【進撃の巨人】女型の巨人の能力を考察！叫びで無垢の巨人を操ることができる？

大人気漫画進撃の巨人の作中で第57回壁外調査を行った調査兵団の前に登場した女型の巨人。女型の巨人はその名の通り女性の見た目をした知能を持つ奇妙な巨人であり、その叫びで無垢の巨人を操る能力や硬質化の能力でアルミンやジャン達を苦しめました。実は女型の巨人の正体はアニであり、捕縛後に水晶となって硬質化してしまいました。本記事ではそんな女型の巨人の能力や正体、水晶化したその後などをまとめてご紹介します。

ではまず女型の巨人の能力や正体、水晶になったその後などについてご紹介する前に、女型の巨人が登場する漫画進撃の巨人の作品情報と簡単な物語のあらすじについてチェックしていきましょう。女型の巨人が登場する進撃の巨人とは巨大な壁に覆われた世界を舞台に巨人と人間の壮絶な戦いを描いた諫山創のダークファンタジー漫画作品であり、2009年に｢マガジン｣系列の漫画雑誌である｢別冊少年マガジン｣より連載がスタートしました。

上述でご紹介した通り、漫画進撃の巨人は巨大な壁に覆われた都市に攻撃をする巨人とそれを守る人間の壮絶な戦いを描いた漫画作品です。母親が目の前で巨人に食べられた主人公のエレンは、巨人を駆逐することを誓います。調査兵団として巨人と戦う道を選んだエレンは仲間と共に巨人との壮絶な戦いに明け暮れるのでした。

本記事で能力や正体などをご紹介する女型の巨人とは漫画進撃の巨人に登場する巨人の1体です。漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人はその名の通り女性の見た目をした巨人であり、本来巨人が男性で構成されていることから初登場は多くの読者に衝撃を与えました。女性の見た目をした女型の巨人は他の巨人と違って高い知能や理性を持った巨人となっており、とある目的を邪魔する人間しか殺さないといった信念を持っています。

さらに女型の巨人は身体の一部分を硬質化させる能力や叫びによって無垢の巨人と呼ばれる普通の巨人を呼び寄せる能力を持っており、その圧倒的な戦闘技術と能力からミカサやリヴァイといった調査兵団の面々を苦しめました。実はその正体は漫画進撃の巨人の主人公・エレン・イェーガーの同期であるアニ・レオンハートであり、エレンやアルミン達の手によって捕らえられてすぐに水晶の塊となって眠りについてしまいました。

ではここからは本記事の本題の1つである漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人の能力についてご紹介していきます。上述でご紹介した通り、女型の巨人は身体の一部分を硬質化させて守ることが出来る能力を持っています。女型の巨人の硬質化は非常に強力であり、ミカサやリヴァイですら簡単に倒すことが出来ませんでした。そんな女型の巨人は絶対的な防御力を誇る硬質化以外に叫びを行うことで巨人を操る能力も持っています。

この叫びで無垢の巨人を操る能力は｢座標の力｣を持つ始祖の巨人が保有していた能力です。しかしなぜか女型の巨人は漫画進撃の巨人の作中で叫びを行うと他の無垢の巨人を寄せ集める姿を見せました。そのため女型の巨人は多くの読者から始祖の巨人と繋がりがあると考察されています。作中で女型の巨人は自身の正体や情報を全て隠し通すため、叫びによって寄せ集めた無垢の巨人を使って自分を捕食させて全てを抹消しました。

上述でご紹介した通り、漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人は身体を硬質化させる能力と叫びで無垢の巨人を操る能力を持っています。そのため女型の巨人は叫びで集めた巨人を使う集団戦が可能であり、特に自身が戦う必要がありません。また奇襲を受けても女型の巨人は弱点などを硬質化させることで全ての攻撃を防ぐことが出来ます。作中でミカサやリヴァイはこの硬質化によって女型の巨人をすぐに仕留めることが出来ませんでした。

