【約束のネバーランド】ノーマンは出荷後も生きてる?ミネルヴァ説と生存の理由を考察

約束のネバーランド、通称約ネバにおいて、長く生存説が考察あれていたのが冒頭で出荷される事になってしまったノーマンです。作中の描写からミネルヴァの正体はノーマンなのではないかなどの考察が行われており、実際に再登場を果たす事になりました。今回は約束のネバーランドのノーマンについて、出荷後生きていた経緯やその後に行っていた事を含めて作中での活躍をまとめて紹介していきます。

【約束のネバーランド】ノーマンは出荷後も生きてる?ミネルヴァ説と生存の理由を考察のイメージ

目次

  1. ノーマンは約ネバの天才児
  2. ノーマンは出荷後も生きてる?
  3. ノーマンはミネルヴァ?
  4. ノーマン生存の理由を考察
  5. ノーマン脱獄のその後は?
  6. ノーマンに関する感想や評価
  7. ノーマンは出荷後も生きてる?まとめ

ノーマンは約ネバの天才児

約束のネバーランド(約ネバ)の作品情報

ノーマンについて紹介する前にノーマンが活躍する約束のネバーランド、通称約ネバについても簡単に紹介しておきます。

約束のネバーランド(約ネバ)の概要

約束のネバーランド、通称約ネバは2016年より集英社の発行する週刊少年ジャンプにて連載されていた脱出劇をテーマとした物語です。ジャンプ漫画らしい「友情・努力・勝利」をこれまでとは別ベクトルで描いた物語として高い人気を獲得。一方でその物語性から長期に渡っての連載を考慮しておらず、実際に2020年6月を持って完結しています。

ジャンプの人気作品としては連載期間は比較的短いながらも単行本の発行部数は2100万部を突破している他、ジャンプらしくない作品として話題を集めた事も相まって高い評価を集め、「このマンガがすごい」「第63回小学館漫画賞」「マンガ新聞大賞2017」などの賞をそれぞれ受賞、メディアミックス展開も積極的に行われた作品です。

約束のネバーランド(約ネバ)のあらすじ

孤児である主人公のエマ達はハウスと呼ばれる孤児院にて「ママ」と呼ぶシスターの元に生活し、血の繋がりはないものの兄弟のように仲良く生活していました。ある時里親に出される事になった少女、コニーの忘れ物を届けようとした事でエマは里親に出されるというのが嘘で実は食肉として「鬼」に出荷されている現場を見かけてしまいます。そうしてハウスの運営目的を知ったエマ達は施設の脱出を計画するようになるのでした。

ノーマンのプロフィール

ノーマンはハウスにいる孤児の中でも最年長である11歳の1人でエマと一緒にコニーの忘れ物である人形を届けに行った為に、最初に鬼の存在を知った1人でもあります。最年長組の中でも戦略を立てる事に長けており、子供達による脱出作戦は彼の考案する作戦を元に行われています。一方で相手との駆け引きなども得意であり、結果としてそれが出荷される原因となってしまいました。

同じ主人公であるエマに対して尊敬の念を抱いており恋愛感情以上に好きという思いを抱いてる故に難易度が上がると分かっていてもエマの思いを尊重しようと作戦を練る方向性にあります。その他判明しているプロフィールとしては誕生日が2034年3月21日である事、身長は物語開始時点で145cmである事、ハウスでの識別番号が22194である事が明らかになっています。

ノーマンの名前の元ネタ

約ネバ作中では明かされていませんが約ネバの主人公3人の中の1人であるノーマンには名前の元ネタがある事が明らかにされています。モデルになったのは画家のノーマン・ロックウェルさんです。ただしこれは作者の個人的な趣味であり名前以上の設定やエピソードなどまでを元ネタにしているわけではないという事も明らかになっています。

余談ですが同じような形でレイのモデルは歌手のレイ=チャールズさんである事、エマにはモデルとなった人物はいない事も明らかになっています。

常にフルスコアのノーマン

ノーマンの最大の武器はその頭脳です。博学である事が武器のレイとは少し異なり、頭の回転の速さや分析力などに優れています。その証明の1つとして示されているのがハウス内で行われるテストの成績です。ノーマンは常にこのテストでフルスコアを叩き出し続けています。このテストの成績によっては早めに出荷されてしまう事もあるのでいかにノーマンが優れていたのかが分かります。

一方で幼少期に病弱だった事から運動神経ではエマやレイには劣っています。しかしその頭の回転の良さで運動神経に優れるエマ相手でも鬼ごっこで対等以上に立ち回る事が出来ます。

