進撃の巨人の絵は上手い?下手?作者・諫山創の画力を漫画第1話から考察

諫山創先生の大人気アクション漫画『進撃の巨人』。不気味な巨人や表情豊かな人物が登場し、その巨人の絵の人体パースなどが気持ち悪いという評価もある作者諫山創先生の絵について、上手いか下手かなどのSNSの声をまとめて紹介します!諫山創先生の絵は上手いと思われているのか下手と思われているのか?『進撃の巨人』0巻と呼ばれる読み切り版から『進撃の巨人』最新刊までの画力の推移や、諫山創先生の絵の構図の妙技など『進撃の巨人』の絵としての魅力を画像付きでまとめていきましょう。

進撃の巨人の絵は上手い?下手?作者・諫山創の画力を漫画第1話から考察のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人の絵は上手い?下手?画力を漫画第1話から考察
  3. 進撃の巨人の0巻の画像から画力を考察
  4. 進撃の巨人の絵に関する感想や評価
  5. 進撃の巨人の絵まとめ

進撃の巨人とは?

進撃の巨人の概要

絵が不気味とも言われる諫山創先生の大人気アクション漫画『進撃の巨人』についてまずは確認していきましょう!『進撃の巨人』は講談社の『別冊少年マガジン』で2009年から連載開始した漫画です。諫山創先生のデビュー作もまた読み切り版の『進撃の巨人』で、極限の状況のなかでの策謀劇やアクション、そして不気味な絵柄で描かれる巨人などが唯一無二の作品として愛されることになりました。

そんな『進撃の巨人』を連載中の諫山創先生の絵柄や画力は個性的で「進撃の巨人の作者は絵が上手い」「進撃の巨人の作者は絵のバランスが下手」など賛否両論にわれていると話題です。何がそのような上手い下手といった評価に繋がったのでしょうか?画像を振り返りながら作者の諫山創先生の絵の魅力について解説していきましょう!

進撃の巨人のあらすじ

3つの巨大な壁に囲まれた城郭都市のうち最も外側の「ウォール・マリア」南端にあたる「シガンシナ区」に住む少年「エレン・イェーガー」は、壁外で人を喰らっているという謎の生物「巨人」の存在への忌避と壁の外に広がるはずの世界への強い興味を抱き「調査兵団」に入りたいと夢見ていました。そんなある日、50mの壁よりも更に巨大な巨人が「シガンシナ区」に去来。100年破られなかった壁を破壊し巨人たちが侵入してしまいます。

こうして主人公の「エレン・イェーガー」とその幼馴染である「ミカサ・アッカーマン」「アルミン・アルレルト」の運命は巨人と切って離せないものとなり、故郷「シガンシナ区」を取り戻し巨人を駆逐するための物語がはじまるのです。

進撃の巨人の原作者は諫山創

そんな衝撃的な第1話からはじまる漫画『進撃の巨人』の原作者は諫山創(いさやまはじめ)先生です。諫山創先生は専門学校「九州デザイナー学院」のマンガ学科出身の漫画家で、2006年の講談社「MGP(マガジングランプリ)」に『進撃の巨人』の短編読み切り版を応募して佳作を獲得しています。

この「MGP」では審査員評価コメントとして『あとは画力の向上だ』『絵をたくさん勉強してほしい』と評されていました。当時19歳だった諫山創先生はこの評価からも時折「力不足」と自身の画力や絵などについてブログなどで漏らすこともありました。しかし、物語の作り込みや設定面の面白さなどが注目され、2008年は『HEART BREAK ONE』と『orz』でそれぞれ新人賞をとり、2009年から『進撃の巨人』の連載を開始しています。

進撃の巨人 作品公式サイト

進撃の巨人の絵は上手い?下手?画力を漫画第1話から考察

『進撃の巨人』の作者である諫山創先生の絵は上手いのでしょうか?下手なのでしょうか?いよいよきになるその画力についてのSNSの声を『進撃の巨人』の本編をかいつまんでご紹介しつつ何処が上手いと評価されていて何処が下手だと言われる所以になっているのか解説していきましょう。

画力を考察①漫画の1話時点

2006年の読み切り版『進撃の巨人』から3年、諫山創先生22歳の時の画力が伺えるコマ絵の画像がこちらです。巨人の姿はより不気味でリアルになり、登場人物の表情も豊かで書き込みも緻密になっています。1話目は現在では『進撃の巨人』の代名詞となっている格闘技に裏打ちされたアクロバティックなアクションなどはまだ登場しておらず会話や世界観紹介パートとなっています。

その段階でも十分に成長がみられ、工学的な城壁などの書き込みや不気味な巨人の絵が話題になりました。確かに絵柄の好みのよっては「まだ下手だ」と評する声もあがるでしょうが、第1話から物語の核心に至る伏線が張られるなど「MGP」審査員を魅了した物語としての力強さを作者の諫山創先生は見せています。

画力を考察②以前はコマによって絵にムラがあった?