さらに女型の巨人は硬質化と叫びの能力以外に高い戦闘技術と持続時間も兼ね備えています。本来知能や特殊能力を持った特別な巨人は長く変身することが出来ません。しかし女型の巨人は車力の巨人に次ぐほどの持続時間を持っています。また正体であるアニが体術に優れていることから女型の巨人も優れた近接戦闘を行うことが出来ます。このことから女型の巨人は他の巨人達と比べても非常に汎用姓の高い巨人といえるでしょう。

上述で少し触れましたが、女型の巨人が使う叫びで無垢の巨人を操る能力は元々始祖の巨人が持っていた｢座標の力｣と呼ばれる能力です。始祖の巨人は全ての巨人の始祖である巨人であり、ユミル・フリッツという人物が継承者でした。始祖の巨人はその後九体の巨人に分かれ、｢九つの巨人｣と呼ばれるようになります。そう漫画進撃の巨人の本編で登場する女型の巨人は始祖の巨人から生まれ落ちた｢九つの巨人｣の一体なのです。

そんな｢九つの巨人｣を生み出した始祖の巨人が使う｢座標の力｣は非常に強力であり、全ての無垢の巨人とユミルの民を操って記憶すら書き換えることが可能だといわれています。しかしその強力さ故かユミルの民にしか継承されることがありません。そのためユミルの民は全て｢道｣で繋がっており、座標（始祖の巨人の元）に集まることから｢座標の力｣と呼ばれています。しかし｢座標の力｣だけ普通のユミルの民に使うことが出来ません。

始祖の巨人が使っていた｢座標の力｣はユミル・フリッツの子孫である王家の血筋にしか継承されないのです。しかし漫画進撃の巨人の作中で主人公のエレン・イェーガーは王家の血筋で無いのに｢座標の力｣を使うことが出来ています。実は始祖の巨人に目覚めた王家の人間を喰らった者も｢座標の力｣を継承することが出来るのです。エレンの場合、父親であるグリシャが｢座標の力｣を持つフリーダ・レイスを捕食したことで能力を会得しました。

なので進撃の巨人に変身することが出来るエレンはただ｢座標の力｣を保有しているだけなのです。しかしなぜかそんな条件が限られている｢座標の力｣を女型の巨人は作中で使用しています。女型の巨人の正体であるアニはユミル・フリッツの子孫にあたる王家の人間では無く、始祖の巨人を捕食しなければ絶対に使うことが出来ません。そのため、女型の巨人は漫画進撃の巨人に登場する巨人の中で一番謎が多い巨人といわれています。

ではここからは漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人の正体についてご紹介していきます。登場した当初、女型の巨人の正体は全く不明でした。しかしエレンの幼馴染みであるアルミンがマルコの立体機動装置をアニが提出しているのを見て女型の巨人の正体を見破りました。そう女型の巨人の正体は上述で何度かご紹介した通り、エレンやミカサ達と同じ第104期訓練兵団を卒業して調査兵団に入団したアニ・レオンハートなのです。

エレンやミカサ達の同期であるアニは非常に高い戦闘技術を持った女性兵士であり、その容姿の可愛さから多くの読者に高い人気を博しています。そんなアニはライナーやベルトルトと同じ土地で生まれた｢戦士｣の1人であり、指輪に仕込んだナイフで傷を付けることで女型の巨人に変身することが出来ます。当初冷酷な人間だと思われていたものの、本当は仲間思いで心優しい性格の持ち主であり、自身が｢戦士｣として未熟だと語っています。

アニが変身する女型の巨人は漫画進撃の巨人の作中で調査兵団が第57回外壁調査に挑んだ際に初登場を飾りました。初登場を飾った女型の巨人は巨人化の力に目覚めたエレンを連れ去るために調査兵団を襲撃し、その圧倒的な力でアルミン達を圧倒しました。この時女型の巨人がアルミンを見逃したせいで正体が後にバレてしまうことになります。調査兵団を圧倒した女型の巨人は巨大樹の森に逃げ出したエレンを追って捕まえようとします。