ノーマンの脱獄計画

そんなノーマン主導の元に立てられた脱獄計画ではノーマンの頭の良さが次々発揮されます。元々圧倒的に情報が不足している中、塀の先の確認などの状況把握、加えて敵であるママのイザベラの行動などから情報を集めるなどしてしかもその情報は限りなく真実に近い情報が集まっていました。

ノーマンにとって誤算といえるのがイザベラが歴代のママの中でもとりわけ優れた存在であった事です。ノーマンらの行動から脱獄計画を察知して確実に潰しにかかってきていたのです。しかしノーマンはそのイザベラの行動さえも利用して脱獄計画を進めるのでした。

出荷されたノーマン

そんな子供達の行動に対してアクシデントとなったのがノーマンの出荷決定です。フルスコアを出していれば12歳の誕生日までは期限があると思っていた子供達はイザベラから告げられたその言葉に絶望を覚えます。それまでなら喜んで送り出していましたが、既に出荷後の本当の未来を知っている子供達はその言葉に唖然としながらもなんとかノーマンを送り出そうとするのです。

しかしノーマン自身はある種の諦めにも近い感情を抱いていました。自身が出荷されたという事実さえもハウスの子供達の脱出に利用しようとし、エマに手紙として脱獄計画を託すのです。そうしてノーマンは出荷されていく事になるのでした。ノーマンが出荷されたその後もエマ達はノーマンの残した脱獄計画を元に計画を進めていく事になります。

ノーマンからの手紙とは?

ノーマンの思いが託されたノーマンからの手紙にはその後の脱獄計画が描かれていたわけですが、この手紙の内容の詳細に触れる形で描かれたのが「約束のネバーランド 〜ノーマンからの手紙〜」という番外編に位置づける小説です。計画書ではなく手紙なのはそこに作戦以外のノーマンの思いも描かれていた為で、この小説はノーマンが出荷される前日に思い出を回想しながら手紙を書いているという構成になっています。

TVアニメ「約束のネバーランド」公式サイト

ノーマンは出荷後も生きてる?

ノーマンの生存を匂わせていた伏線

ノーマン出荷後もノーマンは生きているのではないかという考察が様々な形で行われていました。実際約ネバ作中にもノーマン生存説を唱えたくなるような伏線が取り入れられていた為です。伏線はいくつかありますが代表的な物が本編での描写です。ノーマンは出荷される際、コニーが乗せられたのと同じトラックが止まっておりそれに乗り込もうと覚悟を決めますがイザベラに止められます。

イザベラからはトラックではなく扉に入るようにと言われ扉が開けられた時、ノーマンは「え」と驚いたような表情を浮かべていました。既に鬼の存在を知りまた知っている事もイザベラに知られている立場を考えるとノーマンがここで鬼を見て驚く、或いは驚いたフリをする必要性はありません。ノーマンの想定しなかった事が起こったからこそ驚いたのではないかと考察されそれが生存説へと繋がっていたのです。

その他の伏線としてノーマン出荷回の雑誌掲載の表紙にて普段タイトルの「バ」から伸びる3本線が2本線になっており翌週からまた3本線に戻ったという事、鬼に食べられるから何を持っていっても無駄としてトランクに何も詰めなかったノーマンが唯一、過去にエマが作った「遠くの人と話す為の道具」である糸電話だけを持ち出した事などがノーマン生存説の伏線として考えられていました。

ピーター・ラートリーとの出会い

上記で紹介した伏線の中でも一番の伏線といえる本編でのノーマンの反応ですがその真相もその後に明らかになっています。ノーマンが開いた扉の先に居たのは鬼ではなく、ピーター・ラートリーでした。彼は人間ですが、1000年前に鬼と約束を結んだ一族の末裔であり、鬼の世界と人間の世界の調停役を担ってきた一族の当主です。

別の農園で生きていたノーマン

ピーターとの出会いがどのように関係したのかは不明ながらノーマンはその後ピーターの元ではなくΛ(ラムダ)7214と呼ばれる試験農園に送られる事になります。ノーマンはラムダ7214にて生き残ってエマ達と再会するべく従順にその境遇を受け入れつつも脱獄の機会を伺っていました。

実験体にされていた

ノーマンは農場の中でも最上位に位置するグレイスフィールドでも常にフルスコアを叩き出し続ける程に優れた脳を持っていました。それ故に実験体に選ばれてラムダ7214に移動される事になったのです。ラムダ7214ではグレイスフィールドよりもさらに難しいノーマン用に毎日のように問題が更新されるにも関わらずテストでも常にフルスコアを出し続けていました。

この農園の出身者、及びこの農園のデータを元に作られた新型農園出身者は人間ではあるものの異形の姿になっている者や優れた能力を持つ者も多くなっており、ノーマン自身はその経験から現実主義者であったレイよりもさらに現実主義でエマよりも計画を優先するような成長を遂げています。

急成長は投薬のせい?