その一方で諫山創先生の画力に対して上手いのか下手なのか評価を分けてしまいがちなポイントとして話題にあがるのが「人体のバランス」についてです。特に人体の筋肉や脂肪を肥大させてバランスをわざと崩しているからこそ不気味である「巨人」の造形は「人を描く」というデッサン力や画力に加えてキュビズムのような「抽象化する」というバランス感覚が問われる難しい表現です。

こちらは第1話で描かれている巨人たちとSNSの声ですが、確かに壁を蹴り潰す超大型巨人の足に注目すると足首がない生物に見えたり、不気味な人体のパースの崩れから「デッサンが狂っている」「人を描くのが下手だ」という評価に繋がる可能性はあります。しかしその巨人ですらも回を重ねるごとに不気味さと説得力のバランスが非常に洗練されていくことになります。

画力を考察③中盤あたりから安定した画力に?

こちらは30話の巨人の群のコマ画像です。第1話では引きのコマや巨大すぎるゆえの部位が強調されたコマだったので遠目のシルエットや局所的なパーツが際立っていましたが、どの巨人が大きく、どんな動きを今しているかが非常にわかりやすく、表情などが見えるようになったことでより不気味な存在になりました。これこそが諫山創先生の上手いポイントであり、この成長力は画面内のすべての点で発揮されるようになっていきます。

特に「女型の巨人編」と俗に呼ばれる巨大樹の森での激闘は諫山創先生の大好きな格闘技の要素が満遍なく用いられ絵作りの上手いアクションシーンでファンたちの心を魅了し、下手だと言っていた人々を驚愕させました。このアクションへのこだわりや空間の描き方はのちにアニメ化された際に非常に上手いエッセンスとして作用することになりメガヒットを生みます。

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進撃の巨人の0巻の画像から画力を考察

進撃の巨人の0巻の絵の画像

こちらは『進撃の巨人』0巻こと読み切り版の画像です。非常にダイナミックな速度感が出ていますが絵はまだ下手だと審査員にも評価されてしまいました。

進撃の巨人の現在の絵の画像

ネタバレになってしまいますがこちらが『進撃の巨人』31巻の画像です。大ゴマの構成と遠近感が非常に緻密で巨大な脅威と緊張感のある絵になっています。

この『進撃の巨人』31巻は「表紙から怖い」「ダイナミックで面白い」などの声があがるほど非常に人気であり、絵もストーリーも上手いと高評価を得ています。『進撃の巨人』で商業漫画を描き始めて14年の集大成として十分以上にファンの心を掴んでいる上手い漫画家だと言えるでしょう。

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進撃の巨人の絵に関する感想や評価

最後にSNS上での諫山創先生の描く『進撃の巨人』についての上手い下手の感想をご紹介しましょう!

諫山創先生の絵の魅力として多くの方があげるのが「最初は下手だったけれども物凄い成長を見せてもらえた」という持続力と成長力についてです。連載し続ける気力と描き続け上手くなり続けることをやめないひたむきさはファンの心を魅了しています。

諫山創先生の魅力として個性のひとつに「死体の描き方が上手い」という点をあげる方もいます。最初から徹頭徹尾死ぬことや想いを遺して乗り越えてゆくことを描いてきた諫山創先生の熱意が伝わる点だとも言えるでしょう。

諫山創先生の上手い点として「漫画の引き込み力」をあげる方も多くいます。特に絵が下手だという声もあがった最序盤から巧妙に張り巡らされていた伏線や世界観の設定力は多くのファンを「読み返したい!」と唸らせる魅力があります。単に下手なだけならば読み返そうとはならない筈ですので総合的な漫画力として諫山創先生は上手いと言えるでしょう。

諫山創先生の上手い点として「最初から勢いが衰えない深みあるストーリー」にあるという方もいます。画力とともに進化し深掘りされていく『進撃の巨人』の世界はまさしく諫山創先生の想像力や構成力の引き出しの多さに起因するものであり、それこそが諫山創先生の魅力的な漫画を支えていると考えられています。

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進撃の巨人の絵まとめ

『進撃の巨人』の作者諫山創先生の魅力と上手いか下手かについての考察についての記事はいかがでしたか?巨人も風景もカメラアングルも人物の表情もどんどんと上手くなっていって面白さを増していく諫山創先生ワールドを今一度体験しなおしてみても面白いかもしれません。

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