2020年07月05日公開
2020年07月05日更新
【進撃の巨人】マルロの死亡シーンを考察!調査兵団に移った理由やヒッチとの関係は?
「進撃の巨人」に登場するマルロは、104期訓練兵の憲兵団に所属していたおかっぱ頭が特徴のキャラクターです。不正が許せない正義感が強い性格で、ジャンからはエレンに似ていると評されていました。ジャンの協力で調査兵団に移籍しますが、ウォール・マリア最終奪還作戦にて死亡します。この記事では、「進撃の巨人」に登場するマルロの活躍や、ヒッチとの関係、死亡シーン、最後に思い浮かべた人物などを紹介していきます。
目次
進撃の巨人のマルロとは?
「進撃の巨人」のマルロは、真っ直ぐに切りそろえられたストレートのおかっぱ頭が特徴のキャラクターです。たとえ上官であろうと、不正を犯した者を見逃せない正義感の強い性格です。主人公のエレンたちと同じ104期訓練生であり、卒業後は憲兵団に入団しています。強い目的意識を持って憲兵団に入りますが、ウォール・マリア最終奪還作戦前に調査兵団へ移籍しています。
進撃の巨人の作品情報
進撃の巨人の概要
「進撃の巨人」は、2009年から「別冊少年マガジン」で連載され、2020年4月にはコミックス31巻が発売されました。全26回からなるアニメ第1期は2013年4月〜9月の2クールにかけて放送され、全12回からなる第2期は2017年4月〜6月、第3期はパート1が2018年7月〜10月、パート2が2019年4月〜7月に放送されました。ゲームや小説、ドラマCDなど様々な媒体で取り上げられました。
進撃の巨人のあらすじ
人の形をした巨大な生物「巨人」の出現により、人類はシェルターとなる壁を作りその中で生活していました。一番外側に位置するウォール・マリアのシガンシナ区に住んでいた主人公・エレンは、壁の外を調査する調査兵団に入団することを望んでいました。とある事情から一緒に暮らす同い年の少女・ミカサや、幼なじみのアルミンと共に外の世界への夢を語り合います。
ある日、超大型の巨人が現れ、シガンシナ区の壁を壊します。壊れた壁の穴から外にいた巨人が入り込み、ウォール・マリアは陥落しました。この事件で母親を亡くしたエレンは、巨人を殲滅する決意を固め、訓練兵になります。
マルロのプロフィール
「進撃の巨人」に登場するマルロは、エレンたちと同じ104期訓練兵であり、卒業後は憲兵団に入ります。身長178cmと背が高く、体重66kgでした。巨人から離れられる安全な勤務地から憲兵団を選ぶ者が多い中、彼は組織の不正を正す強い目的を持っていました。そのため、たとえ上官であっても不正を行った人間を注意しています。
進撃の巨人のマルロの死亡シーンを考察
死亡シーン①ウォール・マリア奪還計画に参加
憲兵団から調査兵団へ移籍したマルロは、ウォール・マリア最終奪還作戦に参加します。この作戦は、領地を取り戻す他に、巨人の秘密が隠されたエレンの家の地下室へ向かう目的もありました。調査兵団は、夜のうちに馬を連れて目的地のウォール・マリアを目指しました。ウォール・マリアには、調査兵団が来ることを予想していたライナーとベルトルトが潜んでいました。
2人の目的は、巨人化の力を持つエレンを連れ去ることでした。兵士たちは、フードを被って作戦を実行に移します。計画内容は、シガンシナ区に開いた外門と内門をエレンの硬質化の能力で塞ぎ、中に残された巨人を倒すというものでした。巨人化したエレンは、まず外門を硬質化で塞ぎました。周囲には1人も巨人がおらず、兵士たちは違和感を覚えます。アルミンの判断で、兵士たちは壁の中を調べました。
読み通り、一部空洞になっていた壁の中に、ライナーが潜んでいました。リヴァイは、ライナーが巨人化する前に首を取ろうとしますが、失敗します。ライナーは巨人化し、ウォール・マリアの壁の外側には、獣の巨人と大量の無垢の巨人が出現しました。獣の巨人は、外門へ石を投げて馬の通り道を塞ぎます。リヴァイ以外のリヴァイ班とハンジ班は壁の中で鎧の巨人を、それ以外の兵士は外壁で馬を守る役目につきます。
巨人化したエレンは、壁をよじ登ろうとするライナーの気を引きつけました。ライナーは、壁からおりてエレンと戦います。新兵という扱いだったマルロは、後方で馬を守る任務につきます。獣の巨人が投げた砕いた岩によって、兵士たちが一気に殺されます。壁の外で生き残ったのは、馬を守る新兵、エルヴィン、リヴァイだけとなりました。