考え方にも変化が見られたノーマンですが、それ以上の変化が見られたのがその外見です。身長が大きく伸び大人びた雰囲気を纏うようになっていたのです。作中では出荷後から再会するまでおよそ2年弱が経過している事、ノーマンの年齢を考えても成長期という考え方も出来ますが、ラムダ7214の他の出身者を考えると何か薬を投与されていたのではないかとも考察されています。

実際ノーマンの口からエマ達と再会したその後にラムダ7214について説明する中には投薬と実験による品種改良が行われていた事、その結果がアダムやバーバラなどラムダ7214系列の農園出身者の特殊な見た目や能力に繋がっている事がが明らかになっており、ノーマンも全く影響を受けていないというわけにはいかないと考えられます。

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ノーマンはミネルヴァ?

ノーマンとミネルヴァは別人

約ネバの中でややこしくなっているのがノーマンとミネルヴァの関係性です。ミネルヴァは脱出前からエマ達を様々な形で助け続けてきた人物の名前ですが、同時にノーマンが再登場を果たしたその後に表向きに名乗っている名前でもあるのです。その為、ミネルヴァという名前のキャラクターが2名登場するような形になっているのです。

ミネルヴァはピーターの実兄

本来のミネルヴァはピーター・ラートリーと実兄でありラートリー家の先代当主ジェイムズ・ラートリーの偽名です。ジェイムズ・ラートリーは調停役を担う立場として現状を把握しており、何も知らずに育てられては食べられる運命にある食用児達の存在と仕組みを理不尽に思い、ウィリアム・ミネルヴァと名乗って食用児達の助けとなる様々な物を準備していたのです。

グレイスフィールドにあった本への細工やシェルター、集落の準備などは彼によるものです。つまりエマ達を導いてきたミネルヴァは彼に当たります。しかしジェイムズ・ラートリーの裏工作に気づいたピーターによりその行動を危険視され当主の座を追われる事になります。生死は不明ながらも当主の座を追われたその後は表立った行動は出来ていない物と考えられます。

ちなみにミネルヴァのこれらの準備には支援者もおり、決してミネルヴァ1人で全てを準備したというわけではありません。

ミネルヴァを名乗った理由とは?

ミネルヴァが当主の座を追われた後もその功績は各地に残っており、食用児からすれば希望そのものと言えます。ノーマンがミネルヴァの名を名乗るようになったのはまさにその希望を利用した方が都合が良い為です。実際ラムダ7214を脱出した後から仲間になった者、保護した者からはミネルヴァとして絶対的な信頼と尊敬を集めています。

そこにはノーマンが行った行為による意味合いももちろん込められていますが、その前提になっているのはそれまで各農園に情報を与え続けていたミネルヴァの名前による補正も加わっていると言えます。頭の良いノーマンならではの1つの戦略と言えるのです。

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ノーマン生存の理由を考察

ノーマンの頭脳は特別

ノーマンがいたグレイスフィールドは数ある人間農場の中でも高級農場と呼ばれる4つの農場の中でも最上位に位置する農場です。人間農場では伸び伸びとした環境で脳にストレスを与える事なく育てる事が大切とされている一方で脳をより進化させるためにテストが繰り返されています。当然最上位に位置するグレイスフィールドのテストは他よりも難しいと言われています。

ノーマンが優れているのはその最上位に位置するグレイスフィールドのテストにおいて毎回フルスコアを叩き出し続けている点にあります。エマやレイも優れており何度もフルスコアを出していますが、毎回というわけにはいかない点を考慮してもノーマンの脳は特異性の高い脳であると言えます。

農園のルールで生き残った?

