着な性格を持っているレイには名前の由来はあるものの、キャラ設定においてはモデルとなっている人物はいないそうです。

約束のネバーランド（約ネバ）の第30話では突然賢いノーマンが出荷されることになりました。彼の出荷にショックを受けた人は多かったようです。しかし、鬼によって喰われたり死亡したりしている姿が描かれていなかったために生存している可能性が高いのではと囁かれていました。そこで、彼が生存していた理由などをネタバレも含めながら考察していきます。

通常GFで育った孤児たちは、鬼の食肉として出荷されるために死亡するのが一般的となっていました。しかし、ハウス1の天才といわれているノーマンはただ食肉にするよりもはるかに利用価値が高かったために生存することが許されたのかもしれません。里親に出されたノーマンは一旦は死を覚悟しますが、ラムダ7214という新農園へ運ばれその農園の設立者であるピーターに研究の協力を依頼されます。

命を繋いだものの36代目の当主を務めているピーターもかつてのママ役だったイザベラと同様に鬼と契約を結んでいる人間であることを瞬時に見破った彼は警戒しながら生活することになりました。いつか脱出して仲間の天真爛漫なエマや本が大好きなレイのところへ帰るという希望を抱いて日々戦略を立てていたのです。

約束のネバーランド（約ネバ）では、鬼とママ役のイザベラの会話において、「儀式用の出荷」や「満12歳」というような言葉が飛び交っていました。満12歳の子供を儀式用に出荷するということなのでしょうか？出荷されたことで死亡が確実と思われたノーマンの生存が確認されましたが、ラムダでの研究員らも彼のことを「特別な子」と話していことから儀式用にさらに磨くためにラムダに送られたと考察することができます。

その場合、一旦は命を繋いだ彼ですが儀式用により磨きをかけて出荷され死亡する可能性も浮上してしまいました。彼はまだ11歳であるため満12歳までに磨きをかけて鬼に献上するという意味が含まれているとも考察することができます。

いずれにしてもできるだけ早くラムダからの脱出を目指した方が良いことは間違いないようです。優秀な頭脳を持っている彼であれば、さまざまな状況を冷静に判断し、からくりを見抜きながら脱出する可能性は高いため多くの人も彼の脱出をハラハラしながら見守ることになりました。

約束のネバーランド（約ネバ）の19話では、冷静沈着な性格を持っているレイに対してママ役のイザベラは定例の出荷はないことを話しています。しかし、この時点ですでに頭脳明晰なノーマンの出荷は決定していたのかもしれません。本来であれば優秀な彼は12歳の満期までハウスにいるのが最良だったと考えることができます。

しかし、ハウスの正体に気付いてしまった彼らは脱出の計画を立てていたために出荷が早まったのかもしれません。もしくは、たまたま投薬実験を繰り返していながら行き詰ってしまったピーターが彼の天才的な頭脳に目を付け研究材料として引き取ったとも考えることもできます。いずれにしても出荷が早まったことで死亡する時期をずらすことができたのだとしたらそれは彼にとっては良かったのかもしれません。

約束のネバーランド（約ネバ）でGFの孤児院にいる子供たちは定期的にテストをしていました。孤児の学力を上げることにより貴族階級の鬼にとっては自分たちの力をパワーアップされることができる良質の食肉とすることができたのです。そのため、常にフルスコアを記録していた天才的なノーマンは、食用児としては最高の素材でした。満12歳のギリギリまで脳を鍛え上げて育てたいと思っていたのかもしれません。

人間と鬼の調停役を担っている一族で36代目の当主を務めているピーターは、才能豊かな彼を手に入れたかったということは鬼に彼の存在を与えたくなかったと考察することもできます。あわよくば鬼の世界も支配したいピーターは鬼の機嫌を取りつつも最高の素材は自分の手の中に入れておきたかったのかもしれません。そのため、彼は死亡せずに生存することができたともいえるでしょう。

約束のネバーランド（約ネバ）においてGVにおいての管理者は男性となっているようです。ここからはネタバレも含みますのでご注意下さい。そのため、農園の管理者は女性でなくても可能ということなのでしょう。その場合は、天才的な頭脳を誇っていたノーマンは、農園を管理する側の人間として選ばれた可能性は高いです。優秀な頭脳を持っている彼であれば、食肉として出荷してしまうのはもったいないと考えたのでしょう。