死亡シーン②「獣の巨人」へ挑む
「進撃の巨人」の獣の巨人は、砕いた岩を兵士たちのいる方向へ投げつけます。これによって、前線で戦っていた兵士たちが命を落とし、生き残ったのは馬を守る新兵とエルヴィン、リヴァイだけとなりました。壁の中では、ベルトルトが超大型巨人になり、エルヴィンたちのいる壁に近づいてきていました。
エルヴィンは、自分の命と新兵の命を使い、獣の巨人を倒す作戦を思いつきます。エルヴィン、新兵は、煙弾を撃ちながら、馬で獣の巨人に立ち向かいました。獣の巨人は、向かってくる兵士たちに砕いた石を投げ続けます。
死亡シーン③最後に思い出した人物
獣の巨人が投げる細かく砕いた石によって、前衛で戦っていた調査兵団は次々と命を落とします。壁の外の班で生き残ったのは、エルヴィン、リヴァイ、馬を守っていた新兵だけとなりました。壁の向こう側には、超大型巨人になったベルトルトが近づいてきています。エルヴィン、マルロを含めた新兵は、煙弾を撃ちながら獣の巨人に特攻しました。彼らに気を取られている隙に、リヴァイが獣の巨人を倒すという作戦でした。
獣の巨人に特攻する最中、マルロは死が迫っていることを悟ります。そして、最後に同期のヒッチのことを思い浮かべました。ヒッチは、今頃ベッドの中ですやすや寝ているだろうと予想します。最後のシーンで、マルロは調査兵団に入ったことを後悔しながら、獣の巨人が投げた石に当たり命を落としました。
進撃の巨人のマルロが調査兵団に移った理由
マルロは憲兵団に不満があった?
憲兵団は、日々意味のない任務をこなしており、上官は怠惰で職権濫用も平気で行っていました。他の同期は、楽できて安全というメリットがあることから、憲兵団を選んでいました。しかし、マルロは、こうした憲兵団の腐りきった体制を根本から正すために入団したといいます。当初ヒッチは、マルロのしようとしていることを笑い飛ばします。
そんな中、官給品を不正に売り渡す上官を目撃し、マルロは注意しました。なす術なく上官に殴られるマルロを、アニとヒッチが助けました。マルロは、それ以上上官に縦つく勇気はありませんでした。正義感の強いマルロは、こうした憲兵団の体制に不満を抱いていました。
マルロが調査兵団に移った理由はジャンの誘い?
リヴァイは、エレン、ヒストリア、ジャン、ミカサ、アルミン、コニー、サシャのメンバーで、新たにリヴァイ班を立ち上げました。そんな中、中央政府は、エレンとヒストリアを引き渡すよう要求してきました。調査兵団と中央政府は対立し、追われることとなります。そんな中、周辺を捜索していたマルロとヒッチを、リヴァイ班が捕らえました。2人は、アニが女型の巨人だったことをリヴァイから聞かされます。
マルロは、命をかけて巨人と戦う調査兵団が一般人を殺したという噂に疑いを持っていました。リヴァイに、協力させて欲しいと申し出ますが、信用に値する材料がないとして断られました。2人を拘束する役目をジャンが担います。両手を縄で縛られたマルロとヒッチは、ジャンにナイフを突きつけられながら歩かされました。しばらく歩いたところでマルロは、リヴァイ班と鉢合わせたことは誰にも言わないといいます。
しかし、ジャンは信用ならないとして、2人を始末すると発言し、襲い掛かろうとしました。ジャンが転んだ拍子に落としたナイフを拾ったマルロは、ヒッチを逃します。すぐにジャンは、マルロに銃を突きつけました。最後まで命をかけて巨人と戦う調査兵団のことを信じていると発言し、マルロは先に武器を捨てます。そこへ、木の棒を持ったヒッチがジャンを殴りつけ、マルロを助けようとしました。
ジャンが自分を試したのだと勘付いていたマルロは、すぐにヒッチを止めます。ジャンは、エレンとマルロが似ていたことから、信用に値する人間なのか試したのでした。この出来事によって、マルロとヒッチはリヴァイから信用されます。2人は最後に警備の薄い検問所を、リヴァイに紹介しました。
進撃の巨人のマルロとヒッチやエレンとの関係
マルロとヒッチとの関係
「進撃の巨人」のヒッチは、マルロと同期の憲兵団に所属する兵士です。当初は、憲兵団の不正を正すというマルロのことを小馬鹿にしたように笑っていました。しかし、上官の不正を注意したり、ジャンから自分のことを命がけで守ったりなど、正義感の強さや優しさに惹かれていったようです。マルロが内地勤務の安全な憲兵団から調査兵団に移籍しようとした時は、必死に説得して止めようとしていました。