実際イザベラは農園のルールとして「特別な才能を持つ食用児は生かされる」というルールがある事も語っています。この特別な才能にノーマンの脳は該当したのではないかと考察されています。鬼視点から見れば仮にノーマンの特別な脳の仕組みを解析できノーマンレベルの脳を再現、量産出来るようになれば品質の飛躍的向上に繋がる事を考えて研究施設であるラムダ7214に送られたのではないかと考察できます。

またノーマンがピーター・ラートリーに会っている事から或いはピーター側から鬼達に働きかけがあったという考察も行う事が出来ます。

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ノーマン脱獄のその後は?

仲間を見つけて脱獄したノーマン

ラムダ7214にてノーマンは同じく実験体にされている仲間、さらにはミネルヴァを支援してた支援者達とも協力してラムダ7214からの脱獄に成功します。作中では明言されていませんがノーマンはこの時点から鬼を潰す事を考えていたようでラムダ7214に鬼のデータがなかった為にそこにいた鬼達を利用して鬼の実験や研究を行い鬼の情報を集めていました。

脱獄後は系列農園を潰す

その後のノーマンは仲間達と協力してラムダ7214の系列農園を潰しそこにいた実験体とされていた子供達、食用児を開放して回ります。ノーマンの仲間となっているジンやハヤトなどはこの過程で仲間に加わっています。農園を潰して回った理由は鬼達の性質上人間が食べられなくなれば自然と絶滅の道を辿る為です。

アジトを作り上げたノーマン

加えて開放した食用児達の安全な生活を確保するべくかつて鬼が集落を作っていた巨大な木の中にアジトを作り上げています。元があったとはいえその規模はかなり大規模な物であり、エマ達の大所帯が加わってもかなり余裕があるだけの生活圏を作り出しています。

鬼殲滅作戦の計画

アジトの存在は鬼達にもバレておらず安全を確保出来ていますがノーマンはそれでは満足していません。鬼を殲滅し鬼側の世界に食用児達が安心して暮らしていける世界を作る事を目指しています。作戦の準備を順調に進める中、出荷後初めてエマ達と再会する事になるのです。

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ノーマンに関する感想や評価

ここからは約束のネバーランド、通称約ネバのノーマンに関しての感想を紹介していきます。約ネバの中でも特に序盤の物語においてキーマンだったのノーマンの離脱が決まる出荷の決定は絶望感がハンパなかったという声は非常に多いです。全体で見れば序盤の出来事ですがやはりノーマンの出荷はそれまで以上の衝撃があったとする声も多くなっています。

出荷後からすぐに生存説が唱えられていたノーマンですが、その後比較的早い段階で生存が確認されどのような形で本編に復帰してくれるのか楽しみという声も非常に多くなっていました。特に出荷後の出来事が断片的に描かれる形だった故にその経緯や流れが気になるという声も多くなっていました。

結果として自らも脱獄を果たし皆を導く立場になっているという再登場は最高にかっこよかったとする声も非常に多くなっています。ただ出荷後の経験が違う為に変わってしまったノーマンとエマの関係性が気になるという声も多くその後どのような形で本編に絡むのか気になるという声も多くなっています。

出荷後、生存が確定した段階では他に対比する物がなかった影響も相まって成長が感じ取れませんでしたが、出荷後初めてエマ達と再会する頃には成長しすぎて最初誰か分からなかったとする声も多くなっています。同時に現実的な思想を持ちながらもグレイスフィールド時代の雰囲気が無くなったわけではない事に安堵したという声も多いです。

また成長した事で気になるとされているのがアニメ化された際の声優です。エマやレイと違い出荷後からその後再登場を果たすまでに大きく時が流れている事と見た目の変化、第1期にて声優を担当しているのが内田真礼さんである事から、或いは声優が変わるのではないかとさえ言われているのです。候補としては内田真礼さんの弟である内田雄馬さんの名前が上がっていたりします。

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ノーマンは出荷後も生きてる?まとめ

約ネバにて皆を引っ張るリーダー的な立ち位置で登場しながら序盤に出荷されてしまい物語の表舞台から姿を消していたノーマンですが、出荷後すぐに生存説が唱えられ実際に生きている事が明かされていました。エマ達もノーマンが居なくなったその後に壮絶な冒険を繰り広げていますが、ノーマンはノーマンで壮絶な経験をしてきた事が明かされています。

断片的な形で読者にはその後が描かれていましたが、エマ達と再会を果たしその後のエピソードが本格的に明かされる事になりました。やはり物語の重要なキーマンである事には代わりはないのでまだ約ネバを視聴していないという人はノーマンの活躍、出荷までの流れ、出荷後のエピソードなどにも注目しながら約ネバを視聴してみてはいかがでしょうか?

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