しかし女型の巨人はエルヴィンの待ち伏せ攻撃で捕らえられ、叫びで呼び寄せた無垢の巨人に喰われることで脱出を図りました。その後復活した女型の巨人は巨人化したエレンと交戦してエレンを捕らえることに成功します。しかし女型の巨人は激怒したミカサと調査兵団最強のエルヴィンに襲撃され、敗北してしまいます。これにより女型の巨人は目的であったエレンを逃がしてしまい、そのまま一時的に撤退することになりました。

ではここからは女型の巨人の正体であるアニのその後と現在についてまとめてご紹介していきます。第57回外壁調査で調査兵団に多大な損害を与えた女型の巨人は取り逃がしたアルミンの知能によって正体がアニであることがバレてしまうことになります。正体がバレたアニは壁内の中で巨人化し、女型の巨人に変身しました。その場にいたエレンはすかさず進撃の巨人に変身するものの、女型の巨人の高い戦闘力で圧倒されてしまいます。

巨人化したエレンを圧倒した女型の巨人はそのまま壁の外に逃走しようとします。しかし隙を突かれて女型の巨人はエレンに投げ飛ばされ、ミカサの手によって指を切断されてしまいました。これにより女型の巨人は再び捕縛され、中身を調べられることになります。その瞬間アニは硬質化の能力で水晶となり、深い眠りについてしまいます。その後水晶となったアニは手出しが出来ないことから壁内の地下室に幽閉されてしまいました。

硬質化の能力で水晶の塊となったアニは目覚めること無く、地下室の中にずっと幽閉され続けることになりました。その間、調査を行うハンジはライナーとベルトルトがアニと同郷であることを突き止め、2人がアニと同じ裏切り者なのではないかと予測しました。そのハンジの予測は的中し、2人は巨人となってアニの救出を決行しました。しかし獣の巨人であるジークがこれに反対し、結局アニが仲間に助けられることがありませんでした。

その後4年間の間アニは地下室で水晶体として幽閉されたままとなってしまいます。しかし4年後の世界が描かれた漫画進撃の巨人の第124話でエレンは｢地ならし｣と呼ばれる能力を発動し、全ての巨人の硬質化が解かれることになりました。この｢地ならし｣によって硬質化の能力で出来た水晶も解かれ、アニは4年ぶりに意識を取り戻しました。しかしアニは復活したものの、4年間の眠りの影響で簡単に立ち上がることも出来ませんでした。

漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人に関する感想では叫びが座標の力なのか気になるといった感想が非常に多く寄せられていました。女型の巨人は叫びによって無垢の巨人を操る座標の力のような能力を持っています。しかしアニは王家の人間では無く、本来座標の力を使用することが出来ません。そのため女型の巨人の叫びについては座標の力や求愛行動を意味する特別な能力といった様々な考察がネット上に浮上しています。

漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人に関する感想ではアニが強いから戦闘能力が高いのではといった感想も多く寄せられていました。アニは104期訓練兵団の中でもトップクラスの近接戦闘能力を持っており、男性でも勝つことが出来ません。また女型の巨人もアニと同じく高い近接戦闘能力を持っています。なのでアニの戦闘能力が女型の巨人に継承されていることは間違いないと考えられます。

漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人に関する感想では正体のアニがかわいいといった感想も多く見受けられました。本記事でご紹介した画像を見ると分かる通り、女型の巨人の正体であるアニは漫画進撃の巨人でもトップクラスにかわいい容姿を持っています。このかわいい容姿からアニは敵役であるものの、非常に多くの読者から高い人気を博し続けています。

本記事では漫画進撃の巨人に登場する女型の巨人について能力や正体などをまとめてご紹介しました。アニが変身する女型の巨人は無垢の巨人を集める叫びの能力と硬質化の能力を持った巨人であったものの、なぜ｢座標の力｣に似た能力を使えるのかなどは不明となっています。おそらくアニが作中で復活を果たしたので、近々漫画進撃の巨人の作中でその能力の真相が判明することでしょう。