また、あまりにも優秀な人材を全て鬼に取られてしまうと人間側の力が衰えて鬼に支配される危険性も十分あり得ます。そのため、ラムダに送られ死亡することなく生存することができた彼が毎日のように行っているテストは農園の管理者に相応しい能力を持っているかの試験なのかもしれません。合格ラインでない場合は鬼へ出荷され死亡する可能性も秘めていると考えることができます。

約束のネバーランド（約ネバ）で出荷が決定したノーマンはその後死亡している姿などが描かれていないため生存している可能性が高いといわれるようになります。その生存の可能性を秘めている伏線をネタバレしていきましょう。まだ、内容を知りたくない方はネタバレにご注意ください。生存の可能性を秘めている伏線のネタバレとしては、彼が放った最後のセリフである「え」という言葉に注目していきましょう。

出荷が決まり死を覚悟したノーマンは、出荷される直前に「え」というようなセリフを発し怪訝そうな顔をしています。もしも食肉用として出荷されたのであれば、そのように思う隙を与えずに一瞬で始末しているでしょう。彼が「え」と思う余裕があったということは自分が思っていた死亡とは異なる状況が展開されていたと考察することができます。そのためこの「え」は生存しているネタバレ・伏線と考えられるのです。

ハウスで1番賢いノーマンの出荷後の生存しているネタバレ・伏線としては、「扉絵タイトル」をあげることができます。約束のネバーランドの扉絵のタイトルは、第1巻の発売当初から「バ」という文字から3本の線が長く引き伸ばされて描かれていました。この3本の線は頭脳明晰でリーダーシップを発揮することができるノーマンと心優しいエマ、冷静に状況を判断することができるレイの3人を物語っている線だといわれています。

そのため穏やかで優秀なノーマンが出荷されてしまった後の第30話においては「バ」という文字から伸びている線が2本になってしまったのです。これを見た読者は彼は本当に死んでしまったと思いました。しかし、第31話においては再び「バ」の文字から伸びている長い線は3本に復活しています。そのため、彼は生きていると考えられ、3本の線が生存しているネタバレ・伏線であると考えられたのです。

出荷の意味を知っていたノーマンは自分は食肉として死ぬことを覚悟していたために、トランクには今後必要なものは何もないと考え服などの荷物は一切入れていませんでした。しかし、死ぬとわかっていても持っていきたかったものが糸電話です。この糸電話は彼が天真爛漫で無邪気なエマを好きになったきっかけのシーンで使用されていたものといえるかもしれません。

糸電話で可愛らしいエマとやり取りをしていたシーンは第2巻で登場しています。風邪をひいて寝込んでしまったノーマンは他の子供との接触をさせるために医務室で1人で寝かされました。寝込んでいる彼のところに糸電話を持ったエマが現れこれを使えば部屋が別々でも話せると提案します。この感動的なシーンで使用された糸電話が描かれたことから彼が生存しているネタバレ・伏線では？考えることもできるのです。

突然出荷が決まったノーマンがその後生存している可能性のネタバレ・伏線としては、ママ役であったイザべラのセリフに重要な要素が含まれていました。彼が出荷された後に部屋に戻った鬼と繋がっているイザベラの口からは、別れの言葉と「幸せに」という言葉が放たれていたのです。死亡してしまう子供に対して幸せを祈る人はいないと考えるのが普通でしょう。

そのため、ママ役だったイザベラの心からの言葉はノーマン出荷後の生存しているネタバレ・伏線であると考えることができます。彼女の発した言葉は単行本である第4巻の番外編において収録されていました。出荷から帰ってきたイザベラは、彼のトランクを開けておりその中の糸電話にそっとその言葉を発していたのです。完全に敵だと思っていた彼女ですが、彼の幸せを祈っていたことがわかります。

天才的な頭脳を持つ勇敢なノーマンは、心優しく無邪気な性格のエマが大好きでした。家族のように尊敬しているような思いと作者は語っていましたが、彼の言動を見る限りはそれ以上に彼女に想いを寄せていると考えた読者は多かったようです。そんな彼は「ノーマンからの手紙」を出荷前日に彼女に託しています。ここからは「ノーマンからの手紙」のネタバレとなりますのでご注意ください。