しかし、鈍いマルロは、ヒッチの好意に気づかず、調査兵団入団を決意しました。マルロが死を覚悟して獣の巨人に立ち向かって行った時、最後に思い浮かべたのもヒッチでした。マルロにとっても、ヒッチは特別な人であったことがうかがえます。
マルロとエレンの似ているところ
「進撃の巨人」の主人公・エレンは、自分の命を顧みず巨人に挑もうとするまっすぐで勇敢な少年です。ジャンは、こうしたエレンの性格を「死に急ぎ野郎」と揶揄していました。憲兵団の希望者が多いのは、楽で安全というメリットがあるからでした。しかし、マルロは、憲兵団の腐った体制を根底から正すために選択しました。そのため、たとえ上官であろうと、不正を見つけたら注意しに行っていました。
さらに、自分の命を顧みずに巨人と戦う調査兵団のことを心から尊敬しており、濡れ衣を着せられた調査兵団のことも信じていました。こうしたまっすぐで正義感の強いところが、アニやジャンからエレンと似ていると評される理由のようです。
進撃の巨人のマルロの声優
杉田智和のプロフィール
「進撃の巨人」でマルロ役を演じた声優は、杉田智和でした。1980年10月11日生まれ、埼玉県出身で、血液型はB型です。高校生の時に「仮面ライダー」のナレーションで声優として活動を開始し、ラジオドラマの「魔装機神サイバスター」シンジ・キリハラ役を演じ、2001年に声優事務所・アトミックモンキーに入ります。よく年の2002年にCLAMP原作のアニメ「ちょびっツ」で、主人公の本須和秀樹役に抜擢されます。
杉田智和の主な出演作品
杉田智和の代表的な出演作に、「妖しのセレス」御景各臣役、「学園戦記ムリョウ」守口京一役、「電脳冒険記ウェブダイバー」グラディオン役、「フルメタル・パニック!」リャン・シャオピン役、「おねがい☆ツインズ」山田正臣役、「幻影闘士バストフレモン」モラート役、「セイント・ビースト シリーズ」流星のキラ役、「モンキーターン」松里繁夫役、「ハチミツとクローバー」真山巧役などがあります。
進撃の巨人のマルロに関する感想や評価
進撃の巨人シーズン3見返してるけどアルミンのとことマルロで泣く
— つんドラ (@tundra_k) June 30, 2020
「進撃の巨人」ウォール・マリア最終奪還作戦にて、獣の巨人の投石によって大量の死者が出ました。煙弾を撃ちながらエルヴィンとマルロを含めた新兵たちが獣の巨人に特攻し、その隙にリヴァイが獣の巨人を倒しに行くという作戦に出ます。マルロの最後の死亡シーンに泣いてしまったといった感想も多くありました。
マルロがちゃっかり移籍しててワロタ。ヒッチが報われなくてカワイソカワイイ…。マルロに同意してるのエレンだけでワロタ。鈍いところが似てるってことですよね。
— ぞな (@zona_azul6) September 20, 2015
「進撃の巨人」のマルロは、憲兵団から調査兵団に移籍しました。心配したヒッチは、憲兵団は楽ができるから移籍はやめたほうがいいと説得します。ヒッチの優しさと好意によるものでしたが、マルロはヒッチの言葉を額面通りに受け取り、最後に辛辣な言葉を返しています。話を聞いていた周囲はヒッチの気持ちを理解していましたが、エレンは理解できていませんでした。鈍いところも似ているといった感想もありました。
マルロとヒッチの関係が一番好きだったなぁ…(´・ω・`)
— たましき (@Tama_Shiki_2150) June 30, 2019
「進撃の巨人」のヒッチは、真面目で正義感が強く優しいマルロに惹かれていた様子がありました。マルロの方も、最後の死亡シーンでは、ヒッチが今何をしているだろうかと考えています。このことから、ヒッチのことを特別な存在だったと認識していたことがわかります。2人の関係が好きだったといった感想もあります。
進撃の巨人のマルロの死亡シーンまとめ
「進撃の巨人」マルロの活躍や魅力、ヒッチとの関係、最後の死亡シーンを紹介してきました。非常に正義感が強く、憲兵団を選んだのも不正を正すという目標があったからでした。最後のシーンでは、ヒッチのことを考えながら、獣の巨人が投げた石に当たり亡くなります。