原作において運動神経抜群のエマは彼から脱出の計画を受け取っています。その手紙が「ノーマンからの手紙」なのです。番外編という位置付けとなっている「ノーマンからの手紙」という小説も発売されていますが、そこでは原作では語られなかった彼の純粋なエマに対する想いもネタバレされています。

この「ノーマンからの手紙」という小説には、GFでの思い出が回想されていました。そこでは家族以上に彼女に心を寄せている素直な気持ちが綴られています。原作ではノーマンの計画通りに事を進めていたエマは5歳以上の子供たちを脱出させることに成功していました。

原作においては上記の画像のように身体能力が高いエマについて「好きだ」を告白しているノーマンですが、無邪気な性格のエマに直接告白したわけではありませんでした。告白をしたのは、同級生で仲が良かったレイです。

そのため「ノーマンからの手紙」という小説にはかなり彼の気持ちが語られているために、告白したのかに注目が集まっていました。ネタバレとなってしまいますが、残念ながら小説でも告白はしていません。さすがに、本編が完結していない状況で影響力のあるネタバレはできなかったと考えることができます。

出荷されたことで死んだと思っていたノーマンが目の前に立っていることに信じられないと同時に嬉しい気持ちでいっぱいになったエマは号泣します。何度も本当に彼であるか確認するエマは、彼の首筋にかつての認証番号を見付けました。確かに自分が知っているノーマンだと確信した彼女は今までの思いをぶつけるかのように彼の胸に飛び込みます。

彼女との再会を夢見てこれまで頑張ってきたノーマンも彼女の気持ちを受け止め、自分から溢れ出る想いを伝えるかのようにしっかりと抱きしめました。お互いの無事を確認していく中で彼女の左の耳がないのに気が付きます。ハッとする彼でしたが、ハウスに置いてきたと明るく語る彼女を見て無事に脱出することができたことにほっとしました。

GFハウスから無事に脱出することができた子供たちは死んだと思っていたノーマンが生きていたことに心から喜び涙を流しました。感動の再会に浸っている子供たちの中でササっとノーマンの前に現れてビンタをしたのが冷静沈着な性格を持っているレイです。感動に浸っていた子供たちはびっくりして白目になってしまいました。しかし、その後芯の強いエマも含めた2人を抱きしめて再会を心から喜びます。

死を覚悟して脱出することを反対していたレイに対してリーダー的な能力があるノーマンは、いいものを見せるから黙って来いというような伝言を残していたのです。彼に再会したレイは、あの時諦めずに脱出して良かったと心から思いつつも、1人で全ての責任を取って死を決意したノーマンをビンタしたのです。もう二度と1人で背負うなというような思いがビンタには込められていました。

家族同然のハウスの子供たちを救うために奮闘するノーマンがかっこよすぎるという感想を寄せている人は多くいました。彼のかっこいい戦いぶりにテンションが上がってしまった人もいたようです。11歳の幼い少年でありながらも大人顔負けの素晴らしい頭脳を持った彼は、自分の命を犠牲にして実験体として提供しながらも決して諦めずに、最終的には仲間と再会することを願って暗躍していたのでした。

どんなに酷い状況でも諦めないノーマンが好きという人は多くいました。天真爛漫で可愛らしいエマや知的で冷静沈着な性格を持っているレイとの再会を心に決めて戦い続ける彼が夢に見た仲間と再会したシーンに感動してしまった人は多いようです。大好きなエマを抱き寄せるときの姿がかっこよすぎると高い評価を得ていました。こんな男性に出会いたいと思う人もいたようです。

出荷されたノーマンが一体どうなるのかハラハラしていた人も多かったようです。早く次を読みたい、観たいと思っていた人もいました。5歳以上の子供たちをハウスから脱出させる計画を信頼のおけるエマに託して、自らの死を覚悟して旅立った彼の姿に号泣してしまった人もいたようです。多くの人が彼の無事を祈っていたたために、彼の生存説が浮上したのでしょう。

孤児となった子供を鬼の食肉として提供しているハウスの正体を知った年長者であるノーマンと家族思いのエマは脱出を計画します。そんな矢先にそれを阻止しようと企むママ役だったイザベラによって出荷が決まってしまいました。死を覚悟して出荷を受け入れた彼でしたが、死亡説よりも生存説の方が多く浮上したのは彼の人気の高さを現しいるようです。仲間と再会した彼はやっと孤独な戦いを終えることができました。